元英雄が紡ぐ物語   作:因幡の黒兎。

6 / 28
ふーむ、不思議だ。こっちの方が登場キャラが圧倒的に多いのにクルシミマス…じゃ無くてクリスマスのSSよりも長い。

なぜだ? …いや、愚問だったな…。


エロい要素がねぇ! 明日は雨どころか雪、雪を越えて氷柱が降るぞーッ! 鋼鉄で出来たヘルメットの準備ーッ!!!


…ふざけてごめんなしゃい。

と、言うわけで新年明けましておめでとう御座います。

もうこの二次創作も三ヶ月弱…早いものですね。
今年も『豊穣の英雄が紡ぐ物語』をよろしくお願い致します。

…と、真面目なのはここまで! それでは本編を楽しんでくれると嬉しいぜ! あけおめ&ことよろ♪



SS 新年を迎えよう

アオイ「今日でもう新年になるんだよな」

 

 

今日は12月31日。今日が終われば、新年としての1日が始まる。

 

 

アオイ「…少し寂しいけど、なんだか楽しみなんだよなぁ~」

 

 

やはり天性の冒険者だからだろうか。新しい物に心が踊ってしまう。

 

 

アオイ「あ、そろそろ茹で上がったかな?」

 

 

鍋を覗き込み、麺を一本。菜箸でとって口に入れる。

 

 

アオイ「…よしっ、これくらいで良いな♪」

 

 

年越し蕎麦の麺完成! 後はお汁に入れて、盛り付けすれば完成だね♪

 

 

シル「良い匂いですねぇ~!」

 

アオイ「おぉ、シル。良いとこに来たな」

 

シル「どうしたんですか?」

 

アオイ「手伝って? 流石にこの人数分を一人で作るのはキツいんだわ…」

 

シル「あ、あはは…気付けなくてごめんなさい…」

 

アオイ「別に良いさ。最近はミアにこき使われてるから、だいぶ耐性ついて来てるし…」

 

 

考えてみろよ。豊饒メンバーにヘスティアとベルくん、フレイヤとオッタル。…11人分を麺から一人で作ってるんだぜ? 腕が疲れたぁー!

 

 

アオイ「天ぷら、かき揚げに蒲鉾…卵を落として……完成だッ!」

 

 

遂に終わったぜ! もう来年は作りません! まさか蒲鉾を魚の擂り身を作るところからやるとは、つい最近まで思って見もしなかったもん!

 

 

アオイ「完成したんでテメェ等運べー」

 

ミア「お前さんならすぐに持ってこれるだろう?」

 

フレイヤ「寒いから動きたく無いわ」

 

オッタル「暖房の温度を上げましょうか、フレイヤ様?」

 

 

おぉーい! どれだけ俺のみに働かせるんですぅ!?

 

 

リュー「アオイ、手伝います。何個かお盆に」

 

アーニャ「手伝うにゃ!」

 

アオイ「おう、頼む。…ただしアーニャ、テメーはダメだ」

 

アーニャ「何でにゃ!?」

 

アオイ「落とすだろうが。もう作りたくねぇ」

 

アーニャ「落とさないにゃ! アオイはみゃーを何だと思ってるにゃ!?」

 

アオイ「おっちょこちょい。今日も三枚皿落として、ミアに殴られてただろ」

 

アーニャ「ぅにゃ…ッ!」

 

 

材料はギリギリ一人分残ってるが、時間無いし。そもそも作りたく無いし。おじさんは炬燵に入りたいんです。…炬燵ねぇけど。

 

 

ベル「うわぁ~、美味しそうですね~!」

 

アオイ「だろぉ? 何せ頑張りましたからね!」

 

 

お陰で明日は筋肉痛だぁー! …マジつらたん…。

 

 

ヘスティア「ごめんよ、アオイくん。僕は料理なんて出来ない物だから…」

 

アオイ「ヘスティアはリュー並に料理が出来ないからな…」

 

リュー「ぐっ!」

 

 

あ、何処かから『グサッ!』って何かが刺さるような音がした。一体何処からだろうねぇー、おにいさん気になるなー(棒)

 

 

アオイ「…さて、食べよっか」

 

 

椅子に腰を下ろし、手を合わせる。

 

 

アオイ「いただきます」

 

皆『いただきます!』

 

 

箸を取って、麺を啜る。

 

うん、旨い。頑張って作ったもん、美味しく無かったら泣いてます。

 

 

シル「すごく美味しいです!」

 

オッタル「中々に美味なものだ」

 

 

よっし、皆喜んでくれてる! もしも不味そうな顔されたら自殺します。

 

 

フレイヤ「でも、何で年越しにお蕎麦を食べるのかしら?」

 

アオイ「無難な疑問だな」

 

リュー「ですが、確かに気になります」

 

 

そうと決まれば…毎度恒例(まさか二度目がある思わなかった)アオイお兄さんの説明コーナーだ!

 

 

アオイ「えっとだな、そもそも年越し蕎麦って大晦日に縁起をかついで蕎麦を食べる習慣の事を指してるんだよ。蕎麦って長く伸ばして細く切って食べる物だろ? “長く細く”って所から『健康長寿』とか『家運長命』とかの縁起をかついで食べられるのが年越し蕎麦の始まりだったと思う」

 

ルノア「随分詳しいのね」

 

アオイ「一時、極東に居たからな~。合計で五年くらい?」

 

クロエ「極東生活、お疲れ様ニャ」

 

アオイ「…あの時の約一年は地獄見たいな生活だったけど、アディと生活してた四年弱は楽しかったよ。ははは…」

 

 

ここから先は、アオイのトラウマを呼び起こす事になってしまうので止めておこう。

 

そう言えば早苗、元気かなぁ。もう二十年ちょっと経ってるんだよな。

 

 

ミア「そう言えば、トッピングにも一つ一つ意味があるんだろう?」

 

ベル「え、そうなんですか?」

 

アオイ「ん? あぁ、全部に意味あるぜ?」

 

ベル「へぇ~。お蕎麦って不思議ですね」

 

アオイ「…そうか?」

 

 

不思議なのは蕎麦じゃ無くて、蕎麦の具材じゃ…。

 

 

アーニャ「ついでに、どんな意味があるのにゃ?」

 

アオイ「えっと…まず天ぷらは当たり前だけどかき揚げには海老を使ってて、腰が曲がってる事から『長寿のシンボル』として縁起が良いと言われてる…はず。紅白蒲鉾は紅が『魔除け』白が『浄化』って意味。卵は黄色、金色に通じるって事から縁起物として親しまれてる。ネギは、一年の労苦を『労う』って意味が込められてる。…今日俺、説明ばっかりしてる気がする…」

 

リュー「お疲れ様です」

 

 

そうだね。お疲れです。

 

 

アオイ「もう新年のカウントダウンとか心底どうでも良いから寝たい…」

 

シル「え、寝ちゃうんですか…?」

 

アオイ「…え、駄目なん?」

 

シル「駄目です♪」

 

アオイ「…左様で御座いますか」

 

 

でもなぁ…どうせカウントダウンが終わったら寝るんだろ? それだったら今寝た方が多く寝られるよ? と言うか、いっぱい寝ないと成長しないぞ?

 

 

アオイ「俺まだ成長期。寝ないと育たなーい。おーけー?」

 

シル「アオイさんは40代じゃ無いですか。問題ないですよね?」

 

アオイ「…でも俺は永遠の17さi「問題ないですね?」…え、あの「問題ないですね?」そn「ないですよね?」…はい」

 

 

なんか威圧感がパナい。思わずチビっちまう所だったぜ。いや、俺じゃ無かったらチビってたな!(勝手な意見)

 

 

アオイ「あと30分か。何もしねぇのも暇だよなぁ~」

 

ヘスティア「何かして遊ぼうよ!」

 

アオイ「お、良いね。オッタル見たいに外でて素振りでもするか?」

 

ヘスティア「遊びって言ったよね!?」

 

フレイヤ「オッタルったら、居ないと思ったら外に出ていたのね…」

 

 

それくらい把握しとけよ。オッタルの主神だろ?

 

 

アオイ「なら…今から一瞬だけ紙を出すから、紙に書かれている質問に答えてな?」

 

ベル「紙に書かれた質問に答える…?」

 

アオイ「単純で簡単だろ?」

 

ベル「ですね!」

 

 

…やっぱり、もうタメ語で話してくれないのね。お兄さん悲しいよ!

 

そんな事を思いながら、紙に問題を書く。

 

 

アオイ「じゃ、行くぜ?」

 

 

そうして、アオイは一秒だけ問題を見せ、一瞬で破いてしまった。

 

 

クロエ「早すぎニャ!」

 

アオイ「いや、お前は余裕で見れただろ…」

 

 

“暗殺者は目が命”って言ってたのはお前だろ?

 

 

クロエ「あ、破るのがって事ニャ」

 

 

紛らわしいよッ! どう考えても問題見えなかったって言ってるように聞こえるからな!?

 

 

ベル「神さま。今の、わかりました?」

 

ヘスティア「もちろん! ベル君はどうだい?」

 

ベル「僕もわかりました。…けど、何か引っ掛かるんですよね…」

 

 

ついでに、問題はこうだ。

 

 

『.右の丸の数を答えなさい。.』

 

 

アオイ「じゃ、答えをどうぞ」

 

シル「二個です!」

 

アーニャ「みゃーも!」

 

ルノア「そうよね」

 

クロエ「これくらい余裕ニャ!」

 

 

ベルくんもティアも同じ答え。…でも

 

 

アオイ「リュー、フレイヤ。答えは?」

 

フレイヤ「簡単よ」

 

リュー「そうですね。答えは…」

 

二人『一個ですよね(よね)?』

 

アオイ「…」

 

 

その答えに、アオイ以外の全員が驚いた。

 

 

シル「何でそうなったの…?」

 

リュー「シル。これは引っ掛けです」

 

アーニャ「にゃぁ?」

 

アオイ「あはは、二人にはバレたか~」

 

ベル「どう言う事ですか…?」

 

 

答えは簡単。

 

 

アオイ「お前達が言ったのは、()()()()()()()()だろ?」

 

ベル「あっ、そう言う事ですか!」

 

アーニャ「白髪頭はわかったのにゃ?」

 

ベル「はい!」

 

アオイ「この問題は、()()()()()()の事を指してるんだよ」

 

 

要するに…

 

『.右の丸の数を答えなさい。.』

 

皆からこう見えるが、俺から見れば…

 

『.。いさなえ答を数の丸の右.』

 

…と、なるのだ。

 

 

アオイ「一瞬しか出さなかったから、判断力が鈍る。そう言う引っ掻け問題なんだよね♪」

 

ルノア「…ムカつく」

 

アオイ「ちょっ、拳握んないでよ! こう言う問題なんだから良いだろ!?」

 

 

怖いんですけど!? しっかり見れば簡単と言うか、頭の中で問題をリピートすれば即答えられる問題を選んだつもりなんだけど!

 

 

アオイ「ほ、ほら! あと一分経たずで年明けだからさ!? 暴力的な行為は控えて…ね?」

 

 

何だかんだでもうすぐ新年になる。なんとなくで窓から外を覗くと、散りばめられた星空の中心に大きな満月が煌々と輝いていた。

 

 

アオイ「満月って、なんだか縁起が良いな」

 

ベル「満月にも意味があるんですか?」

 

アオイ「いんや。特には無いけど、そう思っただけ」

 

 

意味も無く、なんとなくで窓越しに月へ手を伸ばす。

 

 

アオイ「…満月かぁ~」

 

 

今から迎える新しい年は、良い年になる気がする。…まぁ別に、ならなくても良いんだけどな。

 

 

アオイ「新しい年は、自分の手で良い年にしてやる。ぜってーにそっちの方が面白いもんな♪」

 

 

カウントダウン。残り5秒。

 

 

4、3、2…1!

 

 

皆『Happy New Year~!』

 

 

いつの間にか準備してあったシャンパンを皆で、音を立てて勢い良く開けた。

 

 

アオイ「さて! 新年初の宴会モドキを楽しみましょうかねぇ!」

 

皆『おぉー!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▽ ▽ ▽ ▽ ▽

 

 

 

 

 

 

 

 

アオイ「皆寝ると、静かなもんだな~」

 

 

全員をそれぞれのベット(ベル君とティアは予備の部屋)に運び、酒の臭いが漂う酒場に戻ってきた。

 

 

アオイ「ベル君、酔うとその場で倒れ込んで寝るのは心臓に悪いよな…」

 

 

椅子に全体重をかけて座り込む。

 

あ゛ー、首痛てぇ。

 

 

フレイヤ「お疲れの様ね」

 

 

ここに居るのはフレイヤとオッタル、そしてミアだけだ。

 

 

アオイ「うな゛ぁー、つーかーれーたー!」

 

オッタル「…ここにお前の()の方に馴れている者しか居らぬ。寧ろ作られた方が違和感を感じるのだ。作らないで構わない」

 

ミア「お前さんも疲れるんだろう?」

 

「…っそ。」

 

 

何時もより目付きが細く、明るい声色も少し落ち着いた物に変わっていた。

 

 

()()()()()も今では俺の素に近い物だが…そうとは言え、気を使わせてすまんな」

 

フレイヤ「良いのよ。あのアオイも良いけれど、昔通りのアオイも私は好きだもの」

 

「…ふっ、そうか」

 

 

何時もなら満面の笑みを見せるであろうアオイは全く違う、はにかむ様に小さく微笑を浮かべた。

 

 

ミア「ほんと、お前さんのスキルは万能だねぇ」

 

「本当だ。恩恵(ファルナ)には何時も感謝しているさ」

 

 

月明かりに照らされ、頬杖をつく一人の()()は落ち着いた声を出した。

 

 

オッタル「お前は変わらぬな」

 

「当たり前さ。俺も今では()()()()()だからな」

 

ミア「さて、お前さんとフレイヤ様にとっての二次会。私とオッタルにとっては今年初のパーティーと洒落混もうじゃ無いか」

 

フレイヤ「パーティーにしては、人も規模も小さいのだけどもね」

 

 

四人はグラスを片手に持ち…

 

 

「今年も皆に幸があらん事を願って、乾杯」

 

三人『乾杯』

 

 

そのグラスを鳴らし合った。

 

 

「…ベルは、この姿を見てどの様に思うだろうな」

 

 

きっと、跳び跳ねるくらいには驚くだろう。

 

そう思い青年は小さく笑みを浮かべて、ほんの少しの悪戯心を踊らせるのだった。

 

 




…あれ? なんだか凄いネタバレ要素が含まれたような気がしなくも無いなぁ。

まぁ、いっか。皆様は年越し、誰と過ごしてますか? 自分は実家で家族とです。
妹、お蕎麦が嫌いなせいで年が越す寸前まで必死に食べてました。…可哀想なんで代わりに食べたんですが『別に全部食べれたし…』とかツンデレされました。

お兄ちゃん悲しいよ…。・(つд`。)・。


ではまた次に会いましょう! ばいびー!
ヾ(о-ω・)ノ⌒★

 ▲ページの一番上に飛ぶ
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。