バカと未来への選択肢※処女作   作:kinonoki

9 / 9
バカと未来への選択肢8

アキ君、必要なものはちゃんと入れましたか?」

「うん!昨日しっかり確認したから大丈夫だよ」

 

一生のうちに数回しかない修学旅行だから忘れ物なんてしなくないしね

 

「そうですか、それを日頃からしっかりとしておけば学習面においても───」

「あーっ!それより姉さん!僕がいない間ご飯とかどうするの?」

「それについてですが姉さんは一度お母さん達のところへ帰ろうと思います」

「え?どうして?」

「アキくんの生活態度の報告及び仕送りについての話をしに行ってきます」

「ちなみになんて報告を…?」

「学習面については微少ながら増加傾向に、生活面もある程度改善されており、仕送りを継続しても問題ないと」

「ありがとう姉さん、僕これからもがんばるよ!」

「子作りをですか?それはとても嬉しい…」

「いや!違うから!そもそもこれからもなのに子作りっておかしいでしょ!」

「…ほら早くしないと遅刻してしまいますよ?」

「え?なに?今の間?なになになに!?」

「いってらっしゃいアキくんお土産楽しみにしてますね」

 

問答無用で閉め出された

まさか本当に考えてたとか?

…修学旅行があって本当に良かった

 

『バックにいれておいたアキくんの秘蔵コレクションで盛り上がってもらえるといいのですが…』

 

 

…ん?

前を歩いているのは雄二と霧島さんだ

毎日毎日一緒に登校してるけどなんだかんだいって仲いいんだなぁ

 

「…雄二、修学旅行先でプロポーズしてくれるなんて嬉しい」

「翔子、なんの前降りもなくなにをいいだすんだ!?」

「だって…この前私とモゴモゴ」

「ばっ、馬鹿!こんなところで何を言い出すんだ!」

「霧島さん雄二がなにを?」

「っ!?明久!?いつの間に!?」

 

こいつをからかえそうなネタだし是非聞かせてもらいたいところだ

 

「…ん、この前二人で遊びにいったときに私が少し絡まれてしまって」

「だぁー!やめろやめろ!」

「えぇい!うるさいぞ!(ぼこっ)」

「くぺっ!?(くたっ)」

「あ、霧島さん続けて?」

「(コクリ)...そしたら雄二が来て『てめぇらこいつに手ぇだすとか、いい度胸だな?』って言って...(ぽっ)」

「…」

「…明久、せめてなにか言ってくれないと俺が恥ずかしくて死んでしまうんだが」

「雄二ってなんだかんだいってちゃんと桐島さんの事みてあげてるよね~?」

「くそっ!こいつ殴りてぇ」

 

雄二と霧島さんの新婚生活(いま凄い殺意雄二から感じたような…?)も順風満帆みたいだうんうん仲がいいのはいいことだよね

そうこうしているうちに学校に着いていた

ちらほらと並びだしていて鉄人が暑苦しい見てくれで指示を飛ばしていた

 

『早く並べ!出発時間に間に合わなくなるだろうが!』

 

「それじゃあ雄二、吉井またあとでね」

ニコッと微笑みAクラスの方へと走っていったそんな霧島さんを目で追っていたとき雄二が不意に呟いた

 

「なぁ明久」

「なに?雄二」

「お前、姫路と島田どっちを選ぶんだ?」

「…まだ、決めきれないんだ」

「そうか、まぁ、なんだ、お前にとっちゃどちらも選べねぇような大事なやつなんだろうがよ、後悔だけはねぇようにしろよ、お前が自分で決めて自分で進まなきゃならねぇんだから」

「…そうだね、うん、分かってるさ大丈夫だよ」

「珍しいのぉ、雄二が試召戦争以外で明久を励ますとは」

「…なんだかんだいって雄二は仲間思い」

「あ、秀吉、ムッツリーニ、おはよ、そういえばそうだね、初めてかも」

 

ニヤニヤといやらしい笑みを浮かべ顔を見合わす僕たち

 

「うるせぇ!さっさと並べ!殴り飛ばすぞ!」

 

雄二が顔を真っ赤にさせながら叫んだ

その時Fクラスの女子の列をみると姫路さんと美波が座ってこちらを見つめていたなんだか少し様子がおかしいような…?

 

「おはよう、姫路さん、美波」

「おはようございます明久君」

「おはよ、アキ」

「二人とも、その、どうかしたの?」

「あのですね明久君実は一つ提案があるのですが」

「ウチら二人で話合ったんだけどね、高校の修学旅行って人生最後な訳じゃない?」

「確かにそうだよねこんなこときっともうないだろうし」

 

これからみんなで旅行に何てことは働き出してしまえばスケジュールだって合わなくなってしまうだろうしなかなか難しいことかもしれない

 

「それでね、ウチらの事で坂本、木下、土屋に翔子それに愛子にだってあまり心配をかけすぎて」

「修学旅行を気まずくしちゃダメだと思うんです…皆さん優しいですから…」

「…分かった、でも僕はちゃんと…」

「「考えてるですよね?(でしょ?)」」

 

そういって二人は微笑でくれた

 

僕は姫路さんと美波どちらを選ぶべきかまだ悩んだままだ、どちらも大切な人だからかけがえのない僕の心惹かれる二人だから答えを出せずにいる、修学旅行は目の前に迫っている




大変長らくお待たせしました!
8話でございます!

スマホの機種変したり様々な私用があったりしまして大分遅くなってしまいました申し訳ありません

さて今回は話が大きく動き出す前哨戦といったところでしょうか。
雄二が少しらしくないですが自分のなかにある優しさを前面に押し出してみました
次回は秀吉やムッツリーニをもっと出せたらなぁとも思っています(秀吉悲愛のタグが気になる方はどうかもう少しお待ちください…

さて次回はsidestoryになると思います

ざっくりと説明させてもらうと雄二達は今回ありました翔子を雄二が助ける話を、ムッツリーニと愛子は愛子がアルバイトをしているところにムッツリーニが遊びに行く話を執筆しようと思っています

それでは今回はこの辺で失礼させてもらいます
もしよろしければまた次回のお話でお会いしましょう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。