吾輩はニャンコ先生である   作:coltysolty

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赤橙黄緑青蘭紫
様々な色が合わさって、世界が作られていくんだなあと
思ったりします。

さて、違う時空間を生きるニャンコ先生のお話
あちこち脱線しながらゆっくり進みます。


十人十色

「夏目。この世にはいろんな人種がおるんじゃ。

 

カイン大杉さんは、みかけは日本人だけど

中身はアメリカ人。

ケイン・コミュさんは、見かけはフランス人だけど

中身は日本人。

 

これは、人間が理解しやすい現存タイプで、

他に一般認識されてはいないが、

名探偵トナンみたいに、みかけは子供で中身は大人っていうパターンもあれば

その逆もある。

そして、大人と子供のハーフもいる。

大人なんだが、子供の心が入っているタイプじゃ。

 

そして、妖怪と人間のハーフ。

巨人と人間とかな。

 

そうしたものたちは、苦悩することも多いが、両者の立場に立って

考えることができるんじゃ。」

 

「じゃ、ぼくは妖怪と人間のハーフってこと?」

 

「いや、お前は人間じゃが、特殊能力をもって

妖怪とコミュとれる人間。妖怪がわかる人間ということじゃな。

ほら、子供産んだことがない男の先生が産婦人科やってるとかな」

 

「・・・・・・・・・・・それ、よくわからないよ」

 

「まあ、いいから。とにかくいろんな人がいるってことよ。

一旦自分の立場から離れて、相手の立場でみてみると

世界が変わるってことじゃな」

 

「なるほど・・・それはわかるような気がする。

それで、どうして、太郎さんと次郎さんが事実を知ることになったの?」

 

【話を整理しておこう】

 

・太郎冠者と次郎冠者はある町侍の子として産まれていた。

 

・一葉は同じ町に住む町娘で、珍しい植物などがある家に住み

染物で生業を立てていた。

 

・太郎冠者と次郎冠者はある庄屋に拾われる。

(というのは建前で、実は誘拐されていた。なぜなら

庄屋には後継ぎがなく、優秀で勇敢な子供を必要としていた。

そこである町侍に二人の年の近い息子がいると聞いて

奪う計画を立てる)

 

●太郎冠者のいい名づけ(婚約者)一葉は結核を患い、

亡くなってしまうが、その没後に秘密が明かされるがどうして?

 

●ニャンコ先生はその時何をしていたのでしょうか?

 

「・・・・ということで、いいかな?

 

では、ひとつひとつ説明していこう。

まず、秘密というのは、太郎と次郎が誘拐された子だったということなのだが

実は、染物がポイントになったのだ。

 

なぜなら、その珍しい植物の苗というのはもともと

町侍の実家にあったもので、町侍と一葉の叔父が

侍養成所で一緒だったために、その苗を譲りうけたのだった。

子供が授かり、手狭になり世話もできなくなったことから

希少価値のある大切な植物を丁寧に育ててくれる人を

町侍が探していたところ、自分の弟がそれを専門としていると

一葉の叔父がそう告げたところ、町侍は喜んで苗を預けたのだ。

 

一葉の父は大切にそれを育て、そして娘にそれを託した。

非常に稀な植物だったため、染物として世に出ているものは

一葉作のものだけだった。

 

一葉の葬式の時に、太郎と次郎が一葉作の染物の手ぬぐいを持っていたため

叔父が気づき、話をきいたところ、自分の姪が染めたものだということがわかった。

 

そして、その希少植物を太郎と次郎の父が欲しがっていたということ

町侍の子供が誘拐されたことなど、話のつじつまが合い

太郎と次郎は、町侍の息子であることが濃厚になり

へその緒を確認させたところ、太郎と次郎の実家にはそれはなく

町侍が持っていたへその緒と、それと一緒に入れられていた

二人の子供の特徴が描かれていた半紙が見つかった。

 

太郎と次郎には、珍しいほくろがあり、太郎には左太ももの外側に

大きなあざのような黒子、次郎は足の裏の真ん中に黒子がある。

 

この特徴を墨で描かれた絵が、へその緒と一緒に封入されていたため、

太郎と次郎はまちがいなく町侍の子であるという確信に至った。

 

なんと、一葉の叔父と太郎次郎の実父は侍同期だった

つまり、友人だったというのだ。

 

太郎と次郎が誘拐されなければ、もしかしたら

一葉と太郎は正しい出会い方をして、幸せに寄り添うことが

できたのかもしれない。

 

そう思うと、叔父はあの時もっと時間をかけて太郎と次郎を

探せばよかったと後悔した。

 

だが、時代がめぐりめぐって、生まれ変わったときに

太郎と一葉は幸せに結ばれる、この悲劇があったからこそ

次に生まれ変わった時代で、より一層強い絆で二人は結び付けられる

そう、祈祷師の中大兄皇子公麿はわかっていたのだ。

 

で、わし、ニャンコ先生はそのとき何をしていたか?

 

わしは、一葉の叔父の家の飼い猫じゃった。

当時は、飼い猫という概念はなく、そこの家や近所から

残飯をもらって、その辺りをぶらぶらしているという

そういう立ち位置だったが

 

一葉の叔父がたいそうわしをかわいがってくれて

出かけるときは、一緒についていったりもしたんじゃ。

 

そのときに、町侍の家に、ある雌猫がおった。

真っ白な猫で、瞳が青と金色をしておった。

なんでも、突然変異とかいうやつで、貴重なもんだから

人間からは、守り神として大切にされていた。

 

気位が高くて、わしをみても、つーん・・・

目も合わせてくれなかったんだが・・・・

 

腹減った」

 

「にゃんこせんせーーーー!!

確かにいつもより、たくさん話してるけどーーーー!

 

ねえ、頼むよ!」

 

「すぴー・・・・・んがっ」

 

「・・・・・やっぱり、ぽっぽ焼きじゃないと

だめかな・・・・」




中学の修学旅行で
北海道に行きました。みんなポッポ焼きを食べたのですが
全員、おなかを壊してしまいました。

車酔いをしていたため、ホテルで伸びていた私は
唯一ポッポ焼きを食べなかった人でした。

したがって、みんなが具合悪くて猫のように丸くなってのたうちまわっている頃
車酔いが回復し、一人元気にぴょんぴょん跳ねていたのは
私です・・・・

みんなから人でなし呼ばわりされました。
ごめんなさい
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