リィエルの水着をどんなのにするか四日ぐらい迷いました。
やっぱリィエルは最高やで………(リィエルすこ)
期間が空く言い訳
1、fgoでイリアちゃんが出なかったので少し萎えた
(尚ジャックがすり抜け)
2、リィエルニウムを絞り過ぎた副作用
朝
太陽がある程度昇り、空色の海と白い砂浜を照らしている。流石にリゾート地と言うだけあって、このサイネリアの砂浜の景色は美しく、夏のシーズン前であっても、ある程度人の姿が見える。
「……………あ"あ"」
「……クッソ、アルトお前許さねーぞ」
「自業自得って言葉、知ってる?」
砂浜を水着を着て
「まったく……お前らが魔術なんか使ったせいで、アルトの自重が消えたんだぞ。最後には軽く《魔闘術》まで……」
「やだなぁ……軽い脅しですよ、当たってないからセーフ、セーフ」
「みんな、おはよう!どうかしたの?」
そんな集団に話しかけてきたのは。学校で大天使と呼ばれるルミア=ティンゼルだった。
「おお…………
「天使が舞い降りたのか………」
男子と同様に水着を着用していて、男子達はその恵まれた肢体を目にした事で一瞬にして活力が戻ったようだ。
ルミアはアルト達の護衛対象である為、当然同じ仕事をしているリィエルも近くにいる筈だ。
「お、リィエル。おはよう」
「ん、おはようアルト」
リィエルの水着は空色のフリルの付いたセパレートの水着を身に纏っていて、リィエルの青い髪色と陶器の様な白い肌によく合って清楚な雰囲気を感じさせる。
「おー、似合ってるじゃん。選んでもらったのか?」
「ん!自分で選んだ」
アルトはリィエルの印象とよく合った水着をリィエルの友達の二人が選んだのだと思ったが、実際はリィエルが選んだ物だったらしい。いつも通りの無表情な顔だが、長年一緒にいるアルトからすればドヤ顔をしている事がよく分かった。
「?………まだ髪が跳ねてるじゃん。梳かしてやるよ」
「ん、おねがい」
アルトはリィエルが髪を梳かしていない事に気付いた。そもそもリィエルが自分で髪の手入れをする事は無いのだが。
また友人の二人が手入れをしようとしたがリィエルはアルト以外に髪を弄られるのは嫌いらしくそのままの状態だった。
「偶には自分でやってくれよな……」
「嫌……アルトにやってもらう」
髪を梳かされるリィエルは気持ちよさそうに目を細めている。アルトもその表情を見て文句を言うのをやめた様だ。
「うわぁ………なんだあいつら」
「アルトめ……自分だけいい思いを……」
「あはは………どっちかって言うとあれは違うんじゃ無いかなぁ…」
ルミアの言う通り側から見ればあの様子は年の近い兄妹か、若しくは母親と娘を連想させる。アルトの手際は手馴れていて、リィエルのボサボサだった髪も瞬く間に慣らされている。
「リィエルが髪を梳かすのを断ったのも分かるわね……手際が一流の美容師並みじゃない……」
「私も………やってもらおうかしら……?」
結局今の二人の邪魔をするのも無粋かと思った女子生徒は頼む事は無かった。
「アルト、死ねッ!」
カッシュの恵まれた体格から放たれる強烈なスパイクが暴言と共にアルトに向かう。
「おっと、あぶない!リィエル。上げろ」
「ん!」
アルトはそれを物ともせず完璧なタイミングでレシーブに成功、同時にペアのリィエルにボールを上げるように指示を出した。リィエルも最初から分かっていた様でアルトの前のネットに軽くトスを上げた。
「《破ァ》!」
アルトの無駄に高度な詠唱改変による『ウェポンエンチャント』と無詠唱による『フィジカルブースト』によるスパイクがカッシュに向けてお返しとばかりに放たれる。
「えっえぇぇぇぇ!?グハッ………」
カッシュは避ける事も返す事も出来ず、その殺人的な威力を誇ったバレーボールが顔面に直撃してしまった。あまりの衝撃に周囲の人間もボールが直撃したカッシュを二度見した程だ。
「安心しろ…………峰打ちだ」
「か、カッシューーー!?」
魔術学院の生徒達が熱心に取り組んでいるのはビーチバレーであった。しかし只のビーチバレーではない
まぁそれでも武術の達人であるアルトが魔術による強化を入れてスパイクを放てば殺人的な威力になる事は必然だ。ただアルトが峰打ちと言うからにはおそらく生きているのだろう。たぶん………
「えーと………カッシュ君が昏倒したのでアルト、リィエル組の勝ちです」
「ん!やった!」
「え……勝ちでいいんだ」
審判のルミアによる采配にアルトは疑問を持ったが気にしない事にした。現在勝ち抜きルールでやっているが昨日の恨みからアルトのペアに向かってくる男子達がひしめき合っていた。
このままでも十分見ている方にも娯楽にはなるが別の人にもやらせた方がいいと思ってかルミアは次のペアを指名した。
「次は……アルト、リィエルペア対先生とシスティペアでお願いします」
「俺ぇぇぇぇえ!?」
「嘘でしょ……?」
当然、グレン達にとっては死刑宣告に等しい采配だった。
「……絶対勝つ!」
「リィエルがやる気なら……まぁ成長結果の確認には丁度いいですね」
この試合の結果は一目瞭然であった。
例えグレンが元軍人であり強いフィジカルを持っていたとしても、現肉体派軍人のアルトとリィエルと比べれば下位互換に過ぎない。
システィーナも魔術に関して非凡な才能を持っているとはいえまだ成長段階であり、既に戦術の確立された二人に勝つ事は難しい。
「……やぁっ!」
ズゴム!
「くっ!取れねぇ。つーか砂にめり込むとかどんな力で打ってんだあいつは……」
リィエルもアルトのスパイクと同じく、殺人的な威力を出している。何処から見てもまともに取る事は出来ない。
なんとかしなくては一矢報いる事すら不可能だ。
グレンの中に明確な作戦も浮かばないままアルトのサーブが放たれる。アルトのサーブもまた狂った威力がある。グレンの顔面に一直線にボールが向かっていく。
「《大いなる風よ》!」
「ッ!白猫……これなら!」
アルトのサーブはシスティーナの『ゲイルブロウ』によって威力が減衰され、グレンもなんとかレシーブする事が出来た。
「先生、お願い!《その剣に光あれ》」
グレンのレシーブによって浮いた球をシスティーナがトスを上げ、同時にグレンの腕に『ウェポンエンチャント』の魔術を行使する。ここが好機と見たグレンが飛び上がる。
「ッ、うおおおおおおおぉぉ!オラァ!」
ズパンッ
グレンのスパイクはアルト達のコートの白線に落ちた。アルトやリィエルもこのスパイクは不意打ちとなり拾う事が出来なかった。
「やりますね……先輩!」
「ん!楽しくなって来た!」
この後もめちゃくちゃバレーした。
不定期更新の名に恥じない所業
だが、媚びぬ、謝らぬ、リィエルすこ。