ご注文は奇妙な冒険ですか?   作:血の一族

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第三十五羽決戦チマメ隊!!1

 

チノ、メグ、マヤの3人は二つ杜トンネルと呼ばれている町の名所へとやって来ていた。二つ杜トンネルは杜王町と県外を繋ぐ国道にあるトンネルであり、トンネル内はカーブが多く道路の反対側が見えずに夜には灯りが足りない為に交通事故が後を絶たず、その為現地の若者からはちょっとした心霊スポットとして人気があった。

 

 

「なぁ、なぁ、2人共、このトンネルに探検に行かない?」

 

 

マヤは興味があるのが目を輝かせながらそう言うがチノとメグはホラーが苦手なのであまり乗り気ではない。しかしマヤはそんな2人の姿に気づく事はなくトンネルの中へと入って行きく、チノとメグはため息を吐くとマヤの後を追ってトンネルの中に入って行った。

 

 

トンネルの中はやはり薄暗くチノ達は携帯の明かりを頼りに歩いていく

 

 

「まだ昼間なのにこんなに暗いよ、確かにこれじゃあ、交通事故が多発するのも無理は無いよ」

 

 

マヤはウキウキした様子で周りを携帯の明かりで照らしながら歩いて行く。それに対してチノとメグは肩を寄せ合い足元を照らしながら恐る恐る前に進む、そして何とかトンネルから出るとマヤがニコニコしながらチノ達に振り向き

 

 

「今度はさ、バスに乗ってトンネルの中を通ろうよ!」

 

 

今度はバスに乗ってトンネルを通ろうと提案するマヤ、チノとメグはマヤがもう一度トンネルの中を歩こうと言い出すと思っていた為マヤのバスに乗って行こうと提案に安堵した2人は特に反対もせずにマヤと一緒にバス停まで歩いて行く、バス停は直ぐ近くにある為さほど時間が掛からずにチノ達はバス停にたどり着く、そしてチノ達が到着するのと同時にバスが到着していたのでチノ達は走ってバスに乗り込みバスはトンネルの中に向かって走り出した。

 

 

「いや〜運が良かったね!直ぐにバスに乗れるなんてさ」

 

 

マヤはバスの中を見渡しながら嬉しそうにそう2人に話かけて来る、メグは其れに軽く相槌を打ち其れを近くで聞いていたチノは何となくバスの窓から外を見つめる。外の光景は先程歩いて見て来たコンクリートで出来た壁と灯りが足りなく薄暗い光景をボーと見つめていたその時

 

 

「えっ!?」

 

 

チノは思わず自分の目を疑った、何故ならばカーブを曲がった先バスが行く先には1人の少女が立っていたからだ。目の前の少女に驚いた運転手は思いっきりブレーキをかけるが間に合わない、急ブレーキの影響でチノ達は座っていた座席から放り出されて通路に転がる。通路に転がったチノは見た、バスが少女にぶつかる瞬間フロントガラスが割れたかと思うとバスの運転手が座っている運転席が捻れ始めた所を

 

 

「っ!?〈ラブ・ドパーズ〉!!」

 

 

「ドリドリドリドリドリドリィ!!!」

 

 

メグが〈ラブ・ドパーズ〉の攻撃で運転席の捻れ始めた壁を床を破壊して運転手を救出し更に仗助達との特訓により編み出した風の新たな使い方の一つ、風を対象に軽く纏わせる事で風をクッションとし対象の身を守る技、それを上手く利用する事で運転手をバスの外に放り出す、そして運転手を放り出したのと同時に再びバスに衝撃が走り今度はバスの真ん中から音を立てながらバスは捻れ出す

 

 

「間違えないこれはスタンド攻撃だ!」

 

 

「チノちゃんはこっちに!」

 

 

捻れ始めたところから避ける様にチノ達は窓側に移動しメグの〈ラブ・ドパーズ〉の攻撃でバスの壁を破壊するとバスが完全に捻じ切れる前にチノ達はその穴から外へと飛び出す。本来ならばチノ達はそのまま地面に叩きつけられてしまう所をメグは〈ラブ・ドパーズ〉の風を再び利用する。地面に叩きつけられる瞬間に自分達と地面との間に風を発生させる事で勢いを殺しそのまま地面に上手く転がり難を逃れる。

 

 

「ふたりとも大丈夫!?」

 

 

マヤが身体を起こしチノとメグの無事を確かめようとした時、捻切ったバスが大爆破を起こしてチノ達のところへと飛んで来る。そしてチノ達は飛んで来たバスに巻き込まれる形となりバスは最後に大きな音を立てるとバスは火を吹き出した状態で完全に大破してしまった。

 

 

 

 

 

 

「も、もう駄目かと思ったよ…」

 

 

チノ達は大破したバスから何とか這い出てくる、バスはねじれる様に真ん中から切れておりエンジンからは火が吹いていた。チノ達は頭から出血してはいるが怪我は大した事はなく乗客もチノ達を覗くと運転手以外にはいなかった。因みに運転手は〈ラブ・ドパーズ〉が風を利用したクッションにより気を失ってはいるが無事である。

 

 

「イタタ…チノ、メグ、大丈夫?」

 

 

「うん、私は大丈夫だよ」

 

 

「私も無事ですよ」

 

 

チノ達はお互いに無事を確認すると火を吹いているバスを見つめる

 

 

「一体何処から敵はスタンド攻撃を仕掛けて来たんだろう?」

 

 

「私は見ました、事故の直前、バスの前に立ち塞がっていた人を」

 

 

チノは事故の直前自分が見た物をマヤ達に話す

 

 

「その話が本当ならその人が敵スタンド使いで間違いないね、その人がこの事故を引きおこしたんだ!」

 

 

「マヤちゃん、チノちゃん、アレ!」

 

 

マヤがそこまで言うとメグが何かを見つけたのかトンネルの前方を指差す。チノ達がメグの指差した先を見ると其処には女子高生が人を見下した雰囲気を醸し出しながら歩いており、ある程度距離を詰めると背後に銀色に輝くアーマーを着た人影が現れた。

 

 

「私は伊藤初音《いとうはつね》この子は〈アライブアライフ〉あんた達には恨みは無いけど死んで貰うわ」

 

 

伊藤と名乗った少女はスタンド…〈アライブアライフ〉を出してチノ達へと襲わせる

 

 

「〈ラブ・ドパーズ〉!」

 

 

「〈ビー・ザ・ワンACT2〉!」

 

 

マヤとメグは〈ラブ・ドパーズ〉、〈ビー・ザ・ワンACT2〉を呼ぶと〈アライブアライフ〉の攻撃から自分達を守らせた

 

 

「ふぅん、彼奴が言ってた通り、そっちの2人は私と同じスタンド使いって訳ね」

 

 

伊藤は嬉しそうにマヤとメグを見つめながらそう言うと残ったチノの方に目を向け

 

 

「んで?そっちの1人もスタンド使いな訳?」

 

 

伊藤の問いにチノは首を左右に振り

 

 

「私はスタンド使いではありません。なので貴方達が今スタンドを出していたとしても私には何も見えません」

 

 

チノは自分がスタンド使いではない事を伊藤に説明する、チノがスタンド使いではない事を知った伊藤は途端にチノに対する興味を無くした表情になるとマヤとメグに再び視線を向ける

 

 

「あんたらはどうしてスタンド使いでもない凡人と一緒にいるの?」

 

 

『凡人』その言葉はチノの胸に突き刺さる、自分だけスタンドが見えず、自分だけ皆が戦っている中で何も出来ない。伊藤の言葉にチノの胸にそんか劣等感が生まれてしまう、そんな中伊藤の言葉にマヤとメグは伊藤の言葉に反論する

 

 

「チノは凡人なんかじゃない!私の大切な友達なんだ!チノの事を馬鹿にする奴は誰であろうと絶対に許さないよ!」

 

 

「そうだよ!チノちゃんは私達の大切な友達だよ!チノちゃんがスタンド使いじゃなくても私達にとっての親友なの!スタンド使いは普通の人間と付き合ってはいけないという決まりは無いよ!」

 

 

「マヤさん…メグさん…」

 

 

チノはマヤとメグの言葉に感動を覚え、それと同時に先程2人に対して劣等感を感じてしまった自分が恥ずかしく感じた。しかし伊藤はそんな戯言には興味が無いとばかりに冷めた表情を見せ

 

 

「くだらない、そんな戯言を聞かせてどうする訳?そんなお涙頂戴の台詞で私が戸惑うとでも思った?凡人に凡人と言って何処が悪いの?」

 

 

悪びれる様子も無くハッキリそう言い切ると〈アライブアライフ〉でマヤ達に攻撃する。マヤ達はスタンドが見えないチノを自分達のスタンドで守らせると自分は攻撃から身をかわす事で避ける。攻撃は道路にある標識に当たると攻撃が当たった標識は捻れ切れてしまった。

 

 

「嘘でしょ!標識って簡単に捻じ切れる物なの!?」

 

 

マヤは捻じ切れてしまった標識を見て思わずそう叫んでしまった

 

 

「これが〈アライブアライフ〉の力よ、これが選ばれし者の力、あんた達も私と同じ選ばれし者ならそんな凡人なんかを守ってたんじゃあ、折角のスタンド能力を使いこなす事なんて出来ないわよ?」

 

 

伊藤は何かを思いついたようにチノを指差し

 

 

「そっか、あんたらは余計な情があるからこのゴミを捨てる事が出来ないんだね、なら私が代わりにゴミを処分してア・ゲ・ル」

 

 

伊藤はチノの目の前に〈アライブアライブ〉を出すとチノにスタンド攻撃を仕掛け様とする。チノはスタンドが見えない為に敵の攻撃にも気づけなかった。このままチノは敵の餌食になるかと思われたその時。

 

 

 

「チノに手を出すな!!」

 

 

マヤは〈ビー・ザ・ワンACT2〉の能力を使いチノの周りに砂鉄の渦を発生させ、それによりチノの身を守らせる。伊藤は忌々しく舌打ちをすると攻撃の対象をチノから〈ビー・ザ・ワンACT2〉に変更し〈ビー・ザ・ワンACT2〉は〈アライブアライフ〉の殴打攻撃を受けてしまう〈アライブアライフ〉の殴打攻撃を受けた〈ビー・ザ・ワンACT2〉の片割れの右腕からは何が捻れる音が聞こえたと同時に骨の折れた音がはっきりと聞こえた。

 

 

「〜〜〜〜ッッ!!!」

 

 

マヤは絶叫しそうになるのを必死に堪え右腕を抑えるとその場に蹲る

 

 

「マヤちゃん!!」

 

 

メグは〈ラブ・ドパーズ〉で風を弾丸の様に発射し〈アライブアライフ〉に攻撃を加えた、〈アライブアライフ〉は咄嗟にマヤから距離を取って攻撃を交わす

 

 

「マヤさん、怪我は大丈夫ですか!!」

 

 

マヤのお陰で怪我を免れたチノはマヤに近づきマヤの怪我の具合を確かめる

 

 

「スタンドを使えない能無しなんかを庇うから怪我すんのよ」

 

 

伊藤初音は見下した表情をしながらマヤの事を見下ろしていた

 

 

「大切な親友を守るのに理由は要らないよ…あんたにはそんな風に思える人がいないから分からないかも知れないけどね」

 

 

マヤは苦痛に満ちた表情を見せながらも強い意志を持って伊藤に言い返す

 

 

「はん、なに意味のわからないの事言ってんのよ?そんなゴミグスを助けたところで何の意味も無いじゃない」

 

 

マヤの言葉に心底意味がわからないという表情を浮かべる伊藤にマヤは心の底から同情の視線を伊藤に送る。それにイラついた伊藤がマヤに更なる攻撃を加えようとするがメグの〈ラブ・ドパーズ〉の風を纏った拳を背後から受ける、伊藤は咄嗟に身を庇うが攻撃を避ける事は叶わずに吹っ飛びトンネル内の壁へとぶつかる。

 

 

「グッフ…油断したわ、やってくれるじゃない、ナツメグミィ……」

 

 

伊藤は心の底からの呪詛の様な冷たい声色でメグにそう言い放つがメグも負けずに強い視線で睨み返しながら言い返す

 

 

「貴方みたいな邪悪な人間をここで見逃す訳には行かないよ!私が!私達が!貴方を裁く!例え、法が貴方を裁く事が出来なかったとしても私達が貴方を裁いて見せるよ!!!」

 

 

メグは星の一族の血を引くスタンド使いとして、マヤとチノの親友として伊藤初音を倒す事を誓った。

 

 

To Be Continued……

 

 

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