拝一刀が去り、三日後の夜。
また、『野巣捕鹵喪(のすとろも)村』の近くに星が落ちた。
今度、落ちた星は不思議だったと語る村人達。
一人は、
「今度の星は静かに落ちたんだ。前の時は、凄(すんご)い音がしたのによ。」
「と、言ってもよ。落ちてる音は凄かっただ。静かだったのは、落ちた時の音だ。」
次の一人は、
「星が落ちてから、少ししてよ。森の方で『ドーン』って音がしてよ、光ったんだ。」
語るうちに熱くなり、
「一回や、二回じゃねえんだ。何回もだ。」
思い出し、
「怖くなってよ。そのまま布団被って震えてたんだよ。音と光は明け方近くまで続いてただ。家の隙間から、光が入ってたから間違いねえ。」
また、一人は、
「何より、不思議だったのは…。その星は明け方に空へと帰って行ったんだよ。音が収まったと思って外に出たら見えたんだよ。」
間を取り、
「でよ。しばらくして、前に星が落ちた所だと思うところが爆発したんだ。」
思い出し、
「そりゃあ、凄かったぜ。」
四日後の朝。
森へ入った村人が見たものは…。
争った様な跡。
燃え、砕け、折れ…。
そこには、緑色に光る液体が垂れていたと言う。
それを辿ると、あの物の怪の死骸。
拝一刀が戦った奴と同じぐらいの大きさだったとか。
だが、その体には首が無かったという。
その事を聞いた長老は、
「まるで、自分が狩った獲物の御首級(みしるし)として、取ったようじゃな。」
そう漏らしたと言う。
そんな事が起きていたとは露知らず…、
旅を続ける、拝一刀と大五郎…。
今日は、何処の空の下か?
〜終わり〜
*注意
ここからは、文字数制限対策の尺調です。
その為、この部分は本編とは全く関係が無い場合があります。
あらかじめご了承ください。
それでは…。
▷シーン1
「うぉ!?」
その後に続いたのは、
『ドサッ!』
大きな音。
「大丈夫ですか!」
駆け寄るスタッフ達。
「何とか、尻から落ちましたから…。」
気を使わせまいと、気丈に振る舞う拝一刀の役者。
「ちょっと休憩しましょう!」
監督からの指示を大声で使える助監督。
「大丈夫ですか?」
山の役者も心配そうである。
何せ、金棒を駆け上がる途中で足が滑り落ちるのを目の前で見ていたのだから。
「大丈夫ですよ。ご心配をお掛けしました。」
打ち付けたところを摩りながらも笑顔で返していた。
「そうですか…。」
笑顔が出るなら、大丈夫そうだと一安心。
▷シーン2
下忍。
それは名も無き集団。
力量は低くとも、数は驚異となる。
一対多数。
それが顕著に出始めた。
街中での戦いは、次の場所へと移る。
迫り来る下忍共を斬り伏せながら、一ヶ所に留まらない。
駆ける。
それが集団に囲まれない戦い方。
だが、一向に減らない下忍は次第に拝一刀を追い詰めていた。
「うむ。」
拝一刀の背に当たるのは扉。
その持ち主は大きな建物であるが、それを気にする余裕は無い。
拝一刀を中心とし、半円状に扉の前に展開する下忍。
完全に追い詰められた状態である。
威嚇。
睨みで。
刀で。
影が飛ぶ。
囲みの先頭の者を踏み、宙へと踏み出す下忍は、拝一刀目掛け一直線に飛ぶ。
斬り上げ。
拝一刀の斬撃は空中で下忍を捉えた。
衝突。
斬られた下忍は、均衡を崩し派手な音を立て、扉を壊し内側へと倒した。
室内。
チラリと向けた目線で扉の奥を確認し、刀で牽制しつつ中へ入る。
下忍達が我先にと競いながら、拝一刀を追いかける。
その様は、まさに雪崩込む。
窓。
拝一刀が近付いた窓を蹴破り、下忍が飛び込む。
一閃。
斬り伏せ、奥へと走る。
階段。
迷わず足をかけ、そのまま駆け登る。
二階。
そこが次の戦いの場。
階段より登りて、襲い来る下忍を斬り伏せる。
次から次からへと。
屋根伝いに登って来た下忍が、また窓を蹴破り飛び込む。
ニ階の部屋も直ぐに下忍で溢れる。
階段。
また、駆け上がる拝一刀。
続く下忍達。
一閃。
蹴り。
三階の階段出口。
駆け上がった拝一刀が、振り向きながらの放つ一閃。
斬られ、硬直した下忍に容赦なく、見舞われた右脚の蹴り。
後ろ向きに倒れる下忍は、その下の下忍にぶつかり倒す。
連鎖。
始まる下忍による将棋倒し。
その様は、黒き雪崩。
気付く。
三階。そこは巨大な歯車が動く何かの、からくり部屋。
逃げ道を探し、部屋を見回すが目に入るのは、無情に動く巨大な歯車ばかり。
その内の一つを目線が追う。
巨大な歯車が繋がる太い心棒が、壁の一角に作られた円い部分へと伸びている事に。
その脇に小さな窓を見付けた。
直ぐに刀を納め窓を開く。
そこには細長い足場があった。
どうしたものかと、迷う。
しかし、階段を登る下忍の足音に押され、小窓を潜り外へ出た。
正体。
三階のからくり部屋が、何か解った。
それは、巨大時計。
先程の壁に作られていた円い部分は文字盤。
心棒は、巨大な針に繋がっていた。
息を殺し、気配をも殺し、巨大時計の前に潜む拝一刀。
建物の中から聞こえてきたのは、先程まで無口だった下忍の声。
「探せ! 近くに居るはずだ!」
不意。
巨大時計の文字盤が、内側より開かれた。
九の文字の部分に蝶番(ちょうつがい)があり外へと開く仕掛け。
拝一刀が潜んでいたのは、三の文字の場所。
空中。
当然、文字盤に体を押され足場より離れる両足。
咄嗟に、飛び付き掴んだのは巨大な長針。
拝一刀の重みで、長針は六の文字を指した。
何とか落下を間逃れた拝一刀であったが、飛び付いた事により体重を支えるに十分な体勢では無かった。
重力。
それは、平等かつ無慈悲に作用する。
無理な体勢は、手の握力を奪い去る。
そして、ついには体を巨大時計の長針より滑らせる。
落下。
拝一刀は重力に引かれ、地面へと真っ逆さま。
しかし、それを阻むモノあり。
二階用に取り付けられた、木枠に布を張った簡素な作りの日差し。
それが、拝一刀と重力の間に割り込んだ。
その代償として、日差しは二度と役目を果たせなくなった。
代わりに得たのは緩衝。
落ちる速度が緩まる。
そして、またも割り込んだ日差し。
今度は一階用に取り付けられたモノ。
しかし、一度割り込まれ機嫌を悪くしていた重力は、拝一刀の落ちる位置を意地悪く変えていた。
木枠。
そこが目標。
狙いは外れず、重力が勝った。
衝撃。
木枠がぶつかったのか…、拝一刀がぶつかったのか…。
定かではない。
結果、拝一刀は跳ね地面へと投げ出された。
重力は一階の日差しの下に控えていた、三番目の邪魔者の空箱の出番を取り上げる事に成功した。
落ちた角度が悪かったのか、打ち所が悪かったのか、動かない拝一刀。
「カットォォォォォ!」
その言葉が響くよりも、早く駆け出していたスタッフ達。
抱き起こされる拝一刀のアクション役者。
現場に緊張が走る。
沈黙。
上がる右手。
その持ち主は拝一刀のアクション役者。
それは、『私は大丈夫』と雄弁に語った。
時は遡る。
長針に飛び付いた拝一刀。
そこを何故か真上から見ている。
落下。
先程の場面が、真上から見た状態で繰り返される。
そして、もう一度。
違う角度から見たものが、繰り返された。
その後、救急車に乗せられる拝一刀のアクション役者。
お気付きだろう。
このシーンは尺の関係で割愛となり、泣く泣くカットとなったのである。(嘘)
以上。
NGシーンと、未公開カットのNGシーンでした。
もう一度言っておきます。
*注意
これは文字数制限対策の尺調です。
その為、この部分は本編とは全く関係が無い場合があります。
あらかじめご了承ください。
『ストーリーをギャグにしない!』
で、書いた(つもり)なので…
ここに
後に、この物語を聞いた絵描きが残した画が、
『超獣戯画(ちょうじゅうぎーがー)』
と呼ばれ後世に残り、この村の出来事を語ったと言われる。
(民萌書房【野巣捕鹵喪(のすとろも)村の栄里(えいり)の庵(いおり)】より抜粋)
ってか、尺調に入れろよ!
と、自分で突っ込んでおいたのでお許しを…。
ギャグにしないだったのですが…、後から入れた尺調は、完全にギャグですよね…。
もう少し、文章の切り方で文字数の調整をすれば良かったなのですが…。
今後は、気を付けます。
白状しておきます。
『子連れ狼』に関しては、印象的な場面しか記憶に無く…
(機関銃撃つ場面!)
後はネットに頼って書きました…。
ここは、違うぞ!
全く、違う!
何、書いてるんだ!
と言う意見も多数あるかと思いますが…
題材が、題材なだけに…
色々とお許しください。
エイリアンとプレデターは自由だぁぁぁぁぁ!
と、いいですが(笑)
【風】は、あの特撮ヒーローのアクションヒロイン女優さんをイメージして書きました…。
なので、敵ではなく…、敵側です!
テレビや映画での、アクションを思い出して書いてると、妄想が膨らましたが、長くなりそうなので…、短めにしました。
今後の活躍も期待してます。
最後に、
この様な、くだらない物語にお付き合い頂いた方に感謝し、次作の励みにいたします。
でも、メインは一次創作なので…
とんでもなニ次創作は、中々書けないと思います…。
が、また思い付いたら、くだらないとんでもな物語は書きます(笑)
*注意*
一次創作が、くだらないとんでも物語で無いとは言ってないですよ(笑)
一次創作に関しては、他サイトへの誘導は禁止なので、ここでは…。
Twitterアカウントに、活動報告はあります。
これ、ぎりぎりセーフかな?(笑)