BLESS A CHAIN   作:柴猫侍

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*22 同期が強い件

「舞え―――『袖白雪(そでのしらゆき)』」

 

 途端に周囲の気温が数度下がった感覚を覚えた。

 同時にルキアの携える斬魄刀は、刀身、鍔、柄と全てが純白に染まる。柄頭から舞うように伸びている帯もまた純白であり、日光を浴びれば目が眩まんばかりに光を反射するほどだ。

 

「……綺麗だな」

「ふっ、どんなものだ」

 

 呆気にとられるように感想を焰真が述べれば、ルキアは得意げな笑みを浮かべて袖白雪を杖代わりにする。

 

「これが私の斬魄刀『袖白雪』。所謂氷雪系に部類されるものだ」

「氷雪系か……凍らせたりするのか?」

「まあそのようなものだ」

 

 鍛錬場にやって来た二人。

 無論、これから始めるのは自主練習であるのだが、その前にとルキアが始解を披露してくれたのだ。

 焰真の斬魄刀を『銀』と称するのであれば、彼女の袖白雪は『白』と称するに相応しい。

 

「どうだ? 聞くところによれば、貴様の斬魄刀は焱熱系というではないか。一手仕合うか?」

 

 一変して鋭く磨かれた氷の如き、冷たい戦意が喉元に突き刺さる。

 

「望むところだっ!」

「よく言った。それでこそ貴様だ!」

 

 タンッ、とその場から飛び退く二人は斬魄刀を構える。

 好戦的な笑みを浮かべる焰真の一方で、ルキアは凛とした面持ちのまま、袖白雪を地面に突き刺していく。

 一、二、三、四―――刹那、鍛錬場を吹雪のような冷気が覆っていった。

 

「次の舞……『白漣』!!」

 

 雪崩の如き冷気が、焰真目掛けて放たれる。

 それに対し焰真もまた斬魄刀を振るい、刀身から青白い炎を迸らせた。

 

(いける……!!)

 

 イメージ通り。まったく扱い切れていなかった当初とは違い、己の意思で炎を放つことができるようになっていた。

 そして脳内で描くのは、眼前に迫ってくる冷気をこの炎で相殺する光景。

 

「うおおお……おおおおっ!!?」

 

 何故だかな。

 彼が放った炎は袖白雪の冷気を一切相殺溶かすことなく、ただ風の流れで霧散し、冷気が焰真に襲い掛かることを許してしまった。

 

 冷気が彼を通り抜ければ、そこにはカチコチに凍った死覇装を纏う焰真がブルブル震えて立ち尽くしている。

 

「るきあ。おまえ、つおいな」

「焰真っ……済まぬゥ!!」

 

 今日の仕合で分かったことがある。

 

 

 

 ルキア、凄く強い。

 

 

 

 ***

 

 

 

(俺の同期、滅茶苦茶強いな)

 

 温かい茶を啜り、ルキアが繊細なコントロールで灯している赤火砲の熱で暖を取っている焰真は、自身と同期である死神たちの躍進に内心焦っていた。

 知っている限りでも恋次、雛森、そしてルキアが始解を会得している。

 正式に死神になって十年経たない。それだけの短い間に始解を会得することは、彼らの才能を感じずには居られない。

 

 一つの隊に二十席まで設けられている席官だが、末席である二十席になると始解を会得せずともなれるという現状だ。

 にも拘わらず、同期はものの数年で始解を会得したというではないか。

 焰真は僅かながらネガティブになりそうになるのであった。

 

 しかし、茶を飲み干してそのような思考をすぐさま振り払う。

 

(よくよく思い出してみれば、初めて炎が出た時も周りを焼いてなかったじゃねえか。もしかすると、燃やせるものが限定的なのか……?)

 

 今までのケースを思い返す焰真。

 

 そんな彼の下に足音が歩み寄る。

 

「おー、やってんな芥火。異動してすぐ朽木とよろしくやってるなんざ、お前も隅に置けねえな」

「海燕さん」

「海燕殿! 今の発言にはどういった意味で……?」

 

 からから笑いつつやって来たのは、十三番隊副隊長こと海燕だ。

 体の弱い隊長・浮竹に代わり、十三番隊を仕切ることの多い彼はその気の良い性格から部下からも頼りにされている人間でもある。

 ルキアの質問にも『別に』と意地の悪い笑みを浮かべて流す海燕は、依然寒さで凍えている焰真へ目を遣った。

 

「そういや、始解がまだだったんだな」

「はい。炎熱系かと思ってたんですけれど、ついさっきその仮説が違うことを理解しました」

「……だろうな」

 

 ルキアの始解に立ち会った海燕だからこそ、現状をなんとなく察したのか、苦々しい表情を浮かべる。

 

「朽木の能力をどうにかできなかったんだろ? でも、虚には効いたと」

「ええ、まあ」

「じゃあ単純に虚だけ焼く炎なんじゃねえのか?」

「……そんな単純な話ですかねぇ」

「なんだ、文句ありそうな目ぇしやがって」

 

 茶が無くなった湯呑に口をつけたまま、ジト目で海燕を見つめる焰真。

 それに対し、自身の出した意見が安直であることを自覚していたのか、海燕は焰真の視線に対抗するように眉間に皺を寄せて睨み返す。

 

 その光景にはわはわしていたルキアであったが、いいことを思いついたと言わんばかりに彼女はポンと手を叩いた。

 

「そうだ! 海燕殿の捩花で試してみては」

「ん、俺の?」

「ええ。私の袖白雪とは違う流水系の斬魄刀……仮説を立証するにも試行回数が必要でしょう」

「おお、ルキア。頭良さそうな意見だな」

「ふふっ、そうだろう」

 

 得意げなルキア。彼女の出した意見に首肯する焰真は、早速立ち上がる。

 体はまだ冷えているものの、少し動けば次第に温まっていくだろう。そう考えて鞘に納めた斬魄刀を抜き身にする。

 

「海燕さん。一手頼みます」

「ちっ、仕方ねえな。カワイイ部下の頼みだ……気合い入れるしかねえだろうがよ」

 

 刹那、二人の姿が掻き消える。

 次に彼らの姿が露わになったのは、鍛錬場の両端だ。向かい合うように斬魄刀を構える二人の内、海燕がおもむろに斬魄刀を回し始める。

 高い位置にて手首を軸にする独特の回し方。

 それを垣間見たのは、今となっては遥か昔。しかし焰真は、周囲に潤いが満ち満ちていく感覚に得も言われぬ懐かしさを覚えていた。

 

「水天逆巻け―――『捩花(ねじばな)』」

「……これが」

 

 一振りの刀が水流を纏う三叉の槍に変化するとは、斬魄刀も奇妙なものだ。

 そう感想を抱く焰真は、ひしひしと肌に張り付いてくる霊圧に震えた。

 

 まるで鍛錬場に水の流れができ、それらが留まることなく激しく流れているかの如く、海燕を中心に霊圧が回っている。

 一切の抵抗を許さぬ氾濫。その流れは天にさえ反乱するかの如く逆巻いている。

 これこそが流水系斬魄刀が一つ『捩花』。

 刃に纏い、そして放たれる波濤が敵を圧砕する水の恐ろしさを体現するかのような斬魄刀だ。

 

 思わずゴクリと生唾を飲む焰真。

 緊張していることを実感して深呼吸をすれば、海燕はにへらと神妙であった面持ちを崩し、捩花を肩に担いで見せる。

 

「よーしっ。これから波濤軽~く出すからな」

「了解です」

「手加減はするが……油断してるとケガするぜ」

 

 海燕が忠告を出すと共に高まる霊圧。

 波濤を出すために収束する霊圧は大気を震わせ、それらはまるで押し寄せる津波が為す地響きを錯覚させた。

 

 焰真も改めて気を引き締め、霊圧を高める。

 霊術院時代からそれほど高まっていない霊圧。海燕とは天と地ほどの隔たりがあるものの、研ぎ澄まされた刃での一閃は津波さえも断ち切ると信じ、彼は斬魄刀を振るう。

 

「おおおっ!!」

 

 繰り出される一閃と共に疾走する炎。

 それは今まさに眼前に迫っている波濤を灼かんばかり燃え盛り、そして白波立つ波濤についに激突した。

 ―――が、炎は消える訳でもなく、波濤に沿って押し退けられるように四散した後、そのまま宙へと霧散する。

 

「あぎゃあ!!?」

「芥火!?」

「焰真ァ―――!!」

 

 この後焰真は滅茶苦茶波に揉まれてずぶ濡れになったとさ。

 

 

 

 ***

 

 

 

「んまあ、とりあえず普通の炎の性質はないってことですね」

「体を張った甲斐があったというものだな、うんっ!」

「ルキア、無理に盛り上げなくてもいいぞ」

 

 数年経ってやっと気が付いた、あまりにも些細な真実。

 若干気落ちするのも無理はないこと。

今はただルキアの優しさが潮水の様に傷口に染みわたっていく。

 

(始解に頼らないよう特訓した仇が出たか?)

 

 思い返してみれば、不完全な始解に頼ることは危険だと鑑み、斬拳走鬼などの基本に習った戦い方をしていたものだ。

 虚退治の際も、基本的には頭部を一刀両断することで戦いを終えていたため、周囲に炎を振りまいて何かに着火するかどうかさえ確かめられたこともない。否、着火してはいけないという注意を払っていたからこそ、自ら確かめる機会を失っていたのだろう。

 

(このくらい教えてくれてもいいだろうに……)

 

 げんなりとため息を吐けば、斬魄刀たる女がクスクスと笑っているような幻聴が聞こえたような気がした。

 意外と自分の斬魄刀は意地が悪いらしい。

 

「はあ……」

「まあ、そう焦るものじゃあないさ」

「浮竹隊長!」

 

 突然背後に現れた影。

 白い長髪を揺らしながらやって来たのは他でもない、十三番隊隊長の浮竹十四郎である。温和な性格から隊士皆に好かれている彼の登場に、縁側に座っていたルキアも咄嗟に立ち上がって頭を下げる。

 それを『ああ、休んだままでいい』と窘めた浮竹は、やや悩んだ表情を浮かべている焰真の隣に腰を下ろした。

 

「聞いたぞ? 仕事には実直、日夜努力を惜しまないこれからが楽しみの死神だってな」

「誰がそんなことを?」

「藍染さ。あいつが買っているんだ。きっとその努力は報われる」

「……ありがとうございます」

 

 長い間世話になった隊長が自分のことを買ってくれている。

 その事実に少しだけ救われたような気分になることができた焰真の顔には笑みが零れた。

 

「……よしっ! 今日はもう休みます」

「おっ、そうか。気を付けて帰るんだぞ」

「そんな、子どもじゃないんですから……」

「はははっ、そう気を悪くしてくれるな」

 

 そうは言いつつも、浮竹は焰真の頭をポンポンと叩いてくる。

 まるで父親とでも触れ合っているかのような気分であるが、それほど悪い気はしない。

 

 しかし、同期の少女が隣に居る中で頭を撫でられているのは居た堪れないため、早々に立ち去ろうと立ち上がったのだったが……。

 

「待て、焰真」

「ん? どうしたルキア」

 

 焰真に続いて立ち上がるルキアが、腕を組んで彼の前に立ちふさがる。

 小柄な彼女が立ちふさがったところで、持ち上げて退かしてしまえばどうとでもなりそうではあるが、真剣な彼女の表情を前にふざける訳にもいかなかった。

 怪訝に眉を顰めれば、ルキアはこほんと一つ咳払いをし、頭一つ分身長が高い焰真の目を見て口を開く。

 

「これから少し付き合え」

「……何に?」

 

 

 

 ***

 

 

 

 目の前では、ルキアが前のめりになって白玉あんみつを貪っている。

 はしたないと見るべきか、はたまた餌にがっつく小動物のようで可愛らしいというべきか悩んだ結果、とりあえず焰真は自分も頼んだ甘味に口をつけることで、発言自体をしないようにした。

 頼んだ甘味とは白玉ぜんざい。素朴な甘みが口いっぱいに広がり、少しばかり渋めの茶がよく進む。

 

「それにしても、お前が奢ってくれるなんてな」

「私とて死神として働いているのだ。自分が贅沢できる程度の稼ぎはあるつもりだ。ほうれ、遠慮するな。私が奢ってやるのだからな。わ・た・し・が・な」

「ちょっと高いのたくさん食ってもいいのか?」

「……」

 

 そそくさとウサギが描かれているがま口財布を開けるルキア。

 直後、『それはちょっと……持ち合わせが』と若干赤面する彼女の様子が可愛らしい。

 見栄を張りたかったようではあるが、平隊士の見栄などたかが知れているといったところだろうか。

 人のことは言えない焰真であるが、人の振り見て我が振り直せ―――今後彼女のような恥じらいを覚えることがないよう、自身の心に言い聞かせる。

 

「まあ、ありがたく奢られるさ。ありがとうな」

「うむ」

「で?」

「ん? 何がだ」

「ひさ姉に俺の近況でも聞いて来いって言われてきたんじゃねえのか?」

「なんと……鋭いな」

「こう見えても数年一緒に暮らしてたんだ。どんなこと考えてるかなんて少しくらいは分かる」

 

 ルキアが緋真に頼まれて二人で話ができる場を設けて近況を尋ねようとしていることは、薄々感じ取っていた。

 

 緋真が朽木家に嫁いで十数年。

 お互いの立場があるため、面と向かって会う機会はほとんどない。故に、ルキアに頼み込んで相手の近況を知り、尚且つ自身の近況を知らせるというも道理だろう。

 

「かくかくしかじか―――……みたいな感じだ」

「なるほど。まあ、差し当たって不便はしていないということだな。姉様にはしっかりと伝えておく」

「ああ、頼んだ」

「ううむ……」

「……どうした? なんだ、悩みでもあるのか」

 

 白玉あんみつを食べ終え、ウンウン唸るルキア。

 白玉あんみつが足りない訳でも、逆に食べすぎて腹の具合が悪いという訳でもなさそうだ。

 凡そは朽木家での暮らしに悩みがあるのだろう。そう踏んだ焰真は、緩い表情で問いかける。

 

「む? まあ、無いと言えば嘘になるが……」

「言ってみてくれ。話を聞いてやるぐらいなら俺にもできる」

「うむ。実は兄様……朽木白哉隊長の話になるのだが」

「ほう」

 

 言わずと知れた六番隊隊長であり、ルキアの義理の兄にあたる朽木白哉。

 六番隊を厳格足らしめん雰囲気にしている、自分にも他人にも厳しいストイックな人間だという噂は流れている。

 焰真も顔を合わせたのは、流魂街での一度切り。どのような人間であるかを問われれば弱ったものではあるが、聞くと言った手前引き下がる訳にもいかない。

 

「それで、朽木隊長がどうしたんだ?」

「最近、兄様が私を疎ましく思われてるのではないかと思い始めてだな」

「それはどうしてだ?」

「実は―――」

 

 それは数日前の夕餉の後の話だ。

 朽木家にて振る舞われる料理は、瀞霊廷に構えるどのような料亭にも勝るとも劣らない味を誇る。

 そうなれば、食後の甘味も相応に味・品質ともに最上級のものでなければならないのではないかという考えがルキアの脳裏を過った。

 

 そう思い、かねてから貯めていた給金で、緋真のために最高級の羊羹を買ったという。

 緋真は大層喜んで食べていたのだが、仲睦まじく姉妹が羊羹を食べている様を、障子の隙間から感情を悟らせない表情で覗く一人の影が―――。

 

「あの時の兄様はきっと私を邪魔だと思っているのではと……」

「そう思う根拠は?」

「手に……辛子煎餅の入った袋を携えていた」

 

(単純に混ざりたかっただけじゃないのか?)

 

 妻と妻の妹が甘味に舌鼓を打っているという状況。

 そこへ自分の好物を携え、混ざろうか混ざるまいか踏ん切りがつかず、障子の前で立たず待っている男。

 なんとも微笑ましい光景だ。

 

「うん、その……なんだ。他に心当たりはないか?」

「他か……ああ、そう言えば―――」

 

 それは数日前の休日での出来事であった。

 私室の机にこっそりとウサギ(?)を彫っていたことが緋真にバレたが、それから発展して半紙に筆でお絵かきするに至ったという。

 その時、ルキアは緋真の描いたクマ(?)に感銘を受けていたのであるが、不意に廊下の方を見遣ればカチカチに筆先が固まった筆を携える白哉が、障子の隙間から顔を覗かせていたというではないか。

 

「あの時の兄様は、きっと家財に傷をつけた私のことをなんと浅ましい人間だと思われていたに違いない……」

「ああ、流石に机にウサギの絵を彫るのはダメだったな」

 

(……それも朽木隊長は単純に混ざりたかっただけじゃないのか?)

 

 あの堅物である白哉が絵描きに参加したいと思うかは不明であるが、筆を持っていたからにはそれなりに創作意欲は刺激されていたのではなかろうか。

 

 話を振り返ってみよう。

 ただ、妻が義妹と戯れている仲に入れず、悲壮感を漂わせて立ち尽くしている男が居るだけではないか。

 

「まあ……なんだ。その時は一度やんわりと誘ってあげたらどうだ?」

「さ、誘うだと!? しかし、兄様がそのような遊戯に付き合うとは……」

「一度誘うのが……あの……あれだ。社会人としての処世術だって藍染隊長が言ってた」

「ほう……!」

 

 とりあえず来てほしくもないが食事に誘う、逆に付いて行くことが少々憚れるものであっても一応は誘いに乗ってあげる等々……。

 眼鏡の奥に佇む瞳に悲哀を浮かばせ、藍染はそう語ったのだった。

 

 そんな彼に、隊長になる前は苦労したんだろうなあとしみじみと感じた焰真は、藍染の教えに習い、今日まで生活して来ている。

 普段がただでさえストイックなきらいがあり、友好関係が狭かった焰真も、五番隊の間に大分広がったものだ。

 

 閑話休題。

 

「とりあえず、朽木隊長も血の通った人間だからな。案外乗ってくれるかもしれないぞ」

「なるほど……参考になった」

「ああ、家族団欒仲良くできるのが一番だからな」

 

 自分で言い放った言葉に、不意に寂しさを覚える。

 

(家族……か)

 

 かつて“家族”であった緋真はもう朽木家に嫁ぎ、本当の家族と過ごしている。

 喜ばしい一方、どうしようもない寂しさを覚えることは仕方がないことだろうか。

 

(……俺も)

 

「家族欲しいなあ……あっ」

 

 つい口をついて出てしまった言葉。

 不味いと思いルキアを見遣れば、口をあんぐり開けているルキアが、心底心配したような表情を浮かべている。

 

「……相談に乗るぞ?」

「いや、乗らないでくれ」

 

 芥火焰真。

 まだまだ独身で居たい年頃だが、人肌も恋しく感じてしまう難しい年ごろだ。

 




*オマケ 緋真との戯れの中でよく髪型を弄られるルキアの七変化


【挿絵表示】

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