ここはSCP財団のエリア-██。ここには何人ものDクラス職員がいた。その1人、D-15896のセルに
警備担当が二人来た。何かの仕事らしい。
警備A「D-15896、仕事だ。付いて来い。」
D-15896「はいはい、分かりましたよ。」
彼は警備担当について行く。途中、警備担当の片方が標識を見た。
警備B「SCP-079?そんなのあったか?」
警備A「ああ、最近オーストラリア支部から運ばれてきたやつだ。ほらよ、」
彼は仲間にSCP-079のドキュメントを手渡した。
警備B「ありがとな。後で読むか。」
それに興味を示したのは、彼らについて行くD-15896だった。
D-15896「SCP-079?なんだ、そ...」
警備B「貴様らDクラスには関係ない。そうだ、今から仕事について説明する。」
彼は続けた。
警備B「これから貴様には、とあるSCPの破壊における後始末をしてもらう。まず、実験を行う。
その後、対象のSCPが終了されたかに関わらず、破壊に用いたSCPが収容されたかを確認して
もらおう。分かったな。」
D-15896「分かりましたよ。で、それまで俺はどこで待っていれば?」
警備A「我々が貴様を破壊用のSCPの収容室へ連れて行く。そこで待機しろ。」
こうしてD-15896は収容室は連れて行かれた。
その頃、エリア-██の上空では、機動部隊イプシロン-11こと九尾狐が待機していた。
その隊長、アルスが収容違反がもし発生した場合に備えていた。
アルス「いいか、これから施設ではSCP-682をSCP-106を用いて終了する実験が行われる!
我々の目的は、可能な限りの研究員などの脱出の支援、およびDクラス共の連行だ。
そして、SCP-106の再収容を確実に遂行しなければならない!」
そして実験が開始、DクラスがSCP-682のいる室内に連れて行かれた。
彼はアキレス腱を切断された。その途端、絶叫を上げる。
SCP-106が早くも声を聞きつけた。彼はコンテナの出口から収容室へ出た後、
SCP-682らのいる部屋に向かった。D-クラスをポケットディメンジョンに引きずり込んだ後、
SCP-682を攻撃しようとした。
SCP-682「グオオオオオ!」
SCP-682は尻尾でSCP-106を吹き飛ばしたが、彼の尾は"腐食"された。
腐敗は体中に広がった。彼は苦しんだ。しかし、彼は体を再生させ、
SCP-682「お前も、お前を私にけしかけた奴らも、皆殺しにしてくれる!」
と部屋を破壊し、脱走。SCP-106もSCP-682には効果が無いと思ったのか、退散した。
そして、放送が施設内に響いた。
「警告!SCP-682、SCP-106が脱走した模様!」
悪夢が、始まった。
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