ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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第三羽 悪霊にとりつかれた少女3

一体何が、何が起きてるの?」

 

 

マヤは思わずそう呟いてしまった、それは一緒にいるチノも同じだった、承太郎という人に追い返される様に帰された2人だがどうしても承太郎達の事とメグの事が気になりコッソリと裏口から庭と忍び込み其処からリビングに居るメグ達の会話を盗み聞きしていた。しかしメグ達が言っている事の半分もマヤ達は理解出来なかった彼らが口にしている『スタンド』という言葉の意味も『ジョースター家』という物も全く分からなかったが、それがとても重要な物だというのは2人でも分かった、そしてそのまま話が聞いていたら佳恵が家に来た配達員らしき男に襲われとても大変な事が起きている事を2人は肌で感じていた。

 

 

 

 

メグSID

 

 

「スタンド使いがどうしてお母さんを襲ったの?」

 

 

「そんなの俺が知るか!取り敢えず嬢ちゃんは佳恵さんの怪我を見てくれ!」

 

 

「お兄さんはどうするの?」

 

 

「俺はコイツの相手をする、〈スタープラチナ〉!」

 

 

承太郎はスタープラチナを出すと謎の男とメグ達との間に立ち塞がった

 

 

「お前…俺と同じ『力』を持っているのか!」

 

 

「テメェの目的は何だ?テメェは例の事件の関係者か?」

 

 

「さぁね、教えた欲しかったら俺を倒してみな?〈ドゥンケルバイト〉!」

 

 

男が叫ぶと黒い筋肉質の男が男の背後に再び現れた

 

 

「俺の名は片岡康弘(かたおかやすひろ)俺と同じ『力』を持っている以上は此処で消えて貰う!」

 

 

「させるかよ!スタープラチナ!」

 

 

『オラァ!』

 

 

スタープラチナは素早くドゥンケルバイトの懐に飛びこむと強烈なアッパーを叩き込もうとするが

 

 

「何だと!?」

 

 

ドゥンケルバイトはスタープラチナのアッパーが当たる瞬間煙の様に姿を消した

 

 

「お兄さん後ろだよ!」

 

 

承太郎素早く後ろを振り返るといつの間にか移動していたのかドゥンケルバイトが承太郎に攻撃を加えようとしていた

 

 

「承太郎!!〈シルバーチャリオッッ〉!!」

 

 

ポルナレフは『シルバーチャリオッツ』を出すと『ドゥンケルバイト』にレイピアによる突き攻撃を加えようするがまたも攻撃が当たる瞬間姿を消してしまった

 

 

「承太郎!ポルナレフ!相手の能力がわからない以上無闇に攻撃するのは危険じゃぞ!」

 

 

ジョセフのその言葉を聞いた承太郎は一度この場から離脱する事を決めた

 

 

「ポルナレフ!この場から離脱するぞ!」

 

 

そう言うと承太郎はスタープラチナを使い天井に攻撃した、それにより瓦礫が片岡の前に降り注ぎ砂煙が収まると承太郎達は姿を消していた

 

 

「逃げたか…でも俺から逃げ切れると思うなよ?」

 

 

メグ達は路地裏を通って街外れに向かって走っていた

 

 

「承太郎、あいつのスタンド能力は一体何だ?瞬間移動でもしているのかよ?」

 

 

片岡のスタンド〈ドゥンケルバイト〉は自分達が攻撃する瞬間に姿を消し自分達の背後に現れている事からポルナレフは片岡のスタンド能力を瞬間移動する物だと解釈したが

 

 

「いや、瞬間移動する能力ならば俺達は逃げる事すら出来なかった筈だ、あいつの能力は瞬間移動とは違う物と考えるべきだ」

 

 

そう会話しながら路地裏から広い広場へと移動した承太郎達だったが其処には既に片岡が先回りしていた

 

 

「残念だったな?俺はこの街全体を仕事で良く回っている、だからお前達が何処に逃げるのかは簡単に予想出来んだよ」

 

 

そう言うと片岡は〈ドゥンケルバイト〉を出してメグに向かって攻撃を仕掛けるがメグのスタンドがメグを攻撃から庇った

 

 

「随分とかわいいスタンドじゃねぇか、でもそんなスタンドじゃ俺には勝てねーよ?」

 

 

片岡がそう言うと〈ドゥンケルバイト〉はメグの〈ラブ・ドパーズ〉に再度攻撃を仕掛ける

 

 

「〈ラブ・ドパーズ〉!負けないで!お母さんを傷つけたソイツを倒して!」

 

 

しかし〈ラブ・ドパーズ〉の攻撃は意図も簡単に受け止められてしまった

 

 

「オイオイ、随分と情け無い攻撃だなぁ嬢ちゃん?自分のスタンド能力をちゃんと把握しているのかよ?」

 

 

「能力って何の事?」

 

 

メグの疑問にすかさず承太郎が答える

 

 

「スタンドにはそれぞれ特別な能力あるんだ、其れを使いこなす事が出来るかどうかで勝負の勝敗が決まると言ってもいい」

 

 

「スタンド能力って言われてもどういう物か分からないよ!」

 

 

「嬢ちゃんの心の中に何の根拠も無いが出来ると確信している事がある筈だ、其れが嬢ちゃんのスタンド能力だ!」

 

 

承太郎はメグにそう言うと〈スタープラチナ〉を出し〈ドゥンケルバイト〉に再度打撃攻撃をするがまたもや姿を消し承太郎の攻撃を回避する

 

 

「無駄無駄ァ!俺のスタンドに力技は通用しねぇ!」

 

 

片岡が勝ち誇った笑顔を浮かべていると背後から何者かからタックルを受けた、突然の事だった為に片岡は受け身が取れずに地面を転がる

 

 

「私の友達に手を出すなぁ!!」

 

 

「警察には連絡しました貴方はもう終わりです!!」

 

 

「チノちゃん!マヤちゃん!」

 

 

片岡にタックルを食らわしたのは帰された筈のチノとマヤだった、親友である2人の登場にメグは安堵の表情を浮かべた

 

 

「どうして2人が此処にいるの?」

 

 

「メグの事が心配だったからこっそりと様子を覗いていたんだ、そしたらこんな事になって…」

 

 

しかしマヤは会話を最後まで続ける事はなかった、何故なら会話の途中にチノがスタンド攻撃を受けたからだ、肩から出血をしたチノが地を転がり呻き声を上げた

 

 

「チノ!しっかりしてよ!」

 

 

マヤは慌ててチノに近づき声を掛けたがしかし不思議な事に片岡はそれ以上の追撃をしてくる事はなかった、そしてそれを見ていた承太郎は片岡の行動に疑問を感じた

 

 

(どういう事だ?何故追撃しない?いや追撃出来ないのか?もしかして奴の能力は…)

 

 

承太郎は素早く周りの環境を確認すると自分の推理が正しい事を確認しポルナレフに指示を飛ばそうとした時

 

 

「許せないよ…」

 

 

と力強い声が後ろから聞こえて来た承太郎が後ろを振り向くと怒りの表情を浮かべたメグが立っていた

 

 

「お母さんだけじゃ無くチノちゃんまで…貴方だけは絶対に許せない!」

 

 

そう言うとメグは静かにチノの元に近づくと〈ラブ・ドパーズ〉を出し

 

 

「〈ラブ・ドパーズ〉!!あいつを倒して!!」

 

 

メグがそう言うと〈ラブ・ドパーズ〉は手のひらに何かを凝縮させると片岡に向けて放つ、それを片岡は難なく避けるが背後の壁に大きな穴が開きその様子を見ていた承太郎は

 

 

「嬢ちゃんのスタンド能力はもしかして風を操る物なのか?」

 

 

「その上風を凝縮させて発射する事も出来るらしい、単純な破壊力だけならば承太郎の〈スタープラチナ〉仗助の〈グレイジーダイヤモンド〉に匹敵するかもしれん、しかも彼女のスタンド能力はそれだけではないらしいぞ」

 

 

ジョセフが指差した先を承太郎達が見るとメグのスタンド(ラブ・ドパーズ)が来ているメイド服の白の面積がほんのりと薄暗い色に染まっていた

 

 

「お兄さんには感謝しなきゃ…おかげで私のスタンド能力を知る事が出来たんだから…」

 

 

「ふん、幾らお前のスタンド能力がどんな物だろうが俺の勝利に間違いは無いんだよ!」

 

 

〈ドゥンケルバイト〉が〈ラブ・ドパーズ〉に攻撃を仕掛けた瞬間『スタープラチナ』がその拳を受け止めた

 

 

「何だと!?」

 

 

「お前の能力はもう見切った!!〈スタープラチナ〉!!」

 

 

『オラァ!!』

 

 

スタープラチナのストレートパンチが今度こそ決まり『ドゥンケルバイト』は片岡を巻き込んで後方にある路地裏へと転がり込んだ

 

 

「お前のスタンド能力は人や物の影に自由に移動する物だろう?だから俺達にはお前のスタンドが瞬間移動した様に見えたんだ」

 

 

「く、糞が…」

 

 

片岡に鼻血を流しながら承太郎達を睨みつけるしかし承太郎はそんな片岡の表情には見向きもせずに不敵な笑みを浮かべて説明を続けた

 

 

「もしも移動する影その物がなかったら?例えば日陰といった場所ではお前は能力を使う事が出来ないんじゃないのか?」

 

 

図星を突かれたのか焦りの表情を見せた片岡

 

 

「このまま俺が引導を渡したい所だかそれはコイツに任せるぜ」

 

 

承太郎がそう言うと同時にメグが片岡の前に踊り出た

 

 

「チノちゃんとお母さんの仇だよ!!〈ラブ・トパーズ〉!!」

 

 

『ラブ・トパーズ』の拳が光が宿りそして周りの空気が凝縮されていくそして『スタープラチナ』に負けない強烈なアッパーが片岡にクリーンヒットした

 

 

「グボァ!!!」

 

 

そう声を上げた片岡きりもみ回転をしながら更に吹っ飛び地面を落ちるとそのまま動く事はなかった、戦いに漸く決着が着いたのだった

 

 

片岡康弘(かたおかやすひろ)スタンド名〈ドゥンケルバイト〉再起不能(リタイア)

 

 

「メグ!大丈夫!?」

 

 

マヤと意識を取り戻したチノがメグの元に駆け寄ってくる

 

 

「なぁなぁ、メグ、どうやってあいつを倒したんだ?ひとりでに吹き飛んだりしてたけど何かネタでもあるの?」

 

 

「マヤちゃん、落ち着いてちゃんと説明するから」

 

 

そんなメグ達の騒ぎを尻目に承太郎達は無様に伸びている片岡の処置を話し合っていた

 

 

「とりあえずコイツには色々と話を聞かなきゃならねぇSPW財団に連絡して身柄を拘束させるぜ」

 

 

その時ポルナレフがある異変に気がついた

 

 

「オイ、承太郎見てみろよ!」

 

 

ポナドルフの言葉に承太郎が慌てて片岡の様子を見てみると片岡の肩から蜘蛛が転がり出て来てそのまま煙と化して消えた

 

 

「今のは?…」

 

 

ポルナレフが不思議そうに呟いたのと同時に片岡が意識を取り戻した

 

 

「う…ん…」

 

 

「承太郎、気がついたぞ!」

 

 

承太郎がまだ意識を取り戻したばかりで朦朧としている片岡に質問した

 

 

「お前には聞きたい事が幾つがある正直に答えて貰うぜ?」

 

 

「聞きたい事って何の事ですか?あ、貴方達は一体誰ですか?」

 

 

「テメェ!惚けてんじゃねぇぞ!!」

 

 

「ヒィ!!や、辞めて下さい、僕が何が失礼な事をしたんですか?」

 

 

「承太郎…まさかとは思うがコイツは…」

 

 

「ああ、どうやらそうみたいだな爺さん」

 

 

承太郎達は確信したこの男は演技をしている訳ではなく、本当に何も覚えていないのという事に承太郎達はしばらく立ち尽くすしかなかった

 

To Be Continued……

 

スタンド図鑑

 

 

 

 

 

スタンド名/ドゥンケルバイト /本体片岡康弘(かたおかやすひろ)25配達員

 

破壊力CスピードC射程距離D持続力E精密動作性D成長性C

 

メモ/影から影へと移る事が出来る能力、人影や物影だろうと関係なく移動する事が出来き、影に潜んでいる時、相手は此方を攻撃する事が出来ない、しかし影のない日陰といった場所では潜む影がない為影から影に移動する事が出来なくなる。

 

 

 

 




承太郎達の口調を再現するのが意外と難しい・・・
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