氷創の英雄 ~転生したけど、特典の組み合わせで不老不死になった!~   作:星の空

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第2話

そう、天井だ。って、

「なんだこの声は………鏡は………」

声が少女のような凛とした声だった。もしやと思い、鏡を探し見つけて覗き込むとアルトリア・ペンドラゴン?がいた。急いでアレを確認したらもちろんあった。

?が付いた訳はあるはずの無い突起物があるからだ。それは、ぴくぴくと動く猫耳であるし腰からは尻尾が生えている。「もしかして、転生特典?を決めるあれに容姿は整っているならどうでもいいと答えた結果、全てを所望したアルトリアとアタランテの容姿を足して2で割ったような姿になったのか?男の娘として…………」

髪が砂金のように澄んだ銀色で同色の猫耳。

瞳は何かの魔眼なのか赤と金のオッドアイが眠たそうな半眼で開いている。

顔の輪郭はアルトリアに似ている。

身体は全体的に細く、華奢でありそれでも引き締まっている正しく使う筋肉が見え隠れしている。

身長は小学三年生くらいだ。

俺は、起きた部屋にあった机の上に手紙がある事に気づいて手に取って読んだ。

 

✲✲✲

 

初めまして、氷室泉奈さん。私は神と呼ばれる概念体です。まぁ、概念故に姿が見えませんが…

コホン、それより貴方が転生した訳は成して欲しい事があったからです。

実在する異世界・トータスにて勇者召喚が成されクラスの大半が飛ばされてしまいます。

その上、ある者が嫉妬心から救世主を1度殺してしまいます。その時に、どの様な方法でもいいので救って上げて下さい。

後は、召喚を成したもの、亜神エヒトを打倒して下さい。その者は外道です。しかし、トータスでは絶対的な力を有しておりあの世界のものでは戦いにすらなりません。ですが、トータス外のものであれば可能です。

それに、貴方は完全に不老不死である事を理解していてください。

アルトリア・ペンドラゴンの宝具、全て遠き理想郷(アヴァロン)による不老化と瞬時再生とアキレウスの宝具、勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)の不死性とヘラクレスの宝具、十二の試練(ゴッドハンド)の不死性によって1種の化学反応のようです。

まず、勇者の不凋花で左踵以外が不死、そして十二の試練によってランクA以上の攻撃でないと通らない。ここで、Aランク以上の神造兵装か神性持ち以外では攻撃が通りません。仮に通っても全て遠き理想郷の瞬時再生により勇者の不凋花が復活し十二の試練によってその攻撃は通らなくなる。死んだとしても蘇生され、アルトリアの竜の心臓によって魔力が精製され、蘇生術式のストックが元に戻る。

しかも、貴方自身の宝具により、純粋な剣技だけで殺さないとならないという無限ループが起こりますし、固有結界によって存在を消される事が無いので相手が可哀想です。

あ、成長だけはします。大体17歳迄は成長しますがそれ以降は戦闘能力しか育ちません。

最後に貴方には、私からのプレゼントを建物の中枢に送っておきました。後で確認してください。貴方の名も変わっています。

P.S 他にも転生者がいるのでお気をつけて。

 

✲✲✲

 

「成程、そういう事か………………やっちまったな。見事にループする。」

それはおいといて、神からのプレゼントを確認する。ついでに家の確認だ。

部屋を出ると中世ヨーロッパのような廊下でいくつもの部屋がある。窓から外が確認出来るのでしてみたら、空の上だった。

「………………おいおい、プレゼントってまさか、この城じゃねぇよな?」

空飛ぶ城の中を歩いて中枢に行くと、何人か人がおり、箱がいくつかある。

その上、そこは玉座でありしかも見た事がある。

「って、虚栄の空中庭園(ハンギングガーデンズ・オブ・バビロン)かよっ!!?」

この城が対界宝具である空中庭園だと言うことに気づいて驚いた。

そして、そこにいる者達も何者か気づいた。

セイバー・モードレッド

ランサー・カルナ

アーチャー・ケイローン

ライダー・アストルフォ

キャスター・メディア

アサシン・キングハサン

アルターエゴ・魔神・沖田

の7人だ。

「あ、マスターが来た………よ………?」

最初に気づいたのはアストルフォだが、語尾が聞こえなくなった。

そこで、ハサンの翁から一言。

「…………汝、服はどうした?」

そこで気が付いた。俺、起きてからずっと裸のままだった。

「あ、忘れてたわ。」

「わ、忘れてたって………あのなぁ……」

モードレッドが何か言っていたが気にせず、指を弾いて、氷を操って全てが水色1色の衣類を身に纏った。タンクトップと短パン、半袖のパーカーである。

「それで、此処が何処で何がどうなっている?」

「それは私が教えましょう。神という概念体から教えられたのですが、本の世界は1種の平行世界として実在しております。そして、その中の一つ、『ありふれた職業で世界最強』という題名の本が舞台の世界線で、ここは主人公のヒロインの1人が住む町です。そして、約10年後に異世界召喚されます。それまでに貴方が得た力を慣らしたりして満を持して待ちましょう。そして我々は貴方のサーヴァントとして此方に送られました。」

俺の疑問に答えたのはアーチャー・ケイローンである。

「ついでに言えば、他の転生者が介入してさらに厄介なことになるかもしれん。とも言っていたな。」

「てことは暫くは鍛錬ないしは悲劇を無くすために行動をしてもいいってことか。」

「………汝、どうするのだ?」

「簡単な事だ。ヒロインの1人っていう子に魔を教えておくことで対処法を速く見つけれる様に促す。判断の遅れで死んだら嫌だからな。後は、時空間を移動する術と此方に来た異世界人が順応できるようにすることしておく。後は、転生者の確認。場合によっては此方に引き込む。」

「成程、素早く済ませる方法を探るのですね。後は、協力者の確保ですか。かなり大変ですね。」

「そこで、翁には10年以内に日本の裏を探って欲しい。暗殺はあんたの判断に任せるが。俺の予想だと日本政府は異世界のことを隠蔽してるかもしれない。転生者が選んだ力の分だけこの並行世界は混沌だろうさ。第2魔法が使えたら原作を引っ張ってこれるんだが………」

「それくらいなら出来るわよ?」

「え、使えんの?使えるんなら後でリストを渡しておく。転生者が特典で選びそうなのをな。」

「あとは、他作品の主人公格や敵キャラ格が現れたらそれはビンゴだろう。」

そして、まだ誰も気にしていなかった箱について話をする。

「ねぇねぇ、神からのプレゼントって何が入ってるのかな?」

「そういやそうだ。速く開けちまえよマスター。」

アストルフォとモードレッドに急かされながら開けることとなり、開ける。

その中身は、ぎっしりと敷き詰めてある本やお金、異世界で必要そうなアウトドア用品など様々だ。そんな中に手紙が一通あり、読む。

 

✲✲✲

 

この中身は、これから先に必要になるであろう品々です。

まずは異世界トータスの魔法や魔物、歴史などの本。

他にも、ハルケギニアについてや聖書についてもあります。

これらは全て転生者が特典で得た世界観もこの世界に適応されているからです。無論、原作も有ります。

他にも、黒鍵やインテリジェントデバイスも有りますので確認してください。

P.Sこれは異空間倉庫です。サーヴァント分もあるので渡しておいてください。

 

✲✲✲

 

「プレゼントの中身が、これから必要なもの全てという事について………」

「「…………正直に言おっか。」」

「「「必要なもの全部揃ってるから暇になる」」」


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