正気に戻り、外套を解除した匠は妹たちとリアスらを連れ、荒れた家へと帰ってきた。
「ここがあなたの家なのね」
ヴェルサーの眷属の結界により周りの住人からは何の問題のない普通の家に見てるが
一歩立ち入るとそこには、割れた窓・ガラス、罅の入った壁、血の匂いの噎せる不快臭
「・・・はい」
匠や妹たちは戻ってきて、これが現実であることを、母親の死を再認識していた。
「先輩方、ひとまず話は明日以降にお願いします。ここの片付けと母の弔いをしなければならないので」
匠がリアスらにそう声を掛けた。その際に、リアスは見逃していなかった
匠の無理をして弱音を...今すぐにでも泣きだしてしまいそうな悲しみを兄弟の一番上であるが故に抑えていることを、今でも悪魔に報復したいという気持ちを恐怖を堪え止めに来た妹たちが居るが故に耐えていることも
「・・・わかったわ。今日は私たちは帰るとします。後日、誰か使いを出すわ」
「・・・ありがとうございます」
「部長!なんでアイツの家の片付けを手伝うことや慰めをしないんですか!!」
部室に転移で戻ってきたリアスは一誠の一言から始まった
「あの場に悪魔である私たちが居ることが、今の彼に負担をかけるからよ」
リアスはそう伏目がちに答えた
「今の彼ら兄弟は悪魔に母親を殺されて時間がたってないのよ。それに彼は下の子達の手前抑えていたけれど、まだ悪魔に対する殺意も何もかもが消えてないの」
「・・・琴葉先輩との別れ際に見えた顔には複雑な感情が現れてました。」
「きっと気持ちの整理がつかないんだね」
小猫と木場もそういう
「リアス、ひとまずこの事を魔王様に連絡を入れるべきでは?」
「そうね、この事は報告しておくわ。今日は解散にしましょう」
それを合図に活動は終了し、各自家へと戻った
それから4日琴葉は学校に来なかった
先生からは家が強盗に襲われ、母親が子供を護ったた無事だったが母親は当たり所が悪く即死であったらしい
これには警察も関わっているらしいが、先輩からは上手く暗示をかけ改竄したとのことである
普段であればすべての住人から存在を消してしまうとのことだが、今回は魔王直々の指示で
架空の事件になったようだ。
4日で家の片付けや葬儀の手配が終わったが、母さんが殺された夜から俺は、沙希と大智にはバレないようにしているが、絶え間ない飢餓感と猛烈な殺意がこの身に雪崩れ込んできている。
殺意はどうにかなるが、飢餓感だけはどうにもできない
2人を寝かせてから夜食を食べなくては気が狂ってしまいそうになる
二人には親戚の伯父さんに頼んである。俺は、この神器に溺れないようにこれを知っていくためここから離れるつもりだ
進みが遅くて申し訳ないです
ヒロインについて
-
1人を愛する
-
1人に迫られる
-
2人以上を愛する
-
2人以上に迫られる