デレマス◇ラブストーリーズ《完結》   作:室賀小史郎

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かぞくごとまえからじょうきょうしてるせっていです。

こずえちゃんはひょうじがすべてひらがななので、よみにくいかもしれません。
ごりょうしょうください。


遊佐こずえ編

 

 こずえはあいどるなのー

 

 あいどるはたのしいのー

 

 たくさんのおともだちできたのー

 

 ねることもたのしいけどー

 

 みんなといるのもたのしいのー

 

 でもー

 

 いちばんたのしいのはー

 

 こずえをにこにこさてくれるー

 

 まほうつかいといっしょにー

 

 いることなのー

 

 ―――――――――

 

「こずえ、明日がオフだからって夜はちゃんと寝ないと駄目だぞ?」

「でもねー……こずえ、ねむくないのー……。それにー……ぷろでゅーさーも、まだねてないのー……」

「俺は普段からそんなに早く寝ないからね。それに持ち帰った仕事も終わってないし」

「なら、こずえもおきてるのー……それでぷろでゅーさーと、いっしょにねるのー」

「でももう夜の10時だぞ〜? いつもなら寝てるだろ〜?」

「ねむくないのー……」

 

 ? こずえはあいどるなのー。

 でもよるはあいどるじゃないのー。

 

 きょうはおひるにてれびのおしごとだったからー……、おひるねできなくてー……、さっきまでねてたのー……。

 

 それでこずえにねてっていってるひとはー……、こずえのぷろでゅーさーなのー……。

 こずえ、このひととけっこんするのー……ぜったい。

 

 こずえねー……ぷろでゅーさーのことだいすきなのー……。だからねー……ままとぱぱにー……「ぷろでゅーさーとけっこんしたいー……」って……おねがいしたのー……。

 そうしたらねー……『今は無理だけど、必ず結婚出来るようにしてあげる』っていわれたのー……。

 ふたりとも……こずえがはじめて"おねがい"したからー……かなえてくれたのー……。

 

 じむしょにはまだないしょにしててー……こずえがけっこんできるようになったらー……てれびではっぴょうかいするのー……。

 

 それからー……なんだっけー……?

 あのねー……こずえ、いまはぷろでゅーさーのおうちにいるのー……。こずえのおうちとはまたちがうまんしょんっていうたかいところなのー……。

 ままとぱぱがりょうこうにいっちゃったからー……そのあいだ、こずえはだいすきなぷろでゅーさーといっしょなのー……。しあわせぇー。

 

「うんしょ……うんしょ……」

「ここに入るのか?」

「だめー……?」

「狭いし、パソコンの画面見てても楽しくないだろ?」

「じゃあ、ぷろでゅーさーのおかおみてるねー……♡」

 

 ぷろでゅーさーはこたつであぐらをかいてるからー……そこのすきまにこずえがはいってー……ぷろでゅーさーのおかおみてるとー……こずえのおむねがふわふわしてきもちいーのー……。

 

「俺が落ち着かないんだけど?」

「むぅ……ぷろでゅーさー、わがままー……めっ」

「そう言われてもなぁ」

「…………ままとぱぱにいいつけちゃうよー……」

「それは良くないなこずえ。好きにしろください」

「えへへー、そうするー……♡」

 

 ぷろでゅーさーはこずえのままとぱぱによわいのー……。どうしてかはわからないのー……。でもねー、ぷろでゅーさーがすなおになるのー……。ふしぎー。

 

 あいどるはみんなとにこにこになれるからすきー……。ぷろでゅーさーがにこにこーってなると、こずえのおむねはふわふわしてぽかぽかするのー……。

 それはこずえがぷろでゅーさーのことをだいすきなしょうこなんだってー……。ままがおしえてくれたのー……。だからままもぱぱがにこにこしてるとー……うれしいんだってー……。

 

「全く、こずえには敵わないなぁ」

「ほっぺすりすりー……してー……しろー……♡」

「はいはい……こうか?」

「んー……♡」

 

 ぷろでゅーさーとこうしてるとしあわせぇー……。いっしょにおひるねするのもすきだけどねー……こっちもすきなのー……。ぷろでゅーさーならこずえはなんでもすきー……。

 

「さて、じゃあ仕事するからちょっと待っててな。すぐ終わるから」

「まってるー……♡」

「眠くなったら寝ていいからな?」

「ねむくないのー……」

「だから眠くなったらだって」

「ねむくならないのー……」

「……まあ分かったよ」

 

 ―――――――――

 

 それからねー……こずえはおりこうにしてたのー……。おりこうにぷろでゅーさーのおしごとのじゃましないでー……ぷろでゅーさーのおかおみてたのー……。

 ときどき、ぷろでゅーさーがこずえのことみてー……ふにゃってわらってー……こずえもわらっちゃったのー……。

 それだけなのにおむねがどきどきしてー……ふわふわーってしてー……とてもぽかぽかしたのー……。

 

「もう0時回ったのに、まだ眠くないのか?」

「うんー……ねむくないのー……」

「ずっと眠ってたからかな? でもいつもは寝過ぎても寝れるのになぁ」

「ぷろでゅーさーといっしょだからー……かもー♡」

「その歳でなんていうことを……」

「だってねー……いつもよるはばいばいしてるのにー……きょうからいつかかんいっしょなのー……。とってもしあわせなのー……♡」

「こずえは冬休みだし、ご両親の圧……ゲフンゲフン、お願いで了承したけど、俺の心臓が保ちそうにないよ……」

「どーしてー……?」

「さっきからこずえが可愛いことばっかり言うからね。おっさんにそんなキラキラなピュア攻撃されたら、強制浄化されて消滅しそう」

「んー……こずえ、わかんないー……」

「まあとにかくだ、こずえが可愛過ぎるってこと」

「そーなんだー……♡」

 

 だいすきなぷろでゅーさーに"かわいい"っていわれちゃったー……。こずえ、いつもとかわらないのにー……。でもー……うれしいからー、もっといわれたいのー……。

 

「そういえば、こずえ」

「?」

「お腹空いてない? 夕飯時も寝ててお昼から何も食べてないだろ?」

「んー……うん」

「本当ならこんな時間に食べさせるのは良くないんだろうけど、こずえはまだ子どもだし、成長期だから今回だけってことでいいだろう」

「なにがー……?」

「何か食べたいのあるか?」

「……………………」

「ゆっくりでいいからな〜」

 

 なやむこずえにー……ぷろでゅーさーはやさしくそういってくれてー……あたまをなでなでしてくれるのー……。

 ぷろでゅーさーにいわれておもいだしたけどー……こずえ、おなかすいたのー……。そうおもったらー……おなかくうくうないちゃったのー……。

 

「さぁシンデレラ、お望みを言ってごらん?」

「…………ぱんー……」

「アバウト過ぎるわシンデレラ。どんなパンがいいの?」

 

 ぷろでゅーさー、おんなのこみたいなはなしかたしてるのー……。へんなのー。でもなんだかたのしいのー……♪

 

「…………おっきいぱんー……」

「それはどのくらいの大きさなの?」

「これくらいー……」

 

 こずえがぷろでゅーさーにわかるようにー……りょうてでおおきさをおしえるとー……

 

「シンデレラ、それはそこにあるみかんサイズだから大きくはないわ」

 

 ……おっきくないっていわれたのー……。

 だからねー……もう少しりょうてをひろげてみせたのー……。

 

「その大きさだとスーパーでも売ってるアンパンくらいね。甘いのとか、しょっぱいのとか、どんな味のパンがお望みなの?」

「………………ぱんのあじがするぱんー……」

「…………コッペパンとバターロールとクロワッサンと食パンから選んでちょうだい」

「……………………」

「……………………」

「…………まようのー……」

「迷っちゃうのねー。ならシンデレラのために、この魔法使いが全部買ってきちゃう!」

「こずえもいくー……」

「えぇ、いいわよ。でも車の中にいるのよ? お外に出ると可愛いからきっと攫われちゃうわ」

「わかったのー……。それでねー……」

「なぁに?」

「そのおはなしのしかたー……やめろー……」

「……はい、ごめんなさい」

 

 ―――――――――

 

 それでねー……ぷろでゅーさーとよるでもあいてるおみせにいってねー……ぷろでゅーさーがぱんをかってきてくれたのー……。

 それでねー……またこたつにふたりではいってねー……おしょくじしてるのー……。

 

「はい、こずえ」

「あー……ん♡」

 

 こずえはねー……さいしょとおなじたいせいでねー……ぷろでゅーさーにたべさせてもらってー、にこにこなのー……。

 ままとぱぱもたべさせてくれるけどー……ぷろでゅーさーにたべさせてもらうほうがねー……おいしいのー……。

 

「売れ残りのパンなのに美味しそうに食べるな〜。ほい」

「? あー……む♡ おいひぃおー……?♡」

「その仕草やめて。溶ける」

(普通にしてても妖精級の可愛さなのに、上目遣いで首傾げてか〜ら〜の、にぱぁはダメだ!)

 

 へんなぷろでゅーさー……。ほんとうにおいしいよー……?

 

「ぷろでゅーさーたのしいー……?」

「? まあ楽しいよ。こずえが鳥のひなみたいで可愛いし」

「こずえ、とりさんのあかちゃんー……?」

「今この状態はね」

「んー……やー……」

「何が?」

「こずえ、ぷろでゅーさーのー……およめさんなのー……あかちゃんやー……」

「…………天使かよ」

「んーんー……ぷろでゅーさーのおよめさんなのー……それいがいはやー、なのー……」

「大丈夫。ちゃんとお嫁さんにするよ」

「やくそくー……♡」

「あぁ、約束だ」

(俺からは離す気は毛頭ないけど、こずえのご両親からはキツくキツくお願いされてるしな)

 

 ぷろでゅーさーのおよめさんー……まだなれないけどー……やくそくしてくれてうれしいのー……。これからもずっとこずえはー……ぷろでゅーさーのおよめさんだよー……。

 でもー……あかちゃんじゃないけどー……たべさせてほしいのー……。

 

「あー……ん♡」

「食べさせていいのか?」

「あー……ん♡」

「ああ可愛過ぎるっ! ほら、たんとお食べっ!」

「あむー……おいひぃねー……♡」

「良かったねぇ」

「こんどはこずえがするー……♡ およめさんだもんー……♡」

「ぬ?」

「ぷろでゅーさー……おくち、あー……ん♡」

「ぬぬぬ?」

「おくちー……あけろー……♡」

「あ、あーん……」

「えへへー……どーぞー……♡」

「もぐもぐ……」

「おいしいよねー……?♡」

「凄く、美味しいですっ!」

「えへへー……♡」

 

 それからもねー……こずえおよめさんだからー……ぷろでゅーさーにたべさせてあげたしー……ぷろでゅーさーからもたべさせてもらったのー……。とってもしあわせでー……ふわふわーがいっぱいになったからー……こんどからずっとこうするのー……。だってねー……ぷろでゅーさーもにこにこしてたもんー……。

 ほんとうにけっこんしても、いまみたいにずっとなかよしなのー……♡―――

 

 遊佐こずえ*完




遊佐こずえ編終わりです!

今まで書いてきて1番難しかったです……。
でもこずえちゃんの可愛さが伝われば嬉しいです!

お粗末様でした☆

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