問題児たちが異世界から来るそうですよ?~二天龍を従えし者~ 作:眠らずの夜想曲
さて、ペストが義妹になった翌朝だ。
現在はベットの中で寝ている、というよりも横になっているが正しいか。
ついさっきは夢の国にいたのだがな。
なぜか体が重い。
左右から拘束されているような感じだ。
手は自由だったので、とりあえず毛布をめくってみる。
右にはレティシアが抱き着く格好で眠っていた。
左にはペストが抱き着く格好で眠っていた。
役得以外の言葉が浮かばない。
あ、最高という二文字も浮かんだ。
幸福ってのも当てはまる。
だが起きてもらわないとそろそろシビれてしまいそうだ。
「二人とも、起きてくれ」
「んん?やいばぁ、おふぁよ」
「んにゃ?お兄ちゃん?おふぁよぉ」
はい、可愛いですね。
起きた俺達はとりあえず朝ごはんを食べた。
だがこれからどうしようか。
「らぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
今何をしているかというと……―――大祭運営本陣営、貴賓室に文字通りまっすぐ進んでいる。
前に建物があれば…
「えへへ♪」ピポー
「………」///
気弾をぶち込み、そして進む。進む。進む。そう、ひたすら進んだ。
「ふぃ~~~。?ペスト、どうした?」
「な、何でも…ない…」///
いかんなぁ。何か嫌な予感がすっぞ。
―――大祭運営本陣営、貴賓室。
ドカーーーーーーーーーーーン!!
「「「「「!?!?」」」」」
「な、なにごとでございますか!?」
「おい、今ゲーム一時停止してるはずだろ?」
「は、はい。確かにそうです」
「ならなんでだ…?」
「ヒャッハーーーーーーー!!黒ウサギは何処だァァァァァァァァ?」
「「「や、刃((さん))」」」
「おぅ、俺だ。んなことより…黒ウサギィィィィィィィィ!!」
「な、なんでがざいますか?」
「お前のせいで…お前のせいで…」
「や、刃さん?」
「お前のせいでペスト殺し損ねたじゃねぇかァァァァァァァ!!」
「「「「「!?!?」」」」」
あり?なんでみんな驚いているの?
「マ、マスター本当かよ!?」
「え、ええ本当よ」
「怪我は!?大丈夫、マスター!?」ダキッ
「だ、大丈夫だから…は、はなしなさい!!」
向こうも盛り上がってるなァ…
んなことより黒ウサギダナァ。
「そんで、なんだ?黒ウサギ?一回死んどくかァ?アァン!!」
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃ」
「何とか言ったらどうだァァァァァ!!」
「ひっ。う、」
「?」
「うわ~~~~~~~ん!!」
ありり?泣いちゃった…?
「お、おい…刃その辺で…な?」
「でもよォ?十六夜ィ、お前らにもォ非があるんじゃァないんですかァ?」
「あ、ああ。うん。わ、悪かった、このとおりだ」
「まァ、テメェは許してやろう…だが黒ウサギィィィ!!」
「ひィィィィィ!!!」
「お前は許さん!!」
「や、刃さん」
「なんだァ?ジンかァ、どうした?」
なんだ?ジンから話かけてくるなんて珍しいな…
「黒ウサギも理由があって止めたんです」
「理由ゥ?」
「は、はい。あのままでは”ノーネーム”のみんなが死んでしまったかもしれないんです…だから…止めた黒ウサギを許してあげてください」
「ふぅん…でも、一番の理由はそれじゃあ、ねェ」
「「え?」」
「一番の理由はなァ、俺の…レティシアとの初デートを邪魔した事だァァァァァ!!」
「「「はい?」」」
黒ウサギめェ、泣き止んでやがる。
「十六夜の奴と黒ウサギがよォ、簡単なゲームしててなァお前ら何か壊さなかったかァ?」
「「「あ……………」」」
なんだよ…自覚あんじゃねぇか…もう萎えたわ…
「黒ウサギ」
「ひ、はい…」
「なんか言うことあるだろ」
「は、はい。す、すいませんでしたぁぁぁ」
「よし、じゃぁ黒ウサギは俺のメイドを1年間やれ」
「へ?え、えぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「うるせぇ!!」
「は、はい。でも何でですか?」
「なんか文句あんのか?」
「いいえ!!ありません!!」
「そうかァ」
メイドさん~~~GETだぜ!!!
「ふぅ、まぁこの件についてはこれでいい。で?ギフトゲームの話し合いは?」
「そ、そのことなんだけど…」///
「ん?どうした?」
ま、さかなぁ?
「ギフトゲームをやめましょう」
「「「「「!?!?」」」」」
「なんでだ?どうしてだ?ペスト?」
「もう勝てる気がしないし…そ、それに」チラッ///
まさか…おいおいおいウソだろ!?
「刃…」
「へ?」
「私のお兄ちゃんになって!!」///
「「「「「え、ええぇぇぇぇぇぇ!!!」」」」」
「むぅ、まぁいいよ。よろしくな、ペスト」
「えへへ~、よろしくお兄ちゃん」///
まさか、ペストが妹になるなんてな…
「なんでペストは刃の妹になりたかったんだ?」
確かに。十六夜ナイス!!
「さっき、ここまで来るときにお姫様抱っこされたんだけど…なぜかすごく安心できたの…私は家族に裏切られたから…あまり人を信じられなかったけど…お兄ちゃんは違った…だからよ」
「そ、そうか」
おい。十六夜。何引いてんだよ。
「ま、まぁあれだ。頑張れよ刃」
「「頑張ってください」」
「「マスターを頼んだぜ(わよ)」」
「あ」
「?どうした?刃」
「いや~、もう全員”ノーネーム”に入れよ」
「「「「「!?!?」」」」」
「だって、ペストは入るんだろ?」
「うん!!お兄ちゃんの入っているコミュニティだからね」
「だろ、ラッテンもウェーザーも…「いや、俺達はいい」…なぜだ?」
「俺達は、”グリムグリモワールハーメルン”以外のコミュニティにはいられない。これは、前のマスターに頼まれたんだ」
「何をだ?」
「”グリムグリモワールハーメルン”を頼むってな」
「そうか…なら仕方がねぇ。なんかあったら俺を頼れよ」
「あぁ、そうさしてもらう」
「まぁ、これで魔王については終わりだな…ペスト」
「ん?なぁに?」
「ゲームを解け」
「うん、はい終わ…らない」
「は?」
「ゲ、ゲームが終わらないのよ!!」
「チッ!!クソがァ!!ペスト!!」
「なに?」
「”契約書類”だせ!!」
「な、なんで?」
「いいから!!」
「こ、これ」
「こんなものは………こうだ!!!」ビリッ!!
「「「「「「………………へ?」」」」」
ふぅ、破いてやったぜ☆
「「「「「や、破いたぁぁぁぁぁぁ!?!?」」」」」
「おう☆」
「ありえない、ありえないわ…」
「ど、どんだけでございますか!?」
「「「さすが、刃。そこにしびれるあこがれるぅぅぅぅぅ」」」
「おう、ありがとう」
へへ///照れちゃうぜ。
まぁいい、この街を元通りにしないとな…
「なぁ、サンドラ」
「はい?」
可愛いねぇ。おっとおれはロリじゃないからな…
「あの、それでなんのごようでしょうか?」
「いやなに、街を元通りにしてやろうと思ってな」
「!?本当ですか!?」
「ああ、やっていいか?」
「はい、お願いします」
「では”時間を操る程度の能力”発動。範囲指定開始………完了。巻き戻れ」
どんどん戻っていきます。それはもうビデオを巻き戻しているみたいに。
「はい。終わり、俺疲れたから寝る。レティシアとペスト以外俺の部屋に入れたら殺すからな」
「「「「「サー、イェッサー」」」」」
うむ。よろしい。
「ペスト」
「なによ、お兄ちゃん」
「一緒に寝るか?」
「!?!?う、うん!!」
さて、明日はきっと祭も再開するだろうし…楽しみだぜ。ヒャッハーーーーーーーーーーーーーー!!
刃、ロリコンの疑いが…