ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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第二十七羽 新たなるスタンド使い2

路地裏から出て数分後、日向修は新たなターゲットを見つけて舌舐めずりをする、その次のターゲットは2人で虐めの主犯格と自分が虐めにあっていた時に見て見ぬふりを決め込んだ人物であった

 

 

(僕はこの力で僕を虐めいた連中に復讐するんだ!僕はもう根暗ないじめられっ子じゃない!)

 

 

修は思い出していた、スタンド能力を手に入れるまでに味わい続けたあの屈辱で苦しかった日々を……

 

 

日向修は普通の学生であった。何処にでもいそうな少年であった、そんな彼が虐めに合うようになったきっかけはなかった、いやあったとしても彼らににとっては単なる暇つぶし、遊びのつもりだったのだろう。初めは靴が隠される程度だったしかし段々と虐めはエスカレートしていった、無視、校舎裏に呼び出されての暴行など挙げたらキリが無かった彼は教師に助けを求めたが面倒くさいのか厄介事を嫌うのかまともに取り合ってはくれずに逆に虐められる側にも問題があると説教される始末そして其れが虐めていた連中の耳に入り虐めがエスカレートした、自分の親友は見て見ぬふりをするだけで助けてはくれない、家族に助けを求める事も考えたが彼は幼い頃に祖父母夫婦に引き取られた為に相談するのを辞めた、バイトの金も入る度にむしり取られてしまう。極限にまで追い詰められた彼にはもう以前の様な性格はなりを潜め修は命を断つ事まで考えてしまった自分が死ねば彼奴らは自分のした事に気付いたくれる、少しは自分の事を見てくれる苦しみを分かってくれると思った。そして命を絶つ為に公園へと行き自殺する為の準備をし首を吊ろうとしたその時修の耳にある人物の声が耳に入った

 

 

「そんな事をしても何の意味も無いよ、君の命が無駄になるだけ」

 

 

修が驚いて後ろを振り返るとフードを深く被っている為に素顔は分からないが1人の少女が立っていた。自分は誰もいない時間帯を選んだ筈それなのに何の前触れも無く現れたこの少女に修は警戒心を抱いていた

 

 

「私の名前は風野千歌、貴方の哀れな声を聞いてやって来たの」

 

 

「僕は哀れな声なんて上げてはいないぞ!」

 

 

「求めていたじゃないか、私が来なかったら君は今頃首を吊っていたんじゃないの?」

 

 

「それは…」

 

 

図星を突かれた為言葉に詰まってしまった修

 

 

「例え君がここで首を吊って死んだとしても彼らは罪の意識なんか感じないよ、また新しいターゲットを見つけるだけ只の無駄死にさ、それとも君が『死んだふり』でもすれば何か変わるとでも思った?」

 

 

「………」

 

 

そう彼は最初から死ぬ気などなかった自分が死んだら自分を育ててくれた祖父母夫婦に顔向け出来ないと考えていたからだ、自分が死んだ事を知らせる事であいつらに罪の重さを気づかせようとしていたのだ。そして修が使ったトリックは映画などで使われている物であった。まず首を縛っているのロープだが実際に繋がっているのは、修の上半身に固定されたベルトであり、修の首には上からのロープの引く力が一切掛からないようになっている。そして首に巻きつけられたロープは途中で切れており、切れた個所はテープで上からのロープに止められているだけなので安全はちゃんと確保されていた

 

 

「そんな事をしても何の意味も無いよ、君を虐めていた連中は反省なんてしないし後悔もしない、君は自分を虐めた連中と仲良くしたいのかな?君を見捨てた友人達と仲良くしたいと考えているの?」

 

 

修も本当は分かっていたそんな事都合のいい話は有り得ないという事をそんな彼の心にまるで乾いたスポンジが水を吸い込むように千歌の言葉は染み込んでいった

 

 

「貴方は復讐したいんでしょ?貴方を見捨てた友人に苦しめた人達になら貴方は怒りを感じても良いし恨んでも良い、被害者である貴方が許す必要なんてないし苦しむ必要もないんだよ?」

 

 

そこまで千歌の言葉を聞いた修の考えはもう決まっていた

 

 

「手を出して貴方に資格があるならば貴方は力を手に入れる事が出来るよ?」

 

 

修はためらいもなく手を千歌に差し出すと千歌は持っている矢の矢じりらしき物で彼の指先を傷ついた、修が僅かな痛みと血が流れているのを感じるがその傷は跡形もなく消えていた

 

 

「おめでとう。君は力を手に入れたこの力を使って思う存分復讐すると良いよ」

 

 

千歌がそう言うと修の瞬きをした一瞬の間に千歌の姿は消えていた、彼が手に入れた力を使って復讐を始めたのはすぐ後の話であった

 

 

 

 

 

ここはある廃ビル其処には虐めの主犯格の少年と見て見ぬふりしていた幼馴染の少女が囚われていた

 

 

「テメェ…こんな事をして許されると思ってんのか?イカれてるぞ!」

 

 

「お願い…元の優しい修君に戻って…」

 

 

修はそんな2人の言葉には耳を貸す事は一切なかった

 

 

「都合の良い事を言うなよ…苦しんでいた俺を見捨てた癖に!散々人を虐めて置いて自分がやられそうになったら許さない何て通らない!ガキでも分かる事だ!」

 

 

修は怒りの表情を見せながら〈ハイド アウェイ〉を出すと静かに修は2人に近づく

 

 

「お前達を俺のスタンド能力で動けなくした後たっぷりと痛めつけてやる!俺が苦しんだ分もいやそれ以上の目に合わせやるよォ!」

 

 

修は既に正気ではなかった、2人が絶望を感じていると突然ガラスが割れる音が聞こえると同時に1人の少年が飛び込んで来る

 

 

「それ以上は辞めろ!」

 

 

飛び込んで来た少年…ミロは修を見据えて凛とした声でそう言う

 

 

「お前もう動けるのか!?そうか、お前A型だな!」

 

 

「?何を言っているのが分かんねぇが、これ以上お前の好きにはさせない!」

 

 

「ウルセェ!!また俺のスタンドで行動不能にしてやる!〈ハイド アウェイ〉!」

 

 

修は〈ハイド アウェイ〉で修に襲い掛かろとするがミロの目の前に現れた緑色の男が現れると指二本で〈ハイド アウェイ〉の持つナイフを受け止めると同時に〈ハイド アウェイ〉を壁へと放り投げた、緑色の男人差し指をたてると赤色のクリスタルを作り出すそしてそれを弾丸の様に撃ち出す、そして赤いクリスタルが修の身体に撃ち込まれと彼の身体に異変が起きた

 

 

「何だ?身体の動きがおかしいぞ!?」

 

 

修は突然力が抜けたかの様に倒れる、直ぐに立ち上がろうとするが身体の動きがぎこちない

 

 

「か、身体が思う様に動かない!右手を動かそうとしたら左足首が動く!左手を動かそうしたら右肩が動く一体どうなってるんだ?」

 

 

狼狽えている修に緑色の男は今度は水色のクリスタルを生み出して修の身体に撃ち込む

 

 

「ぐっ…ぐわぁ!!」

 

 

修は今度は口から血を吐き出して苦しみ始める

 

 

「て、テメェ…一体何をしやがった!?」

 

 

「俺にもよく分からないがどうやら此れが俺のスタンド能力って奴らしいぜ?」

 

 

「クソ…」

 

 

修は何とか動こうとするが頭で考えているのと違う動きを身体がする上に身体の内部から攻撃を受けているのか吐血が止まらない、そんな修を足元で見下ろす形で緑色の男が近づくと握り拳を作り出し其れを修に振り下ろし修の意識を奪った

 

 

日向修(ひなたしゅう)スタンド名〈ハイド アウェイ〉再起不能《リタイヤ》

 

 

「何が起きたが分からないがあんたのおかげで助かったぜ!しかし日向の奴、あたま可笑しいんじゃないのか?あんな事をするなんてイカれてるね!」

 

 

「まさか修君が幾ら追い詰められていたとはいえあんな事をするなんて…」

 

 

助かった安心感からなのか修に対して好き勝手な事を言い出している2人にミロは怒りを感じ始めていた

 

 

「ふざけるなよ…」

 

 

ミロは静かにしかしはっきりと聞こえるか様に言う

 

 

「んだと?」

 

 

「え…?」

 

 

「あいつがあんな風になっちまったのはお前達のせいだろうが!お前達が虐めなかったら見捨てなかったらあいつは歪まずに済んだかも知れない!人をあんな風に歪めちまう程追い詰めた癖に被害者ぶってんじゃない!」

 

 

ミロは怒りに任せて2人に言葉をぶつけるミロは虐めは絶対に許されるべきではないと考えていた、だからこそ自分を抑える事が出来なかった

 

 

「消えろ!!俺の前から消えろ!今すぐに!そうしないと…」

 

 

ミロの威圧感を感じた2人は逃げる様に逃げて行く、そんな2人と入れ替わる形で白いコートを来た男性がミロの元へとやって来る

 

 

「どうやら、俺の助けは必要なかったらしいな」

 

 

「そう言うあんたは確か噂に聞いた最近街をうろついている外国人の男達の1人だな?」

 

 

「俺の名前は空条承太郎、其処には伸びている日向修を追っていた」

 

 

承太郎はそこまで言うとミロの事をしっかりと見据え

 

 

「お前の啖呵聞かせて貰ったが中々にしびれたぜ、俺達もこいつの経歴もある程度は調べている決して悪い様にはしない約束しよう」

 

 

ミロは承太郎という男の言う事は信頼できる何故かは分からないが本能的にそう理解した

 

 

「ところでお前の名前とスタンドの名前は一体何だ?良ければ教えてくれないだろうか?」

 

 

「俺の名前は条河深論、スタンド名ってのはさっきの緑色の男の名前か?悪いが名前なら分からないぜ?」

 

 

「条河?そうかお前マヤの兄さんか」

 

 

承太郎の口から妹の名前が出た事で承太郎がマヤの様子の可笑しい理由を知っているのを確信した

 

 

「マヤの事知っているのか?じゃあ最近マヤが裏でコソコソやっている理由も分かるんだな?教えてくれ!」

 

 

「教えてやってもいいがこの話を聞くとお前はこちら側に来る事になる、その覚悟はあるのか?」

 

 

「覚悟はあるさ、俺はあいつの兄貴だ!妹だけに危険な事をさせる訳には行かないからな」

 

 

ミロは迷いなく承太郎の言葉に答えた。ミロの言葉を聞いた承太郎は笑みを浮かべた

 

 

「良い目をしてるな、分かったぜ、お前にこの街で起きている事を教えてやる」

 

 

ミロは承太郎からこの街で起きている事を聞き改めて協力の意思を示した後承太郎から緑色の男は自分のスタンドでありスタンドには名前が必要だと言う事で緑色の男に〈レット イット ビート〉と名付けた後マヤ達と合流しマヤにスタンド使いになっていた事に関して大変驚かれた事はまた別の話である。

 

 

To Be Continued……

 




スタンド図鑑


スタンド名/ハイド アウェイ/本体/日向修(ひなた しゅう)17才高校生


破壊力D/スピードC/射程距離D/持続力B/精密動作性/成長性D


メモ/素顔を包帯で隠し血塗れのナイフを持っている男の姿したスタンド。持っているナイフで相手に傷をつけて本体がその血を舐める事で相手の動きを奪う事が出来るわしかし本体が血液型がA型の為に同じA型の人間の血を舐めた場合数分程度で動けるようになってしまう


スタンド名/レット イット ビート/本体/条河深論(じょうか みろ)15才高校生


破壊力C/スピードB/射程距離A/持続力B/精密動作性A/成長性/C


メモ/緑色の男の姿をしたスタンド。色々な色のクリスタルを生み出し相手の身体に撃ち込む事が出来る、クリスタルの効果は色によって違う緑色は打ち込んだ人間の細胞を活性化させる事で自己回復能力をアップさせる。赤いクリスタルは相手の細胞に直接攻撃をし内部から相手にダメージを与える。水色のクリスタルは脳の信号経路を混乱させ相手の動きを奪う事が出来る。他にも紫色ピンク色のクリスタルが存在しそのク紫色は撃たれた人間の身体能力をアップさせピンク色は撃たれた人間の五感を強化する事が出来る。

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