絶望を焚べたその先へ   作:カキロゼ

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二話・騎士の意志と少女の決意

 人が生まれる前。世界には闇だけがあり不死身の竜が支配していた。

 しかし、そこに『最初の火』が灯される。

 それにより、世界に境界ができた。光と闇。暖かさと冷たさ。生と死。

 その最初の火を手に入れ、王のソウルを得た最初の王グウィンは、不死身の竜を殺し人や巨人の国を作った。

 国は問題もあったが少しずつ繁栄していった。しかし、約900年たった時、世界に異変が起きる。

 

 始まりの火が少しずつ消え始め、それと同時に死なない人間、不死者が現れた。

 不死者は、殺しても死なないが死ぬたびに精神が崩壊していき、いつしか理性なき亡者となってしまう。

 それを知ったグウィンは、自分と自らの王のソウルを始まりの火に焚べ、犠牲になることで世界を救った。

 しかし、それでも始まりの火は消え始める。グウィンの犠牲はただの延命でしかなかった。

 だがグウィンはそれに備え、再び始まりの火が消え始めたときの処置を残していた。

 

 「不死者となったものは、王のソウルを手に入れて自らとともに始まりの火にくべよ」と。つまり『火継ぎの再現』だ。

 王のソウルを手にする者の多くは強大な力を持っており、その王からソウルを奪うのは並大抵のことでは無い。

 しかし、不死者は死なない。何度も何度も挑んでくる不死者たちに、火の力を持つ王は倒され、『火継ぎの再現』が行われていった。

 そうして、世界は多くの不死者と様々な王達を犠牲に、始まりの火が消えるまで生き永らえる世界を作ったのだった。

 

 しかし、この『火継ぎ』には、いつか誰も火継ぎをしなくなった時のために、ある救済措置が施されていた。

 それは、「王のソウルを手に入れる可能性があった者を蘇らせ、不死者として火継ぎさせる」というものだった。

 

 

 その『火継ぎのための不死者』を、人はいつしか『火の無い灰』と呼んだ。

 

 

 

 —*——*——*——*——*—

 

 

 

 「と、つまりそういうわけだ。俺たちの今のやばさが伝わったか?」

 「そういうわけだ、って急に言われましても……正直、現実感はあまりないですね。死なない不死だとか火継ぎの使命とかがあっても、私には何も伝えられていませんから」

 「その反応で本当にわかってんのか……? これから火継ぎをするまで、死に続けるかもしれないんだぞ?」

 「しかも、死に過ぎたらいつしか精神が死んでそこらの亡者になってしまう……でしょう? ちゃんと理解してますよ」

 あの後、俺は篝火で休憩しながら(かたわ)らの少女へと、今の現状を説明し続けていた。

 

 俺は当初、『火の無い灰』と言ったらすぐにわかるだろうと踏んでいたが、当の本人には全く伝わらなかったかったらしく「頭がおかしくなったのですか?」と言われそうな顔をされた。というか本当に言いやがった。

 本人が言うには、この自称魔女の少女はずっととある山の神殿に引きこもり、師匠からずっと魔術を教わっていた、ということらしい。魔術のみならず、呪術や奇跡といった、存在そのものが疑わしいものまで。

 もちろんずっと修行づけの日々のため山から下りたことはほとんど無く、俺が話した『グウィンと火継ぎの物』」も一切知らなかったようだ。

 しかし、俺の下手な説明で理解はしたらしい。しかも、それだけで今の状況すら理解していたのだから、この少女はおそらく相当頭の回転が速いのだろう。

 

 「それでも、この言い伝えを知らないやつがいるなんて思わなかったな。俺の故郷じゃ、小さい子供でも知ってるだろうし」

 「そう言われても、知らなかったものはしょうがないでしょう? それに、あなたから教えてもらったから問題はありません」

 「いや、どんだけ世間知らずだったんだってことだ。おまけにその歳だからな」

 「14歳ですよ? 別に知らないことの一つや二つあっていいじゃないですか」

 「そういうことじゃなくて……もういい」

 両手を挙げて降参する。それを見た少女は満足そうな笑顔を浮かべ、また俺へと質問した。

 「黒く燃えるもの、でしたっけ? それで子供のころの記憶は思い出したんですよね。その言い伝えのほかにも、何か情報はありませんか?」

 「よし、ちょっと待て。今思い出す」

 火継ぎの話をおも思い出した要領で、残りの言い伝えを記憶から探していく。

 子供のころは言い伝えなど熱心に聞いていたわけじゃないため、かなりうろ覚えだ。しかし、今はそれに頼るしかない。……もっと司祭とかの話を聞いておくべきだったか?

 

 「あー、確か言い伝えの続きが『選ばれた火の無い灰は、灰の審判者の試練を受ける。それを乗り越えられなかったものは、いつしか亡者となり果てるだろう』……とか、そんな感じだったはずだ」

 「なんだか曖昧ですね。……あなたの記憶が間違っていなければ、の話ですが」

 「あぁ? しょうがねえだろこっちだって必死に思い出してんだ。少しでもわかっただけありがたいと思え」

 「あなた、もしかしてもう亡者化してませんか? だとしたらその記憶力にも納得ですね」

 「……だったら今ここでお前を襲ってもいいんだよな?」

 「あなたにそれができるなら、ですがね」

 

 殴りてぇ。このちびっこを今すぐ殴りてぇ。

 どうやらこの少女、かわいらしい見た目と身長に反して、結構ずけずけとした口調らしい。さっきの戦闘直後からリラックスしたせいだろうか。落ち着いたのはありがたいが、正直やめてもらいたかった。

 座り込んだままこぶしをグっと握りしめ、その衝動に耐える。

 しかし、これは少女の実力を知る良い機会でもある。下へと続く道を確認した後、俺は少女へとある提案をした。

 「…………わかった。なら、そこまで言う実力を見せてもらう。いいか、こっから下の広場までの亡者をお前だけが相手しろ。『騎士』として、お前が死にそうになったら割って入るが、それ以外はお前がやれ」

 下へと続く道の先には、大きな広場があった。ちらちらと亡者も見えるが、さっきのやつと同じようにふらふらしているだけだ。そこまで危険はないだろう。

 これで少女が役に立つか、どれぐらい戦闘ができるかはわかる。最悪の場合は安全地帯に置いていくか。

 そう考えた結果の案だったが、少女はなぜか驚愕の表情を浮かべている。あの態度から、てっきり余裕だとか言い出すと思ったが。

 しかしそんな予想とは違い、少女の口からは思いもしない言葉が飛び出てきた。

 「え、あなた騎士……なんです、か? 本当に?」

 「…………」

 

 

 

 「いや俺の姿は騎士だろ! どう見ても!」

 「いえ、どう見ても騎士ではないですね」

 少女はジト目でこちらを見て、冷徹にそう指摘する。

 ばかな。黒鉄の兜と鎧、ロングソードと鉄の盾、そして誰かを守ろうとする心意気。立派に3拍子揃ってるではないか。

 「最後はともかく、最初の二つもボロボロの外套とベルトでそうは見えません」

 「それは別にいいだろ! 最初から着ているし、使いやすくて気に入ってるんだから!」

 どうして「騎士」にこだわるか自分でもわからないが、我ながら諦めが悪い。が、どうやらこの少女も同じようで認めようとはしなかった。相変わらずのジト目で反論してくる。

 「見た目こそ大事でしょう。仮にそうじゃなくとも、私があなたを騎士と思わなかった原因は、その口調です。騎士と思われたかったら、まずそこを直してください」

 「はっ、無理だな。記憶は無いがこのしゃべり方は多分直せない。が、俺は正真正銘の騎士だ! そこは認めてもらおう」 

 俺の渾身の宣言を、少女は鼻で笑う。

 

 

 

 「……なるほど。わかりましたよ、認めてあげましょう。ねえ、『偽騎士(にせきし)』さん?」

 

 

 

 「――――なんだと?」

 「いや、良いじゃないですか偽騎士(・・・)さん。あなたにぴったりですよ。いえ、偽騎士(・・・)さんには、ですか」

 この野郎、ちっこいくせに生意気すぎる。やばい、また怒りでこぶしが震えてきやがった。

 そっちがそう言うなら……。

 「ほう、なるほど。じゃあお前はどうなんだ? そんなでかい口叩くくらいなら、さぞ大物なんだろうなぁ?」

 俺の震え声の問いかけに、少女は待ってましたと胸に手を当てながら答える。いや、『答えようとした』。

 

 「もちろん! 私は今や数少ない、奇跡・呪術・魔術すべてに才がある、『(ぜん)なる魔女』——」

 

 

 

 「まあ俺からしたら、そんな身長だしただの『ちびっこ』だがな」

 

 

 

 「――――え」

 俺の返した言葉に、『ちびっこ』は思わず固まる。

 実際、この少女は小さい。14歳とは言っていたが、身長は11歳ぐらいしかない。ちょうど、顔が俺の胸のあたりだ。

 はっ、いい気味だ。多分、普段から気にしていたのだろう。そうでないとここまで反応しないはずだ。

 しばし、弱点を知った優越感に浸る。しかし、それは少女からの小さい声で一気に掻き消えた。

 

 「……調子に乗らないでください、偽騎士(・・・)さん」

 「……そっちも生意気いってんじゃねえぞ、ちびっこ(・・・・)

 

 ……とまあ、こうして最悪の挨拶は終わった。俺の中で一番不名誉な呼び名とともに。

 わかったことと言えば、こいつとは相性が悪いということだけだった。

 

 

 

 —*——*——*——*——*—

 

 

 

 「で、ここから下に見える広場にたどり着くまで、私がすべての亡者を倒す……でしたか? 『偽騎士』さん?」

 「……っ、ああ。それだけでも『ちびっこ』の実力はわかる。不意打ちとかは使うな。正面からの実力が知りたい。というか、さっきは腰を抜かしていたが大丈夫かよ」

 「あ、あれは急に戦闘が始まったからびっくりしただけです! 魔術を使った戦闘自体は師匠とやっていたので大丈夫ですよ」

 杖を軽く振って感触を確かめつつ、そんなふうに少女が確認してくる。

 その様子から、杖はかなり使い込んでいるようだ。歴戦の剣士は剣を違和感なく、一瞬たりとも止めることなく振るう。それと同じく、杖を振る右腕はあたかも杖が浮いているように動いていた。

 しかし、自信ありげの様子とは裏腹に、左腕には何も持っていない。杖を両手で持つ、というわけでもないらしい。

 せめて盾は持つべきだと考え忠告してみたが、

 「大丈夫です。何も考えていないわけじゃないですから」

 と断られる。

 まあ、無策でないならいい。というかこのちびっこは、絶対に無策で相手に挑まない性格に違いねえ。

 

 そう考えていると、少女の準備が終わったらしく、俺へと振り向いた。

 「準備できました。広場までどれぐらいですか?」

 「ざっと5分ってところだ。亡者は二、三体はいるだろうな」

 「それぐらいなら、特に問題ありません。行きましょう」

 まるでおびえることなく、ちびっこは先に進み始めた。

 少しは怖がってもいいと思うのだが……。本当に背丈以外は子供らしくないやつだ。

 

 

 

 —*——*——*——*——*—

 

 

 

 結果から言うと、期待外れだった。

 

 「ア”ア”ア”ア”!!」

 「『ソウルの矢』!」

 

 杖の先から飛んでいく青い光は、こちらへよたよたと走ってくる亡者へと命中する。

 しかし、たった一発だけでは致命傷にはならず、亡者は再び走り始めた。少女は杖を構えなおす。

 

 「でも、これならっ」

 

 同じ魔術だけではだめだと感じたのか、少女は使う魔術を変えた。

 どうやら『ソウルの矢』より強い魔術らしく、先ほどより魔術のため(・・)が長い。

 その間にも、亡者は近づいてくる。

 

 そして、亡者が少女へと武器を振り下ろそうとした直前。

 

 「ソ、『ソウルの太矢』っ!」

 

 より大きい『ソウルの矢』が、目の前の亡者へと突き刺さる。

 その一撃で後ろへよろめいた亡者は、そのまま後ろへと倒れこんだ。

 少女は息を荒くし、その場で立ち尽くしている。その後ろ姿へ、俺は声を吐き出した。

 

 

 

 「……だめだな。まるでなっちゃいねえ」

 「っ!」

 少女は動きが止まり、ゆっくりとこちらへと振り向く。

 その顔は、なぜか大きな『怯え』に染まっていた。

 構わず、俺は話を続ける。

 「まず、なぜ『太矢』ではなく『矢』を使った? 魔術を放つまでの時間が長いのは『太矢』だったはずだ。近づかれて使うよりも距離が遠いときに使った方が良いに決まってるだろ」

 「……『矢』だけで倒せると、そう思い――」「その油断がだめ、ということだ」

 少女の言葉にかぶせるように、俺は堂々と言い放つ。ここで手加減することほど愚かなことはない。

 「せめて『矢』だけで倒そうとした方がまだ良い。攻撃は威力や速度よりもまず、『当てる』ことが第一条件だ。威力が足りなかったからと言ってもっと隙を作るのは、攻撃してくださいと言ってるようなもんだな」

 「…………」

 「あと、ちびっこ。お前左手になんか策があったようだが、多分接近されたときに使うもんだろ?」

 「ど、どうしてそれを?」

 「そうじゃなきゃとっくに使ってるだろ。魔術より先にな」

 俺の予想があってたのか、少女は口ごもる。

 

 「多分忘れてたんだな? それこそ冷静になっていない。自分ができることすら管理できないなら、戦闘なんてどだい無理な話だな」

 もはや少女は下を向いて、俺の話をじっと聞いているだけだった。きっと自分の不甲斐なさを実感してるんだろう。

 それに追い打ちをかけるように、俺は言葉を続ける。

 「まあ、俺からは以上だ。結果は不合格。もちろん、この先の戦闘には参加させない。いいな?」

 この説教じみた言葉を使っている理由は、少女に戦闘を諦めさせることだ。そうすれば、わざわざ俺が守ってやることもなく、どっかの安全地帯で過ごしていけるだろう。騎士として、少女を戦闘へ連れていくことはしたくなかった。

 とにかく、ここまで言ったら流石に心が折れるはず。意外と素直そうだし言うことは聞いてくれるだろ――。

 

 「嫌です」

 

 

 

 

 

 「……は?」

 何を言われたのか分からなかった。

 「だから、私が戦闘に参加しないのは嫌です。無理やりにでも入ります」

 「いやいや、話聞いてたのか? ちびっこに戦闘は無理だって———」

 「正面戦闘が無理ってだけでしょう? 後方支援としてならどうですか?」

 俺の言葉に怯むことなく、少女は一切引き下がらなかった。

 それどころか、自分からどんどん押し込んでくる。

 「そもそも、魔術は遠距離戦闘が得意分野。ならば、近接戦闘はしなくてもいいだけの話じゃないですか」

 「そういうことじゃねえ。ちびっこに戦いは向いていな――」「なら、学ばせてもらいます」

 「おい、話を」

 「あなたから、戦闘に関する知識、経験、感覚の一切合切を学び尽くします。だから——」

 

 

 

 「私を、戦わせてください」

 

 

 

 祈るような、(すが)るような、それでいて絶対の決意を持っている眼だった。

 「……なんでだ?」

 おかしい。子供が、ましてや小さな少女が自分から戦いたがるなんて。

 おもわずこぼれた言葉に、少女は迷うことなく答える。

 その眼はやはり、決意に満ちていた。

 

 「私は、何もせず『ただ守られるだけ』なのは絶対に認めません。……それだけですよ」

 

 ……こいつの意見を変えることは、多分俺にはできないだろうな。

 俺は肩をすくめ、呆れたような声で答える。

 「……わかった。俺の後方支援ならいい。だが、そうだとしても俺は騎士として、ちびっこを『守り切る』。それでいいか?」

 「大丈夫です。何かの役に立てれば、私はいいですよ」

 「ああ、そーですか。なら、その態度を改めればもっと役に立つと思うんだが?」

 「その分行動で返しますから、態度は変えません」

 「はっ、本当かどうか見物(みもの)だな」

 そう軽口を言いつつ、二人で歩き始める。

 ただ、さっきよりも少女が近くを歩いているような、そんな気がした。

 

 

 

 —*——*——*——*——*—

 

 

 

 「多分、あれだな」

 「多分、あれですよね」

 俺たちは特に亡者に苦戦することもなく、目的地であるぼろぼろの広場へと到着した。

 

 闘技場を思わせる円形の広場で、右側はがけになっている。安全のための柵なんてあるはずがなく、もし落ちたら生き残ることはないだろう。

 その広場の中央には、灰色の鎧を着た巨体の騎士が膝をついていた。

 膝をついているのに、俺の身長と同じぐらいに頭がある。だとすれば、大きさは俺の二倍はあるだろう。鎧はかなり分厚く、手に持っている斧槍は地面へと突き刺さっていた。その様子からただの人間ではなく、かなりの強者であることがわかる。

 しかし、その鎧の胸を半分捻じれている剣が深く、深く貫いていた。

 おそらく、いや間違いなくあれが灰の審判者だろう。

 

 「あれが、灰の審判者……」

 入口で様子を見ていると、横から少女の急かす声が聞こえてきた。

 「で、戦うんですか?」

 「ああ。どうせ、他の道を探してもないんだろうな。やるしかない。ただ……」

 「ただ?」

 訊き返してくる少女へ指を向け、次に俺へと向ける。

 

 「心配なのが、『俺たちが二人いる』ってことだ。火の無い灰は死なない。しかし、俺たちはどうやら『二人で一人の火の無い灰』扱いらしい。つまり、死んでも生き返るか確証がない」

 「不死性が半分しかない、ということですね。傷はさっき教えてもらったこの液体……エスト瓶で回復はできますけど……」

 エスト瓶。いつの間にか持ち物に入っていたが、おそらく火の無い灰には誰にでも与えられるものなのだろう。

 少女が言ったように、この瓶の中身を飲めば瞬時に体の傷を癒すことができる。同じく不死人の傷を癒す篝火の火を集めた液体らしく、篝火で中身を入れなおせるが、肝心の量は制限されている。この瓶だと、回復できるのは3回だろう。

 

 「たった3回。二人合わせて6回だ。それだけで審判者を倒せるかは怪しい……が、どうせ選択肢は一つだ」

 「……なら、作戦が必要です。もう考えてるんでしょう?」

 「へえ、わかってるじゃねーか」

 やるしかない。

 俺も少女も、もう覚悟は決めているようだった。

 

 


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