企業連合体、パックスからの結果が届く。
何の結果かと言えば、NO.の結果だ。添付されたファイルを開く。
ファイルには『NO.23サンプル』と記されていた。
「やっぱりダメか?」
戦績は最後を除けばほぼ完璧だったのだが、やはりノーマルのACに落とされ兼ねなかった。というのがまずかったのだろうか?とにもかくにももはや自分が死なない保証は無くなってしまった。自分はいつまで夜明けを見れるのか、アレルヤをみながらふと頭そんなことが浮かんでしまったのだった。
レイレナード本社エグザヴィルの最も位の高い男とベルリオーズは対面する。
「まずは君がNO.1になる戦績を出してくれたことに感謝する」
所詮ランク付けではあるがレイレナードがネクストの技術についてアドバンテージを持っている証明にもなる。
「そのNO.について聞きたい。何故『サンプル』のNO.が低い?」
その上で短所をさらす程自社のブレーン達は甘くないそれ故に彼は尋ねた。
「あくまでも『サンプル』であるからだ。彼はレイレナードに属しているが実質はいつどこに与するかわからない」
それを聞いてNO.29のリンクス、ロードを思い出す。彼はオリジナルではないものの黎明期のリンクスでありローゼンタール社にいるが恐らくまだ完璧とは言えなかったネクスト産業を含めてオーメル社が絡んだとみて間違いないリンクスだ。『サンプル』もアクアビット社の関係で生まれたリンクスなのである。
今コジマ技術に長けた二社だが初期のリンクスとなるとモルモットのようなものだった。その生き残りが腹に何かないとも限らない。そもそもその出自からしてどこについてるかもまだはっきりと決まってないリンクスなのだ。
「まともな評価ではないと後で足をすくわれかねないと危惧した、それだけのことだ」
彼は模擬戦の日々を思い出すもあくまでレイレナード社の専属としてこう返した。
僕は数年後にリンクス戦争が始まることを知っている。まあ、その前に消えるからここが正念場なのだが、かといって一番のターニングポイントを捨ててしまうのは危険なのだ。
その戦争で重要なリンクスとされたのがアスピナの傭兵ジョシュアオブライエン、そしてアナトリアの傭兵だ。
そしてアナトリアの傭兵はフリーだが低いAMS適性によってGA社しか受け入れないことは目に見えている。だからこそ僕が打っておくべき手はGAE社とパイプを作っておくことだ。
そうしてGAE社から依頼が来る。
「ミッションの概要を説明します。GAE社の工場を襲撃し占拠したテロリストを排除してください。またテロリスト達はノーマルを乗っ取り立て込もっています。充分に注意してください。」
ブリーフィングの終了と共にアレルヤはヘリから切り離された。