今回のヒロインはネプギアになっていますが、時間的に過去になっています。
話的には、ユニとノワールの間ぐらいです。
まだ至らない点ばかりですが、どうか楽しんでください。
さぁ、いったいネプギアはどうなるのか?
これは士倉 碧が行方不明になる前のお話である。
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「ふぅ今日も仕事疲れたなぁー」
私は、女神候補生のネプギアといいます!
今回もクエストやら、書類仕事などをこなしていました。
本当なら、お姉ちゃんも手伝ってくれるはずだったんだけど…
「ひどいよお姉ちゃん…私を置いて、1人で遊びに行っちゃうなんて」
そう…私のお姉ちゃんは、仕事をサボって何処かに行ってしまったのだ
そのせいで、仕事が私だけに回ってきてしまったんです
もう、いつも通りなんだけど…やっぱり疲れたなぁ
「ふぁ…今日はもう寝よう…」
私は睡魔に逆らわないようにして、眠りについた
だけど…私は気づかなかった。
この時、私の枕元に何かが居たことを…
そして、私を長い悪夢がこれから襲う事になるなんて
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「んん…よく寝たなぁ」
7:00。時計にはその時間が記されていた。
ネプギアの起床時間だ。
いつもこの時間ぐらいに起きているから、タイマーをかけなくても、自然に彼女は目を覚ます。
この日も仕事はあるが、昨日にだいたい終わらせていたのでそんなに慌てなくても大丈夫だ。だからネプギアは何時もよりゆっくりと身体を起こす。
昨日の疲れもあるため、ネプギアは少し身体が重そうに見える。
「ふぁ…とりあえず顔を洗って…服を着替えてからいつもの場所に行こう…多分お姉ちゃん達もいるだろうし…」
ネプギアは、ゆっくりと洗面所に向かい顔を洗う。
タオルで顔を拭いて、着替えを始めた。
ここまでは朝起きてからいつも通りの行動だ。
それら全てを終えた彼女は、部屋からでて、ネプテューヌやイストワール、碧がいるであろう部屋に向った。
部屋の前に立ったネプギアはドアをノックする。
いくら、自分の家の中でもちゃんとノックするのはネプギアの真面目な性格ゆえだと感じる。
いつもだったら、イストワールか碧の返事が返ってくるのだが、全く反応がなかった。
「あれ?おかしいなぁ…この時間なら、いーすんさんがお姉ちゃんを叱って、それを碧さんが止めてるはずなんだけど」
ネプギアは、ゆっくりとドアを開けて、部屋の中を見る。
中は凄く静かでいつもの騒がしい雰囲気がなかった。
疑問に思いつつもネプギアは部屋に入る。
なんだか、部屋の空気が凄く重いような感じが、彼女にはわかった。
「…みんなどうしたんだろ…ってあれ?」
ネプギアはさらにこの部屋のおかしい事に気がついた。
それは、写真がないことだ。
「私とお姉ちゃんで撮った写真がない?…それに犯罪神を倒した時にみんなで撮った写真もない…前までちゃんと飾ってあったのに…」
写真は昨日まではしっかりとあったはずだった。
下に落ちていると言うわけではない…
まるで最初からそこに写真が存在してなかったようにその場所には、花瓶などの他の物が置かれていた。
ネプギアがそうやって疑問に思っている時だった。
ガチャとドアを開く音が聞こえて、中にイストワールが入ってきた。
「あ、いーすんさん!」
「ネプギアさんおはようございます」
イストワールはいつも通りに、礼儀正しい挨拶をする。
それを見てネプギアは、ホッとするように胸を撫で下ろす。
さっきまで何故かいつもと違う空気が漂っていただけに、いつも通りの人て会うと安心感があった。
「いやぁ、みんなの姿がなくて、ちょっと焦っちゃいました」
「そうですか?ってネプギアさん、みんなってこの場所には、貴女と私しかいませんよ?」
「いやぁ何言ってるんですか。あ、いーすんさん。お姉ちゃん達を見ませんでした?」
その言葉を発した時だった。
まるでイストワールは信じられない言葉を聞いたように目を見開いて固まった。
ネプギアはたった一言言っただけだ。お姉ちゃん達はいますか?と…
だけど、その一言はイストワールを凍らすには充分だったようだ。
ネプギアはそんなイストワールの様子に首を傾げる。
彼女からしたら、全く意識してないような一言だ。どうしてイストワールがそんなに驚くか理解は出来なかった
「あ、あのいーすんさん?どうしたんですか?」
ネプギアが声をかけると、イストワールは意識を取り戻したようにハッとなった。
だが、彼女は困ったような顔になり、何かを戸惑ったように言葉をネプギアにかけた
「あ、あの…ネプギアさん?…本気で言っていますか?」
「え?本気って…」
ネプギアはイストワールがかけた言葉が、全く理解できなかった。
一体何が本気なのか?
「いや、その…ネプテューヌさんがいるって言葉は…本気ですか?」
「え?お姉ちゃんがいるって…当たり前ですよね?」
イストワールはその言葉に、顔を真っ青にした。
一体彼女はどうしたのだろうか?ネプギアは不安に思った。
私は当たり前のことを聞いたのに…と…
だけどその疑問は次のイストワールの言葉が答えてくれた。
「ネプテューヌさんは…もう、いません…亡くなっていますよ?」
「え?…な、何を言ってるんですか?」
今度はネプギアが信じられない言葉を聞いたように固まった。
それも仕方ない。昨日まで元気に遊んでいた姉が亡くなっていますよと言われて信じられないし、理解出来ないものだ。
なんで、イストワールがそんなことを言うのはネプギアにはかんがえられなかった。
冗談?とも考えたが、真面目なイストワールがそんな冗談を言うには思えなかった。彼女とは付き合いも長いからそう感じる。
「え?…いーすんさん?い、一体…」
「ネプテューヌさんは死んでいます…前の犯罪神との戦いで…」
ネプギアが、イストワールに違うと言いかけた時だった。
ネプギアの頭にあるビジョンが流れこんできた。
そのビジョンは、血に染まった剣を持っている自分自身と、血を流して倒れこんで居る、ユニ、ノワール、ブラン、ラム、ロム、ベール…そして、自分の姉ネプテューヌだ
血に染まり、ネプギアは激しい悲しみに包まれていた。
しかも、その時の感情や感触、全てをネプギアは覚えていた。
さっきまで覚えてなかったはずなのに、一気に思い出したように記憶が流れこんできた。
そう、ネプテューヌはイストワールの言うとおり死んだのだ。
しかも、自分が殺した。それもネプテューヌだけではない。他の仲間達も…
「あ、ああ…あああああああああああああああ!!!」
「ネプギアさん!?」
イストワールの静止を振り切って、ネプギアは叫びながら、部屋を出た。
信じられないと言う言葉を何回頭に流し込んだろうか…
半分、混乱しながらもネプギアは自分の部屋に入り鍵を閉めた。
そして息を切らしながら、辺りを物色する。
「あ…あった…日記…」
ネプギアが手にしてるのは、分厚い日記だった。
ネプギアは、今まであった事件や、冒険の数々を日記に書くことを日課にしているのだ。だから今までことを思い返す時にたまに日記を見たりもしていた。
今回も、確かめたかった。頭の中に浮かんだ記憶が確かなのか、全く身に覚えがなかったのに、なんで感情や感触までハッキリと覚えているのかも…
この日記を見れば、それもハッキリするだろうとネプギアは考えたのだ…
ペラペラ…
日記を捲り、ネプギアは犯罪神との戦いがあった日に書いたであろうと日まで遡る。
「あった…」
その日を見つけ出したネプギアは、読み始める。
そして、それを見たネプギアは驚愕した…
「な、なに…?これ…?」
犯罪神との戦いの日記には、こう書かれていた。
○月×日
とうとう、犯罪神を倒すことが出来た。長かった。マジェコンヌ四天王を倒した後、犯罪神に勝てないと悟ってしまった私達はおかしくなってしまった。
ゲババーンと呼ばれる、犯罪神を倒せる伝説の剣。私達はそれに頼ってしまった。噂を確かめて、伝承を調べて、やっとその伝説の剣を手に入れることが出来た。
最初は喜んだ。その剣を使えば犯罪神を倒せるからだ。だけど、それは間違いだと言う事に気付いた。その剣は伝説の剣ではなかった。呪いの剣だったのだ。
女神の血を吸う事でその剣は力を増す。つまり、女神を殺す事でゲババーンは完成するのだ。それを知った時、私達はこんな力、絶対使わないと決めていた。だけど、犯罪神が復活するにつれ、私達は今の自分達に力が足りないと焦るようになってしまった
そこから、全てが狂いだした。剣の存在から、周りは疑心暗鬼になりそして、シェアをどうするかになって揉めてしまい、仲間割れになった。
そして…
私は仲間を殺した。
後戻りは…出来なくなっていた。
私は他の仲間にも手をかけた。そして、ゲババーンを仕上げた。
犯罪神は倒せた。そして、女神は私1人になり、全ての国を私がこれから収めることになった。
女神として、全ての国を私は守っていく。
例え、仲間を殺した、この汚れた手でも…
日記はここで終わっている。
ネプギアは日記をおとし、部屋を出て外に飛び出した。
「嘘だ!嘘だ!嘘だ!こんなのって…!」
ネプギアは涙を流しながら、協会を出た。
外に出ると、昨日までみたプラネテューヌとは景色が違っていた。
他の国の情報や雑誌は一切無くなっており、女神として掲げらていたのは、ネプギア1人だけだった。
他の女神は存在している雰囲気はなかった。
それもそうだ。
私が殺したんだから…
「嫌ああああああああ!!」
ネプギアは、周りの人達が、見てくる事をお構いなしに走る。
周りな人からは、女神が1人で走ってる姿は一体何があったのか?と疑問に思っているだろう…
町を抜けたネプギアはもう、頭が真っ白だった。
あるはずのない記憶が、ネプギアの頭を駆け巡る。
姉を刺した感触も、仲間を刺した感触も、手に蘇る。
なんで?私は、昨日まで普通に暮らしてた。犯罪神だって、みんなと協力して倒した。その記憶があるはずなのに、もう一つの記憶が私に纏わり付く。
今の私には、どれが本当の記憶なのか、わからなくなっていた。
誰か…誰か!…教えてよ!
ネプギアは必死に走り回った。
そして…
ドン!!
誰かにぶつかり、ネプギアは転んだ。
「うゔ…いったい…」
ネプギアは当たった場所をなでる。そして、ぶつかった人を見た。
そこには…
「あ、ネプギアじゃん…久しぶりだね」
「え?…碧さん?」
そこには、いつも通り変わらない様子の志倉 碧が立っていたのだった。
一体ネプギアの見に何が?
そして、こんな状況でも碧登場!
彼はネプギアの今の状況をどうにか出来るのか?!
次回をまて!