問題児たちが異世界から来るそうですよ?~二天龍を従えし者~ 作:眠らずの夜想曲
―――翌朝。
出発前になっても本拠の前十六夜が現れなかった。
飛鳥はいかにもお嬢様っていう感じの成り立ちだった。
「十六夜まだかよ…」
「うぅ……そろそろ出ないと間に合わないです」
みんなハラハラしているな…
「………あ、来ましたよ!」
ジン…どんだけ心配だったんだ。
十六夜が来たのはいいが…頭にはヘッドホンではなくヘアバンドが載せてあった。
「どうしたんだそれ?」
「頭の上になんかないと落ち着かなくてな……それより話がある」
十六夜がどくとそこにはトランク鞄を引く耀と三毛猫がいた。
「……本当にいいの?」
「仕方ねぇさ。アレは壊れたスクラップだが、無いと困るんだよ」
わぁ、十六夜かっくいい。
―――七七五九一七五外門”アンダーウッドの大瀑布”フィル・ボルグの丘陵。
「お、………」
「わ、………」
「きゃ、………」
急に吹き込んできた冷たい風に反応した俺達。スッゲー水分を含んでんなぁ。なんて事を考えていると吹き抜けた先の風景に少し驚いてしまった。
「すんげ~。でかい、の一言しかないな」
あの水樹でかい。もうでかい以外の表現方法が見つかんない。
なんか、耀と飛鳥があっちこっち動きまわっているがシカトしよう…
「どうだ?レティシア、ペスト」
「うむ、絶景だな」
「すごいね、お兄ちゃん!!」
こんなやり取りをしていると、巨大な翼で無意味に旋風を巻き上げてなにかが登場した。む?あれは、グリフォンか?あぁ、”サウザントアイズ”にたやつか。
『友よ、待っていたぞ。ようこそ我が故郷へ』
などと言いだし、耀と会話が盛り上がっていた。
そんで、なんか街まで距離がけっこうあるんだと。だから乗せっててあげるよ。ってことなんだけど……
「俺はいいや」
『なぜだ?』
「相棒に乗っていく」
『して、相棒とは?』
「こいつだ」
俺は”創造神”でアルビオンの体を創った。
「頼むぞ、アルビオン」
『おう!!初めてだな外の世界は!!』
『そ、そいつがお主の相棒なのか?』
「あぁ、二天龍の片割れ白龍皇アルビオンだ」
『よろしく頼むぞ』
『あ、あぁ』
まぁ、とりあえずアルビオンの背中には俺、レティシア、ペストとオーフィス!?いつの間に……まぁいいや。がいた。
途中で速さを競い始めたんだが……アルビオンのやつはしゃいじゃって大変だったぜ。
街に着くまでにグリフォンに色々聞いた。そういえば名前はグリーって言うんだって。
着いたら着いたで、耀が耳尖がっている女の子となんかはしゃいでいるし。
まぁ、色々あって、”主催者”へあいさつをしに行くことになった。
途中でエレベーターに乗ったり、旗について聞いたりした。本当だるい。ペストなんか眠そうに眼こすってるし。
本陣の両脇にある受け付けで入場届を出すとなんと、受付をしていた樹霊の少女はなんか飛鳥に礼を言っていた。
なんか俺達に送ってきた招待状はなんか”一本角”の新しい頭首で”龍角を持つ鷲獅子”の議長のサラ=ドレイクって奴らしい。そんでそいつは”サラマンドラ”のサンドラの姉なんだと。
そのあと、俺達は貴賓室に連れて行かれ色々と話をした。
今俺は何処にいるかと言いますと……自分に振り分けられた部屋なんですけどね、うん。レティシアとペストとオーフィスがいるんだ。しかもみんな甘えまくってさぁ。あぁもうか~わ~い~い~。
こんな風に和んでいると突然激しい揺れが起きた。なんだ?と思って外を見ると……巨人どもがいた。
駆逐してやる!!
みたいなことになった。外に出で見回すと、確かあそこは耀の部屋だったな…そこに巨人の腕が刺さっていた。
ふぅん、俺の至福の時間を邪魔した上に仲間まで傷つけようとしたのか……へぇ~。
「ドライグ、アルビオン」
『『な、なんだ?相棒』』
「お前ら外に出すから、巨人と遊んで来い」ニコー
『『おう!!』』
さぁて、二天龍の復活だ。巨人どもを駆逐するぞ。至福の時間を取り戻すために!!
次、暴れまくっちゃいます。