デレマス◇ラブストーリーズ《完結》   作:室賀小史郎

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月宮雅編

 

 アイドルはママの夢だった

 

 でも私が出来たから

 

 その夢は諦めるしかなかった

 

 だからその夢を受け継ごうと思った

 

 大好きなママのためだもん

 

 でもね

 

 ママのために始めたアイドルなのに

 

 今はね

 

 自分のためになってるの

 

 いいのかなって悩んでたけど

 

 悪い魔法使いさんの魔法で

 

 吹っ切れちゃった

 

 ―――――――――

 

「ん〜、お仕事なのにめっちゃ遊んだ〜!」

「カメラ回ってないとこでも色々買っちゃった系〜☆」

「お仕事なの忘れちゃうくらい楽しかったよねぇ♪」

 

 みやびぃは今美紗希ちゃんと彩華ちゃんとで組んでるユニット『ガールズ・パワー』でのお仕事を終えて宿泊するホテルに戻って来たとこぉ。

 今回は地方ロケのお仕事でぇ、大きな商店街を回って撮影してきたのぉ。どのお店の人も優しくてぇ、お馴染みのお店からユニークなお店までたくさんあったからぁ、お仕事よりウィンドウショッピングしてるみたいでとっても楽しかったよぉ♪

 

「お前らはいいかもしれないが、荷物持たされるこっちの身にもなってくれ……」

「全くだ……この荷物は明日の朝に宅急便で送るから送ってもいいやつ選別してくれ」

「それから夕飯にしような」

『は〜い☆』

 

 今回はみんなのプロデューサーも来ててぇ、だからみんな色々甘えてお買い物しちゃった。因みにみやびぃの専属プロデューサーはぁ最後に夕飯のことを話した人でぇす♪

 みやびぃをアイドルにしてくれて、みやびぃのことをいつも可愛い可愛いって褒めてくれる人なのぉ♡ 今はママよりも好きな人なんだぁ♡

 

 ―――――――――

 

 実はみやびぃ、プロデューサーとお付き合いしてるの。事務所にはヒミツね。でも仲のいい子たちには相談に乗ってもらってるしぃ、ママもプロデューサーならいいよって言ってくれたからぁ、みんなの前では恋人らしく過ごしてても問題ないのぉ♪

 

 でもねぇ―――

 

「雅ちゃん、どんだけ自分のプロデューサー好きなの……」

「出来るだけ予算削るってのは事務所の方針なんだから諦めようよ……」

「くすん……」

 

 ―――プロデューサーと同じホテルじゃないのぉ。しくしく(泣いちゃうの意)だよぉ。

 確かにみやびぃとプロデューサーだけのお部屋予約するのはみやびぃたちの関係がバレちゃうから仕方ないけどぉ、ホテル自体違うなんて酷〜い。

 プロデューサーたちはみやびぃたちのホテルの向かい側のビジネスホテルなんだけどぉ、これじゃあラブラブ出来ないも〜ん!

 

「ほらほら、明日の打ち合わせが終わるまでは一緒にいられるんだしさ、泣かない泣かない」

「そうだよー。それに打ち合わせが終わったら二人でちょっとお散歩にでも行けば、一緒の時間増やせる系」

「うん……そうするぅ」

 

 彩華ちゃんの言う通りだね。それに美紗希ちゃんも励ましてくれるし、みやびぃもう泣かない。

 

「ホント、雅ちゃんはプロデューサー大好きだね」

「うん、とっても大好き〜♡」

「あはは、めっちゃバラの花びら舞ってる系〜♪」

「だってプロデューサーはみやびぃのこと一番に考えてくれるも〜ん♡」

『ご馳走様』

「えへへ〜♡」

 

 ―――――――――

 

 それからみやびぃたちは明日の打ち合わせも終わって解散。だからみやびぃはプロデューサーにお願いして、夜のお散歩デートに連れてきてもらったの。

 お散歩デートとって言ってもぉ、夜も遅いから近くにあった公園までだけどねぇ。でもここの公園、噴水もあるしぃパーゴラベンチもあるからぁ、デートにはピッタリな公園だと思う〜♡

 でもねぇ―――

 

「プロデューサーのバカ〜」

「ごめん。すっかり言うの忘れてて……」

 

 ―――ホテルが別々なのを黙ってたのはみやびぃまだ許してないからぁ、今はデートって感じじゃな〜い。

 

「プロデューサーがみやびぃのためにお仕事頑張ってるのは知ってるよぉ? でもこういうことは忘れないでほしぃのぉ。みやびぃずっとプロデューサーと一緒にいられるって思ってたのにぃ、別々のホテルだよって聞かされた時ぃ泣いちゃったんだよぉ?」

「面目ない……」

「今だって泣きそうなの我慢してるんだよぉ?」

「泣かないで……」

「まだ泣いてないも〜ん」

 

 だからみやびぃがホテルに戻ってもしくしくしないようにぃ、プロデューサーはいっぱいみやびぃを幸せにしなきゃいけないんだからぁ。

 

「明日、東京に戻ったら俺のマンションに招待するから」

「それでぇ?」

「一晩中、雅を甘えさせる」

「それからぁ?」

「…………一晩中キスする」

「間があったぁ〜」

「は、恥ずかしかったんだ!」

「……むぅ」

「……頼むよ。許してくれよ」

 

 ホントならまだまだ許してあげたくないけどぉ、これ以上拗ねてると面倒臭いって思われちゃうからみやびぃはプロデューサーのこと許すぅ。

 

「約束してくれるぅ?」

「もちろん」

「次からはちゃんと言ってねぇ?」

「あぁ、そうする」

「じゃあ、んっ♡」

「約束するよ……」

 

 ちゅっ♡

 

 えへへ……仲直りのキスぅ♡ みやびぃさっきまでプンプン(怒るの意)だったのにぃ、プロデューサーとチュッてするとすぐにプロデューサーのこと好き好きパワーが満タンになってぇ、許しちゃうんだぁ♡

 でもこれだけじゃ全然足りなぁい♡

 

「もっとぉ……もっとみやびぃを幸せにしてぇ♡」

「雅大好きだよ……ちゅっ」

「んっ♡ ぁ……はんっ……ちゅ〜っ♡」

 

 もっともっとみやびぃとちゅうしてぇ♡ いっぱいプロデューサーの舌でみやびぃのお口の中愛してぇ♡ 唇と唇が触れ合うだけじゃ足りないのぉ♡

 

「っ……みや、び……んんっ」

「ちゅっ……ちゅぱっ……んっ♡ んん〜っ♡」

 

 プロデューサーにいっぱい愛されて幸せぇ♡ ちゅうしてるだけなのにぃ、みやびぃの頭の中蕩けちゃう〜♡ プロデューサーのことしか考えられなくなっちゃうのぉ♡

 

「んはぁ……はぁはぁ♡」

「雅の顔……蕩けてて可愛い」

「えへへ、プロデューサーのせいだよぉ♡」

 

 こんなお顔ずっと見られてるのは恥ずかしいから、みやびぃはプロデューサーのお胸にお顔を埋めて隠れたの。でもプロデューサーはすぐにみやびぃの顎を持ち上げて、またみやびぃのお顔を覗こんでくるぅ♡

 その目はキラキラしてて、その瞳の中にはみやびぃしか映ってなくて……とってもドキドキしちゃう〜♡

 

「プロデューサー……♡」

「雅……」

 

 そしてまた自然とみやびぃたちはキスをするの。ちゅっちゅって軽く2、3回唇と唇を重ね合わせると、それだけじゃ足りなくてまたちゅ〜って長いキスになっちゃう。

 幸せ……とっても幸せなのに、今夜はこれでお終いにしないといけない。

 

 最初からそうなるって分かってたのに、いざその瞬間が訪れると、みやびぃ涙が出ちゃう。

 

「泣かないでくれ……」

「うん……でも止まらないのぉ」

「明日、朝イチで起こしに行くから」

「やぁ」

「わがまま言わないで」

「やなものはやぁ……」

 

 みやびぃのわがままにプロデューサーは何も言わず、みやびぃのことをギュッて強く抱きしめたの。みやびぃが自分で言うのも変だけどぉ、今のみやびぃは何を言っても言うこと聞かない悪い子だもん。

 

「…………このまま二人で別のホテルに行っちゃうか?」

「え?」

 

 そんなことしていいのぉ? みやびぃは嬉しいけどぉ、みんなに迷惑かけちゃうかもしれないよぉ?

 それにぃ、ホテルってことはそういうことするホテルって思って期待してもいいんだよねぇ?♡

 

「みんな俺たちの関係は知ってるし、なんとかしてくれるだろ……俺があとでお詫びとしてみんなに食事か何かご馳走すれば」

「じゃあ、みやびぃ二人にお願いしてくるぅ♡」

 

 ―――――――――

 

 こうしてみやびぃとプロデューサーはプロデューサーの車でちょっと離れたお城みたいなホテルに泊まることにしたのぉ♡

 美紗希ちゃんたちにお願いしたらぁ、

 

『そうなると思ってたからどーぞ♪』

『読んだ通りで草生える系♪』

 

 って言われちゃったぁ♪ 今度二人にママおすすめのバスセットをプレゼントしてあげよぉ♪

 

 でも今はぁ―――

 

「二人っきりだねぇ、プロデューサー♡」

「そうだな」

 

 ―――プロデューサーとのラブラブな時間を満喫しなきゃ〜♡

 

「ごめんな。ホテルの大浴場じゃなくて、小さな風呂になっちまって」

「プロデューサーと一緒に入れるから、こっちの方がみやびぃは嬉しいよぉ♡」

「ったく、雅は本当に可愛いなぁ」

「幸せでしょ〜?♡」

「とってもね」

「えへへ〜、みやびぃも幸せだよぉ♡」

 

 だってプロデューサーとずっと一緒に過ごせるんだも〜ん♡

 

「今日はホテルでプロデューサーとラブラブ出来てぇ、明日はプロデューサーのお部屋でラブラブ出来てぇ……みやびぃ嬉しい〜♡」

「え」

「え〜?」

 

 プロデューサーどうしたのぉ? みやびぃ何か変なこと言ったかなぁ?

 

「今夜一緒に過ごすよな?」

「うん、一緒だよぉ♡」

「なら明日改めて埋め合わせする必要はないだろ?」

「…………?」

 

 プロデューサー何言ってるのぉ? みやびぃ何言ってるのか分かんなぁい。

 

「プロデューサー、みやびぃのこと悲しませたの忘れてなぁい?」

「?」

「ホテル別々だったのに黙ってたぁ」

「あぁ、だからその埋め合わせで明日招待するって言った。でも結果的に今夜は一緒に過ごすんだから明日は一緒に過ごさなくても大丈夫だろ?」

「ふ〜ん……」

 

 プロデューサーはやっぱり分かってなぁい。みやびぃ悲しいなぁ。結果的にそうなればみやびぃが悲しんだことを帳消しに出来るだなんてぇ……結果は変わったけどぉ、みやびぃが悲しんだ事実は消せないんだよぉ?

 

「嘘つき」

「え?」

「嘘つきって言ったのぉ」

「別に嘘なんて吐いてない」

「みやびぃのこと悲しませたぁ」

「…………分かった。俺の負けだ」

「〜♡」

 

 やっと分かったんだぁ、良かったぁ♡

 

「悲しませた事実は変わらないもんな。明日も雅をうんと甘やかすよ」

「えへへ、みやびぃ幸せ〜♡」

「幸せになるのは早いぞ?」

「えぇ〜?♡」

「今夜もたっぷりと甘やかしてやるからな。覚悟しておけ」

「きゃ〜♡」

 

 プロデューサー大好きぃ♡ みやびぃはプロデューサーだけの女の子だよぉ♡ いっぱいいっぱい幸せにしてぇ♡

 

「そうと決まれば早速シャワー浴びに行こうか」

「うん、浴びにいくぅ♡」

「雅を隅々まで洗っちゃうぞ〜♪」

「おじさんっぽい〜♡」

「そう言う割には嬉しそうだな」

「だってプロデューサーだも〜ん♡」

「あぁもう可愛いな!」

「きゃ〜♡」

 

 それからみやびぃはプロデューサーからいっぱいいっぱい幸せにしてもらっちゃったぁ♡

 でも幸せ過ぎてお寝坊しちゃったのは反省しなきゃ。でもでもぉ、すぐまたお寝坊しちゃうかも〜♡―――

 

 月宮雅*完




月宮雅編終わりです!

甘えん坊なゆるふわお嬢様みやびぃはこんな感じに甘えまくると思うんです(真顔)

お粗末様でした☆
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