バカテスト 科学
第二問
水の化学式を答えなさい
島田美波の答え
H2O
教師のコメント
正解です、流石に基礎の基礎なので間違ってる生徒は
土屋康太の答え
HをホックにみたてOが二つ
教師のコメント
流石にこれを間違えたのは君だけでした先生が保護者の方にお願いしますので精神科に連れて行ってもらいましょう
僕はどんなに酷いことを言われてもコツコツと一生懸命頑張っている一人の女の子を知っている
僕はいつもはツンツンしてるけどたまに見せる優しさがとても素敵な一人の女の子を知っている
だから僕は迷ってしまう、僕みたいな何の取り柄も無いバカを好きになってくれた二人を、どちらも傷つけたくないと思う自分がいる
☆
「明久君...?」
「あ、うん、ごめん、でもほんとに僕なんかでいいの?」
「明久君がいいんですよ?明久君じゃなきゃ嫌なんです、だから...なんか、なんて言わないでください」
少ししょんぼりした様子で姫路さんは呟く、そういえば美波の時もこんな風に言われたっけ...
「優しくて、ちょっとおバカさんだけど私や美波ちゃん、坂本君や木下君、土屋君...みんなが困ってるときに一生懸命助けてくれる、明るくて太陽みたいな明るさで私達を照らしてくれるのは明久君なんです」
「そっか、うん、ありがとう姫路さん」
そこから帰路に向かって数歩歩いた姫路さんはこちらを向いて言った
「返事はすぐに、なんて言えません、きっと明久君は私達のどちらかを選んだらどちらかが傷ついてしまうと思ってきっとじっくり考えてしまうとおもいますから」
「うっ、それは否定できないな」
「でも、そんな明久君の事、私大好きです!だから明久君に気づいてもらえなかった私達の悶々とした気持ち、明久君も味わってくださいねっ!」
「わかった、ゆっくり考えてしっかりと答えを出すよ...」
「それじゃあ、また明日学校で!」
「バイバイ姫路さん!」
手を振りながら姫路さんを見てるとやっぱり顔が真っ赤で凄く緊張してたのか少し涙目になっていた…そして姫路さんの小悪魔っぽい笑みはいつも見ない分少し驚き「明久君!」を含むっ...!?
振り返るとそこには姫路さんがいて僕は姫路さんと二度目のキスをした
「美波ちゃんばっかりじゃイヤですから...」
そして姫路さんはそのまま走り去っていった、僕はしばらくそのままで日が暮れるまで歩きだせなかった
なぜなら、あんな姫路さんの小悪魔のような表情、今日始めてみたから
☆
次の日姉さんは珍しく朝早く出かけたらしく僕は久しぶりにゆったりと準備をする事ができた
登校中に野性味たっぷりのブサイクがいたので後ろから声をかける
「おはよ、ブサ、雄二」
「いまブサイクと言わなかったか?バカ」
「いや、もう雄二は僕をバカと呼んでるからっ!」
「ふん、まぁいい、それで、もう決めたのか」
「ふぇ?なんのこと?」
「島田と姫路のことだ」
「なんで雄二が知ってるのさ!」
「こっちにはスペシャリストがいるんだぞ?ムッツリーニ、電柱の陰に隠れて女子の太ももばかり見てないででてきたらどうだ?」
「...失敬な、太ももじゃない」
「それじゃなにをみてたの?」
「脚」
「「...」」
「...何のよう?」
「こいつらの三角関係のことだ」
「三角関係って、そんな大げさな…」
「...姫路と島田が明久にキスをしてる写真を入手した」
「えっ!?おかしくない!?周りに誰もいなかったのに!」
こいつは自律機動のカメラでももっているんじゃない!?
エロの延長線上で機械の細工に手を出しててもおかしくはないか...
「...明久」
「な、なんだよ」
「...もう少しどうにか出来ないのかっ!」
「なにをだよっ!もう!なんなんだよこいつの脳は!」
「どれムッツリーニ俺にも見せてくれ」
「...ん」
「あーっ!もう回さないでっ!恥ずかしいじゃないか!」
「ほー、よく撮れてるな、いいアングルだ」
「そんな分析いいから!はやくいこうよ!周りの人の視線が痛いんだけど!?」
「そうだな遅刻しても困るしさっさと行くか」
「...もう少し明久で遊びたいところだが残念」
僕はここで一生分の恥を受けた気がした
☆
朝の時間に雄二やムッツリーニと話をしていると秀吉がやってきた、うん今日も実にキュートだ...って、今の僕にそんな余裕はないんだっ!
「おはようじゃお主ら」
「よっ秀吉」
「…おはよう」
「おはよ、秀吉今日は少し遅かったね」
「うむ、少し朝練が長引いての」
「…秀吉も頑張る」
「なに、わしにはこれぐらいしか取り柄がないからの」
「ま、その取り柄のおかげで試召戦争もだいぶ楽にできるからな」
「うんうん、秀吉の演技のおかげで何度助かったことか」
「なに、それほどでもないぞい?」
テヘヘと笑う秀吉、こんな風な可愛らしさがお姉さんよりモテる理由なんだろうなぁ
「おはようございます皆さん」
「おはよー」
そんなとき姫路さんと美波が来た、いつもより遅いけどどうしたんだろう
「よぉ二人ともいつもより遅いな、どうかしたのか?」
「いえ、別に何も(ササッ」
「そうよ、別に何も(ササッ」
「…なるほど」
「ほー、やるなぁ二人とも、明久の為に弁当を作ってやるとは、なぁ?明久」
「実に羨ましいのぉ」
「ふぇ?お弁当?」
「そんなわけ無いじゃない!アキにお弁当なんて」
「そ、そうです!そんなことないです!」
「サプライズか、わりぃな野暮なことしちまってよ」
かっかっかっと笑う雄二、なんだお弁当ないのか...少し残念だなぁ
そんなとき…
「よぉし、朝のHRを始める、席に着けぃ」
鉄人が入ってきた、なぜ爽やかな朝なのにあいつの周りだけは真夏の日中なんだろうか
「えー、連絡事項ではあるが、修学旅行の件について未だに確認がとれてない生徒がいる、名前を呼ばれたものは前に来るように!須川!福村!山野!瀬川!...」
「修学旅行...?」
「なんじゃ明久、この前しおりが配られたじゃろうが」
「...しまった!すっかり忘れてたっ!」
「全く、お前の頭はどうなってんだよ」
「...機材の準備は完璧」
修学旅行がもうそこまで迫っていた
いかがでしたでしょうか
一応予定としましては次話では瑞希と美波のお弁当の話、sidestory、修学旅行という流れを考えております(*・ω・)
拝読ありがとうございます
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