軍神の隣席 少年の日記 作:ウォースパイト
ふむ、確かにそっちの方が…………あれ?そっちの方が辛くない?
あ、ちなみに作者は檸檬を目に噴射されたことあります。
まじで目がやばかったです。
↑月↓日
昨日西住といた二人と話をした。
武部 沙織と五十鈴 華、という名前らしい。
西住が会話で時折俺の名前が出るので興味を持って声をかけてみたらしい。
ある程度話して別れたら昨日レモン汁ブシャー!!してやった友人が再び血に飢えた獣の如く豹変しいまにも襲いかかってきそうだったので腹パンした。
しかし友人、懲りていないのか「お前は俺に!殺されるべきなんだーーーーーー!」といいながら襲いかかってきた。
これには流石におれも驚き、「バカヤローーーー!!」って叫びながら振り向き様に左ストレートが炸裂、友人が沈黙した。
………ただならぬ殺気を感じたからやった。反省はしている
【月 】日
昼休みの時、西住が廊下でナンパされてた。
……ちがう、生徒会になんか囲まれてた。
明らかに西住が困惑してたので仲介。
片眼鏡の先輩に文句を言われたがそれらしい台詞を吐いて半ば強引に西住を教室へつれ戻した。
それでも西住は様子がおかしく、とうとう保健室へ。
何か気になったが武部と五十鈴がいったので今回干渉する余地は無さそうだ。
この後、男女別れて選択科目のオリエンテーションが行われたが興味のあるものが正直なかった。
友人と同じく男子科目の柔道でもするか。
→月←日
朝教室にいくと隣席の西住がため息をついていた。
机の上には選択科目の用紙。
何があったのか気になったため声をかけた。
どうやら昨日の生徒会は西住に戦車道を選ぶよう半ば脅迫のような勧誘だったらしい。
仲介してくれてありがとうともいわれたがたいした事はしてないと思う………多分。
それに戦車道は無理に選ばなくていいんじゃないかと言っておいた。
嫌ならやらなくていい、無理にやる必要はないとかそれっぽい台詞を言っておいた。
その後笑顔で再びお礼を言われたが、それっぽい台詞の後だからか正直恥ずかしかった。
その後武部等とともに戦車道は選択しなかったとのこと。
帰りに五十鈴から聞いた。
昼頃呼び出されてたけど大丈夫だろうか?
(´・ω・`)月( ˘ω˘)日
西住が戦車道やるといってきた。
ごめんちょっと待って?結論から言うのはビジネス会話のマナーだけど困惑するよ?
理由を聞くとあの後呼び出されて武部と五十鈴もそれについていき反論してくれたらしい。
しかしこれ以上二人に迷惑をかけられないと自ら戦車道をすると言ったらしい。
脅されて無理やり(半分脅迫されたらしいが)というわけでは無いそう。
ひとまず安心………俺もなんか部活した方がいいかな………?
#月[日
なんか生徒会室に呼び出されたんすけど
「なああんたら」
「ん?」
「斎藤君…?」
「西住明らかに困ってるじゃないか、何してんだ」
「貴様、生徒会に楯突けばどうなるかわかって」
「知るかよ、どうにでもしろ。でも、西住がそんな顔してんのは見逃せねぇ。もっと周り見ろよ、どう見てもあんたら、脅迫してるようにしか見えねぇぞ?いくぞ西住」
「あ、うん……」
「おい!」
「まあまあ、今回は帰ろうか…………2年の斎藤結城か………ふ~ん(ニヤッ)」
「西住?」
「あ、斎藤君……」
「昨日何言われてたんだ?」
「……戦車道を選択するように、って…その…あ、昨日はその、助けてくれてありがとう」
「…やりたくなければやらなきゃいいじゃないか」
「え?」
「別にさ、無理してやる必要はないと思うぞ?なんで戦車道なんかわかんねぇけどさ………西住自身がやりたくないって言うなら、やらなくていいと思うっていうか、なんていうかな………とにかく、やりたくないってしっかり意思表示すればいい」
「………ありがとう」
「……別にお礼言われるほどじゃない」
「うん……でも、ありがとう」
「…そうか」
「私、戦車道やることにしたよ斎藤君」
「ごめんちょっと待って?」