至らぬ部分もありますが、暖かい目で読んで頂ければ嬉しいです。
感想などで、「ここをもっと、こうした方がいい」などのアドバイスを書いて頂ければ幸いです。
プロローグ1(二人の少年と運命の日)
全ては、選ばれし者である二人の少年が生まれた時から始まっていた。
少年、春日アラタは、6月18日の皆既日食の日に生まれた。
もう一人の少年の名は秋日ツキヒコ。
二人の少年は同じ日、同じ時間に生まれたのだ。
彼らの両親は「これも何かの縁」という形で家族ぐるみで付き合うようになった。
アラタはその事実を父である春日コウスケから聞いた時に、必然的な出会いだと幼いながらに感じていた。
これはきっと、神様が与えてくれたプレゼントなのだと。
しかし、その幸せは長くは続かなかった。アラタの五歳の誕生日にコウスケが交通事故で亡くなったのだ。
事故の内容はスピード違反で暴走した車による轢き逃げだった。
そのことを知ったアラタは悲しみに暮れたが、そんなアラタの心を救ったのがツキヒコと秋日家だった。
アラタの壊れ欠けていた心はツキヒコと秋日家の優しさによって救われたのだ。
アラタは自分が父を失い、悲しんでいたときに側にいてくれたツキヒコを最高の親友だと思った。同時に、憧れを抱いていた。
頭は良く、運動も得意。性格は穏やかで優しい。
そんなツキヒコという親友がいることに誇りに思っていた。
彼だけでなく、ツキヒコの家族も良い人達だった。母である秋日カズミは穏やかな人物で、教養と美貌を持つ女性だった。ツキヒコの穏やかな性格は母親に似たのだろう。
三歳年上の姉であるキョウカは快活な人物で、アラタを実の弟の様に可愛がり、アラタが六歳の頃に、母であるアイリが引き取った従姉妹の少女、春日聖との接し方で悩んでいた時は相談にのってくれた。
父である秋日ソウイチは聡明な人物で、アラタの良き理解者だった。
大学教授のため、研究が忙しく会う機会は少なかったが、会う度に自分がしている研究についてや、同僚である考古学者や神話学者から聞いたことを話してくれたりした。五歳の頃に父親を亡くしたアラタにとって、ソウイチは実の父親のようだった。
アラタの母、春日アイリは「秋日さんには感謝の言葉だけでは足りない」とよく口にする。
それもそうだろう。
夫を失い、女手ひとつで一人息子と、引き取った養子の娘を育てなければならなかった彼女にとって、秋日家の存在は有り難かった。
その気持ちはアイリだけでなく、聖も同じだった。両親を亡くし、アイリに引き取られて間もない頃。
家族の死を受け入れられず、悲しみに暮れていたときに秋日家は彼女の苦しみを受け止め、実の娘の様に可愛がり、惜しみ無い愛を注いでくれた。
聖はツキヒコを兄のように慕い、ツキヒコも聖を実の妹の様に可愛がった。
そんな幸せな家族ぐるみの付き合いが続いた4年後。二人の10歳の誕生日である6月18日...運命が訪れた。
今回はこんな感じです。
上手く書けているのか不安ですが、ダメな部分や修正した方が良い部分は自分でも探しつつ、感想で確認していこうと思います。
次回は、改造されてからのアラタの戦いの様子を更新するつもりです。