駄作品劇場・残骸   作:夢現図書館

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第15話

 

2017年

グレートブリテン及び北アイルランド連合王国にてISコアの製造法が判明するも製造法を発見した当事者は行方不明となる。その人物の娘を巡り抗争が発生する。当時の王室は保護の為にその娘を引き取る。

 

2019年

エベレスト付近で全層雪崩が発生。

 

2022年

世界初のIS男性操縦者が発見され同年、IS学園に入学する運びとなった。

 

2022年

フランス共和国のIS企業であるデュノア社によるスパイ行為が発覚。デュノア社に属する代表候補生が世界初の男性操縦者に対してスパイ行為を働いたとして逮捕。強制送還され、間も無く処刑された。

 

2022年

当時のロシア国家代表がに襲われるも無事に生き延びた。

 

2022年

極東、日本首都である東京都にて原因不明の大規模な空間を揺るがす地震(便宜上、空間震と呼称)が発生し多数の都内にて多数の行方不明者、死亡者を出す大惨事となった。

余談:ISコアの製造法を知る少女が死亡、並びに従者達も同様に死亡した。遺体の存在は確認されなかった(尚、同地域にて不審な人間が観測されるも行方不明となる)。

 

2023年

指定国際テロリスト組織『亡国機業』がIS学園に大規模な戦闘行為を仕掛ける。機業側、学園側の両陣営に多大なる被害が発生。この襲撃事件により1学年の半数が死亡した。

余談:ロシア代表、空飛ぶ鮫に狙撃され暗殺されかける。同時に重度の鮫アレルギーを発症した。

 

2025年

IS委員会主導の下、本年度の卒業生や各国の代表操縦者で編成した部隊を以って指定国際テロリスト組織『亡国機業』との決戦に臨む。両者共に多数の被害を出しながらも委員会側の勝利。亡国機業は壊滅的なダメージを負い活動停止を余儀なくされ規模が縮小し滅亡したとされる。

余談:この戦いでドイツ、ギリシャの代表候補生が壮絶な戦死を遂げ、遺体は損壊が激しく回収は出来なかった。

 

2030年

IS学園の入学者が減少傾向に移行し定員割れを起こし最終的に閉校となる。

 

2034年

女性権利団体及びIS委員会と各種の教育機関等との確執が悪化。男女の相互の人権問題へ緊張が走る。

余談:カナダの2人の元代表候補生、公の場で狙撃され病院に搬送されるも1時間後に死亡が確認された。

 

2036年

女尊男卑の深刻化による女性権利団体の大規模な粛清暴走が勃発。各地でISを用いた同時多発テロが発生。コレにより男性の犠牲者が年々増えて行く事となる。先進国では日本、アメリカ、フランスでの暴動が多発、警察による鎮圧作業により死亡者が相次ぐ。

余談:IS開発者である篠ノ之 束が何者かに暗殺される(諸説アリ)。

 

2039年

女性権利団体の女尊男卑の横暴と各種の男性の確執が悪化の一途を辿る。遂にはISと旧世代の兵器による未曾有の大戦、第三次世界大戦。通称『男女戦争』が勃発。

余談:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、イタリアの元代表候補生、戦死を遂げる。

 

2040年

男性軍、ISコアの適性のメカニズムの解明に成功。同時に後天的にIS男性操縦者の量産に成功し戦争が長期化の兆しが見え始める。

余談:その影で数多の血が流れていたと言う事実を知る者は少ない。

 

2040年

男性軍にISコアとIS技術の発展により勢い付く。黎明期より頻繁に関わっていた男性達の多くが男性軍に加担していた事もあり特徴的な機体の開発に成功していく。対する女性軍は技術力の高さはあるが労働力に見合わない為に開発が難航、勢力図に変化が訪れる。

余談:元ロシア代表、又しても空飛ぶ鮫に襲われる。今度は大軍で。

 

2043年

突如として男性軍に国家代表レベルの男性操縦者が参戦。女性軍のIS操縦者を次々と文字通り粉砕し女性軍に甚大な被害を齎した。この時、この男性操縦者と元ロシア代表、初代世界最強が衝突。元ロシア代表と初代世界最強が討ち取られる。

 

2044年

女性軍、多数のIS搭乗者を戦線に導入。しかし大半がまだ幼い少女達だった事もあり市井から怨恨を買う事になり、物資の調達効率が低下する。

補足:参戦した幼い少女達は大半が孤児だった模様。また90%以上が戦死、生死不明を遂げている。

 

2046年

参戦した男性操縦者が男性軍より離脱、其の儘行方不明となり女性軍の攻勢が盛り返し拮抗状態となる。その男性操縦者が去った後、次々と男性操縦者を投入した為に戦争は激化の一途を辿る。

余談:世界初のIS男性操縦者、生死不明となり死亡したと判断される。

 

2048年

『男女戦争』が慢性化、各地で紛争、ゲリラ戦が頻発し多数の資源が浪費され戦場となった発展途上国が次々と滅亡を迎えて行き地形図が変わる。

余談:元タイ、元ブラジル、元補欠ロシア代表候補生、戦禍に巻き込まれ死亡する。

 

2059年

『男女戦争』、平和条約が締結し終戦。死傷者は男性が軍人等が約8億人、民間人が約20億人(非正規軍人込み)。女性が軍人等が約6億人、民間人が約8000万人程。

大西洋の殆どの国家が無政府状態へと陥り頽廃と化して後程も紛争が頻発する様になり戦災孤児を多数、出す結果となった。

 

2060年

男女和平条約の締結。しかしながら男女間の認識、感情的に大きな傷痕は拭い切る事は叶わず認識の差異による軋轢は改善しなかった。

女性軍の本勢力たるIS委員会は解体、戦犯として委員会の主要人物は軒並み逮捕、国際裁判により多数が死刑と言う極刑となった。IS委員会は再編されるも意識問題は改善の見込みは無かった。

余談:元日本代表候補生、毒物による暗殺により死去。

 

2061年

戦争の傷跡は深く各地で復興作業が進められるが男女間の認識は好転せずその心境は悪化の一途を辿っていた。

余談:戦禍によりオーストラリアが滅亡する。

 

2063年

財政破綻によりギリシャが滅亡する。

 

2065年

効率的な人工授精、クローン技術の進歩が進むも人道的の観点から見て否定的な意見が寄せられる。しかし、先進国を中心に根強く残る女尊男卑の為に男女間の擦れ違いは改善する事は中々進まなかった。

 

2066年

ISコアの量産、男性IS操縦者のメカニズムの解明されるも対象者である男性が少な過ぎた為に操縦者人口は増加は見込めなかった。

 

2067年

裏社会のブラックマーケットにて行われていた人身売買の問題が浮上。しかしながら関係者に施政者が含まれていた為に公になる前に揉み消される。

 

2068年

総人口の内、男性の人数が遂に1%を切った。その為、人類の生存及び、技術衰退の危機が迫り早急な対策が求められる。

余談:女尊男卑の時代でも工業系の仕事や研究は男性が大半を務めており、IS関連であれば女性が大半を占めるがやはり電気機器や自動車などの今の生活に必要な基礎的の技術は男性の方が有していた。

 

2068年

女尊男卑の横暴のツケにより女性権利団体の権威が衰退して行く。代わりに女尊子卑の傾向が見られ始める。男女戦争時期からの続く戦災孤児の問題が浮上、難民問題も浮上した。

 

2069年

日本国、アメリカ合衆国、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、ロインゼーラ皇国にて『保護管理法』の草案が提出されるも多数の反感を買う事になり白紙へと戻される。

 

2069年

各種先進国政府、偏った男女比及び出生率の低下による少子高齢化、技術低下の問題に対して対策をするも有効打となる政策は見通しが立たず、時間だけが浪費された。

又、昨年の新法案の草案を推敲された『推進保護法』が議会を通過、施行の運びとなった。

 

2078年

頽廃した地域、又は極地域での環境に適応出来る人類の進化を求めた研究が行われるも、人道的問題から反感を買った為に難航する。

 

2081年

戦禍によって発生した戦災孤児、紛争孤児による犯罪横行が頻発化。対処に追われるも効率的な改善法は見出せずにいた。

 

2123年

IS学園に変わる新たな学園。IS学院の創立が30年を迎える。日本国の推進保護法の該当者の伴侶が50名に達するも、受精率が著しく低い事が判明する(コレは該当者の出生時の遺伝子情報の性染色体遺伝子に異常があった事が起因する不妊だと判明する)。

 

2123年

反社会勢力兼女尊男卑復活を目論む秘密結社、『女優会』の活動が活発化。各地でゲリラ行動を開始、行政との激突が頻発する。

余談:女尊男卑全盛期に見られた者達と良く似た人間が多数目撃されているも関連性は不明。

 

2124年

日本各地の侵食区域の活性化により周辺地域が侵食区域に侵され始める。日本国の人類の勢力圏が縮小の一途を辿り始める。既に勢力圏の20%が侵食区域に飲み込まれる。

 

2124年

侵食区域問題、そして女優会のゲリラ行動により情勢が不安定化。都市圏の犯罪率が上昇の一途を辿る。

 

2125年

日本国の推進保護法の該当者である『桜姫』及びその伴侶たる少女達、そしてその協力者達がIS学院、行政に対して反旗を翻し桜姫を代表とする第三勢力と化す。コレにより日本国では女優会、政府行政、桜姫一派の三つ巴の殲争が始まった。

 

2126年

侵食区域の増加に伴い物資の供給量が減少傾向になりアメリカ合衆国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間で確執が深刻化、戦争が勃発する。移行、各地で4度世界大戦の兆しが見え始めてしまう。

 

2127年

ロインゼーラ皇国、ドイツ共和国、フランス共和国の三つ巴の戦争が勃発。ドイツ共和国とフランス共和国が同盟を締結しロインゼーラ皇国と決戦に臨むも敗北する。

 

2128年

中華人民共和国にて統一思想が復活し日本国に宣戦を布告。両国で戦争に突入するも中華人民共和国は日本国の侵食区域を越える事が出来ずに撤退。日本国の不戦勝で終わる。

 

2128年

女優会の本部が判明。日本国政府は強襲討伐を実行。激しい戦闘が繰り広げられ女優会は壊滅。幹部級は逮捕され陽の光を浴びる事無く行方知れずとなる。

 

2129年

アメリカ合衆国とグレートブリテン及び北アイルランド連合王国との間の戦争が終結、戦争が終わるも両国とも被害は甚大でありアメリカ合衆国は国土の内、戦時中に70%が侵食区域に覆われた。

 

2130年

戦火の傷跡は甚大であり侵食区域の増加、その為、兼ねてより懸念されていた男性陣の人数が更に減少。もはや数える程しか男性の人数となった。また、大規模な戦争は無くとも国内外で抗争、紛争が発生する様になり慢性的に不安定な状態となる。

 

2130年

IS学院の学院長。桜姫一派に襲撃され落命する。遺体は桜姫一派により無残にも解体され識別不能な状態で海に撒かれた模様。

 

2130年

日本国及び各国政府は桜姫一派を過激派テロ組織と認定。現実問題、桜姫一派の者達は狂人揃いの為に早急な対応が必要と言えた。

 

2131年

地球の海底資源、埋蔵資源等が枯渇寸前の状態となる。コレにより本格的に人類、ひいては地球の生命力が風前の灯である事に直面した。各国政府は急速に拡大する侵食区域、そして絶望的な生殖状態を打破する為に地球から活動圏を宇宙へと移行するプランを急進的に行った。

 

2132年

桜姫一派が自然壊滅していた事が判明。桜姫を始めとした者達は使用した遺伝子情報の影響により短命な命。最長でも『30歳』までしか生きられない命だった模様。故に桜姫を始めとした者達は皆、寿命により絶命し全滅した。

余談:生体データはとある政府が回収していた模様。

 

2150年

アメリカ合衆国、南アメリカが浸食区域に浸食され尽くされ崩壊した。

 

2160年

欧州地域の国家が浸食区域に飲み込まれ壊滅し生命が全て失われた。

 

2170年

中東、中華人民共和国、ロシア連邦が浸食区域に覆われて消滅。多数の難民が発生するも直ぐに消え去った。

 

2180年

日本国の東京都南部以外全てが浸食区域に汚染された……。

 

2200年

110000001011100010100100101011011011101111000100101001001100001110100100101111111011111111001101101101001101011011000011101000111010010011001111101100011010011111000011111010001010010011011000101001001100100011001000111100101100011011110001101001001011100110100100111010111011101111110110101001001100101111000000101011101011100011111001101000011010001110100100101101111010010010101011101001001011011111000011110011111011010111100101101001001100111110111011111000001010010011001110110000001011000110100100110010001011001010111101101001001011011110100100101111111010000110100011

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地球が死んだ。

 

 

 

理由は色々存在する。『インクブス』やら、地球の資源を食い尽くした事やら、汚染地域に飲み込まれただとか、女尊男卑と言う下らない思想の果てに繁殖行為が不可能になったのだの、要因は様々と言って良いだろう。様々な要因が絡み合い地球は死の惑星と化したと言う事は言うまでも無い。

 

故に生き残り最後の人類の活動圏たる東京都南部に集結し最後の望みを掛けたプランを実行した。それは宇宙に逃れて生き延びると言うプランであった。限りある資源を惜しみなく使ったこの計画は残された人類を乗せた箱舟たるシャトルの完成に漕ぎ着き地上を離れ宇宙へと飛び立った。

 

持ち出せる資源、情報、技術を総動員しての宇宙での生活が始まった。時に暴走、迷走を繰り返し人類の生き残る術を模索しながら宇宙での生活……そして再び星の大地に降り立つその日までを願い100年の年月が経過した……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『システムオールグリーン』

『冷凍システム解除要請、受諾』

『桜シリーズ覚醒まで残り10秒』

 

青白い照明が照らすは無機質な空間。機械の天井と壁、そして床で構成された部屋に無機質な人工音声だけが静かに響き渡る。この部屋に存在するは黒曜石の様な色合いをした柩。その柩が規則正しく並べられている。床付近は霜なのか白い霧に覆われておりこの付近は温度が低い事が分かる。それもその筈、この部屋が人体の冷却装置のある場として使われている一室であるからだ。

 

『桜シリーズ、リィアの覚醒を確認。施錠の解放を承認。認可』

 

青黒い柩の1つの壁面にある画面の表記が『Close』から『Open』に変化した。その数秒後、柩の壁面が開き内部に立ち込められていた冷気が下方へと向けて溢れ溢れ出す。

 

『おはようございます。マスター。前回のコールドスリープ開始から約16201時間54分26秒もの時間が経過しております』

 

「………思いの外、短かった(・・・・)のね」

 

青黒い柩のコールドスリープ装置から現れたのは長い銀髪に頭頂部から突き出す様な狼を彷彿させる様な狼耳髪(ケモミミにも見える)を靡かせた赫眼の少女だ。金属質のメタルサイハイブーツを両脚に履き膝上まで歩く度に金属質な音が響き渡る。白と黒を基調とした衣をその身に纏っていた。袖が着物の様であり古い日本国の装いたる水干や神薙を彷彿させる。上半身は太古、下半身は未来と言う印象を与えるだろう。

 

『当艦システム全てに至るまでオールグリーンです。現在自動操縦となっています』

 

「そう……他の皆はまだなのね」

 

『現在、桜シリーズは冷凍休眠状態です。覚醒の承認は今の所ありません、マスター』

 

「そう……」

 

マスターと呼ばれた少女は赫い眸を一瞬だけ細めて後方に立ち並ぶ柩を一瞥した後、金属質な跫音を響かせながら冷却装置室からある場所へと向けて歩き始めた。向かう先はこの宇宙航行艇の中でも冷却装置室と同等の意味で重要なる一室であった。

 

 

 

 

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