No.23   作:Blood Moon

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まるさんが変換できねぇ…


国家解体戦争 決着

ベルリオーズは違和感を感じていた。自分に与えられた任務はこのスエズ運河に停泊している輸送船を叩くというこの戦闘において最も重要な任務であるのだ。

 

彼はブリーフィングの前に大体の内容を聞くことをその戦績によって認めさせ初めている。その上で独自に調査をするのだ。

 

AMS適性は重要だが絶対ではない。セロは適性が最も高いがそれでも他の点において自分は上だと言う自負がある。

 

そしてそれら全てを踏まえていくと結論は

「少ないな」

「何がだ」

ザンニが答える。

「輸送船の数だ、調べた数より半分あるかないかだ」

この襲撃は国家側には知られていない。だが国取りに関してはあちらの方が経験があるはずだ。

「オペレーター、敵の総勢力の所属が知りたい」

「地方軍が五割、レイブン等の雇われが三割、国家からの援軍が二割です」

レイブン、圧倒的であった力を持ち金によって動く存在彼らもこの決戦にいる。

「これは…切ったか?ザンニここの掃討は頼んだ」

「了解だ」

何故かは判らないが自己主張が強いことの多いリンクスの中で彼だけはまるで召し使いのようにベルリオーズの要求を呑んでくれる、いつも通りの回答を貰い個別に行動を取ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

ポイントを虱潰しに当たっていくとヘリの大部隊を確認する。

旧世代においての力とは何もACだけではない。勿論使いやすさで言えば圧倒的にACの方が上だろうが、より確実に彼らの作戦を失敗させなければ成らない。レーダーを見るとネクストの中から一機だけ撤退する味方がいる。

ベルリオーズはそのリンクスに無線をかけた。

 

 

 

 

どうもボロボロの状態で残業が確定したリンクスです。

とは考えてみるが状況はそれどころではない。

敵のあるヘリの部隊がいるのだがそれに高エネルギーを確認したのだ、建物を消炭にする位の。

旧式の兵器でそんな兵器は恐らくあれしかない。

「サンプル、ミッション内容を連絡する。仮定『核兵器』を搭載したヘリ部隊を殲滅する、私は低、中高度の機体を君には高高度の機体を破壊してもらいたい」

ベルリオーズから無線が入る。この配分は恐らく彼の機体の性質によるものだろう。特に彼のメインブースターは垂直の移動へのエネルギー効率が悪い。

 

ネクストに核兵器が使われた事例も無いことはない。結論を言うと適切に対処すれば中破で済むと言ったところか、だがあれだけの量で適切に動くことができるだろうか、敵側についてはベルリオーズは既にここを捨てたと思っているらしい。僕もこれを見ては素直に認めざるを得ない。そしてヘリは既に戦場に着こうとしている。僕が上空高くヘリの死角につくとベルリオーズが肩のグレネード弾を恐らくノーロックで放る。僕の目には小魚の群れに大型の魚が突っ込んだように見えた。それと同時に真上からライフルを撃つ、ヘリが被弾のリスクを抑えもせずバラバラと何かを落とし始めた。

 

「ホントに見境なしか!」

「出来る限り地上につく前に撃ち落とす!お前はヘリ自体を落とせ!」

 

そういうとベルリオーズはグレネードを次々と撃つ、彼はこの標的に対して点の対抗では限界が来ると考えたからだ、爆風によって破壊されたりもしくは見当違いの場所に落ちていく核兵器を見て自分の判断は正しいと感じながらサンプルを見る。ごく平凡に機体を撃ち落としている。この危険物に対して恐れは全くないようだった。

それともネクストの装甲なら耐えれると確信しているのだろうか。過ぎた蛮勇…というわけではない。むしろ、そこで前にでなければより良い結果を得られぬと言う判断にも似ている。実際ヘリ自体が減ることがこの作戦の肝だからだ。

 

やはり連れてきて正解だった。それでも戦場に被害は免れないが。

 

 

 

 

 

 

 

 

楽しい!楽しい!アンジェは目の前にある者との舞踏会を心のそこから喜ぶ。まだこんな奴がいたのか。マシンガンとプラズマキャノンを構えているのはさっきとは真逆の理由だ。

 

この機体の間合いに入るのは私が命を掛ける時だ。殺気の濃さがそう私に囁く。ロケットをマシンガンで破壊しながらプラズマキャノンを放ちパージする。当たれば範囲的に影響を与えるそれを相手はレーザーをぶつける。

白い刃が相手を撫でる前にあちらはレーザーをタンクに撃ち爆発させることでお互いの機体を吹き飛ばす。

あれは臆病からではない。私が仕留めに来たと判ったのだ。口角が吊り上がる。爆発で使えなくなったレーザーライフルを捨てるのを見て私もマシンガンを捨てる。

 

お互いに近づく―上か下か…下だ!ブレードを振る。しかしあの機体はより機体の体勢が崩れるまで姿勢を低く

する。右腕を支えにし壁に立つかのように機体の向きを変える。白い刃は右腕を斬るもコアには届かず。青い刃は私の前で花開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

戦いは運で決まらない。しかし、卓越した技術だけでは勝敗は決まらない。私の月光は優に三機体分の長さを持つがあの青い月光は一機体がいいとこだ。

つまりは浅かった。オルレアに使われているアリーヤのコアの尖った部分を斬るだけに留まったのだ。機体性能の差だった。

私は月光を袈裟斬りに振る。まだだと言わんばかりに私の右腕を奴の左腕が掴む。その時だった。

 

 

 

 

世界が爆ぜた。あの機体は吹き飛んで行き、私の機体のAPも危険域となる。あちらこちらでふざけた爆発が起きる。

「現在地域が核弾頭の落下地点になっています、早急に離脱してください!」

オペレーターから連絡が入る。口惜しい。奴は活きていてくれるだろうか。だとしたら次は…後ろに爆音を聞きながら私は撤退した。

 

 

 

 

 

 

体が熱で舐められたACが一機、近くに転がっていた相手のマシンガンを拾う。アイサイトは儚く点滅している。

そのはずだ。しかし、その光はまだ戦いに、生き抜く執着に満ちているようにも見えた。

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