問題児たちが異世界から来るそうですよ?~二天龍を従えし者~ 作:眠らずの夜想曲
2014/4/01現在、作者が読み返したところ、あまりにも駄文すぎるので、改変をしていこうと思います。
『第☆話』の前に〈新約〉とついているのが改変済みです。
〈新約〉第1話~箱庭~
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
『ぎにゃあぁぁぁぁぁ!!お、お嬢おぉぉぉぉぉ!?』
急に床が割れたと思ったら、空から俺は落ちていた。
となりには、耀の三毛猫が猫語でなにか叫んでいる。
しかし気にしている余裕はなかった。
まったく、ものすごいタイミングで転生させられたな。
「おいッ、そこの女の子2人。こっち来い!!」
と、叫んでみたが、普通は上空で自由に移動ができるわけがない。
仕方がない、女子二人だけでも助けよう。
『重力を操る程度の能力』で俺、飛鳥と耀の重力を制御して、落下速度を緩める。
十六夜?
誰だそれ。
となり何かが「俺も助けろ!!」と言っていたが関係ないよね(笑)
そして、声の主は湖に落ちて行った。
それを見送りながら、ゆっくりと地面に着地する。
「大丈夫か?」
と訊いた。
すると2人は、
「大丈夫よ」「大丈夫」
と答えた。
それは何よりだ。
耀が辺りを見渡してから、
「私の三毛猫は?」
と訊いてきた。
実は完全に忘れていたのだ。
すると、耀が湖に走って行った。
何事かと思うと、腕に三毛猫を抱えて戻ってきた。
なるほど、三毛猫を見つけたんだな。
なんて考えていると、
「オイ、なんで俺だけ助けなかったんだ!!それとなんだあの、空飛んでたのは!?」
と言ってきた。
「お前男だろ、一人でなんとかしろよ。空飛んでたのは……まだ秘密だ」
と言っておいた。
面倒だからな。
適当に流しておこう。
十六夜は放っておいて、飛鳥と耀の元へ行く。
「此処………どこだろう?」
と、春日部がつぶやいていた。
すると十六夜が、
「さぁな。まぁ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねぇか?」
こうが答えた。
いや、それはないだろう。
常識的に考えて。
情熱的に考えてもな。
「確認するが、お前たちにも変な手紙がきたのか?」
「そうだけど、まずは『オマエ』って呼び方を訂正して。―――私は久遠飛鳥よ。そこの猫を抱きかかえている貴方は?」
「………春日部耀。以下同文」
以下同文の使い方違わなくないか?
そして飛鳥が俺の名前を聞いてきた。
「そこの、私たちを助けてくれたあなたは?」
「ん、俺かい?俺は神浄刃」
名前は、忘れてしまったので適当に答えた。
とっさに神浄と言ってしまった。
まぁいいだろう。
「さぁ~て、そろそろ案内の人が出てきてくれてもいいんじゃないかな?」
「それもそうね……というか、貴方は気付いていたの??十六夜君?」
「あぁ、生憎とかくれんぼじゃ負けなしだぜ。お前も気付いてんだろ?」
「……風上に立たれたら嫌でも分かる」
「へぇ、面白いなお前」
みんな、殺気だってるし。
黒ウサギかわいそうじゃん。
ここは俺が穏便にことを進めるためにアクションを起こすか。
「お~い、いい加減でてこいよ。何にもしないから。何かしようとしたら俺が抑えるし」
すると木の間から、黒ウサギが出てきた。
「や、やだなぁ皆々様。そんな狼みたいな顔で睨まれると黒ウサギは死んでしまいます? ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵にございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」
「却下」「お断りします」
「あっは、とりつくシマもないですね♪」
バンザーイ、と降参のポーズをとる黒ウサギ。
放っておくと三人は何かしそうだな……
威圧的に、
「お前ら、とりあえず話を聞け」
と言うと、三人は額に汗を流しながらうなずいた。
黒ウサギはそれを確認すると笑顔で説明を始めた。
「ようこそ、『箱庭の世界』へ!! 我々は御四人様にギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうかなと召喚いたしました!!」
「ギフトゲーム?」
「そうです!!既に気づいていらっしゃるでしょうが、御四人様は皆、普通の人間ではございません!!その特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその恩恵を用いて競いあう為のゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大力を持つギフト所持者がオモシロオカシク生活出来る為に造られたステージなのでございますよ!!」
笑顔で説明する黒ウサギ。
俺は人間ですらないのだがな。
いつの間にか説明が終わり黒ウサギに連れられ移動を始めた。
その途中で十六夜話かけてきた。
「おい、世界の果てに行くからついてこい」
「ん、いいぞ。競争するか?」
「いいねぇ。じゃあいくぞ?3・2・1・GO!!」
十六夜の合図で競争を始めた。
普通は十六夜のが有利なはずだ。
そう普通は。
合図が出た瞬間俺は、舞空術を使い十六夜に気が付かれないまま世界の果てに到着した。
☆☆☆
「なっ!?お前どうやってここにきたんだ?」
「舞空術」
「なんだそりゃ?」
「気を操って空を飛ぶだけ」
そんな会話をしていると水神がやってきた。
リアル蛇神様。
水神は特に俺は手を出さずに終えた。
そう、何もせずに終わってしまったのだ。
しばらくすると、黒ウサギがやってきた。
もちろん、髪はピンクになっている。
「おい、どうした?ボーっとしていると胸とか脚とか揉むぞ?」
「あ、きゃあ!!」
黒ウサギ、可愛いな。
しばらくセクハラまがいなことを十六夜続けた。
そして、ようやくそれが終わり、十六夜がが黒ウサギに質問をし始めた。
「オマエ、何か決定的なことずっと隠してるよな?」
「……何のことです?箱庭の事ならお答えすると約束しましたし、ゲームのことも―――」
「違うな、俺が聞いているのはお前たちのことだ。黒ウサギ達はどうして俺達を呼び出す必要があったんだ?」
ここまで言われると、黒ウサギは動揺してしまった。
いや、当たり前だろ。
そこまで問いただされたら誰でも―――ではないけどほとんどの人は動揺するわ。
それからは、ずっと十六夜のターンだった。
俺たちをこの『箱庭』に呼んだ理由などを、ズバズバと言い当てた。
そして、今にいたる。
「んで、この事実を隠していたってことはだ。俺たちにはまだ他のコミュニティを選ぶ権利があると判断できるんだが、その辺どうよ?」
「………………」
「沈黙は是也、だぜ黒ウサギ。この状況で黙り込んでも状況は悪化するだけだぞ。それとも他のコミュニティに行ってもいいのか?」
「や、だ、駄目です!!いえ、待ってください!!」
「だから待ってるだろ。ホラ、いいから包み隠さず話せ」
二人で会話が進んでいるのを見て、俺は思ったことがある。
俺、空気じゃね?
そう思った俺は悪くないはずだ。
悪くないだろ?
そんなことを考えているうちにもどんどん話が進んでいく。
黒ウサギが十六夜にコミュニティのことを話し始めた。
黒ウサギの所属しているコミュニティには名乗るべき『名』がないこと。
それらのコミュニティのことを『ノーネーム』という蔑称で称されること。
コミュニティの誇りである旗印がないこと。
旗印はコミュニティのテリトリーを示す大事な役目があること。
『名』も『旗印』もなくて絶望的なのに、さらに中核をなす仲間が一人もいないこと。
コミュニティのメンバーでゲームに参加できるギフトを持っているのが百二十三人もいるなかで、黒ウサギとジンとかいう人間だけということ。
その他は全員十歳以下の子供ばかりだということ。
なぜそうなってしまったか?
箱庭を襲う最大の天災―――『魔王』によってだそうだ。
この『魔王』に十六夜は過剰に反応していた。
魔王と言えば、俺は悪魔とかのイメージが強い。
なぜ俺たちをこの『箱庭』に呼んだのか?
何時の日か、コミュニティの名を旗印を取り戻し、掲げる。
だから十六夜たちのように強大な力を持つ人間を呼んだ。
その手伝いをしてくれないかということか。
黒ウサギの説明が終わる。
すると、十六夜が口を開いた。
「……ふぅん。魔王から誇りと仲間をねぇ」
しばらく考えてこむ十六夜。
うんうん、でもね、格好は考えているように見えるんだけど、口がもうニヤついてるからまったくそんな感じがしない。
「いいな、それ」
「―――――………は?」
「HA?じゃねぇよ。協力するって言ったんだ。もっと喜べ黒ウサギ」
「あ、ありがとうございます!!十六夜さん!!」
そろそろ会話に入らないと、本当に空気―――もう空気か。
このままだと忘れられたままだ。
「おい、そろそろいいか?」
「「!?!?」」
「お前いつからそこにいたんだ?」
「最初からだよッ!!」
思わず叫んでしまった俺は悪くないだろう。
気配で気づけよ。
茂美に隠れていた黒ウサギを見つけられてんだから、こんな近くにいる俺くらい余裕で見つかるだろ。
「まぁいいや。俺も入るよ、行くあてもないしな」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございま!!え~と「神浄 刃」…神浄さん」
名前すら覚えられていなかったか。
十六夜に爆笑された。
そんな十六夜を殴り飛ばし、俺たち三人は飛鳥と耀たちと合流するために街へ向かった。
いや~1章だけのつもりが2章までいってしまいました。文章がかなり短縮されています。次回は、白夜叉との……です。
2014/4/01現在。
かなり肉付け&改変しました。