一誠4日ぶりに登校してきた琴葉の奴は、まるで別人のような雰囲気が出ていた。でも、周りの奴らは何事もなかったかのように不幸を慰める言葉をかけるだけで雰囲気を気にするものはいない。
「・・・この数日で何があったんだ?」
そんな事を独り言で零し、部長に言われていたことを思い出し、アイツに話しかける
「琴葉、部長がこの前の件で今日の放課後に話せるか?って言われたん「わかった」・・・・なら伝えとくぜ」
俺は返答を聞いて、琴葉の席から離れ
部長に了解を得たことを伝えた
放課後
「琴葉、準備はできてるか?」
「既に終わってる。行くなら行くぞ」
琴葉がカバンを持って先に教室を出た為、俺も急いでカバンを取り追いかけた。
旧校舎に部室があることは伝えていたので、特に問題なく連れてくることをできた。だが、ついこの間親を、しかも片親で育ててくれていた母親を
殺されたばかりであるのに、その仇である悪魔の拠点に来ても大丈夫なのか心配になる
「兵藤「イッセーでいいぜ」・・・なら俺も下の名前でいい。4日前のことは、お前の気にすることじゃないぞ」
匠の言葉で俺はドキッとした。俺がその事を考えていたことを察したのだろう。
「確かにまだ怒りや恨みの感情はある。だが、それをむやみやたらに誰かに当たるつもりはない」
朝から感じていた違和感はこれの事を悟っていたから、敵意や殺意など感じる筈のものを感じなかったからだったのか とイッセーは分かった
話をしながら旧校舎に入り、部室の扉の前までついた。
自分の部活の部室ながら、やはりこの扉は
「えらく悪趣味な扉だな。いかにもオカルト感が出ているな」
匠も同じ意見のようだ
「他の部員も来てるはずだ。入ろうぜ」
イッセーの先導で部室に入った
既にリアスや朱乃は来ており、木場は紅茶を飲み、小猫はお菓子を黙々と食べている
「待っていたわ。琴葉君。先日、話せなかったから今日は来てもらったの」
「約束ですので、.................それで知りたいことは何ですか?」
「あの日に私たちと会うまでに何があったかね。そして、今後どうやって生きていくかね。妹さんや弟君がいるみたいだし、今後あの子らを貴方に巻き込まないようにしなければならないでしょ」
あの日、匠が俺たちの前に現れてから今の今まで部長は匠のことを心配していたようだ
自身の種族の中でも貴族と言われる者に親を殺されたのだ。怒りや恨みがあるのだろうと考えるだろう。
しかし、怒りも敵意もなく、匠は部長の問いに対し答えていく
家に帰った際にいつもと違う雰囲気を感じ、リビングに向かうとそこで母親が死んでおり、そこにヴェルサーの眷属が3人立っていたこと。そこから体の奥からあふれる憎悪と怒りに身を任せ、眠っていただろう神器を使い眷属らを全滅させ、ヴぇルサーを追いかけた末にリアスらにあったこと。
「・・・そうだったのね。このことに関しては私からは謝罪しかできないわ。私も部員もヴぇルサーと同じ悪魔なの」
「ある程度予想はしていました。それに神器の記憶なのか、夢で見た悪魔、天使、堕天使、神など色々な種族が居ることに確信が持てました。」
リアスはあの日の夜に俺の言っていたことを思い出したのだろう。
「それは巨大な深緑の竜になるって夢の事かしら?」
匠はそれに頷き肯定した。
「2年に上がったぐらいからですね。その夢を見るようになったのと満たされない空腹感を感じるようになったのは」
「そうなのね。あと、今後どうしていくのかしら?下に2人いるのでしょう」
「2人は親戚に預けました。そこは退魔を生業としている人が多くいる土地ですし、その地の伝説では邪なるものを滅する神の加護があるらしいので。
俺は2日前に夢に干渉してきた人に会いに行く予定です」
「その人物はだれかわかっているの?」
「名乗りはしませんでしたが、数か所の指定された場所に行けばわかると言われました。」
行く場所が海外である為、これより数週間登校しないことが分かったため、学校に根回しをして留学と親戚に会いに行くということにしてもらうことになった
この後も色々な事を話し、リアスは魔王より受けていた指示通りに匠への謝罪の証として
有事の際に協力をすることを伝えた
そこで匠は部室を後にし、リアスらは疲れたようにソファーや椅子に深くもたれかかった。
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アンケートをそろそろ締め切り、次にモノに切り替えます
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