世紀末(風味)ダイバーズ  ユックリ実況   作:エーブリス

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今回は事実上の過去編みたいな回です。






 ~概要欄~

リーダーが自身の大会出場記録をくれて「適当に編集しろ」と言っていたので…。


パート19・リーダーのお宝映像実況

どうもこんにちは、最近モンエナに嵌ってカフェインがヤバい事になってそうなトビです…大丈夫かな?飲んでるとたまに身体が熱くなったりするけど…。

 

 

まあ私の体調の事なんかどうでもいい。

今回はね、リーダーが若い(今でも若い方だけど)頃に出場したGPD全国大会の…一番最後にリーダーが戦った試合の映像だけをくれたので適当に実況解説を付け加えた動画となります。曰く「クソムーブは若気の至りって事で勘弁して」との事。

 

そしてこの時のリーダーのガンプラですが…昔っからゴツゴツしてたんですね、それでもまだどこかデフォルメ感のあるシンプルな構造で発展途上感があります。そして二足歩行ですよ二足歩行。

というか何気にこの手のリーダーのガンプラが二脚なのって珍しい気がしてきた。最近は4足だったりケンタウロスだったりクモだったり車だったりとイカれてるんですよリーダーの脚。たまに二脚機体作ると思ったら他キャラプラモだし、それも結局馬に乗っちゃうんだから…。

【当時のエクハザールのガンプラ】(名称:ガンドゥーム)

【モルスィポティス四足歩行形態】【マドロックアポカリプス】【トラルテクトリ】【謎の蜘蛛脚新型機体】【蜘蛛脚の車両形態】

【マスターキバ】【ライゴウ】

 

 

 

―――――――――――おっと、そろそろ始まりますね。因みにリーダーの機体の一人称視点カメラです。

 

って、対面のガンプラ何処かで見た事あると思ったら【メトロイド・プライムハンターズ】の【ウィーヴェル】じゃないですか!!

 

知らない人の為に説明しますと相手のガンプラは(恐らく)メトロイドシリーズに登場するウィーヴェルというキャラクターをモチーフにしていると思われます。マルチプレイで操作できるキャラなのですがコイツはバウみたいに上半身下半身を分離することが出来るんですよ。

…とか言ってたら本当に上下分離しましたね。下半身が動いている以外は原作通りです。ついでにバルカンも撃ってるから…形だけ似せた機体の様です。

 

因みに私もプライムハンターズはやり込んでいましたがマルチプレイではトレース以外使った事がありません。

あんな便利な狙撃キャラ使わないとか(笑)。

 

 

 

にしてもリーダー、この頃から射撃能力凄いですね。

分離したウィーヴェルを上下それぞれ片手で対応しています…僕こんな並列処理できないよ。

 

というかカメラの動き的に下半身の自走ターレットに至ってはほぼノールック射撃で対応してます。恐らく上半身が本体であると判断しての事でしょうが実際そうかもしれませんね、何となくですがターレットの回避行動が甘い気がします。

 

 

 

ですがぱっと見ウィーヴェル使いはリーダーよりも強いです…中高生の部の試合のハズですが、彼は少なくとも平均的な中高生の技術を飛び越しています。まあリーダーもリーダーで当時中学生だとは思えないぐらい動きがぶっ飛んでいますがね。並列処理能力とか…。

 

 

 

 

 

おっと、今までハイレベルだけど絵面が地味で動画映えしなかった撃ち合いが続いていましたが…今しがたウィーヴェルが合体してブレードで斬りかかってきました。

 

リーダーそれを相変わらずゴツい左腕で防いでカメラ破損狙いのカウンターパンチ。でもウィーヴェルは首を軽く傾けるだけで躱してますが…と思ったらリーダーがローキックでウィーヴェルの体勢を崩しました!年が年なので脳筋馬鹿かと思ったらそんな事無かったんですね。

しかし続け様のアッパーカットは宙返りで避けられてキックのカウンターを貰いましたね。

 

更にウィーヴェルがダメ押しのバトルハンマー*1!本家と違って実弾の炸裂弾頭の様ですが威力は負けず劣らず…寧ろエフェクトがダンチで重いのでこちらの方が痛そう。

 

 

しかしリーダー、ここで一切怯むことなく射線から逃れつつ左腕の大型マシンキャノンや肩部ミサイルで撃ち返しに行ってます。

…この時の動きをよく見てみるとリーダーは図ってか図らずかウィーヴェルを低地へと追い込んでます。バトルハンマーって射程距離が長くありませんからね、その弱点を理解したのでしょうか?

(後で聞いてみたら「よう覚えてない」と返ってきました)

 

そして狙い通り(?)ウィーヴェルを低地に押し込めて、リーダーはライフルで狙撃を開始しました。

…あーでもやっぱり向こうも実力者だけあってか直ぐに遮蔽物へ飛び込まれましたね。でもバトルハンマーじゃまずあの距離は届かないだろうし…あ、ミサイル使えるんですねその銃。

 

直接リーダーを狙わず足場を狙って引きずり下ろしに来るとは彼本当に強いですね。そんでもってリーダーもリーダーで落下しながら倍以上の数のミサイルをお見舞いしています。

 

 

 

ですが流石にあれだけ爆発させたので砂煙がヤバい…向こうの索敵能力がどれほどのものかは知りませんがリーダーは索敵類をこの時から碌に搭載していなかったようで視覚補助の類は全く映りません。

 

 

 

 

このままでは絵面が地味なので別カメで見てみましょう――――って、ウィーヴェルもう背後に迫ってるがな!

リーダー気付いて!!ギリギリで気付けた!そしてリーダーが先手でマシンキャノンを0距離射撃!でも勢い殺しきれてない…あ、かなり潜り込まれましたね。

 

そしてウィーヴェル使い、『この距離なら、バリアは張れないな!!』と言わんばかりに接射!というかビームガンとしても使えたんですねソレ。メトロイド的に言うとパワービームですか。

 

 

みるみるうちにリーダーがボロボロになっていきます…僕ぁGPDちょっとだけやってましたが、リアルでここまでガンプラがボロボロになると発狂案件です。それを「また直せばいい(なんなら進化のチャンス)」で軽く済ませる凄まじき先人たちよ…。

リーダーがぶっ倒れました…が、まだ辛うじて生き残っているようです。

 

この時の話をリーダーから聞いたのですが、曰く「俺も向こうもアドレナリンガンギマリで叫び散らしてたからリアル体力の方が消耗してたかも」だそうです…あのゼロ射撃のシーンの壮絶さが増す話ですね。

 

 

今、両者の動きが止まっているのもそういう事なのでしょう。

リーダーが仰向けで倒れたせいで全体が分かりづらいので別カメ続行しますね…そしてリーダーが言うには「ここからが本番」だそうです。

 

まあ編集時には予め試合映像を一通り見ていたので何が起こるか知っていますが…。

 

 

 

 

 

 

おや?リーダーのようすが…。

 

 

 

 

  (BGM~DEEP RED~)

 

 

ウィーヴェル使いが息切れを起こしている間にリーダーがゆっくり立ち上がって――――ファッ!?なんか出てきた!

ガンプラからエネルギーっぽい何かが装甲突き破って出てきたんだけどぉ!?そして背中のバインダーが片方破裂したァ!?そんでもってGBNでリーダーが使ってる必殺技みたいなデカイ腕が出てきたぁ!?

 

リーダーの解説によると「この時偶然発生したアレの仕組みを偶然解明したのが今の必殺技の原動力」だそうです。

 

 

どうやらその謎エネルギーで随分キマッたのか、リーダーのガンプラが叫び散らしてるようなポーズしてます。

…そしてウィーヴェルも流石にヤバいと感じたのかバトルハンマーを爆連射――――って、速ッ!?リーダーが瞬間移動した!?

 

 

一旦ここでリーダーの主観カメラに戻しますが…この通り一挙手一投足がとんでもなく速くてとても実況どころか動画映えなんて言ってられないのでここからは全体カメラに固定しますね。

 

 

…とか何とか言ってる内にウィーヴェルが吹っ飛ばされて現在地面を盛大に耕しています。

そしてリーダー、ウィーヴェルの勢いが止まった所で腹部からゲッタービーム擬きを発射するという鬼みたいな追撃を決行、これは流石に死んだやろ…。

 

と思ったら咄嗟に逃げてましたウィーヴェル。そして左バインダーから生えてた腕が追跡を開始…これはリーダーの必殺技の原形とうなずけますわ。

 

 

 

そして本体もウィーヴェルの追跡を開始したよう…え?ちょっとまってリーダー?鉄塔なんかさわってどうしt引 っ こ 抜 く ん か い!!!!その後に謎エネルギーを鉄塔に流すとか主任か何かですかね…(困惑)。

 

その鉄塔をまるで発泡スチロールで出来ているかのように軽々しく振り回して…やっぱリーダーっておかしい。

 

でもって、ウィーヴェル使いもウィーヴェル使いで鉄塔の薙ぎ払いをメトロイド特有のスピンジャンプで飛び越えるか鉄塔の隙間を通り抜けるかしてるのやっぱり可笑しいって…大人の部でもこんな事起こってなかったハズだけどなぁ…。

 

 

更に鉄塔をバトルハンマーで即座に破壊して攻撃を回避するとか…更にリーダーは鉄塔を投げ捨てて左腕のマシンキャノンに謎エネルギーを収縮させて一気に畳みかけるという如何にもなラスボスムーブをかましてます。オメガビーム*2かな?

 

収縮の影響か、謎エネルギーがさっきより大量に溢れていますが…アレもう機体が限界なのでは?と思っていたら全身がビキビキ割れてますよ…。しかもブースターではなく跳躍で移動していたのでいつ壊れるか…。

 

 

 

しかしまあ、本人曰くアドレナリンガンギマリのリーダーそんなことお構いなく走ってますわ。

ウィーヴェルもそれを迎え撃つ様子、こちらも背水の陣で挑むようですね。

 

 

 

 

 

 

――――リーダーが跳んだ!それと同時にウィーヴェルも滑り込んだ!!

ですがこの時よく見てみるとリーダーの脚部が破損しており、速度からしても十分な跳躍は行えなかったのが見てわかります。

 

その隙を逃さずウィーヴェルがゼロ射撃…いや!銃身をめり込ませた!?というよりさっきのゲッタービームで空いた穴に突っ込んだようです。あの謎エネルギーが渦巻いてる中よくやりましたね。

 

 

…この爆発は謎エネルギーの中でバトルハンマーかミサイルを撃ち込んで発生させた物でしょう。

リーダーもウィーヴェルも見当たりませんが…あ、リーダーは先ほど引っこ抜いた鉄塔の先端に串刺しになっています。下半身は無いのでおそらく爆風で吹っ飛んだのでしょう。

 

そしてウィーヴェルは…居ました、右腕がごっそり吹っ飛んでいますが無事です――――って、何の光っ!?と思ったらリーダーのガンプラが爆裂したようです。

 

 

これで勝者はウィーヴェル使いのファイターとなりました。リーダーはこれで大会8位が確定したようです。

 

 

 

 

しかしまあ、試合映像がメインで編集が大味になってしまいましたね。

次回は通常の実況となる予定ですのでお楽しみに!それでは~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ◆ ◆ ◆ ここから通常パート

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間近にある敗北からくる焦りに包まれた時、コダイ・シンスケはその眼を大きく見開いているにも拘らずその視界といえば“黒”一色…つまり闇の世界であった。

 

 

 

その闇の中で唯一、光る球状の何か…先ほど見上げた先にあった照明が焼き付いたのか?いや…そうじゃない…そんな不確かなものではなかった。少なくともコダイにとっては“今”、眼前(そこ)にあるものだ。

 

暗闇の中コダイは光へと手を伸ばした……………すると光は暗闇全体に電子回路のような細い光を無数に伸ばし、やがてその細い光がコダイの身体全体へと侵食し始めた。

不可解かつ不気味な光景…にも関わらずその感覚は彼にとって馴染み深い物であった。

 

 

GPDで戦い始める際、彼は何時も感じていた…ぼんやりと、漠然と。何かが自分に…機械的な接続を行うような………そこから視界や思考がクリアになってゆくような、抽象的な感覚。思い違いかもしれなかった、その気になっただけかと。

 

 

でも――――“今”は間違いない。

何か、大いなる存在が自分の中へと馴染んでいくような…それがまるで強大なエネルギーを与えてくれている様にも感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

――――だが、此処でその感覚の間違いに気付く。

エネルギーは確かに流れていた、それも想像を絶する強大なものが…しかしそれは“繋がった”事で得たものではない、全ては自らのガンプラから溢れ出るエネルギーだった。

 

この大いなる存在はその在り処を示し、エネルギーの“蓋”を外しただけに過ぎない。

 

ソレを理解した時、コダイの視界は元の大会会場の風景へと戻り、そして大いなる存在が“みせた”ように己のガンプラが得体の知れないエネルギーで満ち溢れている事に気が付いた。

 

 

 

そして最後に、溢れているのは力だけではない事に気付く。

――――それは闘争本能!思考上において破壊も想像も、全てを置き去りにするほどの闘志。それが激しくコダイの全身で渦巻いていることを彼本人が知った時――――コダイは“わらった”。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    俺は、違う…俺が、帝王(カイザー)だ…

 

 

 

 

 

 

Don't touch me! 怒りさえ

喜びに変わるほど

核(コア)に繋がり覚醒(めざめ)よう

 

Anybody never can stop me

震えだしたRed energy

潜んでる本能 生きる証に魅せられ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!?

――――――あいッてぇ~…」

 

コダイは夢から覚めると、何かに頭をぶつけた。

どうやら寝る前の彼は背の低いテーブル…その下に頭だけ潜り込ませていたらしい。彼は昨日の自分が行った謎行動にため息を覚えるが、そのおかげで一気に目が覚めたと取り合えずいい方向に捉えるようにした。

 

しかし…やはり急な目覚めは良いものでは無かったとコダイはまたため息を付く。

 

 

「…なんだっけか」

 

夢の中で感じた、嘗ての自分が“ソレ”と繋がる瞬間。

その部分が今の自分…そしてデンのためになるのだと言うのに…覚醒の勢いで全て頭から飛んで行ってしまったらしい。

 

 

 

 

しかし手に入れ損ねたものは仕方がない、今現在行っている別のアプローチでしっかりと地道に解決へと向かうしかないのだ。

 

 

 

彼はノートパソコンを開き、保存してあった映像を再生する。

――――それは数日前に行ったデンの戦闘記録だ。彼女は普段の怯えた様子からは想像もつかない程の戦闘を行う。

 

それは余りにも苛烈で、人或いは知性ある存在の行う戦闘では無かった。猛獣や怪物、もっと言えば悪鬼羅刹すらも想像させる程恐怖で満ち溢れた戦い。それは普段恐怖で怯えるデンがそのまま恐怖そのものに変貌してしまったかのような戦い方だった。

 

 

貸し与えたガンダムベルゼルガで大地を駆けり、大剣で模擬戦相手を何度も叩き切り、そして切断したMSの上半身をも武器として使い…果てはジワジワとコックピットをその爪でほじくり返すような攻撃まで行っていた。

 

これは“本能”というより“悪意”に近い…コダイはそう考えていた。

 

 

そして戦闘が終わるころには、デンはいつも通り…いや、もっと怯えた様子でこう言っていた。

「声が私を操る」と。

 

前にも述べた、例の嘆きの声が……と、彼は事のきな臭さを感じつつもそれ以上の考察は行わなかった。己の頭脳に限界を感じたからだ。

 

 

 

 

全ては一個人…いや、人間の手に負える範囲すら超えて渦巻いているのだろう。

このブラックボックスとオーバーテクノロジーの塊…通称「エボニーカイザー」のデータを見て彼は意識が遠くなる感覚を静かに感じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カイザー…ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
プライムハンターズに登場するサブウェポンの一つ、ウィーヴェルの得意武器

*2
スーパーメトロイドの虹色ビームみたいなやつ





どんどん展開が元々のエーブリスになっていく…。




あ、それと今回小ネタで出した【メトロイドプライムハンターズ】の使用キャラの一つとしてウィーヴェルとは別にトビが使い込んでいたと言ったトレースですが…どんなキャラかと言うと“人間の屑のための要素を煮詰めて赤いゴキブリにしたキャラ”です。所謂厨キャラ。
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