今回は珍しく真面目回!1番長い話しですよ!
「ぐ…な、なんだ…頭が痛い。ってここは何処だ?」
士倉 碧は、目を覚ました。
うん。どうやら俺は気を失っていたみたいだ。頭が痛いし、腹も痛い。
ってよく見ると、この場所って俺が介抱されてた協会の部屋に似てるな。
もしかして、ラスティションの方の協会なのかな?
そんな事を考えてると、扉が開いてネプギア達が中に入ってきた。
「あ、ネプギア!みんなも無事だった!?」
みんなに呼びかける俺、だが、ネプギア達は何か困ったような目を俺に向けた。
ん?どうしたんだみんな?なんか、ネプギアやユニは顔を赤くして、困ってるし。ロムちゃんとラムちゃんは…あれ?!
なんか、ネプギアの後ろに隠れておびえてる?
「あ、あのさぁ…みんなどうしたの?なんか、あったの?」
俺がそう答える。
だが、その言葉にユニとネプギアは更に困惑したような顔を見せる。
そして、意を決したようにネプギアが俺に話しかけてきた。
「あ、あの…碧さん…覚えてないんですか?」
「え?覚えてないって…たしか、俺はユニを庇って、気を失ったんだよね?むしろ、その後どうなったのかを教えてほしいんだけど…?」
俺はネプギアの質問の意図がわからず、とりあえず自分が今感じている疑問を、聞き返した。
だけど、ネプギア達はその言葉に更に驚いたのか、更に困ったようにオロオロしだす。
「ねぇ?みんな?どうしたの?」
我慢出来なくて、ついネプギア達に聞く。
ネプギアは、そんなおれに対して説明をしだしたのだった。
⚫⚫⚫⚫⚫⚫
「えええ!!?俺が、変な姿になってユニちゃんを襲ったぁ!?」
「は、はい…それで、モンスターを退治してきて戻った私が碧さんを気絶させたんです。」
えー?!う、嘘だろぉ?全く覚えてない!!全身を舐めまわして、服をビリビリに破くなんて!どんなエロ同人誌みたいな展開だよ!!
いくら、女の子が大好きだからってそんな事しないよ?!
だが、現にユニちゃんは俺に対して、怯えた様子を見せている。
ラムちゃんやロムちゃんも、さっきまで仲良く遊んでいたとは思えない態度だった。
俺は、肩をガクッと落として、あたまを抱えた。
嘘だろ…?お、俺がそんな事を…あわわ!最悪だぁ!絶対嫌われ者だよ!こ、こんな変態オオカミやろうなんか!
「あ、あの…みんなごめん……えっと…と、とりあえず外で空気吸ってくるよ。」
「あ、あの!士倉さん!まって!」
俺が逃げ出そうとした途端、ユニちゃんが目の前に来た。
「ゆ、ユニちゃん…その…おれさ…」
「ありがとうございました!士倉さん!」
「え?」
俺は驚いた。ユニちゃんには絶対責められると思ってたから。だが、その予想は外れ、ユニちゃんは俺に対してお礼を言ったのだ。
「あ、あの…確かに士倉さんはアタシを襲いました。メッチクチャに舐めまわして、正直気持ち悪かったです。」
「う…」
「でも…士倉さんはアタシや、子供達を守ってくれました。貴方の事を避けていたアタシを守ってくれた…そのことは最初はびっくりしたけど…今はすごく感謝してるんです!」
「ユニちゃん…」
「だから、気にしないで下さい!あれは貴方の意思じゃなかったと信じてます!あなたはアタシを全力で守ってくれた人なんですから!」
う、うおおおおお!ゆ、ユニちゃん!!な、なんてイイコなんやぁー!!お、俺はモーレツに感動しているぞ!!
俺が感動していると、ラムやロム、ネプギアも俺に近づいてきた。
「あ、あの…気絶させてすいません!碧さんは変態だと思いますがユニちゃんを襲うとは、私も思ってません!」
ね、ネプギア?なんか引っかかる言葉を聞いたんだけど?
「わ、わたしも碧が変態でも友達だよ!?」
「変態怖いけど…わたしも友達…オドオド」
ラムちゃん…ロムちゃん…
ま、まぁいいや!なんか引っかかるけど、みんな優しい子達ばっかりだ!
俺は嬉しいよ!
と、何とかみんなに嫌われ者にならなくて良かったと思っていると、部屋にノワールさんとアイエフ、コンパが入ってきた。
お!ノワールさん!それに2人も来てくれたんだ!
「お姉ちゃん!?」
「アイエフさんとコンパさんも!?」
ネプギアとユニちゃんも驚いていた。
「ユニ。ごめんね…私がラスティションを留守にしてる間、頑張ってくれてありがとう。」
ノワールさんはユニちゃんを優しく抱きしめる。ユニちゃんは嬉しかったのか、それに答えるように抱き返していた。
「ネプギア。碧。2人も無事で良かったわ」
「私達は、ラスティションの救援しにきたですぅ。ちなみにネプネプやガストちゃん達も来てるですよ!」
「そうなのか…助かったよ。みんなもうボロボロだったし。」
「そうみたいね。で、碧。後、あんたに伝えたい事が…」
「なんだい?アイエフ?」
「あんたの能力。イストワール様がわかったらしいわ。」
アイエフのその言葉に、周りのみんなも自分も固まった。
⚫⚫⚫
ラスティションの協会。
その会議室には、女神、ノワールさんとネプテューヌ。女神候補生のネプギア、ユニちゃん、ラムちゃん、ロムちゃん。その仲間のガスト、日本一、アイエフ、コンパが集まっていた。
一通り、ラスティションの修理やら、人の治療やらを終えた俺たちは、俺、士倉 碧の謎の能力について、イストワールさんに聞く為に集まっていた。
ちなみにイストワールさんは向こうから通信してきていた。
「で、イストワールさん!俺の能力はなんですか!?教えて下さい!!」
俺は机から乗り出す勢いで、画面越しのイストワールさんに迫った。
その勢いに周りのみんなは少し驚いている。
けど、これは仕方のないことだ!なんせ、今まで謎のまま使っていたこの能力がわかるかもしれないんだ!そうすれば、変な姿になって、ユニちゃんを襲ってしまったことも何かわかるかもしれない!
俺にとってはとてつもなく、重大なことなのである。
「碧さん、落ちついてください。これからしっかり話すので。」
イストワールさんは、咳払いをしてその場を整えようとする。
俺も、あわてても仕方ないと思い、椅子に座りなおした。
そんな様子を見て、場が落ち着いたのをイストワールさんが確かめ、話をし始めた。
「では、碧さんの能力について、話します。碧さん以外の皆さんもしっかり聞いてくださいね?」
その言葉にみんな頷く。
若干1名が、めんどくさそうにしているが……(もちろんネプテューヌである)
イストワールさんも気づいているよだが、話を中断するためにも行かないので、そのまま進める。
「碧さん…まず、あなたの能力を簡単に言ってしまうと、それは世界と繋がる能力です。」
「はい?」
簡単に言ったイストワールさん。だけど、あまりに意味不明である。それは俺だけではなく、周りのみんなもそうだった。
そして、その言葉にノワールさんが手を挙げた。
「ちょ…いいかしら?イストワール?」
「はい、何でしょう?ノワールさん。」
「いや…世界と繋がるってどういう意味よ?さすがにここのみんなも意味がわからないわ。」
その言葉のとおり、みんな難しい顔をしている。ちなみに日本一とネプテューヌはポカーンとしていた。
「まあ、そうなりますよね。じゃあ、説明に入りましょう。まず、この世界、ゲイムギョウ界があるとしましょう。しかし、皆さんはご存知ですが、別次元にも世界があることはご存知ですよね?」
「はい。それは知ってます。碧さんにも、いろいろと説明しました。」
ネプギアが答える。
そう、世界は1つではない。この次元とは異なる空間にはもう1つ世界があるらしいし、俺が元いた世界も数えると、世界は三つあることになるといろいろ説明をしてもらったのだ。
「はい。現在では世界は三つ確認されています。しかし、世界というのはそれだけではなかったのです。確認されていない世界も合わさればその数はかなりのものになるでしょう。」
その言葉にみんなが驚きを隠せなかった。世界は、そんなにあるものだったのか?と感じたのだ。
「それで、どんな世界があると言うと、例えば魔法が発展した世界。侍や忍者が存在してる世界。超能力者が溢れている世界。ヒーローが活躍している世界。怪獣やモンスターが存在する世界。ロボットが多い世界。未知のエネルギーが満ちている世界と、様々な世界が存在しています。」
「そ、そんなにたくさん…」
アイエフが驚く。
「はい。世界はそれだけあるのです。私たちが知らないだけで、ぞの世界は確実に存在しています。そして、碧さん…あなたはそんな数々の世界とリンクできる能力があるのです!」
「リンクって……?」
「具体的に、その世界の一番強い概念を、自分の力に変換してつなげることができるのです。だから、あの最初の姿は、あなたがヒーローの存在する世界とリンクするから変身できた力なのです。」
「「「「「「「「「「な、なんだってーーーーーー!!!??」」」」」」」」」」
みんなが驚く。ギャグっぽいが、みんなまじめにおどろいているようだ。
「世界と繋がる…あ、碧君の能力が、そんなかっこいい感じだったなんて・・・!!く!なんか主人公としてまけた気がする!!」
おい!それどころじゃねーだろネプテューヌ!!
「必殺!ワールドリンクってことかな!?碧!」
日本一は必殺技考えるとこじゃないだろ!?
「それはすごい力ですね…じゃ、じゃあ!アタシを襲ったときの姿って!?」
ユニが気づいたように発言する。
「ユニさん、そのときの碧さんはきっと、モンスターや怪獣と言った世界とリンクしてしまったせいだと思います。その、碧さんがユニさんを…お、押し倒して辱めたのは、モンスターや怪獣の力のせいで理性を失っていたからだと…」
イーストワール!!それは言わなくていいからああああああ!!!
ほら!ユニちゃん真っ赤でしょ!?
しかも、周りの目線がすっごく痛いよ!?ノワールさんにいたっては超こえーよ!!
とびびっていると、ノワールさんがイストワールさんに話し始めた。
「…しかし、世界と繋がるか…さしずめ、ワールド・リンカーってところかしら。それでイストワール。1つ聞きたいのだけど・・・」
「はい?何でしょう…ノワールさん。」
「この能力…聞いている分だと、かなり強そうに聞こえるけど、デメリットみたいなのは?」
「それは……ふう…隠してもだめですね。このワールドリンクというのは、世界と繋がることで大きな力を手に入れることができます。ですが、制御できないことになってしまえば…」
その言葉の前に、間ができる。その一瞬はかなり長く感じた。
「碧さん…そのとき、あなたは世界に飲み込まれ、強大な力の塊となって、暴走してしまうでしょう。今回のユニさんの件はそれに近いです。」
ーーーーーーえ?-----…飲み込まれる?暴走する?
そ、そんな…信じられない。
俺はその場でへたり込んだ。今の言葉は聞きたくなかった。強いちからには、かならずしもデメリットがある。ノワールさんだけではなく、ほかのみんな、俺でもそれについては考えていた。
ただ、想像以上のことをたたきつけらた俺は、なんだってー!!??なんていえない状況になっていたのだ。
それはもう…絶望的なものだった。ほかのみんなも、どう答えていけばいいかわからず迷っていた。
だけど、ノワールさんだけは、その言葉を予想してたかのように受け止めていた。1人だけ、冷静だったのだ。
そんなノワールさんは俺の前に立ち、剣を突きつけた。
「ちょ!?お姉ちゃん!!??なにしてるの!?」
「ねぷぅ!?ユニちゃんのこと、まだ根に持ってたの!?」
「違うわよ!!あんたは黙ってなさい!!……碧。」
「は、はい!!の、ノワールさん!」
ノワールさんの様子に、俺はノワールさんんを見上げた。一体、この人はどうするつもりなんだ!?
そうやって驚いている俺にノワールさんはこういったのだった。
「私と、勝負しなさい。」
その言葉により、さらにその場の空気はおもぐるしいもになったのは言うまでもなかった。
ワールド・リンカー
世界を繋ぐ力。この力は世界を破壊するのか…それとも…
次回もよろしく!