それでは楽しんでいってください!!
春ーーそれは出会いの季節であり、別れの季節である。出会いとは言っても学校だけではない。慣れないスーツを着て初めての仕事と上司と顔を合わせるのも出会いと言うだろう。逆に、学校や仕事をやめてしまい、慣れた仲間たちとの別れを知るということもあるだろう。
「ふぁ〜、ねみぃ…」
この慣れた道も今年で2年目なのか。去年は何にも変わり映えしない1年だったなぁ。なにやったか全然覚えてないんだけど…まぁそれは今に始まった事じゃないんだけどな。
そう、このバカ丸出しのアホ面の神代 龍也という男は春という季節のスタートを別れの季節として過ごすだろう。
「おい!コラッ!誰がバカ丸出しのアホ面だ!」
あ、思わず大声で叫んじゃったわ。流石に周りに人は…
「ひぃっ…!!す、すいませんでした!!」
居たーー!?てか逃げられた…まぁ、そりゃあそうだよな。俺だってそうする。
しばらく歩いていると…
「おーい!龍也!」
「ん?和哉か…おはよう。朝から元気だな。」
こいつの名前は篠村 和哉。野球部所属の同級生だ。1年生でレギュラーに抜擢されて高校野球ドッ○コ○にも載るぐらいの実力者だ。おまけに成績優秀で顔は…まぁいい方だな。だがしかし、モテない。何故かって?俺も知らん。だって俺は帰宅部だからな。
「おう!元気がなければ監督はベンチに入れてくれねぇから朝から気合入れてんだ!!」
「それにしては、登校するの遅くないか?このままじゃ遅刻だぞ?」
「いや、それは龍也も一緒だろ…。俺は朝練やってたから遅くなったんだ。うし、このまま遅刻はまずいから走るぞ!龍也!!」
「は!?ちょ、まてよ!引っ張るな!おい!ダレカタスケテー!!」
はぁ、俺はのんびり学校に行ってのんびり過ごすつもりだったんだけどなぁ。どうやら今日は熟睡できそうにないらしい。
学校にて
キーンコーンカーンカーン
やっと、長い長い4時間目が終わって各々友達とランチを楽しむ時間になったか。まぁ、俺はひとり飯なんだけどね。和哉は野球部の奴と飯食ってるから一緒には食べてない。だって気まずいだろ?顔も知らない奴の輪に入っていけと?死ねと言ってるのと一緒だからな?
まぁ、そんな事はどうでもいいから、さっさと飯でも買ってくるか。
ピンポンパンポーン
「2年生の神代 龍也くん。至急、理事長室までお越しください。」
「ゑ?俺なんかしたっけ?」
至急って言ってるし面倒ごとなら早く片付けたいから行くか。
コンコン
「どうぞ」
「失礼しまーす。2年生の神代 龍也でーす。」
あ、ちょっとテキトーに挨拶しすぎちゃったかな?まぁ、平気だろ
「よく来てくれたな。神代くん。とりあえず、座りたまえ。」
「で?何の用ですか?俺、問題なんか起こしてませんけど…」
「まぁ、そう焦るな。君は今の学校事情についてどう思う?私は少々危ない状況だと思っているんだよ。この学校は進学校だから問題ないが私の知り合いの学校がその状況でね。女子校であるが故に生徒数が減少してしまってるんだよ。来年からどうすればいいか考えていた結果、共学化にする方向らしい。でもいきなり共学化だとその女子校の生徒も焦ってしまうという事でテスト生を1人入学させる事に決めたのだ。それをうちの学校で出そうという事になってね。そこで…」
「俺、という訳ですか。嫌ですね。何が悲しくて女子校に行かなきゃいけないんですか。ラノベじゃないんだからハーレムなんかに喜ぶ訳ないじゃないですか。それに、面倒くさいんで。」
「絶対、最後が本音だよな…別に無理して行かなくていいんだよ?夢の1人暮らしとテスト生としての支援金があるんだけどね。はぁ〜実に残n…「俺に任せて下さい」だ。」
「…」
「…」
「行ってくれるのか!?いやぁ〜断られたらどうしようか不安だったんだけど君なら行ってくれると思ったよ〜。」
「当たり前じゃないですか。理事長の頼みを断る訳ないじゃないですか。この神代 龍也、全力を注いでテスト生として過ごしてみせます。」
「ありがとう。こちらで手続きはすませておくから来月から東京の音ノ木坂学院っていうところに行ってね。」
「はい。では失礼します。」
バタン
「…」
よっしゃあー!1人暮らしで支援金とか最高じゃねぇか!これならこっちより楽に生活できるんじゃね?
教室で和哉が話しかけてきた
「龍也ー。理事長室でどんな話してたんだ?」
「あぁ、来月には転校して東京行くっていう話。」
1人暮らしと金に目が眩んだなんて絶対言えないな。
「へぇ〜、そうなんd…はぁ!?転校!?」
ノリツッコミしてるけど、びっくりするのが当然の反応だよな。
「まぁな、大人の事情にも色々あるんだよ。」
「おいおい、そんな事で納得すんのかよ…。まぁ、龍也ならのらりくらりと生きて行くのが性に合ってるよな。じゃ、俺は部活だからまたな。今まで楽しかったぜ?親友さん?」
そう言って和哉は廊下を走っていった。その廊下には小さな雫の跡が残っていた。
「ッ!!はっ、俺はぬらりひょんかよ。じゃあな、1年間だけだったけど俺の唯一の友達で親友で居てくれてありがとな。俺も楽しかったよ。」俺はボソッと呟いた。
危ない危ない。うるっと来たな。こんなこと言われたのが久しぶりだからかな。でも別れはこんなもんでいいだろ。別れは悲しいものだけど死ぬ訳じゃないからいつか会えるしな。よし、俺も今日から荷造りして転校の準備でもしますかね。
春ーーそれは出会いと別れの季節であり、何故か涙脆くなってしまう季節でもある。そんな、別れた後には必ず新しい出会いが待っているものだ。神代 龍也は面倒くさがりながらも少し期待に胸を膨らませて…いませんね。全く。でも彼はそれでいいのかもしれない。何故ならそれが彼の過ちから得た生き方なのだからーー。
いかがでしたか?感想やアドバイス待ってます!
主人公の過去話は後々する予定です!
名前: かみしろ りゅうや
身長:175 体重:70
体型:着痩せするタイプだけど実は筋肉がある
趣味:筋トレ 昼寝 (作者の趣味)
髪型:雑なオールバックで長めの黒髪 目:ややつり目で赤色
性格:面倒くさがり屋。でもやる事はちゃんとやる
座右の銘:「経験と結果は伴わないが経験を糧にする奴は成功する」
こんな感じですかね!座右の銘はオリジナルです。