吾輩はニャンコ先生である   作:coltysolty

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たけやぶやけた

反対から読んでも

たけやぶやけた


竹藪焼けた

「おーい!なつめぇ~」

 

「なんだよ。ニャンコ先生。僕は今、忙しいんだよ」

 

「なぁ~にぃ~?わしも忙しいんじゃ」

 

「ごめん。悪いけど、付き合っていられないんだ。

4丁目の空き家にいる妖が、友人帳を狙ってるから」

 

「にゃんだ?妖ってあいつか?ゆらりぴょんの孫じゃろ?」

 

「ニャンコ先生、知ってるの?」

 

「ああ。あんなのチョロい。秒殺だな」

 

「ねえ、冗談言ってないで。僕本当に

焦ってるんだから」

 

「なーに。焦らずともよい。まずは、わしの話をきけ」

 

「え?ニャンコ先生の寝言、まだ終わってなかったの?」

 

「なんじゃとーーーーー!寝言なんかじゃないぞ!

ちゃんとした昔話じゃ。この話をきいてからでも

孫退治は遅くない!」

 

「なに、呑気なこと言ってるんだよ・・・・」

 

「夏目、お前は人間じゃから、少し時間の使い方が

荒いぞ。たまにゆっくりせぬと、魂の長さが縮まるぞ」

 

「はいはい・・・。とりあえず安全な場所においておいたから

話をきくよ」

 

「染師の一葉はそれから、一生懸命に太郎冠者と次郎冠者と

その家族の染物をつくっておったんじゃ」

 

 

 

 

♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨♨

 

 

 

 

 

「ごほっ・・・・どうしたのかしら。風邪かしら。

あと少しで終わるのに・・・・、あ、なにこれ・・・?」

 

一葉が咳をしたときに、血の塊がおさえた手のひらに

ついておったのじゃ。

 

「いやだわ。流行り病かしら・・・お医者様に見てもらう時間は

ないわ・・・・とにかく、仕上げなくちゃ」

 

実は、一葉は結核を患っておったんじゃ。

その頃は、結核というものは、不治の病と言われておった。

働きすぎが原因で、肺結核になってしまっていたんじゃ。

 

数日後、川べりで倒れていたところを、太郎冠者がみつけ

医者に診てもらったが、もう虫の息じゃった。

 

「玄自殿、助かる方法はないのか?」

 

「生憎、今の医学では治る術はない」

 

「蘭学を持ってしても無理なのか!!

ああ・・・・私が、無理を言ったばっかりに・・・・」

 

「いや、そなたのせいではない。もう、すでに

保菌しておったし、それが発病し、時間の問題だったのだ」

 

「ならば・・・もっと早く祝言を上げておくべきだった・・・」

 

太郎はその場に倒れこみ、男泣きした。

そばにいた次郎が兄を慰めた。

 

「兄上、気を落とされるな。私の知り合いの

祈祷師に頼んで、一葉さんが回復するように

祈ってもらおう」

 

「金はいくらでもだす・・・・ありったけの金を出すから

その祈祷師とやらに一葉殿を救ってくれるよう、頼んでくれ・・・」

 

「御意。すぐに頼もう」

 

次郎は、馬を走らせ祈祷師の元に向かった。

竹藪を通り抜け、祈祷師の家に着くと、次郎は

祈祷師を呼んだ。息せき切って訪れた次郎を見て

ただならぬ雰囲気を感じ取った祈祷師は、次郎をすぐ

中に入れると話を聞いた。

 

 




今だったら普通に助かるのに・・・

癌の新薬も発表されました。
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