「えー皆様のおかげで無事に破壊神になったタケちゃんを封印し、そんで悪魔ハーゴンも倒されたらしいです。という事でね、えーまあうん、ようやくすべて解決したという事で、みんなで笑って終わってハッピーエンドにしましょう」
「私はあなたを八つ裂きにさえ出来ればハッピーエンドを迎えられますが?」
「それじゃあ私だけバッドエンドじゃないの~、ハハハ、リューちゃんホント冗談キツイ」
全ての事件が終わった頃合いで、仏が上手く丸めようとするのだが、それを許すじましと結局最後までリューは彼に敵意を消す事は無かった。
「今更冗談だと思いますか、黒幕」
「まあまあもう終わった事なんだし良いじゃないのよ~、君もしつこいやっちゃなぁ~」
「すみません、ただいま戻りました」
「おお~ヨシヒコく~ん! 君も頑張ったね~! いきなりこっちに送り込んでごめんなさいね~!」
唯ずっとこちらを見据えて得物を握り続ける彼女に仏は本気で危機感を覚え始めていると
そこへ助け舟がであるヨシヒコがなぜかしょんぼりした様子で戻って来た。すぐに仏は彼の後ろに回ってリューへの盾にする。
「てかなんでそんな落ち込んでんの、ねぇ? もう全部無事に終わった事じゃん、まあ私にはある障害が一個だけ残ってんだけど」
「実は先程、物凄く大きな銀色ヌメヌメのスライムが現れたんです、女神に献上してあげようと思い仲間にしようとしたんですが……」
メレブが使った呪文の効果で突如目の前に現れたはぐれメタルキング
倒せば莫大な経験値が貰える上に仲間にすれば異世界にいるスライム好きの女神の良い土産になると思われたのだが
ガッカリしているヨシヒコの表情から察するに……
「まさかあの巨体にあんなにもアッサリ逃げられるとは……!」
「あぁ~逃げられちゃったんだ、まああのタイプはホント逃げ足早いからね」
「あんなに肉をあげたというのに……!」
「ああ、それは悔しいね、ムカつくよねホント、あの~食い逃げされた感じ? わかるわかる」
「だからその代わりと言ってはなんですが……」
「ん? あれヨッ君、ヨッ君の後ろにいるのってそれって……」
どうやら上手く逃げられてしまったみたいだ、悔しそうに肩を落とすヨシヒコに仏は「しゃあないしゃあない」と肩に手を置いて励ましてあげていると、ふと彼の背後に何者かが立っている事に気付いた。
「ヌメヌメを追ってる時に現れたので倒してみたら、なんか仲間になりました」
「うわ、うわぁ~……ガイコツの王様だぁ~」
そこにいたのはボロい布切れを羽織り、高そうな杖と王冠を被った骸骨であった。
ワイトキング、はぐれメタルキングと同じ一応キングが付いている結構レアな魔物である。
どうやらはぐれメタルキングは仲間に出来なかったが、ワイトキングは仲間に出来てしまったらしい。
「ヨシヒコ、お前ぇ~仲間にする魔物ほぼほぼアンデットばっかだけどなんで? そういうのに好かれる傾向でもあるの?」
「仏、是非彼を女神の下へ、きっと良い戦力になってくれると思います」
「うん、間違いなく嫌がらせにしかならないし相当怒り狂うと思うけど、アイツの反応見たいからその頼み、この仏が責任持って引き受けよう」
真っ直ぐな目を向けながらマジであの女神に贈る気なのかと仏は苦笑しつつも、面白そうだから彼の願いを聞き入れる事に。
後にかの残念な水の女神が、突然空から骸骨の王様が直立で落ちて来た事に悲鳴を上げたのは言うまでもない……
「あの勇者は本当に勇者なのですか? 死霊使いの間違いでは?」
「そりゃまあ仏イチオシの勇者だからねぇ~、おかしな所の一つや二つあってもなんら不思議じゃないさ、あれ? これって前も言った様な気がするな……」
ヨシヒコが仲間にしたという大人しくしているワイトキングを見つめながら、訝しげな様子でリューがそっと疑問を感じていると、女神ヘスティアが気にするなと楽観的に答える。
「それより問題なのはボクのベル君さ、一体ボクを置いてどこに行ったというんだ、おまけにあのヴァレン某がいないのも怪しい……」
「それは心配ですね、私には彼を想う友人がいるので、シルには是非とも彼と添い遂げて欲しい」
「うん、その件はおいおい後でゆっくり聞かせてもらおうか」
リューのさり気ない一言にヘスティアは「またか……」と頭を押さえて項垂れていると、程なくしてベルがアイズと共に戻って来た。
「神様、ただいま戻りました」
「やっぱりそいつと一緒にいたのかベル君……君は一体いつからそんなに節操が無かったんだい、この色魔」
「ど、どういう事ですか!? 僕はただアイズさんやヨシヒコさんと一緒におっきなヌメヌメを倒しに行ってただけですよ!」
「ヴァレン某とヌメヌメ!? い、一体どんなプレイを楽しんでたんだ君は!」
「ど、どんなプレイとは……?」
リューの友人からも好かれていると聞いてますますヘスティアの機嫌が悪くなり、彼が帰って来るとすぐにジロリと睨みつけて酷い悪態をつく始末。
これにはベルも慌てて事情を話始めた。
「えとですね、メレブさんのおかげで僕等の前にアイズさんがずっと探していたモンスターが現れたんです、それもとんでもなく巨大な……それを三人で追いかけて倒そうとして……あぁ、ヨシヒコさんだけは何故か肉食べさせてましたね……それであと一歩まで追い詰めたと思ったんですけど、そこで完全に逃げられてしまいまして……」
「あぁ~よくわからないけどとにかく君はモンスターを追いかけていただけって事だね? それで逃げられたからそこのヴァレン某はずっと落ち込んでいる様に見えるのか」
「ええまあ、最終的に下層まで逃げられてしまいましたから今の僕等だけじゃどうにも出来なくて……」
「奴を倒すのに私の力がまだ足りなかった……」
たどたどしいベルの説明をなんとか理解しながらヘスティアはジロリとアイズの方へ目配せする。
本来なら大人数で挑むべき下層に逃げられてしまっては諦めるしか無いと、肩を落として珍しく落ち込んでいる様子であった。
「もっと強くならないと、あの銀色ヌメヌメにもう一度挑む為に」
「アイズさんまだ諦めてないんですね……」
「ソロで下層に挑戦できる程に強くなれればきっとまた見つけられる」
「それだけ強くなれればもう倒す必要無いんじゃないですか……?」
強さを求めるよりも段々あの魔物を倒す事だけに執着している様にも見える、グッと拳を構えて決意する彼女を見てベルは苦笑しながらそう感じるのであった。
「とりあえず今は地上に帰りましょうか、神様もここにいると何かと問題らしいですしね」
「全くだよ、早い所我が家に帰ろうベル君、他の者達もさっさと戻る準備をしているし」
ベルの提案をすぐにヘスティアが頷いて了承すると、他の者達も揃って帰ろうとしている所であった。
そしてそれは仏が連れて来たヨシヒコ一行も同じ事で
「あー終わった終わった、とっとと私達の世界に帰ろうぜー」
「俺はもうクタクタだ、元の世界に帰ったらゆっくり酒でも飲みながら休みたい、女性が沢山いる店で」
「俺も~、流石に異世界2連発はきっついわぁ~」
やるべき事は済んで早く元の世界に帰ろうとするムラサキ、ダンジョー、メレブであるが
メレブの方はふと仏の方へしかめっ面を浮かべて怪しむような目つきで
「おい仏、お前今度はちゃんと俺達の世界に戻してくれるんだろうな、気が付いたらまた別の異世界とかだったら許さんぞ」
「あ、そんじゃあ魔王がファーストフード店で働く世界一度覗いてみる? 今ならノリで倒しに行けるんじゃない?」
「いやそんな世界100パー無いから、魔王がバーガー売って普通に働いてる世界とか絶対にあり得ない」
「……お前って、頑なにこの話だけは信じないよね、なんで?」
度々仏が口にするとある異世界についてだけはどうしても信じれないと言い張るメレブに疑問を感じていると
ヨシヒコもまた帰る準備を進めていた。
「仏、そろそろ帰りましょう、私がやるべき使命は終わりました。今はとにかく、私は故郷のカボイの村で休みたいんです」
「あれ、ヨシヒコお前……前の異世界では凄い未練タラタラだったのに、今回はあっさり帰ろうとするんだね?」
「いや私……こっちの世界にはあまり思い出とかありませんでしたから」
「だよね、出番終盤だったしぶっちゃけそんなこの世界に思い入れとか無いもんねヨシヒコは」
言われて見れば確かにいきなり飛ばされさっさと終わらせたヨシヒコ一行にとっては、特にこの世界に対する思い入れなど皆無であった。
それに気づいて仏がヘラヘラと笑っていると、ふとそこへ何故かリューとリリが歩み寄って来た。
「おや、もしかしてもうお帰りですか? リリとしては仏様だけはこちらに残って頂きたいのですが、主に責任を取る形で」
「その仏は私達の世界を危機に陥れた張本人ですから、我々はその件について咎める権利があると思うのですが?」
「あ! ほらまた出て来たアンチ仏! ヨシヒコ追い払って! そのいざないの剣で眠らせちゃって!」
向こうが問答無用で責任を取らせようとするのであれば、こちらもまた実力行使で対抗しようと試みる仏
早速ヨシヒコを使って上手く彼女達を無力化させようとするが、ヨシヒコ本人はえらく困った様子で
「いや私、そんなに彼等と強く絡む事無かったので……正直事が済んだ今だとどう接すればいいかわからないです」
「そういえばリリも、勇者さんとは何度か会話した程度ですから若干絡み辛いです」
「私も気にはなっているが、別にヨシヒコさんと戦う理由は無いので」
「えーなんか変な距離感作ってない君等? 同じ現場で働いたんだからプライベートでも仲良くしようよ~、今度一緒に飯でも行って来れば?」
一度は共に戦った仲と言っても結局は一緒にいた時間など一日も満たしていないので
互いに何も知らないという事もあって微妙な距離感が彼等の間にある事に流石に仏もぎこちなく笑うしか無かったのであった。
「まあしょうがないか~、よしじゃあヨシヒコ、そして他の三人もこっち来て、これ以上ぎこちない空気流れるのも嫌だから一旦帰ろう」
「すみません、せめて一度だけでも良いから、共に旅とかすれば名残惜しいというのもあったんでしょうが」
「お気になさらず、まあ今度は気軽に店に遊びに来て下さい、仏を連れて来なければ歓迎します」
「リリも別に良いですよ、仏がいなければ」
「なんだここの世界の人達は……凄く仏に冷たい」
「気付いたかヨシヒコよ、ここの世界の住人はとても心が荒みきっているのだ……」
「全面的にあなたのせいで荒んでるんですよ、あなたのせいで」
改めてこの世界の者達による仏に対するヘイトが凄い事にヨシヒコが軽く驚いていると、程なくして他の者達がゾロゾロと集まって来た。
「さようならヨシヒコさん、僕も早く勇者と呼ばれるぐらいに頑張ります」
「前に仏から聞いたんだが君はあの水の女神と仲が良いみたいだね、今度会う時は彼女の話を聞かせておくれよ、正直仏並みのトラブルメーカーだから危なっかしいんだよね彼女」
「銀色ヌメヌメスライムを見つけたら教えて、例え別の世界であろうと倒しに行くから」
「はい、皆さんもお元気で」
「おい、あの金髪娘さり気なく凄い事言ったぞ今」
各々別れの言葉を交えてヨシヒコが彼等に深く頷いて見せる中で、アイズのサラッと異世界を超える事も辞さない発言にメレブは一人我が耳を疑った。案外彼女なら普通に出来てしまいそうで怖い……
そしてムラサキとダンジョーも彼等に軽く手を振って別れの挨拶を終えると、皆一同仏の周りに集まり
「よしそれじゃあ戻るとしますか、あばよお前等」
「次にここに来るときはこんな薄暗い場所ではなく、明るい街を案内してくれ、可愛いおなごがいる所とかな」
「皆の衆、この偉大なる魔法使いメレブの輝かしい功績を出来るだけ大きく広めるのだぞ」
「それでは皆さん、また会いましょう」
各々言葉を残してヨシヒコ達は仏の力によって元の世界へと帰ろうとした、しかしそこへ
「いやそのまますんなり帰られても困るんですが、今すぐそこの仏をこちらに引き渡してもらいたい」
「んも~! この期に及んでまだそれ言う~!?」
このまますんなりと帰らせてたまるかと、相変わらずの仏頂面でこちらへ歩み寄るリューに、仏は眉間にしわを寄せながらはぁ~とため息をこぼすと
「それじゃあリューちゃんさ、最後の最後にね、特別に君に大事なお知らせを伝えておくよ」
「は?」
「リューちゃんさ、元々アストレアの所のファミリアだったんだよね」
「そうですがそれがあなたに一体どんな関係が」
「あのね、アストレアってね」
ぶっきらぼうに返事するリューに対し、仏は言葉を区切ると無言で自分を指さし
「私のカミさん」
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「はぁ!?」
今の今までずっと表情に変化が無かったリューが
初めて大きく顔を歪ませて驚いた瞬間であった。
新鮮な彼女の反応に仏は嬉しそうにゲラゲラと笑うと
「君がよろしくやっている事はちゃんと伝えておくから! そんじゃまた!」
「ま、待ちなさい! アストレア様があなたの……っておい!」
「ハハハのハ~~~~!!!」
最後の最後にとんでもない爆弾を落としていった仏は、ヨシヒコ一行と共に突然眩い光に包み込まれると
手を伸ばしたまま固まるリューを残してあっさりと消えてしまうのであった。
しかし彼等はまだ気づいていない、次なる波乱がまたしても迫って来ている事に
そんな感じの事を言っておけばまた自分達を主力にしたシリーズとか出来るんじゃないかと思って言ってみるのであった(byヨシヒコ)
おまけエピローグ
「アレがアストレア様の……ダメだ、思考が全く追いつかずに混乱している……しばらくまともに頭を動かす事が出来ませんねコレは……」
「ちなみにボクは最初から知ってたよ、仏の嫁さんが彼女だって」
「そうだったんですか!?」
「うん、君が元彼女のファミリアだってのは知らなかったから何も言わなかったけど」
動揺を隠せずにひたすら頭を悩ませて混乱しているリューに追い打ちをかける様に呟くヘスティア。
神々の事情なのだから当然神である彼女の耳にも入っていたのであろう。
「ま、今はとにかくお別れも済んだ事だし、ボク達も帰ろうよオラリオに」
「ハハハ、リューさんも動揺とかするんですね……」
「元主神が仏の奥方……これはもし仏が本格的にファミリアを結成するとしたら、第一候補は間違いなくリューさんですね」
「……」
ヘスティアに促されベルやリリに言われても聞こえていない様子でフラフラと帰路に着くリュー。
オラリオに戻れても数日はこの件の事で頭が一杯になるであろうなと自分で確信しながら、はぁ~と重たいため息をこぼすのであった。
しかしそこへ、彼女達の前に思いもよらぬ人物が
「エプロン♂チャーハン?」
「ってうわぁ! あ、あなたは!」
その人物のおかしな言語とそれに驚くベルの反応が聞こえてやっとリューが顔を上げると、そこに立っていたのは
「これまた余裕のない私の前にとんでもないのが……まだいらしてたんですね、兄貴」
「キャノン砲!」
ここに来てやってきたのは、少しの間行方をくらましていた神・兄貴であった。
こちらに向かってニコニコと笑いながら類稀なる肉体を見せつけてくる彼に、リューは相手するのも正直キツイと思っていると
「おや? 兄貴の足元で転がっているのはもしや……」
「あ、ベート」
「ベートさんじゃないですか!」
彼の足元に置かれている者の正体にリューだけでなくアイズとリリも気づいた。
明らかに兄貴に”ナニか”されたような不穏な雰囲気を醸し出しながら、ピクリとも動こうとしないベートがそこにいる事に
「ど、どうして俺ばかりを……」
「もしかして兄貴が今まで姿を見せなかったのってベートさんで……」
「お楽しみ中だったんでしょうね」
戦意を完全に失い戦闘不能にされてしまっているベートの様子から静かに悟るリリとリュー
すると今度は兄貴の背後から同様に姿を見せていなかったオッタルの姿が
「悪いがそちらの少年を寄越してもらおうか、兄貴は今、それを望んでおられる」
「えぇ、オッタルさん!? ベル様を寄越せってまさかあなた!」
「共に戦った仲ではあるがもはやそれも終わった事、ここからはまた別の戦いだ」
「ここに来てまさかの裏切り!?」
急に現れて何を言い出すのだと仰天するリリに、オッタルは平然とした様子で腕を組みながら答える。
「俺の元主神であるフレイヤ様はその少年にご執心だ、しかし兄貴もまたお前に興味を持ったらしい」
「オビ=ワンいくつぐらい!?」
「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「フレイヤ様と兄貴、どちらに美味しく頂かれたいか選ぶがいい」
「なんですかその選択!? フレイヤさんの事はよく知らないですしどっちも嫌ですよ僕!」
いきなり訳の分からない選択権をゆだねられ、ベルが本能的に一歩後ずさりするとすぐにヘスティアが彼を庇うように前に出て
「くおらぁそこの君! それと兄貴! さっきからボクのベル君に一体何をさせるつもりなんだ! ベル君は誰にも渡さんぞ!」
「神様ぁ!」
「ならばいたしかない……こうなったら力づくでも……」
自分を護ろうとしてくれるヘスティアにベルが感激した様子で叫ぶも、オッタルと兄貴は容赦なく彼女達の方へ歩み寄ろうとする
だがその時、突如彼等の間に割って入る様に上から……
「ぬ!」
「ゆきぽ派!?」
「えぇ!?」
とてつもなく素早いモノがオッタルと兄貴を遮るかのように降って来たのだ。
一体何事だとベルがキョトンとした様子で固まっていると
いつのまにか彼の前に何者かが立っていた……
それにいち早く最初に気付いたのはリュー
「あれは……」
「誰だ!?」
「誰ですか!?」
「誰?」
「誰なんですか!?」
リューに続いてヘスティア、リリ、アイズ、ベルの順番で同じような反応をする。
赤い翼に蝙蝠の翼の様な耳、全身濃いグリーンの肌をしたパンツ一丁のこの人物の正体、それは……
「「「「デビルマン!!!!」」」」
「だから誰? なんでみんな知ってるの?」
アイズを除く4人が叫ぶと、その者は真っ赤な翼を広げ、真っ向から兄貴に向かって突っこんで行く。
「いい目してんねサボテンね!」
いきなり現れた得体の知れない者に対しても、兄貴はえらく興奮気味の様子で彼に向かって襲い掛かるのであった。
しかしそれに対して全く怖気づく事無く、例え相手が悪魔であろうが神であろうが倒すという強い決意を胸に抱いている彼を止める事は決して出来ない。
それが悪魔の力を身に着けた正義のヒーローの宿命であり運命なのだから
今ここで
人間から悪魔と神になった二人の男の戦いが始まる
「なんかリリ達置いてけぼりにして、完全なる部外者2名が締めたんですけど!?」
という事で聖者ホトケと神の孫ベルはこれにて無事完結です。
最後のおまけエピローグは完全に遊びですので気にしないで下さい。
思ってた以上に長く続ける事になってしまいましたが、ようやく終われて良かったです。
ぶっちゃけベルよりもリューの方がもう一人の主役として目立っていた様な気もしますが……
ここまで読んで下さりありがとうございました、皆さまとまた出会える事を願っております。
それでは
PS
勇者ヨシヒコ異世界クロスオーバーシリーズ・パート2決定
近日連載開始
今度のヨシヒコはちょっと怖い