プリンセスコネクト ~ロストメモリー~   作:白琳

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今回はストーリーは進まず、魔法についての説明回になります。


第11話 魔法とは

「魔法について……ですか?」

「ああ、コッコロなら何か知ってると思ってな」

 

宿屋の部屋で俺は文字の勉強をしている。コッコロに教えてもらいつつ学んでいる最中に、そういえばと魔法の話を出したのだ。

 

「主さまは魔法に興味が?」

「まぁ、興味はあるな。魔法がどんな物なのかが知りたい位だが」

 

俺が魔法を使えるとは限らないしな。スズメが使っていた爆発を起こす魔法も、難しそうなイメージがあるし。

 

「そうですね……文字の勉強も順調に進んでいますし、他の勉強も始めようかと私も考えていましたから丁度よかったかもしれません」

「じゃあ、教えてくれるのか?」

「はい。それと魔法以外にも主さまには知っておいてもらいたい事がありますから」

 

知っておいてもらいたい事……一体なんだろうか?まぁ、魔法の事が終われば教えてくれるか。

 

 

 

 

「それでは、これから魔法についての勉強を始めたいと思います。主さま、しっかりと聞いていてくださいね」

「ああ」

「ではまず……魔法とは、様々な現象を発生、または操る事が出来る不思議な力です」

 

ふむ……スズメが起こしたあの爆発はどんな現象なんだろうか?コッコロにその事を言ってしまえば、バレてスズメが責められるだろうから聞かないが。

 

「コッコロ、様々な現象って?」

「例を言いますと、『火をつける』『風を起こす』『水を生み出す』などです」

「そんな事も出来るのか?」

「はい、ですがこれでもほんの一部です。魔法には属性というものがありまして、主に10個に分かれておりまして──────」

 

 

 

 

 

えっと……コッコロの説明する属性というのを書いて纏めると、こんな感じか?

 

 

・炎属性……炎関係の魔法が該当する。例として炎の玉を生み出して放つ"ファイアボール"など。

・水属性……水関係の魔法が該当する。例として水の玉を生み出して放つ"アクアボール"など。

・地属性……地面関係の魔法が該当する。例として土の壁を作り出して自身を守る"ランドウォール"など。

・風属性……風関係の魔法が該当する。例としてそよ風を生み出す"ウィンド"など。

・雷属性……雷関係の魔法が該当する。例として相手を麻痺させる"パラライズ"など。

・氷属性……氷関係の魔法が該当する。例として物体を凍結させる"フリーズ"など。

・木属性……植物関係の魔法が該当する。例として花を咲かせる"フラワー"など。

・聖属性……回復・光関係の魔法が該当する。例として傷を治す"ヒーリング"など。

・闇属性……闇関係の魔法が該当する。例として周囲を暗闇で覆う"ダークネス"など。

・無属性……どの属性にも該当しない魔法が該当する。例として魔力を針状の弾として放つ"ニードル"など。

 

 

「なぁ、最後に出てきた魔力って何だ?」

「はい、魔力というのは生物であれば必ず体に宿しているものです。もちろん人間も魔物も。目には見えず、量に個人差はありますが……これを消費する事で魔法を使えるのです」

 

へぇ……魔法も自由に使えるわけではないんだな。その魔力ってのが必ず必要になってくるのか。

 

「消費って事はその魔力は使う度に減っていくんだろ?回復とかってするのか?」

「はい、方法は3つあります。1つ目は一定の時間が経過すること、2つ目は十分な休息をとることです。1つ目よりは2つ目の方が回復量は多いですね。最後に、3つ目はマナを手に入れる事です」

 

…………マナ?

 

「コッコロ、マナって?」

「マナとは、魔力を持つ存在が命を落とした際に放出される、魔力が変化したものです。ほとんどは大地に吸収されてしまうのですが、その一部を付近にいる者は体に取り込む事が出来るのです」

「……?今まで魔物を倒した事はあったが、マナなんて見た事ないぞ」

「マナも魔力同様、目には見えないのです」

 

なるほどな、それで納得がいく。

 

「魔法に関してはこの位でしょうか。主さま、何か質問などはありますか?」

「……俺って、魔法を使えたりするか?」

「はい、使えますよ」

 

ああ、そうなのか。魔法を使え──────ん?

 

「えっ、使える?」

「はい、そもそも主さまは既に魔法を使っていますよ」

 

既に魔法を使ってる……?どこでだ?いや、そもそも俺が出来るのって、似たような物だと”ユニオンバースト”位しか……。

 

「……もしかして”ユニオンバースト”か?」

「はい。アメス様の宣託によりますと、”ユニオンバースト”も魔法の一種のようです」

「つまり”ユニオンバースト”が使える俺は魔法も使えると?」

「はい、主さま。その通りです」

 

そうだったのか……しかし魔法が使えるなら、色々な魔法を使ってみたいな。さっき出てきた”ファイアボール”とかかっこいいし、どうだろうか?

 

「ですが主さま、魔法が『使える』ことと、魔法を『使う』ことは違うという事を知っておいてください」

「どういう事だ?」

「主さまは確かに魔法を使えます。ですが実際に使うには魔法について学ぶ必要があるのです。呪文の唱え方や特徴などをしっかり理解してこそ、魔法を使う事が出来るのです」

 

ふむ……どうやら使えると言っても、そう簡単に魔法を使う事は出来ないらしい。

 

「でも何か1個くらいは使ってみたいな……」

「なら、魔法を使う事を目標に、魔法の勉強をこれからしていきますか?」

「いいのか?」

「はい。主さまがそれを望むのであれば、わたくしは主さまを全力でサポートさせていただきます」

「コッコロ……ありがとな、これから頼むぜ」

 

よし、これで魔法への道が一歩近付いたと言えるだろう。魔法をいつ使えるようになれるかは分からないが、コッコロも手伝ってくれるんだ。俺の為にもコッコロの為にも、早く使えるように頑張らないとな。

 

「ですが、今回はここで終わりにしましょう。他に主さまには知っておいてもらいたい事がありますから」

「ああ、そういえば言ってたな。何なんだ?」

「はい。このランドソルに住む──────種族についてです、主さま」




"ユニオンバースト"は魔法の一種と書きましたが、実際は魔法と"ユニオンバースト"は似ているようで違います。
違いとしては、
魔法
・魔法について学び、呪文や特徴などをしっかり理解する事で使えるようになる
・素質によって使える者と使えない者がいる
・魔力を消費する

"ユニオンバースト"
・主人公にしか使えない
・体の奥底に更なる力を秘めている相手とコネクトする事で使用が可能となる
・魔法以外に、体を使う技が存在する
・魔法同様に魔力を消費する

魔法="ユニオンバースト"というよりも、魔法に限りなく近い不思議な力と考える方がいいかもしれません。

次回はランドソルに住む種族について主人公が学ぶ回です!
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