問題児たちが異世界から来るそうですよ?~二天龍を従えし者~ 作:眠らずの夜想曲
―――”アンダーウッド”収穫祭・七番厨房。
さてさて十六夜の気をたどって瞬間移動したわけですが……厨房?なぜに?
でもめっちゃえぇ匂いだわぁ…ってリリ?なんか作ってんな?いってみるか。
「―――シチュ~、、シチュ~、美味しい、シチュ~♪混ぜればぁー、混ぜるほどぉー、美味しくなるとぉー、うっれしいなぁ♪」
「「そうだな」」
ひゃあ!?とカワイイ声を上げてこっちに振り返ったリリ。つ~かなにげに十六夜とハモったな。そんでその姿をニヤニヤと見つめる俺と十六夜。そして微笑ましいと見守る黒ウサギ。
「も、もう!盗み聞きしちゃ駄目なんですよっ!」
真っ赤になりながらぷりぷり怒っている。カワイイねぇ。
「そうだな。堂々と聞いていたから問題ないな」
「ないな」
「そうですねー♪」
俺達がからかうと、頬をを膨らませてむくれる。和むわぁ。
十六夜が味見をしやがった。くっ。うらやましい。俺もすればいいと思うだろ?でも、いいんだ。完成したので我慢するから。
「……珍しい味だな」
なんでも、いろいろな香草をつかったらしい。
そんなこんなで十六夜がグリーに差し入れを持っていくとか。
「グリーさんの容体はやはりよくないのですか?」
「いや、命に別状はないらしい。もう歩き回ることも出来るくらい回復してる」
「おい。なにかあったのか?」
「あぁ、刃は知らなかったっけな。あいつちょっと翼がもげてな」
「ま、まじか」
十六夜を運んでいたからな。あいつには感謝しなきゃ。そうだ!!治してやろう。
「十六夜、俺がそいつの翼を治す。っていってもこれを翼にかけてやれ」
そういって小瓶を5本渡した。
「これなんだ?」
「それは『フェニックスの涙”極(きわみ)”』だ」
「?」
「効果は生きていればどんな致命傷でも一瞬で治る。欠損部分も生えるぞ。そいつ1本で十分だけど…残りはお前がもっとけ。念のためにな」
「スゲェな、おい!!まぁいいや、ありがたくもらっておくぜ」
そう言って十六夜もどっかいった。
さて俺は耀のとこ行くか。
ピチュン!!
―――”アンダーウッド”収穫祭・最下層の広場。
耀ミッケ!!って十六夜!?またか!?
「おい十六夜また会ったと思ったら耀がどっか行きやがった!?クソ!!忙しなさすぎだぞ!!」
ピチュン!!
「なんだったんだ?」
「わ、わからないわ……」
―――”六本傷”主催・立食会場。
やっと耀に追いついたって…えぇ!?
ガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツガツ!
な、なんだこれ……耀の胃はブラックホールなのか!?周りの人達も押し黙っちゃってるし。
―――気が付けば、皿の上から料理が消えている。
「ば、馬鹿な!?あの小さな口が、この速度で食べ続けられるはすが―――」
「………………………………………………………………………………えっと、」
リリがいた。丁度いいこれを渡しておこう。
「リリ」
「や、刃お兄ちゃん!!」
なん……だと!?リリまでお兄ちゃんと呼んでくれるのか!?天国かここは!?
「おっと、これ…プレゼントだ」
そう言って、俺は例のネックレスを渡した。
「わぁ~、ありがとうございます!!」
「どういたしまして。そうだ、つけてやるよ」
そういってリリにつけてやった。
「………」///
照れてる…こんなリリもまたいいなぁ。俺が和んでいると…
「……分。何だ、この馬鹿騒ぎは。”名無し”の屑が、意地汚く食事うぃしているだけではないか」
―――あぁん?だがそれだけではなかった。
「連中はあれですよ―――」
などと俺らの罵倒は続いただが…
「―――そんなことありませんッ!!!」
リリの叫びで視線が一気に集まった。
「……なんだ、この狐の娘は」
「私は”ノーネーム”の同士です。貴方の侮蔑の言葉、確かにこの耳で聞きました。すぐに訂正と謝罪を申し入れます」
リリ……あの娘はいい子だなぁ。
「なるほど。君が―――」
なんかお相手はいいとこのお偉いさんだったとか。
「阿呆が貴様。人化の術なんて珍しくもないだろうが。―――それよりも先ほどの放言のツケ。どう払うつもりだ?」
「ど………どうの―――」
「ふざけるなッこの小娘が!!」
そう言ってリリに蹴りを入れた―――かに思えた。
キィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
それは、”ATフィールド”によって防がれた。
「な、なんだそれはッ!?」
「!?!?!?」
リリも驚いている。そして耀がやってきた。
「……アレ刃の仕業?」
「まぁ、な」
そう言ってリリ達の近くに行った。
「大丈夫かリリ?」
「や、刃お兄ちゃんッ」だきっ
「お~よしよし大丈夫だぞ~」
「おい、お前!!さっきのはなんだ!?」
ったく。こっちはイラついてんだぞ。俺のカワイイリリに蹴りいれやがって。
「教えてよるよ。今のは”ATフィールド”。”絶対恐怖領域””心の壁”ともいわれる」
「じれったい!!結局なんなのだ!!」
「俺がリリに渡した…このネックレス。これがあれば一桁の魔王の攻撃も通さない。最高最強の防御術式をねじ込んだアクセサリーだ。これの効果だ」
「「「「「!?!?!?」」」」」
この反応も飽きたなぁ。
「それよりさぁ」
「「!?!?」」
特濃の殺気を例の野郎共に送る。
「俺のかわいいカワイイ可愛いリリに何してくれてんの?なに?死ぬの?」
「「っくっ…」」
動けないか…
「まぁいいや、リリの一撃入れたんだ…俺からも一撃入れさせてもらうぞ!!」
”万華鏡写輪眼”開眼!!
「さぁ……お前らの罪を数えろ!!”天照”!!」
「「ぐ……がぁあぁっぁぁっぁぁぁ!?」」
黒炎が野郎共を包み込んだ。
「その黒炎は絶対に消えないぞ……さぁリリの屈辱を思い知れッ!!」
ククク。まぁあと少しで燃え尽きるかな?
「そこまでにしてくれへんか?あんちゃん」
「ん?」
「もうええやん。やめてあげて~な」
「えぇ~。まぁいい、か」
俺はそう言い”天照を解除した。
「すまんなぁ。あぁ、あといっしょに来てくれへん?こいつら白ちゃんとこつれてかなあかんから」
「まぁいいか。耀、リリ。二人とも来るか?」
「「はい!!(うん)」」
―――”アンダーウッド”収穫祭本陣営。
俺達とグリフィス、あぁグリフィスってのはあの野郎の名前な。の騒動のあと、俺、十六夜、飛鳥、耀、黒ウサギ、リリ、そしてリーダーのジンは、揃って本陣営へ行った。そういえばレティシア、ペストと紅、オーフィスは何してんだろ…
”二翼”からはグリフィスがきた。あいつ責任者でしかも頭領だったんだな。もうお終いじゃん”二翼”。
あぁ、グリフィスの野郎は普通の”フェニックスの涙”をぶっかておいた。だから歩くのとしゃべるくらいはできる。
「……話はよく分かった。この一件は両者不問とする。しかし次に問題を起こしたら強制退去だ。―――以上」
「ふざけるなッ!!!」
ふぅ~ん。野郎もそうだが…サラもちょっとイラつくよ…強制退去、ねぇ?まぁそんなことしたら、魔王にでもなっちゃおうかな♪
それで、野郎はうるさいぞ。まったく。
「サラ議長!こやつらは―――」
「それはお前たちに―――」
「馬鹿言わないで!それ―――」
あ~~~ツマンネ。本当にツマンネ。こんなことで言い争っててもつまんね。
―――そうだ!!”ギフトゲーム”を今から主催しよう!!いいねぇ、ワクワクしてきたよ!!
そして俺は銀色の”契約書類”をバラまいた。
「貴様ッ!!なにをしている!!」
「なにって……”ギフトゲーム”の開催だよ!!」
『ギフトゲーム名 ”創造神の暇つぶし”
・プレイヤー一覧
・現時点でこの部屋にいる生物すべて。
・プレイヤー側・ホスト指定ゲームマスター
・サラ=ドルトレイク
・ホストマスター側 勝利条件
・全プレイヤーの屈服・及び殺害
・プレイヤー側 勝利条件
一、ゲームマスターを打倒。
二、創造神を満足、または楽しませる。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
”創造神”印』
さぁ、楽しもうか……ククク。
出ました銀色の契約書類。