少年、士倉 碧は悩んでいた。
彼の目の前にはガラスケースがあり、その中にはゲームの箱がおかれている。ちなみに名前は「魔法天使ラブリーエンジェル」と書かれた、可愛らしいタイトルのゲームだ。
「はぁあ…どうしようかな…まさか今日発売日だったなんて…完全に忘れてたよぉ…」
碧はガラスケースにピッタリくっつきながらガラスケース越しにあるゲームを見て涙をながしている。
後ろの人達はそんな碧を見て、ヒソヒソと話しながら離れている。まぁ気持ち悪いので仕方ない。
碧はそんな事お構いなしにガラスケースに身を浸る。
「小遣い下ろすか?…いやいや、親に前使いすぎって言って止められてるしなー…はぁああ…バイト代まだなんだよなぁ…」
さらにブツブツ言っているこの少年は一体どうしたのだろうとおもってしまう。
通行人の中には、すぐにでも警察か救急車を呼べるように携帯に手をかけてる人もいる。
「しかたないかぁ!今回は諦めよ…」
ガラスケースから碧が諦めて歩き出した。それを見た通行人もそれを見て、碧に対しての不安感が消え、自分のペースに戻る
碧の方は肩を落として落胆するように歩いている。
「はぁ…辛いよ。俺の天使たんが目の前にいるのに、手が出せないなんてさぁ…」
(見つけたぁ…見つけたぞぉ)
「そうそう、見つけたのさ…最新作のゲームって…え?誰?」
碧は振り向く。しかし、誰かしゃべっている様子はない。
気にはしたが、碧はそのまま歩き出した。
その瞬間…
「え?」
そう、下に落ちた
どごぉおおおん!!
大きな音がし、碧は何処かに墜落した。
「いってぇぇ…な、なんだよ…ん?」
「ねぷぅ…な、何か落ちてきたよ!そういうのはわたしの特権なのに!」
「あ、あんたねぇ!こんな状態でよくそんな事言えるわね!」
碧の下には、二人の可愛らしい女の子がいた。
そんな姿を見た碧は固まった。一体何が起きているのだろうか、今の彼には全く理解出来なかったからである。
ムニムニ
柔らかい。そう、碧は感じた。まるでマシュマロかプリン、そんな感じがする。しかし碧はその感触を感じるのは始めてだった。そう、未知の領域である。
ムニムニムニムニ
ちょっと確かめる。
「はひゃぁ…な、なによ!む、胸が…あぁん!」
すると、下にいた、黒い髪型のツインテール娘が顔を赤くして悶えた。
碧はエロいと感じた。
それと同時に、嫌な汗がブワッと出てきた。
ま、まさか揉んでいるのか?あの、伝説の…お、おっぱ…
碧が思考をしだした瞬間、なにか鈍い音がし、碧はそのまま意識を失ったのである
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