異世界来てまで戦いたかねぇですよ....   作:魔法少女フィジカルボーイ

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第1章 始まった異世界生活
スキル選択と迷惑トレイン


昨今は異世界転移や異世界転生なるものが密かに流行っているらしい。

転移や転生というとファンタジーとかライトノベルなどを思い浮かべるが、現実にもあるのだとか。

どういうものなのか簡単に説明すると、なんらかの理由で死んでしまったり意図せず殺されてしまった少年少女から老人老婆らを、神・女神を自称する存在xの慈悲(笑)で異世界に転移・転生させてもらえる、というものである.....のだとか。

その際に『チート能力』なるなんらかの特殊な力を授けてくれるらしいのだが、これがとても厄介なのだ。

 

まぁなんにせよ生き返らせてくれるのはありがたいのだが、慈悲(笑)とやらでもらえる『チート能力』がバランスブレイカーすぎるのだ。もらえるものにほぼ制限がないので、何も考えないウマシカや自分のことしか考えられないウマシカがこれをもらうと、下手したら簡単に世界やらが崩壊しかねない。人は欲深い生き物だ。目先の利益しか見れないものが大半を占めているため、元の世界でも幾度となく星の危機を迎えてきた。

 

環境破壊や大気汚染。

科学が発展していないらしい剣と魔法の世界で『知識チート』やら『内政チート(これは違う)』やらで、中途半端な知識で科学を世に出してしまうと、簡単に起こり得てしまうかもしれない。

 

話が逸れたね。要は僕は神や女神を自称するくらいなら世界や星、世界観をもう少し冷静に考えて欲しい。そういうことだ。

 

近頃の少年少女たちはいろいろ豊かだから考えないわけではないんだろうけど、やはり子供だからだろうか思考は興味や好奇心が抑え切れなかったり自制心や自律心が未熟だったりして、自分も本や物語の主人公のようにやりたくなってしまうだろうさ。

 

僕は常々思っていたことがある。

異世界転生や異世界に転移した彼・彼女らは何故異世界無双やチート能力で世界最強などにバトル系に走ったり、そこまで魅力がないキャラクターが神様や女神様からもらった(他人様の、後付けの)力だけでモテモテになるハーレム系に走ったりするのだろうか。

 

まぁもちろん僕にも雑魚連中を千切っては投げしたりするのは気分爽快、超!エキサイティン!!みたいにはしたいと思うけど、争いは新たな争いしか生まないだろうし描いてて楽しいのもあるだろう。

 

またハーレム系は、弱肉強食の剣と魔法の世界などでは強い=モテるみたいな構図ができていたりするので、チート能力で最強=美少女ハーレムみたいな感じになるのだろう(テキトー)。しかしリアルで充実してないラノベばっか読んでる陰キャみたいなやつらが転生だか転移だかをしていきなりモテるっていうのは流石にどうかと思う。個人的な意見としては、ハーレムなんて作った後なんかはいろいろ大変そうだしアレだからやりたくはない(というかんなもん作れないが....)。

 

無論僕は異世界転移転生チーレム無双を否定しているわけではないし、したいわけでもない。

どのジャンルの作品にも一定数のアンチはいるし、このような作品には特に多そうだなぁと思っているだけだ。

ただそれ以上にある程度は評価され、書籍化やアニメ化に脚を伸ばせるようなモノもあるわけで、少なからず支持されているモノもある。

別段これらはあくまでも僕が日頃から思っている考えのようなもので、特定の、または不特定多数の何処かの誰かをディスっているわけではない。

 

だがしかし、僕は問いたい。

 

何故彼・彼女らは異世界転移転生し、チート能力を授かったからといって自ら殺し殺される世界に嬉々として飛び込んで行けるのだろうか?

はっきりいって僕はよほど特殊な_______それこそ、女神を自称するアクエリアスの片割れと異世界に転移するアニメの某ドM聖騎士貴族様のような_______性癖も持った者でなければ、真っ平御免である。

 

何が悲しくて同じ世界に住まう隣人同士で殺し殺され合わなければならないのか。

チート能力をもらったからといってその瞬間から他生物や同種族の者らを虐殺してもなんとも思わず『俺の経験値になれ』と言えるかといったら、少なくとも一般人であるならば無理があるだろう。精神的に疾患のある潜在的なサイコパスならまだしも日本人のような繊細な心を持った(偏見)民たちが『汚物は消毒じゃぁ〜』『ヒャッハー!!!』とかなんとかいって盗賊などに飛びかかっていったら流石にバイオレンスすぎる。

 

また僕は虫系はダメなので、自分の背丈くらいの芋虫とか出てきたら発狂するまである。

 

さらにふぁんたじー的な生物でなければ、基本的に切れば内臓など臓物が出てくる。肉屋やナマモノ系の料理人でない限りは生々しく鮮度の高い内臓を見る機会は少ないだろう。

 

ゾンビやスケルトンなどのアンデット系は言わずもがな。

だって、ねぇ?スケルトンならまだしもゾンビはフレッシュだったりすると悲惨な光景を目にすることになるだろう。それも四方を囲まれたりでもしたら、.......なんて考えるのもはばかられるだろうさね。 今なんか語尾がおかしくなったな。

 

特別怖がりである、という話ではないのだがホラー好きというわけではない。絶叫系は問題ないがね。

 

またまた話が逸れたけど、要するに僕が読んでいたヤツのジャンルが偏っていただけかもしれないけど、無理して冒険の旅に出なくていいよね?ってことが言いたいのだよ、諸君!! 僕は別段そこに魅力を感じられないのだ。誰かと競い合うのはいいのだ誰彼構わず戦いを申し込むような戦闘狂ではないし、ましては強敵とバトって死にそうになりたいわけでもない。僕はただの博愛主義の平和主義者だ。

 

 

それでなぜこんな話を突然し始めたのかというと、僕の目の前にもその『チート能力』をくれるらしい女神様がいるんだよ。ずっとニコニコしていて気味が悪いんだけど、顔は一般的に、というか好きな人は好きそうな美しいとされる顔をしている。

 

話を戻すが、実際問題、突然『あなたは死にました。さぁ、選べ!』なんて言われても即断即決できっこない。今後のことも考えて、ね?

 

選べる選択肢は二つあって、一つはスキルが書いてあるカードの中から選んでいくっていうので、もう一つは真っ白なスキルカードに自分で手書きするっていう方法。前者が正攻法で、後者が裏技みたいなものらしい。エンドレスでニコニコしてた女神さんがそんな方法があったの!?って言いたそうな顔に数瞬なってたからこれもアリなのだろう。

 

「あの、本当にこれでいいんですか?」

 

意外と親切なのね。確認してくれるとは。

 

「ええ、これがいいんです!」

 

異世界モノの物語は現世で生き疲れた者たちが現実から目を背けられるような素敵な物語が多かった。

 

だから僕は、ずっと考えていた。

 

もし、仮に、万が一、そんな素敵な転移転生系に巻き込まれたら....なんて淡く儚い夢のような話があったなら。

 

「で、では神代空乃さんにユニークスキルを授けます。……あの、気をつけてくださいね」

 

「ええ、そちらこそ。....体調というものがあるのかわかりませんが、お気をつけて」

 

『ユニークスキル:眷属作成(ソロモン72柱、執事&メイド数名)を獲得しました』

『時空間制御Lv1を獲得しました』

『総合生産Lv1を獲得しました』

『絶対言語Lvーーを獲得しました』

『掌握Lv1を獲得しました』

『残っているエクストラポイントは0になります』

 

生産系スキルはどれもスローライフに欠かせないが、あれもこれも選ぶことができなかったのでスキルカードを自作したが、これは反則級のチート間違いなしである。総合生産とは生産スキルを統合したもので、本来の入手方法は一定数の生産系スキルを一定レベルまであげることによって統合発展スキルとして入手できるのだが、その過程をすっ飛ばしてワンアクションで手に入れてしまった。すまんな、原作主人公。

 

絶対言語は簡単に説明すると、万物に対する最高の催眠術といったもので、言葉がそのまま真実になるというこれまた反則級のチートスキルですねわかります。

 

掌握は自分の意のままに使いこなすスキルで、これによって万が一起こりえるかもしれないスキルの暴走を未然に防ぐことができる。他にも使い道はいくらでもあるが、そのへんはおいおい説明するとしよう。

 

どのスキルも汎用性が高くかなりポイントをくわれたせいで数選ぶことができなかった。まさに量より質である。

 

「で、ではこれより最初の街へお送りします。くれぐれもお気をつけて」

 

「機会があればまたどこかで....」

 

「??」

 

今後の目標は決まっている。

総合生産スキルで生産系ギルド的なところに入って信用を高め資金を集める。そして人脈を少しずつ広げながら最初の町の郊外に小さな店を立てて自給自足しながらスローライフを送るのだ。

 

瞬間、足元にいつのまに広がっていた魔法陣が高速で回転しながらひかり、目の前が真っ白になった。

 

こうして僕は新たなる世界と人生の第一歩を踏み出したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意識が浮上していく。

どうやら僕は地面に転がされているらしい。

爽やかな眩しい日差しを手で覆い目を開けると、そこは中世を思わせる街並みが広がって___________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___________いない....だとぅ!!?

 

ここどこだよ!?

絶対町の近くでもなんでもないただの草原だよ!?

某衣嚢に入れられそうな化け物の世界でもこういう草原や草むらに入ったら数歩歩いただけでエネミーにエンカウントするから!

あのクソ女神がッ!!いきなり殺意ありすぎんだろ!?せめて周りが草原でもいいから街道の近くに送ってくれよ。手持ちのスキルで町の方向がわかりそうなのがないし、あっても使い方がわからん。....詰んだか? クッソ、初手で詰みとかクソゲーじゃねぇか。

 

幸いにもあたりに魔物やモンスターの姿が見えないが、このまま夜になったあとが怖い。某地雷職人でも夜になるとどこからともなくゾンビが現れ、始めは対処法がわからず苦戦したよ。あのゲームでは弓とか遠距離武器で簡単に倒せたけど、こういうファンタジー系の世界ではアンデットは死んでるからコロコロしても死なないやっこいな敵として低ランク冒険者がよく死んでいた。

 

とりあえず異世界着いて早々予定を変更して、街道を探す → 人を探す → 親切な人に街まで送ってもらう。よし、これでいこう。早速行動に移していこう。

 

ん?なにやら地響きが?....早速フラグ回収か?そういえば再三女神がそんなスキルで大丈夫ですか?的なことを聞いてきたが、最悪だな。

 

なにやら遠目でもわかるほど馬鹿でかい三つ首の蛇見たいのがこっちに向かってきてるのだが、ががガガガGAgAgaga。

 

よし現実逃避終了。とりあえず現状の武装でなんとかするしかないか。

 

所持品;形状記憶合金製特殊メガネ(度なし)、暗器たくさん、重火器少々、小型含めて爆弾いっぱい、その他いろいろ自作したガラクタ武器から日用品までさまざま(現状では把握しきれていない、電子機器も持っていたがなくなっているため)と、そんなところか。

 

なぜこんなものを常備していたのかは後々説明するかも。今は目の前の化け物のことだ。こういうのはだいたい森の奥深くか邪悪な沼地とかにいるってもんだろ?なんでこんなとこにいるんだ、場違いすぎんだろ!?まぁ、今はそんなことは置いといてなるべく街道に出れるようにしたい。現地には冒険者とかいう化け物専門の業者がいるらしいから、化け物退治はそいつらに任せる。よって牽制しつつ、爆弾を蒔きながら周囲を警戒・探索しながら人通りの多そうな道と方角を目指す、ってことで。

 

 

 

 

 

 

 

〜 10数分後 〜

 

 

 

 

 

 

 

「ダメだなぁ、こりゃ。爆弾で吹っ飛ばしたところから再生できるなんてチートじゃねえか。ギリシア神話のペルセウスがもつ不死身殺しの鎌・ハルペーとかあればまだしも、現代兵器じゃあ特殊能力なんて毒系統の状態異常か細胞を破壊していく系くらいしかないからなぁ。」

 

 

だがしかし、運が向いてきたのか自分の周囲800メートル圏内に馬車に乗った数人の人影を確認した。毎秒10〜15メートルくらいのゆっくりとしたスピードでこちらに向かっている。負けそうなふりをしてトレインしてやるか。

 

 

 

 




ゆっくり書いていきます。


文字や文章等おかしいところが沢山あると思いますが、とりあえず話を進めるの優先で後で直していこうと思います。


感想や誤字報告お待ちしております。返事には期待しないでください。
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