鵜養貴也は勇者にあらず   作:多聞町

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ちょびっとずつ書きためてきたのが、ある程度ものになったので投稿です。
執筆時間がとれねー。

では、本編をどうぞ。




第四十七話 お宅訪問!

「さて、今週もやってまいりました『ドキッ! 勇者のお宅訪問 ~赤裸々な真実を追え!~』司会の犬吠埼風です!」

 

「アシスタントの三好夏凛です……って、風! なにやらせるのよっ!?」

 

「いや~、お巫山戯でもしないと、この現実は受け入れられないわー。なんで讃州市なんて片田舎のマンションにオートロックがあるのは兎も角として、コンシェルジュまでいるのよ?」

 

「お姉ちゃん、園子さんのお宅なんだからあんまり違和感ないと思うよ……」

 

「楽しみだね~。なんか、私ドキドキしてきちゃったよ」

 

「未知の空間との遭遇に興奮している友奈ちゃんも素敵だわ~。これは保存しておかなくっちゃ!」

 

園子と銀の部屋の扉前で姦しく騒ぐ勇者部七名の少女たち。放課後、一度帰宅してから園子と銀の住むマンションに集合したのだ。

虹彩認証で鍵を開けると、園子がにこやかに迎え入れる。

 

「あのコンシェルジュは大赦から派遣されてきているみたいなんよ~。それは兎も角、みんな~、ようこそ我が家へ~」

 

「それは、アンタ達が監視されているって事じゃないの?」

 

「そりゃ~、神様扱いだからね~。気にしたら負けだよ~」

 

夏凛の突っ込みを軽く流しながら皆を自宅へと招き入れる園子。

全員でどやどやと上がり込む。

 

「おおー、広いねー」

 

友奈が感嘆の声を漏らす。それはそうだろう、部屋数こそ3LDKだが、一つ一つの部屋が広い。すべての部屋が十二帖オーバーの上、LDKは合わせると五十帖は確実にあった。

家具調度品も決して過度に華美ではないが、高級そうな物ばかりである。

 

「かーっ、ブルジョワめー。アタシら労働者階級の敵ね……」

 

「あたしもなんか落ち着かなくてさー。園子にお願いして、徐々に普通の調度品に変えようとしてんだけどさ」

 

風が半分おどけて園子を敵視すると、銀も少しうんざりした様子で不満を漏らす。

 

「時間が無い中での引っ越しだったからね~。私が実家から用意できない物は大赦にお願いしたら、こうなっちゃったんだ~」

 

「でも、素敵なおうちに見えますよ。なんか、私も落ち着かないけど……」

 

樹も若干羨望が混じりながらも、苦笑いをしていた。

 

「おー! バルコニーも広い! ルーフバルコニーって奴だねー。景色もいいし、さいこー!」

 

友奈はLDKの掃き出し窓から外を眺めてまたもや感嘆の声を上げていた。

 

 

 

 

皆が園子の案内でちょっとした内覧会をやっている中、美森は銀を銀自身の私室に引っ張り込む。壁ドンを決めると、銀の瞳を見つめながら詰問した。

 

「本当のことを教えて、銀。昨日、よく考えてみたんだけど、あれだけ弟さん達を可愛がっていた貴方が、家族と離れてまで讃州中学に通うためにそのっちと同居するなんて信じられない……」

 

「いやー、やっぱり須美にはバレるか……」

 

タハハと頭を掻く銀。だが、すぐに声のトーンを落とし真剣な表情で美森の耳元に囁く。

 

「心配させるといけないから、勇者部のみんなには口外無用だぞ。暗にだけどさ、大赦に家族を人質に取られてんだ。園子の言動をチェックして一々報告しろってさ。多分……っていうか、絶対、貴也さん絡みだろうな」

 

「貴也さんが大赦の管理下にない勇者だから? そのっちは貴也さんと近すぎるから監視されてる?」

 

「まあ、そういうことだろ? この部屋もカメラと盗聴器が仕掛けられてたんだぜ。三好さんって人が全部回収していったけどな」

 

「以前、貴也さんの家で会ったあの人? 夏凛ちゃんのお兄さんとはいえ信用できるの、その人……?」

 

「大丈夫だろ。園子が信用しているようだったし。じゃ、まあ、そういうことで」

 

そこで、トーンを変えて大声で話し出す銀。

 

「だろ? ちょっと、あたしの部屋も広すぎて落ち着かないんだよ!」

 

そこへ夏凛がやってくる。

 

「何してんのよ? 二人でこそこそと……?」

 

「いやー、ちょっと同窓会じみた三人でのお泊まり会の相談をしてたんだ」

 

「ふーん。やっぱり、先代三人は仲いいのね」

 

納得した顔で風達の元へ戻る夏凛。銀は美森ににやっと口角を上げて見せた。

 

 

 

 

さて、いよいよ本題のお風呂を確認する。皆、風呂場を代わる代わる覗き込む。

調度品の関係で高級感こそあるが、言えば普通の広めのシステムバスだ。親子三人ぐらいなら充分同時に入れるだろう。

 

「広いじゃない。三人は入れるわね。これで文句垂れてたらバチが当たるわよ」

 

風のその感想が皆の結論だった。皆納得の様子に、園子だけが青菜に塩の状態だ。

 

「やっぱり、そうなんだ~。私の感覚って、ズレてるんだね~」

 

「まあ、そう落ち込みなさんな。こんなことだろうからと、みんなに用意してもらったんだからね。景気づけに『かめや』でうどん食べたら、パーッとスパでみんな一緒にお風呂に入りましょう」

 

「うどん食べるのって、景気づけなんだ……」

 

風の妙な元気づけに、樹が死んだ魚のような眼で投げ遣りに反応する。

そう。こんなことになるだろうと風が予め園子を除くみんなに、近所のスパで風呂に入ろうと用意をさせていたのだ。

 

「そうだね~。予定どおり、裸の付き合いだけでもしようか~」

 

「うわーい、みんなでお風呂っ、みんなでお風呂っ!」

 

友奈がリズミカルに喜びの声を上げる。みんな、楽しそうに園子達の家を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

かめやで皆思い思いのメニューを堪能した後、近くのスパへやって来た。早速、全員で風呂へと直行する。

スパと言うだけあり、様々な形態の風呂がある。ごく普通の檜風呂、露天風呂、サウナ、ジャクジー等の他、海水風呂や寝転んだまま入る浅い風呂などもあった。

まずは体の汚れを落とすべく、洗い場で互いに洗いっこをする。

 

「みんな、髪を下ろすと印象が変わるね~。にぼっしーは特に美少女度が跳ね上がるね~」

 

「な、な、な、何言ってんのよ、乃木!」

 

風呂に入るに当たって全員髪を(ほど)いている。七人の中でショートヘアと言えるのは樹だけで、他は皆長く伸ばしていた。特に風、美森、園子の三人は腰すら越えてお尻を隠せそうなほどの長さだ。友奈、夏凛、銀の三人も肩に届く以上の長さがある。皆、普段は髪を編んでいたり纏めていたりするので、かなり印象が変わっていた。

 

「もう~! 裸の付き合いまでしてる仲なんだから下の名前で呼んでよ~。あ、私みたいにあだ名呼びでもいいよ~」

 

「アンタの人付き合いの距離感が分からんわ! うー、園子……。これでいい……?」

 

「いいよ、いいよ~。にぼっしーに呼び捨てされるって、なんか、か・い・か・ん……!」

 

「ア、アンタ、ヘンなスイッチ入ってるわよ!」

 

「う~、にぼっしーのお肌、すべすべ~。キャラも立っているし、きっと読者にも好かれるよ~」

 

「へ!? なに言ってんの、アンタ?」

 

「なんでもないよ~」

 

園子と夏凛のペアは、なにか妖しいやり取りをしている。銀と洗いっこをしている風は、そんな二人を窘める。

 

「アンタ達。他のお客さんの迷惑になるから、騒ぐのもほどほどにね」

 

しかし、もう一組の妖しいペアも樹を巻き込んで騒いでいた。

 

「友奈ちゃん……。ここは天国かしら? いえ、きっとそうに違いないわ!」

 

友奈の背中をスポンジでこすりながら、半ばトリップしている人物が一人。

 

「あははは……。くすぐったいよ、とーごーさん!」

 

「え、えっと、友奈さん!? アヒャッ! 笑いながらこすらないで~」

 

美森の変則的な洗い方にくすぐったがっている友奈が二次被害を樹にもたらしていた。

 

 

 

 

カポーン。

風は樹と姉妹水入らずで檜風呂に漬かっている。友奈、夏凛、銀の三人はサウナで我慢大会を開催しているようだ。園子と美森はジャクジーにリラックスしながら漬かり、なにか話し合っているようだ。

 

「は~、平和でいいわ~」

 

「この半年、大変だったものね」

 

「でも、そろそろ次の部長を決めないとね~。樹なら誰を推す?」

 

「そっか……。お姉ちゃんもあと四ヶ月で卒業だもんね。そうだなー、東郷先輩はどうかな?」

 

「先代の三人はないわー。乃木と三ノ輪は昨日入ったばっかりだしね。すぐに勇者部の運営を任せるのは厳しいわよ。それから東郷はあのエキセントリックな、なに仕出かすか分からないところは部長向きじゃないわね。逆に実務がちゃんと出来るのはあの子だけだから、副部長こそ東郷で決まりね」

 

「じゃあ、友奈さん?」

 

「うーん。ムードメーカーとしてはいいんだけどね。体育会系の部活ならキャプテン向きなんでしょうけど。我が勇者部の部長は対外向けにきちっと交渉できないといけないからね。ちょっとホワホワしすぎかな?」

 

「じゃあ、夏凛さんだ」

 

「うん。アタシも今のメンバーじゃ夏凛かな、って思う。でもなー」

 

「でもなー?」

 

樹と次期部長の人選を相談しながら、風呂の中で体を伸ばす。

 

『夏凛は他人と当たる時に常にファイティングポーズとってるようなところがあるからなー。――――――あれ? ということは、何? 勇者部で常識人枠って、アタシと樹だけじゃない? となると、次期部長の選択肢って実質一つだけじゃない?』

 

なんだか他人から見る分には、自分は酔ってないと主張する酔っぱらいのような結論に辿り着く風。

だが、彼女の中では納得のいく結論に落ち着いたようだ。この瞬間、樹の二年間に渡る苦難の時間が約束されたのであった。

 

 

 

 

結局、サウナでの我慢大会は友奈が優勝したそうだ。最後までニコニコと笑顔を崩さなかった友奈に、夏凛と銀は舌を巻いたという。

最後の締めは風の発案によるフルーツ牛乳の一気飲み大会になりかけたのだが、美森の雷が落ち、ただ単に普通に思い思いの飲み物を飲んでおしまいとなった。

皆、満足の一日であったそうな。

 

 

 

 

 

 

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

 

 

 

 

 

勇者部一同がスパで親睦を深めた翌日の夕方。鵜養家の玄関には四人の訪問客が訪れていた。少女三人に男一人。男は二十代前半に見える。夏凛の兄、春信と同世代か? なんとなく、三百年前に世話になった大社職員に似た顔立ちに思える。

 

「四人……? 聞いていたより一人多い?」

 

「これはわたくし付きの執事のアルフレッドですわ。――――――アルフレッド。あなたは車で待機なさい」

 

「お嬢様。いつも申して上げておりますが、私は佐々木柊馬という名前でございます。それに弥勒家にお嬢様個人付きの執事はおりませんし、私は弥勒家御当主付きの運転手にすぎません」

 

「口答えはいいから、さっさとお行きなさい。――――――失礼しました。では、ご案内をお願いいたします」

 

貴也は半目になりながら、挨拶もそこそこに辞する佐々木を見送る。アンタも苦労してんな、と同情しながら……

 

 

 

 

話の内容が神樹様のお役目に関することなので、とりあえず元園子の部屋に客を通した。一応、応接セットも揃っているからだ。

三人の少女は、それぞれ自己紹介をする。

一人は弥勒夕海子。小学生の時の同級生だ。お嬢様然とした態度をとっているが、どこか薄っぺらい。貴也が乃木園子という正真正銘、四国トップの本物のお嬢様を知っているからかもしれない。まあ、園子自身もクセのある性格をしているが。

凛とした、というよりはどこか険のある少女は楠芽吹と名乗った。一つ年下だそうだ。防人(さきもり)隊の隊長であるとも名乗った。知らない組織名だが、とりあえず流して三人目の自己紹介を聞く。

最後の一人は巫女装束に身を包んだ、優しい雰囲気のある、まだ小学生であると言っても通りそうな小柄な少女だ。国土亜耶と名乗った。中一で防人付きの巫女であるとも。この子は、見ているだけで自分も優しい気持ちになれる、そういう感じを振りまいていた。芽吹はこの亜耶の警護役としてついて来ているのだそうだ。

 

「防人って、なに……?」

 

貴也のその疑問に対しては芽吹が率先して説明してきた。

防人とは、友奈たち当代勇者が第一線を引いた後を受けて、主に結界の外の調査を行っている少女たちだそうだ。三十二名の構成員全員、勇者候補生だったらしい。ちなみに夕海子は二十番の番号を振られた防人でもある。当代勇者のものよりもスペックダウンしたシステムでバーテックスに対抗しているようだ。亜耶も、一緒に結界外へ調査に行ったことがあるという。

 

「で、本題の用件っていうのは……?」

 

「これですわ」

 

夕海子が一冊のノートを鞄から取り出してきた。

中を見てみると、漢字ばかりの羅列が目に飛び込んできた。貴也には既視感があった。かつて、ひなたが見せてくれた神託にそっくりだった。

 

「これって、万葉仮名の神託……?」

 

その言葉に、三人の少女は驚きと共に嬉しさも籠もった表情で目配せを仕合う。

 

「流石ですわ。やはり鵜養くんは『勇者の(まも)り手』なんですのね。それは国土さんが受けた神託なんですのよ」

 

「その『勇者の守り手』という呼び方は、一体どこで……?」

 

ややうんざりしながら、その呼び方の出所を探る。それには亜耶が答えた。

 

「神託を受けたんです。『この真仮名の神託は、大赦に直接報告してはならない。必ず勇者の守り手を経て然るべき者へ伝えよ』と……。でも、私にはどうしたらいいのか分からなかったので、優しくしてもらっていた芽吹先輩たちに相談したんです。防人の皆さんは大赦にあって大赦の人達とは一線を画していますから」

 

「そこで、わたくしの出番ですわ。防人になったばかりの頃に、座学で勇者の戦いをビデオで見せてもらっていましたからね。個人を特定できない引いたアングルばかりでしたが、その中に乃木のお嬢さんが混じっているのに気付きましたの。そこで、勇者の守り手というならば、あなたのことが真っ先に思い浮かんだんですわ」

 

ある意味驚愕した。そんな僅かな状況証拠だけで自分を特定してくるなんて……。小学生の頃の夕海子を知っているが、ポンコツなのか鋭いのか分からないところがあったな、と思い返す。

だが、亜耶からその考察が台無しになる発言が。

 

「あれ? 乃木園子様と鷲尾須美様、それに三ノ輪銀様が勇者のお役目についていたことは、神樹館の皆さんなら誰でも知っていたことですよ」

 

そういえば、そうだったな、と思い直した。

 

「わ、わたくしが卒業した後のことですわよね……!?」

 

なんだか部屋の温度が少し下がったような気がした。

 

 

 

 

「でも、然るべき者へ伝えよ、と言われてもなぁ……」

 

伝えるべき者の心当たりが無いので貴也は困惑した。すると亜耶が助け船を出してくれる。

 

「私も難しい漢字の読み方が分からないので憶測になりますが、内容は神事の行い方のようなんです。ですから、やはり大赦の中の信頼の置ける方へ伝えるのが筋ではないかと思います」

 

「そういや、ひなたもそんな事を……、っ!」

 

失言だった。慌てて言い直す。

貴也が三百年前にタイムスリップしたことを知っているのは、家族と園子の他は勇者部の面々だけだからだ。彼女たちには箝口令を敷いている。大赦には、結界破壊時の戦いの後はいきなり一ヶ月後に跳んだことにしており、その間の記憶は無いものとして報告していたのだ。

 

「乃木園子から聞いたんだけど、三百年前に上里ひなたという西暦の勇者付きの巫女がいたそうなんだ。彼女も当時の巫女の中で唯一、その万葉仮名の神託を受けていたそうなんだ。その内容もやはり重要な神事の行い方だったらしい……」

 

「今、ちゃんとした神事を行えるのは大赦だけでしょうし、亜耶ちゃんの言うとおり、大赦内部で信頼の置ける人たちを探すべきではないでしょうか……?」

 

芽吹も身を乗り出し、亜耶の意見を補強する。亜耶も夕海子も納得の表情だ。

 

「園子に相談してみるしかないか……。とりあえず、このノートは預かってもいいかな……?」

 

「神託は今も毎日下りてくるんです。そのノートに追記していくつもりですので……」

 

亜耶が申し訳なさそうに貴也の提案に拒否を示してきた。すると、夕海子がどや顔で紙束を取り出す。

 

「そういうこともあろうかと、コピーをとってまいりましたわ。こちらをどうぞ」

 

「分かった、こちらを預かるよ。毎日の新しい神託については、どうしよう?」

 

「実は亜耶ちゃんは大赦に厳重に監視されているんです。今日、ここへ連れ出すのも私が個人的に繋がりのあった三好さんという方と、先ほど鵜養さんも会われた佐々木さんのお二人に上手くやってもらってるんです」

 

「三好さんって、三好春信さん?」

 

「ええ、そうです。ご存じなんですか?」

 

芽吹とのやり取りで仰天した。亜耶が厳重な管理下にあるのもそうだが、三好についてもである。

 

『あの人は、どこにでも繋がりがあるな……!? 一体、何者……?』

 

三好についての説明もそこそこに貴也は結論だけを三人に話す。

 

「じゃあ、国土さんと僕との間に直接の繋がりが出来たことを気付かれる訳にはいかないね。――――――新しい神託は、写真に撮って暗号化した後、国土さん、弥勒さん、佐々木さん、そして僕の順で経由するようにメール送信することで誤魔化そう。気休めにしか過ぎないけど、やらないよりはマシだと思う」

 

「暗号化すると、却って疑われるのでは……?」

 

「その辺は三好さんに相談すれば、なんとかなるはずだ。あの人、そういう技術分野にも明るいから」

 

「まあ、しないよりはマシですわね」

 

「では、そのようにいたします」

 

こうして、その日の顔合わせは終わった。

 

夕海子達を見送った後、貴也は神託のページをめくった。読めそうで読めない文章。(おん)は分かっても内容の分からない文章。

貴也は知らない。三百年前、ひなたが受けた真仮名の神託が、高嶋友奈を含む五人の少女を死に追いやったことを。生け贄を求める神事が綴られていたことを。

 

 




日常回っぽいのに不穏な空気も紛れ込む勇者部でした。
『二冊目の勇者御記』をベースに前回の流れも踏まえた変則的なお風呂回となりました。お風呂描写はもっと多かった方が良かったですかね?

一方、貴也くんの方は防人組と繋がりが出来てしまいました。
さて、この亜耶ちゃんが受けた神託がどういう方向に物語を進めていくことになるのか、今後をお楽しみに。

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