2度目の本物を目指して   作:邪セリヌンティウス

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皆様お久しぶりです。目が覚めたら11月でした。
これがキング・クリムゾンなんですね。勉強になります。
もうすぐ冬ですので風邪やインフルエンザにお気をつけて生活してください。


第5話

 

桜の花びらが散り辺りの景色は緑が増し、春の暖かさが益々感じられるようになった。昨日、雪ノ下さんから依頼の前払いとして貰った接吻が忘れられず現在進行形で未だ脳内でパニックが起きている俺こと比企谷八幡とその隣に壊れた機械のように小刻みに震えてる妹の小町。ハチャメチャでチャラヘッチャラなロマンティックを貰った休日を過ごした俺達だが今日は平日、つまり退院後初の登校日という事になる。元の世界でもこの時期に初登校をしたのは記憶にあるがこの世界と元の世界で幾つか異なる点がある。

1つ目は美醜の価値観が逆転している事。昨日も体験したがあそこまで過激になる人は元いた世界でもそうそう居ない、あれがこの世界の普通となると馴染みづらさはあるだろう。

2つ目は人間関係。元の世界では由比ヶ浜や雪ノ下さんとは2年に上がってから知り合ったが今回は事故にあってすぐ出会いそしてある程度話せる仲までは来てる…はず。そうだと信じてるぞ由比ヶ浜。

3つ目は結婚等による価値観。この世界では重婚や近親間での結婚すら出来てしまう。千葉の兄弟には万々歳なシステムだがこの世界に高坂兄妹が居たら………話がそれてしまった。

これらの異なる点が存在しているがこの世界に来てしまった以上順応して生活しなければならない。まぁ、雪ノ下さんからの依頼もあるし引き受けたからにはやり遂げなくてはな。

 

これまでの事を振り返ってる内に小町が通う中学の前まで来た。しかし小町はまだ小刻みに震えていた。昨日の事が忘れられないのだろうか、全くピュアだな小町は…

「ほれ、小町学校着いたぞ。というかしっかりしろ」

そう言いながら小町のお凸に軽くチョップするとビクンという効果音が出るくらい驚いた小町は学校の前にいる事に気がついたようだ。

「あ、お兄ちゃん。ありがとね、ちょっとボーッとしちゃってて」

「ま、気にするな。それよりほら、遅刻するから早く行った方いいぞ」

「分かった!じゃあねお兄ちゃん。いってきまーす」

行ってきますという小町の言葉に気をつけてなーと返してから自分も学校へ向かう事に。

 

 

無事遅刻しない程度で学校に着いた俺は職員室へ行くことに。やはりというかなんというか総武高校の内装や教室は変わりないな…これなら迷わず職員室に行ける。

職員室に行き担任の先生に事情を話したところ朝のHRでその事について話すと言われ担任の先生について行くことに…この転校してないのに転校初日みたいな感じで紹介されるノリには何年経っても世界越えても苦手である。ふぇぇ…助けて小町ぃぃぃ

 

朝のHRでの事故紹介もとい自己紹介を済ませ若干の質問攻めにも耐え切った。更に席は由比ヶ浜の隣ということもあり、休んでた分の勉強やノートを写す作業も滞りなく終わり今は昼休みである。

いつもならばベストプレイスへ行き戸塚のテニスする姿を見ながら昼食にするのだが…今は1年、更には部活もまだ本格的に始まってない時期で戸塚もテニスコートにいるか定かではない。さて困ったと思っていた矢先

「ヒッキー!ご飯一緒に食べない?」

と、由比ヶ浜からお声がかかった。

「ん?まぁ…いいぞ」

そう言うや否や机を合わせ始める由比ヶ浜。なんでも、一緒にご飯を食べるのが楽しみだったようだ。

「言い忘れてたけど…あと数人人増えるけどいいかな?」

大所帯にならなければ、と言いながら頷くと呼んでくるとの事で暫く待つことにした。うん、腹減った

 

 

 

 

 

 

おかしい、何故だ…何故なんだ。

「じゃああたしの友達紹介するね!」

なんでこいつらが

「あーし、三浦優美子。よろしく」

「うちは相模南ね。よろしく比企谷くん」

 

既に仲良くなってる…だと……




投稿感覚はニュータイプになれば週1、気合を入れれば半月に1回、いつもの自分なら月1になると思います。

ご理解とご協力よろしくお願いします。


新しいタイトルの物を書き始めたいと思ったり思わなかったり…

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