BLESS A CHAIN   作:柴猫侍

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*41 水面下のスノードロップ

「はぁ……はぁ……待て、黒崎!」

「これが待ってられるかよ! 石田ァ! 動けないなら、オメーは休んでろ!」

 

 息も絶え絶えとなる雨竜の制止を聞かず、グングン階段を登っていく一護。

 雨竜が用意していた道具によって応急手当した二人であるが、織姫や花太郎のような術を用いている訳ではないため、まだ剣八との戦いで受けた傷も癒えてはいない。

 それでも一護は前に進む。

 急ぎ向かう先は、無論ルキアの囚われている牢だ。

 目の前まで迫っているのだから、一護がここまで逸る気持ちを雨竜も理解できはなくはない。だが、そうであっても今この状況で彼女の下へ向かうのは、余りにも無謀であった。

 

「黒崎、お前って奴は……!」

 

 呆れたように苦虫を嚙み潰した顔を浮かべる雨竜は、剣八から受けた刀傷に灼熱が奔るような痛みを覚えつつも、一護の背を追いかける。

 彼一人を先に行かせれば何が起こるか分からない。万事に対応するためには、最低限養わなければならない体力というものがある。

 そのために折角、織姫や泰虎を先に行かせたのだ。仲間を信じて少しくらい休憩でもすればよいものを、と雨竜は思わずにはいられない。

 

 そんな雨竜の気遣いを余所に、一護は進む、それはもう進む。

 

(待ってろ、ルキア! もうちょい……もうちょいだからよっ……!)

 

 助けたい人間が先に居る―――そう思うだけで、体の痛みなど忘れられるようだった。

 そうして階段を登り切った一護は、目指していた白亜の建物のほぼ天辺。

長い橋の先には、窓の少ない建物と何人かの人々が窺えた。

 

「は……?」

 

 一護が目にした光景。それは、織姫を始めとした、泰虎、岩鷲、花太郎などの共にルキア救出のためについて来てくれた者達―――彼らが光の縄で捕われている姿と、見知らぬ副官章をつけた死神の姿だった。

 

「―――!」

「っ……黒崎!」

 

 石田の制止も虚しく、一護は斬月を手に取り駆け出す。

 仲間が捕われているという光景を前にした一護は、重傷を負った身を押しても尚、隊長格に等しい霊圧を放っていた。

 その霊圧に気がつき、先に居る五人がようやく一護に気が付く。

 中でも織姫の反応が早く、一護の無事に歓喜した面持ちを浮かべ、次の瞬間には鬼のような形相で迫ってくる彼に焦燥の色を瞳に滲ませる。

 

「黒崎くん……!?」

「おおおおおおお!!!」

「逃げ―――!」

 

 織姫が一護を制止しようとするが、それよりも先に黒い影が彼女の横を通り抜ける。

 刹那、橋の中央で火花が散り、遅れて鉄と鉄が衝突する甲高い音が鳴り響いた。

 

 続けざまに響く、雄叫びにも似た叫び。

 

「退けろ!!」

「それは……できねえ話だ」

 

 一護と刃を交えるのは、言わずもがな焰真だ。

 どこか焦っているような表情を浮かべる彼に対し、それ以上に昂ぶる様々な想いが混ざり合った感情を抱く一護は、構わず吼える。

 

「退けろよ! 俺は……俺は、ルキアを助けなきゃならねえんだからよっ!!!」

「っ!」

「うおおっ!!」

 

 力任せに斬月を振るう一護に対し、彼の言葉に瞠目した焰真は勢いに乗るように後ろへ飛び退き、彼の一閃を躱してみせた。

 

(なるほど……)

 

 焰真は一護をじっくりと観察する。

 怪我を負っているにも拘わらず、あの力。それに隊長格と遜色ない霊圧。

 あまたの死神が居る瀞霊廷を突き進み、あまつさえ隊長を倒しただけのことはある。手負いであろうとも、油断すれば敗北するかもしれない―――焰真は冷静に分析する。

 そしてなにより、彼の魂からの叫びを聞くことができた。それがこの時の焰真にとって、最も重要な点だ。雨竜や織姫が口走った『黒崎』という苗字に引っかかりは覚えさえするも、今はそれどころではないと、心の中で頭を振る。

 

 そのような心境を示すかの如く、彼は心ここに在らずといった様子で、忙しなくとある方向に目を遣っていた。

 一方、一護は戦いの最中に別のものへと気をかけている焰真に、不満げな様子だ。

 

「てめえ……っ!?」

 

 しかし、すぐさま気が付く。

 恐ろしい速度でやってくる、決して忘れられぬ霊圧が―――。

 

 シュン、と白い影が現れた。

 

「なにをしている」

「!」

「芥火副隊長」

「朽木……隊長」

 

 朽木家歴代当主の中でも最強と謳われる、六番隊隊長朽木白哉。

 彼の放つ霊圧により、今にも橋が崩れ落ちそうになるほどの激震が周囲を襲う。

 霊圧の低い花太郎のような者は、彼の放つ霊圧だけで全身の震えが止まらなくなり、そうでない者も冷や汗を流す。

 

 しかし、中でも一護と焰真は平静を崩さぬまま佇んでいる。

 一護は白哉を戦意の満ちた瞳で睨みつけ、焰真はふぅと一息吐いて、口を開く。

 

「見ての通り、懺罪宮に忍び込んだ旅禍を捕らえるところです」

「そうか」

 

 周囲を一瞥し、縛道で捕えられている織姫たちと、互いに斬魄刀を抜いている焰真と一護の姿を確認する白哉。

 

「―――他意はないと誓えるか?」

 

 突き刺すような視線が焰真を射抜く。

 その瞬間、焰真の表情が一瞬強張る。

 そのような彼の変化に、眉尻を僅かに下げる白哉であったが、焰真目掛けて得体の知れない筒を投げつける雨竜の姿へ視線を向ける。

 白哉の視線を追い、焰真もまた雨竜の姿を捉えれば、すでに彼は詠唱を始めていた。

 

銀鞭下りて(ツィエルトクリーク・フォン・)五手石床に堕つ(キーツ・ハルト・フィエルト)―――『五架縛(グリッツ)』!!」

 

 五つの帯が焰真を縛り付けるように生まれる。

 滅却師が霊力を溜める道具―――“銀筒”。滅却師最終形態で刹那的な力を経た雨竜に、すでに滅却師としての能力は残っていなかった。

 だが、もしもの時のためにと事前に霊力を溜めていた銀筒を使えば、ある程度は戦える。

 不意打ちによる一人の無力化を図った雨竜。

 

(やったか……!?)

 

 いや、寧ろこれでやられてくれ。

 そう希うように念じる雨竜であったが、現実は無情であった。

 

「ふっ!」

「っ!」

「縛道の六十一『六杖光牢(りくじょうこうろう)』!」

「ぐぅ!?」

 

 斬魄刀の一振りでその拘束を解いてみせた焰真が、詠唱破棄にて雨竜の体を六つの帯にて拘束する。

 膂力も霊力も人間並みになった雨竜にとって、六十番台の鬼道は最早脱出は不可能。

 

「石田! っ……てめえ!!」

 

 六杖光牢で縛られて橋の上に転がる雨竜を目の当たりにした一護は、再度激情がままに焰真へ斬りかかる。

 すると焰真は流れるような所作で斬魄刀―――煉華の刀身へ手を添えた。

 

「浄めろ―――」

「!!」

「『煉華(れんげ)』!!」

「っ―――ぐあああああ!!!」

 

 斬魄刀解放。

 煉華を始解した焰真は、その刀身から迸る青白い炎を一護めがけて放つ。

 ここは橋の上。放射状に広がる炎を避けられる場所などない。それを察してか、すぐさま斬月の広い刀身を活かし、盾のように構えて防御する一護であったが、それでも体に触れる炎に激痛を覚えて声を上げた。

 

「黒崎くん!」

「一護!」

「一護ォ!!」

「一護さん!」

「黒崎!」

 

 仲間たちからすれば、一護が炎の中心で身を焼かれている光景にしか見えない。

 全員、一護の安否を心配するように声を上げ、織姫に至っては血の気が引いたような青白い顔を浮かべている

 しかし、

 

「え?」

 

 まず、焰真が素っ頓狂な声を上げた。

 

「え?」

 

 続いて、炎の中から姿を現した一護が、まったく火傷を負っていない自分の体に首を傾げた。

 

『え?』

 

 白哉を除くそれ以外の者達は、お互い予想外と言わんばかりの様子をみせる二人に、これまた不思議そうな声を上げた。

 ピュ~ッ、と高い音を響かせる風が鳴く。

 

 しばし、静寂が場を支配する。

 

「―――煉華!」

「ぐあああ!」

「……え?」

「……え?」

 

 再び先程の流れをおさらいでもするかのように、煉華の炎を放ち、一護に炎を当ててみる焰真。

 そうすれば、一護もまた頑張って躱そうとするも、ギリギリ炎の当たった部位に痛みを覚え苦悶の声を上げた。

 

 しかし、怪我などは一切なし。

 お互い予想外の状況に理解が追い付いていないのだ。

 

(何で煉華の炎が効いてるんだ……?)

(何で炎で焼かれてんのに火傷しねえんだ……?)

 

 焰真は、牽制のために一護に放った、始解では虚にしか効かない浄化の炎が効いていることに対し、困惑を覚えていた。

 一護は、煌々と燃え盛る炎を浴びても尚、痛みを覚えるだけで物理的な外傷を負わないことに対し、得体の知れない恐ろしさを覚える。

 

 お互いがお互いに対し、未知の存在を目の当たりにしているかのように、探るような視線を交わす。

 

「鈍い」

 

 しかし、その探り合いを一蹴するように声が放たれる。

 

 続けて、チキリと刀を抜く音が鼓膜を揺らした。

 焰真が振り向けば、そこには斬魄刀―――『千本桜(せんぼんざくら)』を抜き、自身の体の前に構えている白哉の姿があった。

 

「朽木隊長……!?」

「旅禍を相手にいつまで(あそ)んでいる」

 

 ゾワリ、と悪寒が背筋を舐めるような感覚が焰真に襲い掛かる。

 

―――解放する気なのか!?

 

 これから白哉が何をしようとしているのかを察し、焰真は焦りを覚えた。

 彼の手にかかれば、旅禍に対して生死を問わない情け容赦なき攻撃を与えるハズ。

 

「待ってください! ここは俺に―――!」

「問答無用。これ以上、旅禍如きに傲らせる必要もない」

「!」

「散れ―――」

 

 膨れ上がる霊圧に、一護は斬月を構える。

 いつでも来い。そう言わんばかりの瞳を白哉に向け、いざ相まみえようとしたその瞬間だった。

 

 

 

 一陣の風が吹き渡る。

 

 

 

「―――やんちゃで短気なのは変わっとらんようじゃのう」

「貴様……!」

 

 解放しようとした千本桜に巻き付けられる布。

 それによって解放を阻害するという神業を披露したのは、褐色肌で紫がかった黒髪を靡かすグラマラスな体形の美女だ。

 

 全員が、音もなく参上した褐色肌の女性に目が釘付けである。

 

(誰だ!)

 

 何故ならば、

 

(痴女だ!!)

 

 謎の女が、

 

(すっぽんぽんだァ~~~!!!)

 

 全裸だからだ。

 

 白哉を除く全員が、その美女のあられもない姿に赤面している。

 しかし、当の本人はそのことについて一切気にしないまま、平静を保っている白哉へ余裕を持った笑みを向けていた。

 

「のう、白哉坊」

「夜一……!!」

『夜一さん!!?』

 

 新事実。身内の猫だった。

 

 情報量の多いこと多いこと。瀞霊廷侵入組で猫姿しか知らなかった者は、彼女が人間であったことと、人の目の前で全裸を晒すことのできる羞恥心の欠けた人間であることに困惑した様子だ。

 そうこうしている間にも、知り合いのようである白哉と夜一の二人は話を続けている。

 

 すると突然、瞬歩でその場から掻き消えた夜一が、一護の腹部へ手刀を叩きこんだ。

 皮膚を破り、肉を裂き、内臓にさえ届くほどの鋭い一撃。

 味方による神速の一撃に、これには一護も堪らず意識を闇に落とす。

 

 その光景に、織姫が悲鳴を上げるように叫ぶ。

 

「よ、夜一さん!? どうして……」

「く、薬……」

「え?」

「た、多分ですけど、強力な麻酔系の薬を内臓に直接叩き込んだのかと……」

 

 狼狽える織姫に対し、四番隊である花太郎がその薬学に対する慧眼を以てして、夜一が何をしたのかを他の者達に説明する。

 

 しかし、何故今それを行うのか?

 その問いに対する解は、一護を背負った夜一が、彼女たちを逃がさまいと瞬歩に次ぐ瞬歩によって行われた鬼事の後、見事逃げ果せた彼女の口より紡がれる。

 

「三日で此奴をおぬしより強くする」

 

 一護の牙を更に研ぐべくためと、彼女はその場から去っていった。

 そうして彼女が去るや否や、白哉もまた『興味が失せた』と懺罪宮から去っていく。

 残ったのは、焰真と旅禍とそれに加担した者のみ。

 色々ありはすれど、結果的には当初の計画通りに事は進んだ。

 

「さて……お前たちを十三番隊の拘禁牢に連行する」

 

 悔しそうに歯噛みする織姫たちを、焰真は早速拘禁牢へと連行していくのだった。

 因みに、この際連行の手伝いとして、仙太郎と清音を呼べばすぐ来てくれたことは言わずもがなだろう。

 

 

 

 ***

 

 

 

 縛道で縛られている以上、身動きのとれない織姫、泰虎、雨竜、岩鷲の四人は、焰真たちに連れられて拘禁牢へ向かっていた。花太郎は立場的には“旅禍の人質として囚われていた”とし、情状酌量を求める連行報告書を書くため、現在別室に彼は居る。

 

「(黒崎くん、大丈夫かな……)」

「(一護なら心配いらない。あいつはそういう奴だ)」

「(それより問題は僕たちがどう逃げるかだ)」

「(どどど、どーするんだよォ……!?)」

 

 ある者は仲間の身を案じ、ある者は自分たちの状況をどう打開するかに思考を巡らせる。

 しかし、あまつさえ霊圧を封じるための錠も付けられた今では、天地がひっくり返っても逃走は不可。機に乗じて逃げようとしても、すぐに追いつかれるのが関の山だ。

 暗雲の立ち込める状況。

 普段明るい織姫であっても、今ばかりはその面持ちに影が差す。

 

 すると、ふと先導する焰真の足が止まったため、応じて全員足を止めた。

 

「ここだ」

「おーす、来たかァ!」

『!?』

 

 牢の中に誰か居り、気の抜けた挨拶をしてきたではないか。

 しかも、彼は隊を率いる長を象徴するハズの羽織を身に纏っていた。

 

(……黒崎くんのそっくりさんだ)

 

 加えて、その容姿は一護と非常に似通っていた。髪の色を除けば、親戚だと言われても納得してしまうだろう。

 それほどまでに彼と一護は似ていた。

 だが、この時最も驚いていたのは岩鷲であった。

 

「あ、あああ、兄貴ぃ!!」

「兄貴? もしかして、岩鷲くんのお兄さんなのか?」

「おう、そうだ」

 

 牢の中のベッドに腰かけていた岩鷲の兄―――海燕が雨竜の問いに首肯し、牢の扉を中から開いて『まあ座って話そうぜ』と全員を招き入れる。

 

「どっこいしょ……よし、自己紹介するか! 俺が空鶴と岩鷲の兄貴で、十三番隊隊長やらせてもらってる志波海燕っつー者だ。よろしくなっ!」

「よ、よろしくお願いします……」

 

 とても旅禍に対するものとは思えない爽やかな笑みに、思わず皆もタジタジだ。

 辛うじて織姫がぺこりとお辞儀したものの、泰虎と雨竜はまだ信用できないと視線を送る……が、そんな懐疑心が漂いかけた場を壊すように、岩鷲が叫んだ。

 

「兄貴ぃ! そんな呑気にしてねーで助けてくれよ!」

「まーまー、待てよ岩鷲。折角腰を据えて話せる場所にお前らを連れて来れたんだ。ゆっくり話そうぜ。なあ、芥火」

 

 そう言い焰真を牢の中に招き入れる海燕。

 そうしてから、『さて!』と仕切りなおすよう拍手が鳴り響く。

 

「敵を騙すにはまず味方からってな」

『?』

「ま、敵っつー表現が正しいかどうかは置いといて……」

「海燕さん、さっさと本題入りましょうよ」

「わぁーったよ、ったく。朽木が心配なのは十二分に伝わってるっての。っつー訳で、芥火、説明頼んだ」

「……あんたって人は」

 

 海燕の奔放さにどうも振り回されている様子の焰真が、一度げんなりとした表情でため息を吐いたが、次の瞬間には童顔にしては凛々しい顔を浮かべ、旅禍たる織姫たちを見遣る。

 その真剣そのものの表情に誰もが息を呑む。

 そして、周囲から何者の気配もないことを確かめた焰真が、いざと言わんばかりに口火を切った。

 

「俺たちがあんたたち旅禍をここまで連れてきたのは他でもない、ルキアを救出するためだ」

『!?』

「元々、こっちでも計画は進めてた。だが、ルキアを助けにきたあんたたちで、少し予定を変えざるを得なくなった。だからここでは、元々こっちで進めていた計画に加えて、あんたたちも現世にどうやって帰すかも考慮した案の段取りを話したかったんだ」

 

 『二人くらいには逃げられたけどな』と最後につけ加える焰真。

 そのようにして語る焰真の一方で、織姫たちは先程までの雰囲気が一変、希望に満ちたような表情を浮かべるようになっていた。

 こうして話している以上、海燕もまた協力者。

 隊長と副隊長が一名ずつ味方になってくれるとは、本来侵入者である彼らにとっては非常に心強い協力であり、思ってもいなかった僥倖であった。

 

 そして、彼らの心が浮足立っていく最中、やおら焰真が美しい姿勢にて礼をする。

 突然の礼に驚く面々。

 そのような彼らに対し、沈痛な面持ちを浮かべている焰真は乞うように語る。

 

「頼む! 俺はあいつを……ルキアを助けたい! 力を貸してくれ!!」

 

 その声音に滲む想いは、ルキアと数か月しか過ごしていない織姫たちにとって、推しはかることさえ憚られる重さがあった。

 だが、彼女を助けたいという想いに違いはない。

 彼の訴えを耳にした彼らの表情は真剣そのもの。

 

 

 

 断る必要など、ありはしなかった。

 


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