「いやいやいやえっ」
鈍い音の正体はあの扉の前に陣取っていたフランス人形であった。
『わ・・・わた、マリー』
「「ぎゃああああああああああああ」」
前を行く二人が走り出す。ってまて俺おいていくな。
後ろを見るとあのフランス人形がこっちに来ている。俺も逃げなきゃ。
『あなたたちもお人形にしてあげる♪』
「こええええええええ」
現在俺たちは迷路のような通路を(フランス人形に追われながら)彷徨っている。
ちょっとしてフランス人形は歩みが遅いと気づき(俺が)二人をなだめていたところである。
「あれやっぱりシエルの手下か・・・?」
「だろうな」
「もう人形買えない」
その時。目の前にあの人形が姿を現した。
「なんでぇぇぇぇ!?」
「まさか・・・抜け道?」
「うわどうしよ」
とにかく俺たちは回れ右をして駆け出した。
「えぇいこれでも喰らえ!」
アシュラが出した拳ほどの大きさの火の玉は人形に向かって行った。
後ろからすごい爆発音がしたが気にしない。D(だが)M(もう)Y(よし)!
「あんなにちっこいのにすごいな」
「俺の作り出せる炎で一番でかいのを濃縮したやつだ」
「俺たちも使えるかな?」
「場合によればあれよりもっと威力が高いものも使える」
「あれよりか~。私的には炎より水のほうが好きなんだけどな~」
「そういうと思った」
人形のもとに戻ってみると、人形だったと思われる灰とどこかの扉の鍵らしきものを発見した。
「この抜け道なんじゃない?」
「で、この鍵で開けると」
「なるほど」
そして瑞樹がカギを差し込もうとすると唐突にアシュラが口を開いた。
「おかしい・・・」
「え、なにが?」
「いや。あんなに大きな爆発音がしたのに周りの壁などに焦げた跡などがない」
「!!」
「あ・・・たしかに」
「そしてフラワのふりをしていたシエルは何をした?」
「「小さな・・・太陽を・・・作った?」」
「そう。小さいながらも太陽を生み出せるというのは炎のエキスパートでも難しい」
「つまりシエルはそれを超越していると?」
「ううう・・・なんか恐ろしくなってきた」
「炎を操るのが得意なんだろうな。つまりここの炎は操作され、人形以外に害を残さないようにしたってわけだ」
「それがシエルの仕業だと」
「とすれば・・・近くにシエルが?」
「それやばくない?」
「一番確率があるのは・・・この扉の向こう。そしてそこにはフラワもいる」
「・・・シエルがいるから開けたくないけど」
「俺たちはフラワを助けなければいけないんだ」
「覚悟はできたか」
「「もちろん」」
そして瑞樹が鍵を開け、俺たちは扉の向こうに踏み出した。
・・・
・・・
・・・暇
・・・
誰か・・・
・・・
・・・
一緒に遊ぼ?
はいよろこんで!