Science,Magic,......SCP   作:独田博士

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O5-■の手記

 それが科学技術により解析・解明できたなら、我々はどれ程安堵しただろうか。

『電気や火と変わらない、なんてことのない世界の理である』と 

 

 それが魔術による産物であれば、我々はどれ程その責務から逃れることが出来ただろうか。

『魔術であれば()()()()()()として見ることが出来る。

他の連中の管轄だ、こちらが出張る必要も無い。彼らに任せよう...』と

 

 残念ながらソレらは科学・魔術のどちらでもないナニかであった。

此度のプロジェクトである学園都市の叡智を以てしてもヤツらを暴けなかった。

 

...我々は心の何処かで、世界に対し甘えていたのだろう。ほんの少しの淡い期待を寄せていたのだろう。

『結局は大円団、悲しい犠牲はあったが最後に笑うのは我々だった。』

『学園都市であれば、あるいは。』

『世界平和は夢物語などでは、決してない。』

ほんのささやかな、温かみのある希望は驚くほどの早さで打ち砕かれた。

 

 

 そんなものは幻想でしかなかった。ヒトが地球という惑星を

独占出来るなど烏滸がましいという世界からの意思表示、現実を改めて突き付けられたのだ。

 

 そんな中我々は...勿論落胆し...しかし、だからこそ使命に燃えるのだ。

 

 過去、我々は『理解出来ないモノ』に唯恐怖し、目から背けてきた。神鳴り()とは上位者の怒りであり、炎とは悪魔の産物であった。それを鎮めるために許しを請い、救済の祈りを捧げた。

 

 ≪時は流れそれらは次第に衰え、我々の数は多くに増えた。恐れるものは数を減らし、世界はより理に適ったものへとなり始めた。しかしそれでも、不可解なるものは決して消え去りはしなかった。まるで世界が不条理と不可能を必要としているかのように。≫

 

 学園都市の科学でさえ匙を投げた『オブジェクト』は

星の一生をかけても理解出来ないのかもしれない。

それでも我々は諦めない。人類の守護者として知らねばならないのだ。

 

 とんだ基地外だと笑うがいい、理解できないと否定すればいい。我々も十分自覚している。

どこまでも世界とは悲劇であり、その舞台に上がるのは我々だけで充分だ。賛同してくれる役者はこの数年で十分に揃ってきた。いつの日か、我々全員で悲劇を終わらせるのだ。

 

 

 

 

 ≪人類を、恐怖から逃げ隠れしていた時代に逆戻りしてはならない。人類が健全で正常な世界で生きていけるように、他の人類が光の中で暮らす間、我々は暗闇の中に立ち、それと戦い、封じ込め、人々の目から遠ざけなければならない。≫

 

 

 

≪確保・収容・保護≫

 

 

 

忘れるものか。それこそが我々に課せられた使命なのだから。

 

 

 

 

 

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