ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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今回から三部がスタートです。

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第三部  杜王町の戦闘潮流
第二十九羽 長き眠りから目覚めた少女


 

ここはメキシコのリオダダ川流域にあるとある遺跡…今から60年前に柱の男と呼ばれる者達と星の一族の血を引く男とその仲間達による凄まじい戦いの始まりとなった場所、しかしそんな戦いが過去にあった事を知っているのは一部を除いて誰も居なかった…

 

 

「此処か…例の遺跡は…」

 

 

「隊長、本当なんですか?こんなところに不老不死になれる秘宝があるというのは?」

 

 

「あるとしてもこの場所の噂を隊長も知っているでしょう、此処には人を食らう化け物がいるって」

 

 

「お前達、そんな迷信を信じているのか?そんな秘宝に近づかせない為に大昔の人間が作り出したものに決まってる」

 

 

不安を覚えている部下を馬鹿にするように隊長である男はそう言うと更に奥の部屋へと進んでいく、奥に進むと広い広場のある部屋へと出たそして其処には放置されてから数十年は経っているであろう何かの破片が至るところに転がっていた

 

 

「このカケラは…間違いない!例の仮面の物だ!やはり彼らの情報は正しかった!」

 

 

隊長の男が歓喜に震えた声を上げた

 

 

「しかし此処にあるのは全て破壊されたカケラしかありませんよ?しかも破壊されてからかなりの年月が経っている様ですし今でも現存している物があるとは…」

 

 

「これだけの破壊されたカケラが転がっているんだ、一つか二つぐらい破壊されていない物があるかもしれないじゃないか、とりあえずお前達も辺りを探してみろ」

 

 

隊長とその部下が周囲を探し始めてから数時間が経過した頃部下の1人がまるで人目につかない様に隠されている通路を壁にある亀裂の間から発見すると直ぐに隊長を呼び隊長が持ち込んでいたダイナマイトで破壊すると隠し通路が現れ隊長達は其処から更に奥へと進み階段を降りると隊長達は驚くべき物を発見した

 

 

「こ、これは…なんて美しい…」

 

 

「大昔にこんな美しい物を作る技術があったなんて…世紀の大発見です!」

 

 

隊長達が興奮するのは無理がなかった何故なら其処にあったのは大昔に作られたとは思えない程に精巧に作られた少女の石像であった。その少女の石像は今にも目覚め動き出しそうな雰囲気を醸し出していた。

 

 

「例の仮面は発見出来てはいないがこれを発見しただけでも上出来だ!この石像を回収するぞ!これだけ精巧に作られた少女の石像ならばコレクターに高く売れる筈だ!」

 

 

「しかし例の仮面の捜索はどうするですか?」

 

 

「時間は沢山あるんだ、または改めて探しせば良い、今はこの石像を運び出すのが先だ」

 

 

隊長達は少女の石像を回収すると厳重に梱包し遺跡から運び出した、そして買い手を見つける為にも表に出せない骨董品や美術品を扱っている裏のオークションへと出品する為に会場へと運んでいた…しかしその隊長達はオークション会場へと商品を運んでいる途中に謎の失踪を遂げた。周りは酷く荒らされており警察官さえも目を逸らしたくなる程の光景が其処にあった、警察の捜索にもかかわらず手がかりは一切発見出来ずに事件は迷宮入りする事となる因みに現場から少女の石像が消えていたのだがそれを知る者は何処にもいなかったのであった…

 

 

「〇〇様…」

 

 

誰も通らない日の光も届かない暗闇の中にその少女は立っていた、その少女はとても美しく現代のアイドルが逆立ちしたって敵わない程の美貌を持っていた。そして聞いた人々が聞き惚れてしまう程美しい声でとある人物の名前を呟いたがその名前を聞いた者は何処にも居なかった

 

 

それとほぼ同時刻、秘密裏にある組織がある物を宇宙空間から回収する為の計画を立てていた。

 

 

「良いか!チャンスは今日しか無い!この機会を逃したら今度はいつになるか分からないから死ぬ気で例の物を回収しろ!」

 

 

「兄貴本当に平気なんですか?俺達が回収する物って国連や例の財団が絶対に地球に近づけるなと厳命されている物なんでしょう?」

 

 

「そんな事俺は知らないね、俺は依頼の通り行動するだけさ」

 

 

そんな会話を終えたある組織の工作員である男達は金で雇ったクルーと共に宇宙船で大気圏外へとやって来ていた、60年ぶりに地球の近くに通り掛かるある鉱物を回収する為に…そして先方の計算通りに鉱物が地球近くを通りかかったところをアームを使って回収すると地上にある非公式の基地へと降りて来た。回収した鉱物は人間なのか動物なのか分からない形をしていたが男である事だけは確信する事が出来た、そして回収した鉱物を取引先に渡す為に船から下ろし倉庫に保管すると仕事は終わりと鉱物に男達は背を向けた

 

 

「さて、回収した事を先方に報告しないと…ん?何の音だ?…くっぎゃ!?」

 

 

「あ、兄貴?一体どうした…プッギャア!!」

 

 

2人の男は悲鳴を上げた一瞬後には見るも無残な姿に変わっていた。そんな惨劇を引き起こしたのは男達が回収した鉱物であった、その鉱物は生き物の様に動き出すと鉱物の中から若々しい肉体が現れたその男は60年ぶりに吸う地球の空気を味わうかの様に深く深く息を吸い込んだ

 

 

「ククク…遂に…遂に地球へと戻って来た!この私に60年も屈辱を味あわせたあの男に必ず…必ず復讐を果たしてみせるわぁ!!!」

 

 

その男はかつてジョセフ・ジョースターとその仲間達と激しい戦いを繰り広げた一族の1人であり最終的に色々な偶然が重なり奇跡的に地球外へと追放された筈であった。しかしその男は帰って来てしまった、絶対に帰って来てはいけない男が再び地球の地を踏んでしまったのだ、そしてその男の存在が再び星の一族とその仲間を激しい戦いに巻き込んでしまう事をそして遠い地において目覚めた少女の存在が誰も知らない新たな運命の物語へと繋げる事を誰も知らなかった…

 

 

その後、不可思議な殺人事件が起きたと地元のニュース番組で報道された。人の手で行われたとは思えない惨状にカルト組織の関与が疑われたがなんの何の証拠も見つからなかった。それと同時に破壊尽くされた施設から明らかに『高い技術』で作られた物も幾つか発見された事からアメリカなどの関与が考えられたがアメリカ政府は其れを否定している。そして別の場所で同時刻に起きた事件が実はお互いに密接に関係しているのを誰も気づかなかった。そして事件はほんの少しの間だけテレビで騒がれたが直ぐに人々から忘れられてしまった。それから1週間後…

 

 

「もう少しで街に着くんだよね?仗助君」

 

 

「ああ、街に帰るのは久しぶりだからよぉ、街に着くのが楽しみだせ!」

 

 

「メグ、美味しそうなお菓子食べてんじゃん、少し頂戴?」

 

 

「もう!マヤちゃんたらしょうがないんだから〜」

 

 

「チノちゃん、乗り物酔は大丈夫?」

 

 

「何とか大丈夫そうです。色々とありますございます。康一さん」

 

 

スターダストクルセイダーズは杜王町へと続く電車に乗っていた。仗助達は久しぶりの杜王町に学生らしくはしゃいでおり、ココア達は初めての杜王町にワクワクしていた。そして電車のアナウンスがもうすぐ杜王町へ到着する事を知らせたのであった。

 

 

To Be Continued……

 

 

 

 

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