とある刀使等と超電磁砲(レールガン)   作:ばなナイン

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またね!

黒子 「わたくしも、舞衣様に質問が御座いますの。宜しいですか?」

 

舞衣 「何でしょう?」

 

黒子 「このわたくしが十条様に大人げない態度をして仕舞ったとき、確か舞衣様は、そこに居られなかった様な....でも博士への質問で、ハテ? と思いましたもので」

 

舞衣 「ああ、あの時ですね。観ていたんです。モニター室から」

 

 

御坂 「観てたって?」

黒子 「画面越しに、ですの?」

 

 

舞衣 「いえ、....何と説明したらよいか....観えてしまうんです。わたし。だからリーダーも任されてしまって、....器でも無いのにですね」

 

 

黒子 「そういう能力をお持ちなのですね、舞衣様は」

 

 

「あの時、お茶を用意していたら、ふと気付いて。可奈美ちゃん、またやっちゃったのかなーって。

そしたら白井さん方が....」

 

「一部始終を、ですの?」

 

「これは言わない方がいいのかなって思ってそのままに....やっちゃいましたねっ。ふふっ!」

 

 

「あの時ってどうだったの!?」「お姉様!....」

 

 

「これは....とくに白井さんには....」「....構いませんわ、お願いします」

 

 

 

 

「私が観たのは、白井さんが手裏剣?「鉄矢ともうしますわ」....を太も....スカートの下から取り出した処からですけど、「そこからでございますのね....」それを十条さんに投げ....瞬間に移動させて、十条さんの胸の手前で静止させましたよね? 」

 

「ええ、間違い御座いませんの」

 

「あのとき....十条さんは、まだ『移シ』を張る前だったんです。」「ええ....」

 

「でもすぐに写シを張って、鉄矢を掴んでから迅移で白井さんの首筋まで、というふうに、です」

 

 

「じゃあ、衛藤さんは!?」

「わたくし、十条様に指摘されるまで、気づきませんでしたの....」

 

 

「可奈美ちゃんは、総て読んでいたのね....十条さんの手首に当たる処へ先に剣先を構えたの。....」

「いつで御座いますの?!」

 

 

「....白井さんが鉄矢を掴む前に。....」

 

 

 

 

「ことばがありませんの....」

「だからあの子....糸見さんが言ってた、本気だったら死ぬって....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ・・・・

 

 

 

黒子 「これで皆様ともお別れでございますね。短い間でしたがお世話になりました」

 

御坂 「みんな、いろいろ迷惑かけちゃったけど、楽しかった! ありがとね!」

 

可奈美 「も~いっちゃうんだね!」

 

エレン 「マタ来るのデース!」

 

カオル 「突っ込む奴が減っていく....」

 

沙耶香 「さよなら....」

 

舞衣 「またこうして皆さんでお会いできればいいですね。十条さん?」

 

 

姫依 「ああ、暇ならくればいい....」

 

エレン「相変わらずデス!」「ねねー!」

 

カオル「おっ、来たか。久しぶりだぞ!」「ねね~!!」

 

 

「なんですの! その生き物!」「えっ! なにっ! これ!? うわ~!!」

 

 

カオル 「俺のペットのネネだ。相棒でもある」「ねねっ!!」

 

 

可奈美 「ね~ねちゃ~ん! ひさしぶりだね! でもぜんぜん気がつかなかったー!」

 

 

「ね、可奈美ちゃんはこういう子なの。フフッ?」「....わかった」

 

 

エレン 「どこへ行ってたのデスか?」

カオル 「しばらく研究所に預けておいた。おいっ! ネネっ、そっちは!」

 

 

「ねねー!」「ええっ! なになになに?! かわいー!!!」

 

黒子 「お姉様! あらこの生き物、お姉様の胸の中でうずくまりましてよ。ほら、こちらにもいらっしゃいませ? 「ねねっ? ふぃっ!」....あら、可愛くありませんわね、この生き物....」

 

 

 

カオル 「へへへ、白井の旦那、いいことを教えてやろう。耳をかせ。」

 

 

 

黒子 「....まあ! なんということ!....そんな! はしたない!! お姉様っ!! みそこないましたわ!!」

 

御坂 「なっ、なによ! 急に!」

 

黒子 「まさか....お姉様も....あのような....「はいデス?」....バインバインに成って仕舞われますのなんて! お姉様! 裏切られましたわ! ああ~! わたくし、おね~さまこそは! と信じておりましたのに...」

 

御坂 「いったいなんなのよ!」

 

 

 

カオル 「旦那旦那! この話には続きがある、も一回耳をかせ....」

 

 

 

黒子 「....まあ! なんということ....そうで御座いましたの....十条サマ?」

 

姫依 「なんだ....」

 

黒子 「十条様! 実はわたくし、初めて貴女様をお見かけしてからずっと....」「お、おい....」

 

 

 

 

「このお公家様の様な御髪....」「おい、さわるな!」

「この凛々しい立ち振る舞いとお背中....」「ヒっ! なぜ指で撫でる?!」

「そしてこの〈ダキっ!〉、慎ましやかなおむ〈ムギュ!〉....」

 

 

 

 

「あわわわわわわわわわわわ・・・・・・・・・・」

「わたくし! 十条様.... 十条お姉様となら....!!」

 

 

 

 

御坂....! 「アンタ....もういいかげんにしなさいよね....」 以下又又略....

 

 

 

 

すごかったねー....

 

こりない、駄目。

 

愉快な方々でしたわね....ふふ!

 

大荒魂よりもおぞましい....

 

見ろ、これが矢吹ジョーの最期だ....

 

Oh....理解したデース....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おいっ! 帰りの路はこっちだ。

 

これって....正門のじゃない!

 

ああ....だから、堂々と出て行くがいい....

 

いいの?

 

あんなのは....ただの不文律だ。守りたい奴だけ守ればいい....

 

わかった! じゃあねっ! ほら! 黒子!

ハイですの....

 

 

 

 

 

 

いろいろあったけど、たのしかったわねー!

 

終わりよければ....で御座いますね、お姉様。

 

さあ! 佐天さんと初春さんのお土産買って帰るわよー!

 

お姉様はいつも前を向いていらっしゃいますわね!

 

え~? なに? ほらっ、いくよっ!! 黒子!!

 

 

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上をもちまして、このSSは終了しました。いままでお読みくださった方、有難うございます。特に、「お気に入り」に入れてくださった方、投稿への励みになりました。御礼申し上げます。ありがとうございました。

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