「しかし寒いなぁ・・・」
「うちにおまかせ! ほいさー!」
「おっ サンキュ!」
「ありがとう おかげで寒くなくなったよ」
「フラワ。 いつそんな芸当覚えたんだ・・・? いきなり太陽(ミニサイズ)をだすなんて・・・」
「うちは太陽の使い! これぐらいはできて当然やんね!」
「せやっ! お化け屋敷行ってみん?」
「おばっ えぇ・・・」
「「行く行く!」」
という会話があって10分。
「アシュラ大丈夫か?」
「いや、別に怖いわけじゃ・・・」
「まだ大丈夫しか言ってねぇよ!」
アシュラは相当な怖がりのようだ。
「いまお前失礼な事考えたろ。こっちの世界のお化け屋敷は向こう(人間界)より怖いんだよ!」
「お前はエスパーかっ」
「さすがネズミ―ランドにそっくりな遊園地ね。ネズミ―ランドも顔負けの広さ&騒がしさだわ」
「そっくりなのか顔負けなのかわかんないやんね」
そんな広く騒がしい遊園地のなか。一つ異色を放つ洋館があった。
「こりゃ・・・屋敷というより洋館だな」
「アシュラ来た事ないの?」
「別のなら来た事あるが・・・」
「そうか・・・」
洋館はまがまがしいオーラを放っている。
「外見からして怖そうだな」
「や、やっぱやめようぜ・・・」
「そうはさせないやんね」
「「「え?」」」
「3名さまとうちゃ~く」
次の瞬間。扉がバンッと開いたかと思うとフラワを除いた俺たち3人は中に吸い込まれていった。
「いってぇ~」
なんだこの感じ・・・
「まさかフラワがあんなことするなんて・・・」
デジャブってやつか・・・
「・・・すまないな」
デジャブ? いつこんなこと・・・ あれは鏡!?
「いや~ アシュラのせいじゃないって」
鏡・・・学校・・・瑞樹・・・落とされる・・・
「あぁぁぁぁぁぁぁ!」
「な!」
「うっさいわね! このイカ野郎!」
「うっせぇ! フラワの正体について気が付いたんだ!」
「!」
「ホント!?」
「ああ」
「誰なのか?」
俺の予想が正しければ・・・
「正体は・・・あの暇つぶしに戦争を起こし、人の夢に介入したり、他人になれるあいつだ」
「! そいつががフラワになってたの?」
「・・・ そうか! フラワは太陽の使いと言っていたな。しかし・・・」
「それがどうしたのか?」
「おまえらは”陰”と”陽”というのを知っているか?」
「「いや知らない」」
「・・・だろうな。”陰”は簡単に言うと影や夜などを現す。”陽”は光、昼などだ」
「「ふーん」」
「そして、陽は太陽も表す。しかしフラワは女であり、そもそも陰の血が流れているはず」
「じゃあ陽の血が流れているのは・・・男?」
「男が女に変装できるもんなの?」
「かなり中性的な顔だろう」
「中性的・・・なんか心当たりが一人・・・」
「奇遇ね光・・・私も心当たりが・・・」
「二人とも言ってみろ」
「シエル それが名前よ」
「外見は栗色で長髪、中性的な顔立ち、それから・・・」
「三つの頭を持つ兎のぬいぐるみ」
「なあ・・・ それってあれか?」
「そうあれ! って・・・まさか」
「ピンポーン!」
フラワは犠牲になったのだ・・・ 嘘です冗談です