というかこのネタやりたかっただけです。
エクハザールは現在、チュートリアルスペースにあるビルドダイバーズのフォースネストを訪れていた。
「アッガイ祭?」
「ああ、そうだ…おたくら、ベアッガイフェスは?」
「え?はい。行った事あります」
「そうか…このアッガイ祭はそのベアッガイフェスよりもやや上の層…というか、大人な雰囲気に仕立て上げた派生版だ」
「知ってるわ。当初はコアな層を狙ってベアッガイフェスの10分の1程度の規模で展開するはずが、想定以上の来場者数により本家と同等の規模で開催することになったという…」
「そのとおり。
ま、結局10分の1規模になったのは派生の派生であるアッグガイカーニバルだがな…アレは狙った層がコア過ぎてほとんど来てない魔境だ」
「魔境…そんなフェスもあるんですね」
「………ま、それはともかくだ」
話を仕切るようにエクハザールが掌をパンと叩く。
「―――――ぶっちゃけ、今ウチのフォースに人いないから一緒行ってくんね?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「お前ら!準備いいかァ!」
「「「はい!」」」
中学生に混じって大はしゃぎする成人男性の図。
もう、弁明の余地すらない程に大人げない。
「あはは…これが若さ―――って言いたいけれど、彼絶対僕より年上だもんなぁ」
「コッチはジジイ…向こうは大きい子供ね」
「エクハザールゥ!ラビドリーディテクタ・ブルーティッシュ!」
「リク!ガンダムダブルオーダイバーエース!」
「ユッキー!ジムⅢビームマスター!」
「モモ、サラちゃん!モモカプル!」
「「「アッガイ祭に!!」」」「行くぞおらァ!」
6機が同時に飛び出した!
「あれ?エクハザールさん、ガンプラ改造したんですか?」
「そうそう、試しに自作のサブレッグを付けてみてな」
「やっぱりソレ、サブレッグだったんだ!」
「サンダーボルトを読み返したら使いたくなってね。
…そう言えば、デスレースでおたくらが使ったガンタンクもTB仕様だったよな?コーイチ」
「そうですね。
速度はブースターで出すとして、比較的安全な方法で兵員輸送が出来た機体があのガンタンクだったので」
「まあ、十分に洗礼は浴びたようだが」
「あ、あはは…おおきなほし…」
突然ユッキーとモモのガンプラがふら付く。
「ククク…コースを楽しんでくれたようでなにより…クキキキキ」
「笑い方…」
そして遂に、アッガイ祭の会場が見えた。
中央に立つのはブレイクダンスをするアッガイと、マゼラ・トップをバッターのように振り上げるアッガイの巨大像である!
「お!2250マイルのアッガイ兄弟だ!」
「…あの漫画見るたびに思うけどあのアッガイ、絶対フルチューンの次元じゃないよね?」
「?、どういう事?」
アッガイ北米横断2250マイルを知らないモモは、ユッキーとエクハザールに訳を聞いた。
「まあ、なんだ?
アッガイの兄弟が無双する漫画があるんだよ」
「あの像はそのワンシーンを再現した物なんだ!」
「え!?あ、アッガイが…無双?」
「そう、無双」
「アッガイ無双!?」
「うん、アッガイBASARA」
「…見たい」
そう言ったのは、サラだった。
「「洗脳ヨシ!」」(MSで現場猫ポーズ)
「二人とも、ほどほどに…」
何はともあれ、会場近くでMSから下りて入場した。
フェス会場に入って最初に目にしたのは、様々なマッスルポーズをとるTBアッガイの集団だった。
「なーんか…さっきからサンダーボルトネタが多いな?」
「何か作為的なモノを感じますね…」
「ま、マッシブ~」
「…このアッガイもビルダー?」
「サラちゃん…そんな頓智何処で覚えたの?」
ガンプラビルダーとボディ(?)ビルダー。
◆ ◆ ◆ ◆
「お!今回は此処にあったか!」
「何々…『ガンダムチャレンジ!~あのシーンを完全再現!~』?」
「数あるガンダムシリーズから1つだけ名シーンを選び、そのセリフと行動を完全再現するアトラクションよ」
「面白そう!
やろう!エクハザールさん!」
「やろうもなにも、元からそのつもりでぃ!
…今度こそエンドレスワルツをフルマニュアルでクリアするんだ…絶対!」
「じゃあ、私は…「ダメですよアヤメさん!みんなで挑戦しましょうよ!」え…これって…」
「ぼ、僕は「やるよなぁ!?コーイチィィィィィィ」は、はひィ!」
そして全員が挑戦することになり…。
リク
「お前達が…その機体がガンダムであるものかっ!!」結果:70点
ガンダムOO、19話より
ユッキー
「歯ぁ食いしばれ!そんな大人、修正してやる!」結果:60点
Zガンダム、13話より
コーイチ
「その名前………お前がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」結果:30点
鉄血のオルフェンズ、最終回より
アヤメ
「オレ、ツヨイ、ゼンシンブキ!」結果:90点
SDガンダム、元祖ガンダム名場面集より
モモ
「なぐったね…親父にも殴られなかったのに!」結果:15点
機動戦士ガンダムより
サラ
「ぜったいに、でありましゅ…か…」結果:可愛さ補正による特別採点により60点
Vガンダム、49話より
エクハザール
「違う!俺は今でも!奴と戦っている!」上に移動する所を下に移動したためクリアならず。
ガンダムWエンドレスワルツより。
他にも本家に勝るとも劣らない数のアトラクションがあった。
「一定確率で空中分解するヅダブランコ」や「MGサイズのアッガイによる猿回しならぬバブルス回し」、「NTイルカショー」こちらはアトラクションではないが「アバター用4連装105㎜機関砲型ドリンクスター付きアッガイキャップ」。他にも「DG細胞侵食シミュレーター」「飛んでくるガガを避けるやぁつ」「巡航ミサイル10本のせらコムサイでスパルタンに突撃するやぁつ」等々…ネタがマイナー過ぎたり、発想がぶっ飛んでたりと中々厚みのあるフォースフェスであった。
そして遂に、フェス最大の一大イベントが食餌の鐘を鳴らした!
『ただいまより、本フェスの目玉イベント【アッガイソウル】の受付が開始されます。
参加希望の方はお早めに!』
「…来たか」
「アッガイ…ソウル?」
「まあ、本家にベアッガイクエストってあったろ?
アレをもっと大人向け…つか、ダークつうか…まあ、暗めの色彩で仕上げたイベントだ。
基本的に向こうと同じ宝さがしだが―――」
「「「だが―――?」」」
突然言葉を詰まらせたエクハザールに、リクたちは首を傾げた。
「…見りゃわかる!
参加人数は限られてる!急ごうぜ!」
◆ 〈で、結局〉 ◆
「なんかノリで来ちゃったけれど…」
「本当に暗い…」
「そして怖い~」
「「「そもそも、景品何なの~?」」」
実はこのイベント、参加者には景品どころか大まかなルールや目的すら知らされていないのだ。それらを知るにはただ一つ…フィールド内のあちこちにいるNPCアッガイから少しづつ情報を聞き出し、その断片を繋ぎ合わせて目的…そして景品が何なのかを当てるのだ。
「ははは、そりゃ…アッガイに聞かないと分からんなぁ!」
「確かこのイベントは細かなルールが行われる度に変わるハズよ…」
「そうそう、今回で3回目となるが…鐘が鳴ったらスタートってルール以外大体変わってたぜ?毎回」
ビルドダイバーズ+αは、自らのガンプラに乗り込み鐘が鳴るのを暗闇で待ち続けていた。
「しっかしなぁ…何処だ?ここ。
前々回は牢屋からだったが…」
「牢屋ぁ!?」
「どうしよう…帰りたくなってきちゃった」
想像以上のホラーに怖気づいてしまうモモ。
「怖い…」
純粋に怖がるサラ。
「碌に身動きも取れない…何か狭い場所に閉じ込められてるのかな?」
冷静に状況を判断するコーイチ。
「棺桶か?ッハハハ!」
場慣れしたようにジョークを飛ばすエクハザール。
「縁起でもないわ…」
そのジョークに苦笑いするアヤメ。
「ま、まさか…本当に棺桶だったりして…」
ジョークを半ば真に受けてしまうユッキー。
「でも…景品は絶対に取る!」
男の子らしい芯の強さを見せるリク。
彼らの耳に巡礼の始まりを知らせる鐘の音が響く時、ゴゴゴゴゴゴ…という重たい音と共に狭い空間の扉が開いた!
そこで初めて、全員が仰向けになっていた事に気が付く。
…同時に、自分たちが閉じ込められていた物体の正体を知る事になった。
「うわ…本当に棺桶だった」
「過去何度か、棺桶に入るイベントがあった…まさかと思ったが…」
「…まあ、探索だ探索。
このイベントのコツは『深く考えない事』だ」
そう言ってエクハザールは、ガンプラのローラーダッシュを緩やかに回した。
徐行運転というヤツである。
「よく見ると墓場…それも、墓石に名前や生没年が刻まれてない当たり無縁墓地かしら?」
「無縁…」
「いきなり暗いなぁ…」
「やっぱりコレ、お化け屋敷の類いなんじゃない?」
「お化け…怖い…」
ビルドダイバーズの面々も少しずつ歩き出す。
どうやらスタート地点はガンプラの墓場のようで、破壊されたリーオーやザクの残骸がそこらに散らばっていた。
「このミデア…もしかして…」
「この頭部…ガンダムバルバトスだ」
「呂布トールギス…?」
「この緑色の…コックピットが溶けてる」
「何だこの―――コックピット部分か?穴だらけだな」
残骸の中には、ガンダムシリーズで散った機体であろうモノまであった。
「前回はこんなオマージュ残骸が一か所に集まる事はなかったが…こりゃフォトチャンスかもな」
「!…見て!あのガンダムは!」
彼彼女らの目の前にあったのは、左腕と頭のないラストシューティング仕様のガンダムだった。
「コイツ…アイテム反応があるぞ!」
「アイテム反応?」
「このイベントを進める上で重要になってくる。
獲得できるのは、イベント終了後に貰える“景品アイテム”と、イベント中にのみ使える“消費アイテム”、そして何かしらの鍵となる“キーアイテム”の三つだ」
「じゃあこれは…ッ!」
リクのダブルオーダイバーエースがガンダムの残骸に手を伸ばすと、メンバー全員にそのアイテムが送られた。
「これは…プラフスキー瓶?」
「イベントの回復アイテムだ。
ショートカットスロットに設定しておけ、コレを素早く出せるか否かでクリアに大きくかかわる」
「はい。
ショートカット…これか!」
それぞれが画面を操作し、ショートカットを設定した。
「なんだかエクハザールさん…ヤケに真面目だね」
「当然よ。
このイベントは高難易度ゲームで有名な会社が協力して作ったイベントなの」
「その会社な、昔にガンダム他ロボット作品が出演する―――スパロボとは別のロボット集合作品を作ったゲーム会社なんだ。その縁か、イベントのレベルデザインを担当してるっちゅう話よ」
「そうなんだ…」
「そう言われると、この景色も何処かで見たことがあるなぁ…」
「だろうな、何だかんだ自社のゲームの景色を大体そのまんま入れてたりする。
…さて!雑魚が見えた!油断すんな、奴ら速攻でリンチを駆けてくる!」
「おう!」
此処からの道は苦難の連続だった。
ボロボロのリーオーが大軍で押し寄せ、長柄斧を持ったゴッグがチュートリアルボスとして現れ、時にアッガイの群れに癒され、しかし突然現れたドラゴンのようなハシュマルにアッガイのコロニーを全滅させられた時は涙を流し、アヤメとエクハザールが怒りのままハシュマルを破壊しようと暴走し、そしてNPCアッガイに色々とヒントをもらいながら進んだ。
「…今年は比較的簡単だな。
前回と前々回が鬼畜過ぎただけかもしれんが」
「う、嘘でしょ…コレが簡単とか…」
「最近、どうもガンプラより僕らの精神の方がダメージ受けてる様な気がする…」
「取り敢えず中継地点でプラフスキー瓶残量を回復出来たのはいいけど…」
「中継地点も良い事ずくめではないわ…ここを使うと倒した敵が復活する」
「そ、それって…ここの道を塞いでたジョングが―――うわッ!復活してる!?」
「ウソォ!あんな強かったのが!?」
「…参ったな、罠だったかもしれん。
強力な奴ほど復活しなかったしたハズ…だったが」
困り果てたような発言をしつつ、エクハザールは中継地点のある部屋の壁を叩いて回った。
「エクハザールさん、何を?」
「隠しルートだ、偶にあったりする。
ソイツがある壁を…こうして叩けば―――ッ!」
ある壁を叩いた時、ソレが幻のように消えて道が現れた。
「…このとおり」
「「「「お~!」」」」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
一行は、いくつもの星の名前――――じゃなくって!幾万ものトラップとボスを潜り抜け、イベントも終盤へと差し掛かっていた。
「ふにゅ~」
サラとモモは、ミニサイズのアッガイをモモカプルの肩にのせながらアッガイの動作に癒されつつ移動している。
「いやしかし、なんかマス警戒してた割にゃ以外と平和だな…
ま、良いことだ。前回取り損ねた景品は絶対取りたいと思ってたからなぁ」
「そう言えば、景品って数とか限られてるんですか?」
「いいや、一部を除きフォース数に制限はない…が、ビルドコインは金額が決まってるらしい」
「ビルドコインが?」
「そ。コレだけ仕組みが特殊でな。
制限時間内までにクリアしたフォースに一定額を均等に分けるんだ…つまり」
「クリアしたフォースが少なければ少ないほど、分け前が増える…」
「そーゆーこっちゃ。
そんなわけで、プレイヤー同士の戦闘を禁止してない事を良いことに分け前を増やそうとする――――ッ!!!」
突然、エクハザールのラビドリーディテクタ・ブルーティッシュが虚空に向けてマッドランサーの強化版、マッドデストロイヤーを振るった!。
いや、虚空に……というのは情報に誤りがあった。
空間が歪み、そこから串刺しにされたブリッツガンダムが現れた。
「肝心な事を忘れた、まだ愛せるバカヤロウもいる」
串刺しになったブリッツガンダムを引き抜き、踏みつけてローラーで完膚なきまで破壊した!
「ちょ、ちょっと!エクハザールさん!
もう倒してますよ!?」
「…ッ!?わ、わりい。
悪癖が出ちまった」
「―――その破壊癖、もしかして」
コーイチが何かを察したように声をあげた。
「コーイチさん?」
「もしかして、破壊小僧!?」
「………マジでか、俺のやんちゃ時代知ってる奴がいるとは」
「破壊、小僧?
何ですか?それ…」
「ああ…GPD全盛期に全国大会で―――――」
「あーーーー!ストップストップ!
あんまり全国で8位止まりの奴の話なんてするもんじゃないだろ!?な、なあ!」
「…照れてる?」
「サラぁ!?
いいやいいや、そんなことない!照れてないし照れてるいやいやいやいや照れてない!
というかー!コーイチお前ケイワンだよな!ケイワンなんだよな!」
「は、はい…そうですけど…」
「おお!お前もコッチに来てたのか!GPDの同志!っはっはっは!」
妙に焦るエクハザール。
何故か動きがガンプラにまで出てるのはなぜだろうか?
「はっはっは…あー、そんな事より!さっさと進まないと制限時間来ちまうぜ!?」
「!?、いくわよ、皆」
「あ!アヤメさん!?」
颯爽と飛び立つRX-零丸。
その遥か後ろで手を振り見送るミニサイズアッガイ。
「…景品がアッガイだって保証はねえんだぜ?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
遂にたどり着いた、最後のエリア。
廃墟と灰に塗れたその土地は、終わりという物の無情さを現しているのかもしれない。
「すごいな…本当に最終決戦って感じの場所だ」
「そうだね、リク…今までのボスを思い出してみれば、全部水陸両用機だったね」
「まあ、アッガイ祭だしな。
そもそもボスにアッガイが出ないって方がどうかと思うんだが―――」
「嫌ですよそんなの!
あんな可愛いアッガイを倒せなんて!」
「うん!」
「…」コクッ
「あー、ちょっと…見えたぞくノ一」
まあ、原作で散々ガンダムにやられていたのは棚上げであるようだ。
「ん?なんだろ、このハイゴッグ…」
「この破壊の具合からして…アンディかな?」
「い、いや違う…そ、そいつは…!」
「エクハザールさん?」
「そいつ!前回のアッガイソウルラスボスの!原罪の探究者ハイゴッグじゃねえか!」
「前回のラスボス!?」
「それだけじゃねえ!向こうにある残骸は薪の王グラブロ!
いいや、そんなもんじゃない…前回前々回のボス共の残骸が集まってる!」
「!?、ホントですか!?」
「ああマジだ!
闇潜みガルグイユから、4人の水中型ガンダム王まで!」
「もしかして、このイベント…今回で最後なんじゃ…?」
「何!?なら絶対倒す!倒して景品をォ!」
「!!!」コクンコクン
「アヤメさん…ロッテンアイアンの砲撃長みたいになってる…」
「確かに…あはは…」
何はともあれ、ラスボスの待ち構える場所へと足を踏み入れた一行。
「…あれが、ラスボス」
「なんか、燃えてる?」
「ちょっとまって、モモ…あの形…」
エリアの中央に居たのは、燃え盛る1機のモビルスーツ。
そして神々しく燃える炎は、少しづつモビルスーツの輪郭程にまで収まる。
やがて姿を見せると、一行の度肝を抜いた!
「あれは!」
「あ…ああ…」
「「「「「「「アッガイ!!!?」」」」」」」
『―――』
燃えるアッガイ…王達の化身アッガイは3本指のマニピュレータに大剣を持ち、問答無用で彼らに斬りかかった!
「来る!」
「任せて!」
その一撃は、コーイチのガルバルディリベイクが受け止める!
「ぐッ!…強い!」
「抑えてろ!ケイワン!」
エクハザールのラビドリーディテクタ・ブルーティッシュが側面に回り込み、マッド・デストロイヤーを構える!
が、
『!!!』
「何、炎が―――があああああああああッ!!」
アッガイに纏わりついた炎が激しく噴射され、エクハザールを焼き焦がす!
だが、
「…エイハブリアクター、4つ分のパワーなめんじゃねええ!!!!」
その火炎放射すらものともせず、強行突破するのがこの男!
そのまま左手のクローが、アッガイの装甲を削る!
「行け!リク!」
「おおおおおおおおおおッ!!」
GNダイバーソードを構えたダブルオーダイバーエースが、粒子を放出しながらアッガイへと突進する!
しかし剣だけではない、協力な4連頭部バルカンだってある!
そのバルカンの掃射が、ダブルオーを吹き飛ばす!
「ぐああああああああッ!!!」
「リク!」
ユッキーのジムⅢビームマスターが援護を始める!
しかしビームは全て炎に弾かれてしまう!
「炎には水…ダメ、あの火力では蒸発してしまう…ならば!
『忍法・爆手裏剣』!!!』
RX-零丸がシールド手裏剣を投げる。
それは一件的外れの方向に飛んだように見えるが…
「…今ッ!『爆発』!」
手裏剣が巨大な爆発を、それに伴う爆風を発生させた!
爆風消火、その名の通り爆風を使って消火を行う方法である。
この方法でならば一瞬のうちに火を消すことが出来る!
だが…
『…』
「嘘…ッ!」
それは爆風が炎の勢い以上に強ければの話。
アッガイの炎は、その程度でどうにかなるモノではなかった。
今度はミサイルが零丸を襲う!
「ッ!、しまった!」
「あぶない!」
モモカプルが間一髪で飛び出し、ミサイルの射線から自分諸共零丸を押し出した!
「大丈夫!?アヤメさん!」
「ええ…ありがとう」
「くそ!超合金の特製クロウが効いてねえ!本当にガンダムに虐殺されてたアッガイか!?
寧ろ08の
「褐色どころか黒焦げですけど…ねッ!!」
「言うじゃねえかケイワン!流石だ!
このまま抑えられるか!」
「何とか…!」
「耐えてくれ!」
エクハザールは一旦、アッガイから大きく距離を置いて、再度…猛スピードで突撃した!
それはマッド・デストロイヤーの威力を大幅に上げ、アッガイと激突したとき奴を大きくよろけさせた!
「良し!行け、ケイワン!」
「うおおおおおおおおおッ!!!」
コーイチのガルバルディリベイクがハンマープライヤーで右腕を挟み、切断した!
「ッしゃ!くたばれペシャン公!」
「今だ!リク君!」
「はい!」
再びダブルオーダイバーエースがGNソードを構えて今度は首の付け根を狙う!
狙い澄ました光速の一撃は、切断こそしなかったものの首部へ大きなダメージを与えた!
「『変位抜刀 アヤメ斬り』!」
アヤメの零丸も必殺技を放ち、左脚を切断した!
「いっけぇ!お腹ビーム!」
モモカプルも腹部ビーム砲を胴体に直撃させ、一瞬のスキを作った!
「なんだよ…結構必殺技使うヤツいるじゃねえか…じゃあ、俺もいっちょヤらせてもらうかぁ!
死色の帯が降り注ぐ!贄を寄越せと揺らめき叫ぶ!『
ディテクタの左肩から痩せた獣に似た巨大な左腕が出現し、鋭い爪でアッガイの装甲を深く大きく抉った!
「今だぁ!トドメをさせ、リクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
「はい!…行くぞ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
粒子を纏った剣が!アッガイを一刀両断にした!
アッガイの残骸はたちまち炎と共に消えて無くなり、リク達にイベントクリアを知らせた!
「これは…!」
「やった、やったんだよ!
お前の手柄だ!」
「クリアしたんだ!僕達!」
「いえーい!!アッガイゲット!」
風景が切り替わり、イベント会場の出口へと飛んでいた。
そして彼らの画面には、景品獲得の知らせが届いていた。
「これが…景品?」
この難関イベントをクリアした暁に得られる景品!それは――――!!!
『ゴールデン!アカハナアバター!』
「え…」
「うわ…」
「何このオッサン…」
「アカハナきたあああああああ!」
「嘘…」
「あ、あはは…あは…ハァ」
と
『ペット;ミニサイズアッガイの群れ(体育座り)』
「わぁ!」
「「「か、可愛い~」」」
「いかんな…ミニガリクソンに続きまた群衆ペットが増えてしまった…いやぁこまったこまった」
「困ってなさそう…」
と
『フィギュア;王のアッガイソウル(ウイング)』
「ゼロカスタムの翼の生えた…炎の…」
「アッガイ?」
「…何ともまあ、コメントに困る」
「「でも可愛い!」」
「…」ニッコリ
「ウイングアッガイ…」
と
『タムラコック長アラームボイス!』
「ちょwwwwwww」
「何処に需要があるんだwwwwwww」
「私知ってるこの人www塩wwww」
「塩…?」
「…フフッw」
「朝食が味気なくなりそうwwww」
以上が本イベントの景品であった。
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◇ ◇ ◇
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~とある酒場~
「…って、事があったんです。大佐」
「なるほど。彼らとあのアッガイ祭に行ったのか」
「そういえば大佐、シーン再現で確か…サイドストーリーのニムバスのシーンフルマニュアルで100点取ってましたね」
「あの時はタイガーウルフも居たな」
「そうそう!二人で百点満点取ってた!」
「遅くなってすまない」
「チャンプ!
ご無沙汰しております、チャンプ」
「ははは、そんなにかしこまらなくてもいいよ。
…大佐、彼に事情は?」
「いいや、これからだ。
…曹長、此処からは重要な話となる」
「聞いてくれ、エクハザール……………」
「―――――――――――――――――それは!」
次回、有志連合結成
いやあ、長くなってしまった。