「まだ! 黒子!」
「そう急かされても困ります。わたくしの能力ではひとっ飛びというわけには....」
「あと何回ぐらい!」
「お待ちになりまして、お姉様。いまこの地点で改めて場所を確認しておりますの。何せ山中、森の中でございますので。そーですね....あの方も始終移動なされてますから....」
「この端末では限界ね、んも~どうやったら!」
「お姉様! あれを! あの煙!」「えっ、なに?! あの赤黒いのって....黒子!」
「これ....おおきい....! この前とはまるで....」
姫依 「おまえらっ! 何故ここに!!」
「そんな事はいいから! 手伝うことはっ!」
「こいつの居場所を皆に伝えてくれ! こいつは新型のスペクトル計には反応しない! わたしは手が離せないからはやく!」
「黒子! 行って! ここはコイツと食い止めるから!」
「わかりましたわ! では近くの小隊へ!」
「バカか! 貴様! 何故お前も行かん?! 邪魔だ!!」
「わかってるわよ....! 気をそらす事ぐらいはってね!」
「こいつの背後には集落がある。だからこうやってこちらに向かわせているんだ! 攻撃するならそのぐらい考えろ!」
「そういう事ね、そんならわたしが囮になったってっ....! その間にアンタが!!」
「バカを何度も言わせるな! 悔しいがこいつは私一人では歯がたたん! せめて可奈美がいてくれれば....」
「馬鹿にしないでよね....わたしにもこのぐらいは出来るから! チョット借りるわよ! この重機!」
「なにをする! あの女....シャベルカーを....!」
「落とすんだったらどこよ?!」
「脚ならどこでもいい!」
「ほらっ!! じゃあ今度はこのブルドーザーで....って、これじゃ気休めにもならないわね....クッ!」
「こいつは大き過ぎる....小物なら時間稼ぎになった....」
「落とせる物ならなんでもってね! 重機はまだあるし!」
「造成地区だったんだな....なら、正面からぶつけられるか?!」
「成る程ね....小さい獲物なら喰いついて前へって....みてなさい!」
「いくら斬っても切りが無い....こいつ、斬るたびに....」
「大きくなってない? ヤバいんじゃ....わたしもそろそろ....黒子のヤツ! なにやってんのよ!」
「こいつが集落に移動しはじめたら....潮時かな....」
「なにアンタらしく無い事言ってんのよっ! 応援が来るまで....」
「そうじゃないんだ....御坂さん、頼みがある。....」
「なによ、あらたまって、....」
「あ、なたの、その、火炎放射器を、使わせて欲しい。....」
「はあ!? レールガンを?! アンタ....十条さん、なにいって....」
「荒魂に直接では無い、わたしの....小烏丸に向けて....だ」
「どういうつもり!? わたしの、アレ、は....ソレどころじゃ済まないのよっ!」
「私には『写シ』がある。多少の熱ぐらい対した事は無い。それに迅移、そしてあなたの電撃が加われば、或いは...」
「それはダメだって! あの先生やあの子がいってたじゃない!」
「御坂さんは遠くから撃ってくれればいい。あなたへのダメージはおそらく皆無だ。それに、ほら、もう思案にくれる余裕はないようだ。あいつが集落へ....」
「もう足留めは効かないわけね....でも十条さんっ!」
「可能性は試さなくてはな....いまがその時だ」
「消えちゃうかもしれないのに!?」
「珍しい事では無い、....我々刀使はそうやって皆の暮しを護ってきた。母さんも....いくぞ!!」
もぉ....わかったわよ....そこまでするっていうなら、観てなさい、初めて見せるわね....このレールガン....
やってやろうじゃない....あんたがその覚悟なら....このわたしも道連れにねっ!!
で、この様な事に....ですの。
見事デスネー! マッ二つデス!!
おお、初の共同作業か....!
おめでとう。ふたりとも。
お疲れ様、と言いたいんだけど....
「「フンっ!!」」
またはじまったゃった!
黒子 「仲の良いのは結構ですけれども、これからわたくし達、しぼられますのよ....」
御坂 「マジ....」
姫依 「自業自得だ」
博士 「そのとおりだネ、トックリと事情を説明してもらうヨ、十条君モ!」
姫依 「何故わたしまで....」
博士 「つまりだネ? 君たちのやった事は....」
姫依 「はい....どの様な処分でも....」
博士 「異なる能力を衝突させたわけではなく、融合でもなく、同じ方向に向けて、という訳だネ?」
「「はっ、ハイ?!」」
博士 「ナルホド....そしてそれを御刀に、....WOW! まだ研究の余地がありそうだヨ、キミタチ!」
「「「ハア....」」」
博士 「デワ、君たちはもう下がって....」
黒子 「お咎め無しですの!?」
博士 「指令室へGO! だヨ。本部長殿がワタシの代わりにメニーメニーモアお仕置きをしてくれるそうだネ。デワ、GOOD LUCK!!」
はは....ハイ....
御坂 「つかれた~」
黒子 「搾り取られましたわね、お姉様方....」
カオル 「くっ、何で俺まで....無関係だってのに....あのおバサン、俺をマスコット代わりにしていやがる....」
エレン 「モルモットデース!日頃の行いがミから出た悪いサービスなのデース!」
カオル 「どっかのパパさんなのダ....」
黒子 「皆様方は?」
エレン 「現場を検証中デすネ。何かキになる事があるらしいデス」
黒子 「十条様も? 疲れを知らない方ですわね」
御坂 「コッチの方が疲れたわよ~!」