問題児たちが異世界から来るそうですよ?~二天龍を従えし者~ 作:眠らずの夜想曲
今回やっと刃のバトルシーンです。
あの後、十六夜に振り回されながらもどうにか飛鳥と耀たちに合流することができた。
そして、飛鳥と耀が『フォレス・ガロ』とギフトゲームをすることになっていた。
それを聞いた黒ウサギは、
「な、なんであんな短時間に『フォレス・ガロ』とギフトゲームすることになっているんですか!?それも、相手のテリトリー内で戦うなんて……一体どういうつもりですか!?……三人とも、きいていますか!?」
と、ボロクソに言っていた。
だが、そんなことは知らないとばかりに、
「「「ムシャクシャしてやった。今は反省しています」」」
「黙らっしゃい!!」
コントみたいなに返していた。
まだ出会って数時間なのにここまで息が合っているとは、なかなかだ。
十六夜は十六夜でニヤニヤしているし。
「別にいいじゃねぇか。見境なく選んで喧嘩売ったわけじゃないんだから許してやれよ、黒ウサギ」
「い、十六夜さんは面白ければいいと思っているかもしれませんが……このゲームで得られるものは自己満足でけなんですよ?この『契約書類』を見てください」
という感じでガミガミガミガミと文句のマシンガントークを始めた。
自己満足を得られるだけでもいいと思うのは俺だけなのか?
自己満足だけでも得られるものがあればいい。
何も得られない戦いだってあるのだから。
そんなことを考えているうちに話が終わったようだ。
コホンと咳払いをした黒ウサギは気を取り直して全員に切り出した。
「そろそろ行きましょうか。本当はみなさんを歓迎するために素敵なお店を予約をしていたんですが……また、後日、きちんと歓迎を「いいわよ、うちのコミュニティはもう崖っぷちなんでしょう?」…飛鳥さん」
飛鳥……
そこまでバッサリ言わなくてもいいんじゃないかな?
さすがに、ねぇ?
俺だってそんなにバッサリとは―――言うときは言いますね。
「そろそろ、行くぞ。なんか『ギフト』を鑑定してもらうために『サウザントアイズ』っていうコミュニティに行くんだってよ」
「ふ~ん、わかった」
やっと白夜叉に会える。
永久に幼女(エターナルロリータ)。
そんな認識の俺は悪くないと思う。
道中、俺以外の問題児たちは興味深そうに街並みを眺めていた。
目的地へ向かうベリドット通りとかいう通りは石造りで整備されており、脇を埋める街路樹は桃色の花を散らして新芽と青葉が生え始めていた。
日が暮れて月と街灯ランプに照らされている並木道を、飛鳥は不思議そうに眺めていた。
「桜の木………ではないわよね?花弁の形が違うし、真夏になっても咲き続けているはずがないもの」
「いや、まだ初夏になったばかりだぞ。気合の入った桜が残っていてもおかしくないだろ」
「………?今は秋だったと思うけど」
みんなばらばらな季節から来たんだな。
俺?
俺は冬だけど。
「それは、みなさんが違う世界から召喚されたからですよ。世界も違うので、季節や生態系なども所々違う箇所があるはずですよ」
「へぇ?パラレルワールドってやつか?」
「それは違うぞ十六夜。これは立体交差並行世界論ってやつだ。説明すると一日以上かかるけど……聞くか?」
「い、いやいいぞ」
さすがに一日も延々と話を聞く気にはならないか。
黒ウサギがこちらを向いた。
どうやら店についたらしい。
ここが『サウザントアイズ』の支店か……
ふと、黒ウサギの方を向くと、例の女性店員と騒いでいた。
「まっ」
「待った無しですお客様。うちは時間外営業はやっていません」
すごいな。
時間に忠実すぎる。
「なんて商売っ気の無い店なのかしら」
「ま、全くです!!閉店時間の五分前に客を締め出すなんて!!」
「文句があるならどうぞ他所へ。あなた方は今後一切の出入りを禁じます。出禁です」
「出禁!?これだけで出「もういい、黒ウサギ」…神浄さん?」
さすがに、俺もイライラしてきたぞ。
こいつ俺たちを完全に見下してやがる。
『ノーネーム』ってだけでだ。
「おい」
俺は殺気を飛ばしながら声をかけた。
女性店員は涙目である。
「そこを、通せ」
「……だ、駄目です!!」
「最終警告だ。そこを、通せ」
「……ぜ、絶対に通しません!!」
黒ウサギたちは、じっと見守っていた。
というよりも、動けなかった。
そこまで強く殺気を放ったわけでなないのだが。
「仕方ない。こうなりゃ実「待て!!」…なんだァ?」
「そやつの無礼を謝ろう。すまなかった。だから、そやつを見逃してはくれんかの?」
「……ご主人サマに感謝しな」
女性店員に吐き捨てる。
「うむ。あいにく店は閉めてしまったのでな。私の私室で勘弁してくれ」
白夜叉の部屋はどんなのかな。
なんて考えていると香の匂いが鼻に入った。
結構いい匂いだった。
部屋に入ると、白夜叉の自己紹介が始まった。
「さて、自己紹介しておこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えている『サウザントアイズ』幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してもちょくちょく手を貸してやっている器の大きい美少女と認識しておいてくれ」
「はいはい、お世話になっております本当に」
美幼女の間違いじゃないか?
だって、どこからどうみても今の姿は幼女だろ。
耀が外門について聞いたりしていると白夜叉は薄く笑って黒ウサギの持つ水樹の苗に目を向けた。
「その水樹の苗……して、一体だれが、どのようなゲームで勝ったのだ?知恵比べか?勇気を試したのか?」
「いや、十六夜が蛇神を素手で叩きのめしたんだよ」
「ヤハハ」
「なんと!?クリアではなく直接的に倒しただとな!?ではその童は神格持ちの小僧か?」
「いや、違「いえ、黒ウサギはそう思えません。神格なら一目見れば分かるはずですし」…黒ウサギ」
「はっ!?す、すいません。神浄さん」
黒ウサギ……
もう少し人の話を聞いてもらいたいものだ。
そんなことを考えているうちに、白夜叉は白夜叉で話進めてるし。
今度は問題児たちが白夜叉に喧嘩売りつけたぞ。
「ふふ、そうか。―――しかし、ゲームの前に一つ確認しておく事がある」
「なんだ?」
白夜叉が着物の裾から『サウザントアイズ』の旗印―――向かい合う双女神の紋入ったカードを取り出した。
しかも、壮絶な笑みで。
「おんしらが望むのは、『挑戦』か―――――もしくは、『決闘』か?」
世界が変わったことにより問題児たちは目を丸くしている。
そこは白い世界だった。
白い雪原と凍る湖畔。
そして何より重要なのは、水平に太陽が廻っているのだ。
地球上ではありえないことだ。
「「「……なっ………!?」」」
十六夜、飛鳥、耀の三人は、あまりの異常さに同時に息を呑んだ。
箱庭に招待されたときとは違うもんな。
そんな三人―――俺を含めて四人に、もう一度と白夜叉が問いかけてきた。
「今一度名乗り直し、問おうかの。私は『白き夜の魔王』―――太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むのは、試練への『挑戦』か?それとも対等な『決闘』か?」
幼女とは思えない笑みと凄みだ。
明らかな、絶対的強者の余裕。
それを見て、感じ取ったのか十六夜は、
「参った。やられたよ。降参だ、白夜叉」
「ふむ?それは決闘ではなく、試練を受けるという事かの?」
「ああ。今回は試されてやる」
と、返した。
自分から言いだしたことを撤回する。
これはプライドが地味に高い十六夜からしてみれば、かなりのことだ。
「く、くく………して、他の童たちも同じか?」
「………ええ。私も試されてあげてもいいわ」
「右に同じ」
白夜叉はそのまま俺、飛鳥、耀に向き直り訊いてきた。
飛鳥と耀は苦虫を噛み潰したような表情で返事をした。
そして白夜叉は俺の方を向いた。
「して、そこの童はどうするんじゃ?」
「ん、じゃあ『決闘』で」
「……それはふざけているのか?それとも本気か?」
「おまえこそふざけているのか?誰にモノを言っている」
思いきり威圧を空間ごとかけながら言い放つ。
その威圧を感じ取ったのか、
「……そうか、では先に三人だけに『試練』をやろう」
白夜叉は先に『試練』を始めると言い放った。
しばらくすると、空からグリフォンが舞い降りた。
『試練』ではグリフォンを使うらしい。
その『試練』は耀が自ら名乗り出て、見事にクリアした。
「次はお主じゃよ」
そう俺に言った白夜叉は、『契約書類』をものすごい速さで書いていた。
「ふむ。こんなものかの」
『ギフトゲーム名 『勝利への一撃』
・プレイヤー一覧 神浄 刃
・クリア条件 先に相手に一撃を与える。
・クリア方法 身体のどこかに攻撃を加える。
・敗北条件 相手を殺害する。
降参する。
プレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
『サウザントアイズ』印』
「し、白夜叉様!!こんなの無謀すぎます!!神浄さんもなんとか言ってください!!」
黒ウサギが白夜叉に抗議をしている。
黒ウサギよ、そんなにも俺が信用できないか。
まぁ黒ウサギは白夜叉の強さを知ってるからだろう。
そんなことを考えていると、十六夜が声をかけてきた。
「おい、刃」
「なんだ?」
「お前、勝てんのか?」
「おうよ、目ん玉かっぽじってよ~く見てろよ」
俺の返答を聞いた十六夜は、黒ウサギに、
「だとよ。黒ウサギ、いいじゃねぇか。これで刃の実力も見れるんだし」
と、言った。
それを聞いた黒ウサギは、しぶしぶといった様子で白夜叉への講義をやめた。
「さて、始めようか白夜叉」
「うむ、かかって来るがよい」
どうやって白夜叉に一撃を入れようか?
思いっきり踏み込んで一撃を入れるか?
いや、そんな簡単な動きでは白夜叉に見切られて避けられるのがおちだ。
だからといって、時間を止めてボロクソにするのはつまらない。
なら、純粋な身体能力を底上げできるアレを使おう。
「こい、『赤龍帝の籠手(ブースデット・ギア)』
「……その籠手からはただならぬモノを感じる。一体なんじゃその籠手は?」
「『聖書に記されし神』すら敵わないとされた二天龍の片割れ、『赤龍帝ドライグ』の魂を封じた神滅具の一つだ」
「なんじゃそのデタラメな籠手は!!」
白夜叉は叫んだ。
気持ちは分からなくはない。
だが、白夜叉は気づいていない。
この『赤龍帝の籠手』の籠手の弱点に。
『Boost』
おっと、十秒たったようだ。
弱点は持ち主のスペックを倍化させるだけなので、持ち主のスペックが低い場合はかなり倍化しなければならないことだ。
だが、もし持ち主のスペックが化物だったら?
簡単だ、たった一回の倍化でかなりのことになる。
白夜叉は『赤龍帝の籠手』を警戒しているのか、自分から行動を起こそうとはしていない。
ただ、倍化を知らせる音声が鳴り響いたときはビクッ、としてて可愛かった。
『Boost』
そうこう考えているうちに二十秒も経ってしまったようだ。
「先ほどからうるさいの。なんじゃその音声は?」
白夜叉が倍化の合図について訊いてきた。
馬鹿正直に答えるわけにはいかない。
なので、少しにごして言うか。
「この音声は『赤龍帝の籠手』の能力が発動している合図みたいなものだ」
「何?」
「だから、白夜叉。―――ぼやぼやしてるとどんどん差は広がる一方だぞ」
ニヤリと笑いながら一言。
『Boost』
ここで三度目の倍化。
三十秒たったのか。
先ほどの説明と今の音声を聞いて判断したのか、白夜叉が動いた。
「おっと」
「ほぅ?今のを防ぐか」
踏み込んでからの一撃だ。
だがそんな攻撃は、あの百年のうちに経験済みだ。
そして、今のわかった。
今の姿の白夜叉は大したことはない。
それがわかればもういい。
『Boost』
ここで四度目の倍化の合図。
「そろそろだな。反撃させてもらうぞ、白夜叉!!」
『explosion』
今まで倍化したものを自身に溜める。
力がかなり倍化したのが感じられる。
「お主……急に力が上がったように見えるが?」
「その通りだ」
先ほど白夜叉がしたように、思い切りふみこんで手刀を入れる。
ただし、白夜叉の正面ではなく、後ろからだ。
「ぐ―――」
正面に残像を残していったせいか、背後に回った俺には瞬時に反応できなかったらしい。
俺の手刀をくらって吹き飛んで行った。
俺の勝利だ。
こうして、俺の初めてのギフトゲームは幕を閉じた。
白夜叉の元に行き、回復をさせてから黒ウサギたちの元に戻った。
黒ウサギから「すごいです!!」と言われたのは少し嬉しかった。
十六夜には「おまえ、何者だよ」とか言われた。
そして黒ウサギが思い出したように白夜叉に言った。
「そういえば、白夜叉様。ギフトの鑑定をお願いいたいんですけど」
「む?よ、よりにもよってギフト鑑定か。専門外どころか無関係もいいところなのだがの」
それが当初の目的だっただろうに。
逆になぜ今までそれを忘れていた。
「どれどれ………ふむふむ………うむ。4人ともに素養が高いのは分かる。しかしこれではなんとも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度に把握している?」
「企業秘密」
「右に同じ」
「以下同文」
「すべて把握済み」
「うおぉぉぉい?いやまぁ、仮にも敵だったものにギフトを教えるのが怖いのは分るが、それじゃあ話が進まんだろうに」
「別に鑑定なんていらねぇよ。人に値札貼られるのは趣味じゃない」
みんな拒絶してんなぁ。おっ、白夜叉がなんかひらめいたみたいだな。
なぜそこまで拒絶するのだろうか。
ギフトのせいで嫌な思い出もしたのだろうか?
白夜叉は困ったように頭を掻いている。
だが、突如ニヤリと笑った。
「ふむ。なんにせよ『主催者』として『試練』と『決闘』をクリアしたおんしらには『恩恵(ギフト)』を与えなければならん。ちぃと贅沢な代物だが、コミュニティの前祝いとしては丁度良かろう」
白夜叉がパンパンと柏手を打つ。
すると俺、十六夜、飛鳥、耀の眼前に光輝く四枚のカードが現れる。
カードにはそれぞれの名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されていた。
コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム『正体不明』
ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム『威光』
パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム『生命の目録』『ノーフォーマー』
クリスタルホワイトのカードに神浄刃・ギフトネーム『創造神』『赤龍帝の籠手』
『白龍皇の光翼』『重力を操る程度の能力』『時間を操る程度の能力』『写輪眼』『万華鏡写輪眼』『???』
「ギフトカード!!」
「お中元?」
「お歳暮?」
「お年玉?」
「……………」
三者三様の反応だ。
俺は『ギフト』の確認をしていた。
「ち、違います!!このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!!」
「つまり、素敵アイテムってことでOKか?」
「あーもうそうです、超素敵アイテムなんです」
黒ウサギが騒いでいるなか俺はある一点に目が止まった。
『???』
なんだこれは。
俺が知らない能力がある。
不気味だ……
などと考えていると、白夜叉がギフトカードについて説明していた。
すると十六夜が、
「へぇ?じゃぁ俺のはレアケースなわけだ?」
とか言っていた。
白夜叉は十六夜のギフトに興味津々のようだ。
「えぇ!?」
俺のギフトカードを覗き見していた黒ウサギが叫んだ。
急に黒ウサギがギフトカードをひったくって白夜叉に見せていた。
「お主なんじゃこのギフトは!?」
白夜叉は『創造神』を指さしてそう言った。
「あぁ、それか。俺は創造神だからな」
「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」
やはり驚いたか。
だが、女の子がそんな声を出してはいけない。
「お主どういう事じゃ!?説明せい説明!!」
「そうだぞ。なんだよ『創造神』って。すごいオモシロそうじゃねぇか」
「そうよ。何よそのでたらめなギフト」
「………説明して」
白夜叉と問題児三人に問いただされる。
だが、白夜叉はもう一つ気になっていたようで、
「あとなんじゃ?この『写輪眼』と『万華鏡写輪眼』ってギフトは。名から考えるには瞳のギフトなんじゃろう?」
次から次へと問うな。
全て答えるのは面倒だ。
だから、簡単に答えればいいか。
「まず、『創造神』についてだが……俺にも大してわからん」
「な!?わからんことはないだろうに」
「わかっていることは、俺は創造をつかさどる神でいろいろと創造できる事ぐらいだな」
「いろいろとは?」
「物質、食材、能力だ」
「「「「「!?」」」」」
「能力じゃと!?」
「チートじゃねぇか…」
「さすが神様ね…」
「……………」
みんな驚いている。
白夜叉は能力を創造できるところに驚いているようだが、神なのだからそれくらいはできるとは考えないのだろうか?
『箱庭』のギフトは自然に発生するものなのだろうか?
「まぁいい。『写輪眼』と『万華鏡写輪眼』はどうなんじゃ?」
「少し長くなるがかまわないか?」
「うむ」
「あぁ」
「いいわよ」
「……うん」
「いいですよ」
やっと黒ウサギ復活だ。
黒ウサギは今まで何をしていたんだ?
「まず『写輪眼』からだな。写輪眼はうちの一族の者が『大きな愛の喪失や自分自身の失意にもがき苦しんだ時』に発動されるとされている。その結果として脳内に特殊な力が吹き出し、視神経に反応して眼に変化が現れ写輪眼になると言われている。開眼初期の能力は、ずば抜けて高い動体視力(洞察眼)だけだ。術者が成長するにつれ、多くの能力を有するようになる。写輪眼の瞳力の力は使用者によって色々ある。その他、相手に幻術を見せる『幻術眼』、相手に催眠術をかける『催眠眼』など、数多くの特殊な能力を持っている」
一通り説明を終えると、
「す、すごいの…」
「なんだよ…『創造神』だけでもチートなのに、もうバグだぞバグ」
「「「……………」」」
このような反応だ。
そこまでバグだと思えないのは、他にも様々な能力を知っているからだろう。
『写輪眼』でこんなに驚かれると『万華鏡写輪眼』なんて失神するぞ……
「次に『万華鏡写輪眼』についてだな」
「う、うむ」
「こいやぁぁぁぁぁ!!」
十六夜は叫んで気合を入れた。
そこまで意気込まなくても、話を訊くだけだぞ。
「万華鏡写輪眼は、写輪眼を持つ者が自身の目の前で大切な人の死を体験することで、さらに上位の瞳術として『万華鏡写輪眼』を開眼することができる。」
「「「「「……………」」」」」
なぜみんな黙った。
「そうか。すまないことを聞いたの」
あぁなるほど。
『万華鏡写輪眼』の説明のせいか。
「気にするな」
なぜなら俺が特に経験したわけではないからな。
その後、白夜叉が魔王について説明や注意を促してきた。
店を出た俺たちは無愛想な女性店員に見送られて『サウザントアイズ』二一〇五三八〇外門支店を後にした。
今回は少し長くなってしまいました。読みにくいのはこちらの力不足です。戦闘描写が、戦闘描写がかけないんです。誰か意見をください。感想待ってます。
2014/04/02現在、肉付け&改変。