神を喰らいし暴食の竜を宿した者   作:クビア

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3話

 

 

母さんの死んだ姿を見て目の前にいる男たちへの殺意を抱く中、俺は奥底に眠っていただろう力を身に纏った。

 

今まで違和感はあった。

あの何度も見てきた不可解な夢。妙にしっくりくるこの力

あの夢を見始めた頃から感じ始めた異常な食欲・満たされない空腹感

そして、今この瞬間すべてがただの獲物としか見えないこの感覚

 

 

 

 

「これが主の言っていた神器か。思ったよりも普通だな」

 

「まあ、これの回収が今回の目的だ。さっさとおわらせるz」

 

言い終わる寸前、男の頭が消えた。

 

もう一人が後ろを見るとそこには無くなった相方の頭を片手にどす黒い瘴気にも似たものを纏った匠の姿だった

 

男は殺しても構わないため、すぐに匠に向かって攻撃を仕掛けるが、避けられ肘で腹部を撃たれる。

 

「人間の非力な力で悪魔であるこの俺にそんなものが効くものか」

 

さらに、攻撃を繰り出すがすべてカウンターの要領で打撃又は上手くいなしていく。

 

時間が経つごとに、男の息は上がっていく。

それと共に謎の気怠さ、魔力を使ったわけでもないのに込められない魔力、先ほどまで効かなかった人間の打撃が己に効きだしたこと

様々なことが男の精神を蝕んでいく。

 

そんな最中、今まで淡々と何も語らず攻撃をしていた匠が口を開いた。

 

「母さんを殺したお前たちはどんなことがあろうと殺す。お前の後はお前たちの主とやらに

 報復しに行くとするよ。だから、手間を掛けさせずにさっさと死んでくれ。」

 

男が顔を上げた最後に見たのは赤黒い線の入った大きな刀を振り下ろす匠であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~冥界~

 

「おかしいぞ。そろそろ目的の人間を連れて戻ってきてもいい時間ではないか。」

 

送り出した眷属がいつまで経っても戻ってこないことに違和感を感じ始めた貴族悪魔は残りの眷属を集め

 

「数時間前に送り出した者が戻って来ぬ。これより現地に様子を見に行く。付いてこい」

 

眷属を引き連れ、人間界に向かう。己が眷属もろとも死ぬやもしれぬ運命を知らず

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~駒王学園 旧校舎~

 

「あなた達、この強大な力に覚えはある?」

 

この土地を管理する者であるリアス・グレモリーは眷属であるイッセー達にそう問う

 

「いえ、このような力は感じたこともないですわ。」

 

「僕もこんなことは初めでです」

 

「……同じくわかりません」

 

朱乃、祐斗、小猫はそう答える

 

そんな中、イッセーだけが何か考え込んでいる。

 

「どうかしたのかしら、イッセー?何やら考え込んでいる様だけど」

 

「ああ、いえ。この力の方角が俺のクラスメイトの家の方角と一致してて、もしかするとと」

 

イッセーはその考えの理由として

 

・悪魔になった自分を平然とKOできること

・前にほかの悪魔らしき奴が琴葉をつけていたこと

・前に変な夢を見るようになったことを聞いたこと

 

などを挙げた

 

 

「そうね、そのつけていた悪魔が気になるところだけど…それよりも変な夢っていうのは具体的には聞いたのかしら」

 

「はい、なんというか巨大な竜になって周りにいる生き物や無機物まで食べ続けて、よくわからないうちにものすごい量の人や多分天使・悪魔と何日も戦うとか言ってました。」

 

「そう………取り合えずこの力の発生源に向かってみましょう。何かわかるかもしてないわ」

 

「「「「はい、部長」」」

 

 

 

 

 

向かう先に起こる悲惨な光景を知らぬまま、リアスの先導の元、彼女らは発生源に向かうのだった。




遅くなってすいません。
 
仕事の関係上、このようなことが多々ありますので
更新は不定期で長期的になります

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