九尾と幻想の巫女の力を持つ転生者   作:霧ケ峰リョク

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今回もいつも通り最低系によるヒロインの調教です。
兎に角チーレムを書くのはかなり難しいようです。


チートハーレム、略してチーレム

人は食べなければ生きていけない。

それは生物としての業でもあるし、ある種の常識とも言える。

これだけはどんな屈辱を受けたとしても絶対にしないといけないことだ。

 

「ムグムグ…………プハァ、ごちそうさまでした」

「ご、ごちそうさま………でした」

 

そう………絶対にしないといけないことなんだ!

 

「ふぅ………ようやく霊夢も慣れてきたようですね」

 

口元を拭いながら恍惚のヤンデレポーズをとるシュテルを横目で流し、死んだ魚のような目をしてシュテルを見やる。

本当に幸せそうだ。それに反し僕は軽く、いや、かなり絶望していた。

そりゃぁディープキス、もとい口移ししながらでしか食事を取ることができない。

男の子としたらとても恥ずかしく、苦しい。

それでも元の生活よりはまだマシと言う事なんだが………。

 

「霊夢♪」

 

第一印象はクールのシュテルが猫のように上ずった声で甘えてくる。

ただそのまま見て受け取るならばリア充爆発しろ、と言いたくなるような光景だ。

だけど僕の視点から見ればそれは正反対になる。

何故ならシュテルの右手には即効性の睡眠薬が入った注射器があったからだ。

もしこれを見てまだ羨ましいと思う奴が居たなら代わってほしい、わりと切実に。

 

「おやすみなさい」

 

プスリと柔肌に突き刺さる注射針の先端から温い液体が身体の中の血管に流されていく。

すると意識が段々と遠くなっていき、強制的に深い眠りにへと堕とされる。

毎日毎日薬の種類を変えている為、抗体を作る事もできずただただなすがなされるままに眠らされる。

意識の失う最後の瞬間、シュテルの邪悪な笑みが横切ったような気がした。

 

 

 

いつも通り眠らされた僕は精神世界に居るクラマの頭の上に乗って寝転ぶ。

眠ると言ってもそれは身体だけで精神はこうしてここにいる。なのに心は一切疲れない。

まぁおかげで気付かれずに魔法の特訓できるんだけど。

でもやっぱり、外に出たいよなぁ。あとデバイスも取り戻したい。

 

『だったら何故わしの力を使わん?』

 

いつもは眠っているだけの怠け者なクラマが珍しく話しかけてくる。

 

『貴様が本気を出せばデバイスなどなくても小娘達を封殺できるだろうが』

「いや、なんて言うかさ。あの子たちを傷つけるのは忍びなくて」

 

抵抗しようとすることはできる。

だけど心と体が彼女達を傷つける事を拒絶する。

自分でも意味が分からなくなってくる。

 

『まぁいい。貴様があの子娘達に良い様にされていようとも、奴等には悪意が無いんだからな』

「むしろ逆に好意が強すぎるんだけどね。何ていうか心の拠り所が壊されて唯一残ったモノだけを必死になって愛そうとする感じ」

『と、言うよりお前以外を拒絶する感じだな。あの小娘達自身は別のようだがそれ以外の者に対して拒絶が強すぎる。盲目なんて次元じゃない、奴等はお前が居なければ森羅万象此の世の全てを滅尽滅相しても構わないって思っているな』

「それだけ愛されていることだよね」

『黙れこのポジティブキング』

「いやだってさぁ…………女の子にここまで愛情を捧げられて嬉しい男なんて居ないわけ無いじゃん」

『逆にトラウマを覚えて女の顔を見るだけで鳥肌、寒気、吐き気が止まらなくなるどころか奇声を上げて泡を吹いて失神する筈だぞ?』

 

その言葉を聞いて内心納得してしまう。

いや、分かってるよ?こんな事を常人がされたらたちまち発狂するだろう。

 

「いずれにせよどうやってここから脱出する方法を考えなくちゃね」

 

流石にそろそろ外で買物とか散歩もしたいからね。

それに口移し以外での食事も取りたいし…………。

 

「クラマは良い考えない?派手な方法以外で」

『尾獣玉や九尾モード以外となるとそう無いぞ?ストームブリンガーだって取られている以上、ばれにくく魔力の消費も少ないモノ等一つしか残っておらんぞ』

「それを教えて。今すぐにでも」

『分かっておる』

 

+++

 

次の日、何かの事情で全員が家の中から居なくなった。

まぁ外の方でとんでもないエネルギーの反応があったから警戒しているんだろう。

お陰でこうして家に一人しか居ない状況になったんだけどね。

 

「さぁてと………クラマァ。魔力をほんの少しだけ、それも僕の魔力を喰らうようにして頂戴」

『了解っと』

 

うぉ、結構きつい…………!だけどこれならいける!!

そう思った僕は伸びた爪を格子に向かって振るう。

ガギャンと鉄でできた棒が歪んだ形になって壊れて、向こう側に行けるようになった。

 

「よぉし、これでひとまず脱出完了かな?」

『気を抜くなよ?もし見付かったらお前は仕置きを受けることになるからな』

「分かってるってクラマ。てかあいつ等は今外に居るんだから分かるわけないじゃん」

 

取り合えず三日くらいは外で過ごそう。

そうしよう。

 

『…………その言葉がフラグだとは思わないのだろうか?』

 

気にしない気にしない。

 

 




取り合えず一言。
わたしは嘘をついていない!

だって最低系(ヤンデレ女主人公)によるヒロイン(♂)の監禁調教なんだから嘘をついているわけがないじゃないくぁ(ドヤァ!

兎に角、この作品ではリョクが投稿している「うちはになって原作改変?」ではできない際物を書いていきます。
うちはの方は主人公が相手を不幸にし、九尾巫女の方はヒロインが主人公を不幸にしていく感じです。

もっと詳しく書くとうちは掘り、九尾巫女は掘られるって感じです。
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