氷創の英雄 ~転生したけど、特典の組み合わせで不老不死になった!~   作:星の空

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第6話

俺は今、冬木市にいる。

何故かと言うと俺に新たな令呪が宿ったからだ。

24個の令呪を持つ中で3つ増えたことに気づき、急いで探した所で発見したのだ。冬木市を…

それで、皆には一言伝えてから此方に参加する。召喚媒体は無い。なら召喚するのかと言えば違う。

なんと、俺自身が9組目のマスター兼サーヴァントとして参戦することとなったのだ。まぁ、付き添いとしてアルターエゴの総司が着いてくるが…

因みにクラスはセイバーである。使用出来る宝具は静寂の終剣(イルシオン)星起するは静寂の終剣(イルシオン・ステラ)不滅なる獄鎖の氷界(アブソリュート・アンスターブリゲイド)の3つだけだ。星眠だけはダメだ。

取り敢えずは教会に行く。教会の中は薄暗いが、周りははっきりと見える。

「へぇ、ここであってんだよな?聖杯戦争に参加するには。」

中にいた神父に問いかけるとその神父はこちらを向いた。

「あぁそうだとも、8人目のマスターよ。しかし、7人目のマスターより先に来るとは少々早すぎはしないかね?少年?」

「そりゃあ、情報を常に集めてるからな。第四次聖杯戦争アサシン・百の貌ハサンの元マスター・言峰綺礼。いや、正確にはアーチャーの本来のマスターといった所か?」

「ほう、そこまでの情報をよく集めたな?如何にして集めたのか?」

「んなもん俺の目を見たらわかんだろ。俺は魔眼保持者だ。それも左右ひとつずつな。どんなのかは言わねぇぜ?」

「そうか。そこは諦めよう。それで、君はどのクラスの英霊を召喚したのかな?」

「セイバーだ。だが、基本的には干渉しねぇ。するとしたらイレギュラーが起こった時か、最後の2人となった時くらいだな。それ迄はのんびりしておきますよ。あっと、俺の名はアブソルートだ。じゃあな。」

言峰綺礼と幾つか語り、直ぐにここを去る。セイバーと化したお陰で霊体化も可能だ。

反対方向から3人、赤のコートを羽織っている黒髪ツインテの少女と赤胴の短髪で黒と白の長袖ジャケットを来ている少年、黄色のレインコートを羽織り、鎧を着た少女がすれ違う。

鎧の少女は1度此方に向き直ったが少年に呼ばれて行ってしまう。

「へぇ、あれが主人公達や俺のオリジナルか。」

「ということは、彼が衛宮士郎でレインコートの方がアルトリア・ペンドラゴンですか。どちらも不安定ですね。まぁ、しばらくは会いませんが。」

 

そこから、バーサーカーとセイバーが戦ったのを見てから主な施設を周る。

町中を周り、最後に柳洞寺と秋穂原学園だけとなり、学園に侵入。内部構造を把握していると、偶然1つの刻印を見つけた。

「こいつ……………はぁ。静寂の終剣(イルシオン)。」

この刻印が魂喰をするものだと気づいてイルシオンで終剣で纏めて消す。

周りを確認して、学園に張り巡らせてあるものを解除出来ていたので直ぐにここを去り、柳洞寺に向かう。歩いて階段を登っていると人影が見えた。

「そこの者、何用でこの地へ参った?」

「ん?俺か?俺はただの観光だよ観光。かなり時間が掛かってね。ここで最後さ。」

「そうかそうか。ならば通って良い…………とでも言うか戯け。この様な時間に観光などと言う奴がいなかろう。」

「え、ここにいるんだが?」

「…………………あくまでも観光と言い張るのなら口を割らせるまで。」

「アサシン・佐々木小次郎、切り合うならば名乗りは必要であろう?だが、お前さんは語らぬとも良い。剣で知れば良いからな。」

「そうかい。一応聖杯ってやつを1目見たかったんだがな。無理ならば去る。それだけだ。あと、逸脱し過ぎたら終焉が訪れるってあんたのマスターに言っときな。魂喰の刻印は全て解除したってな。俺の名はセイバー・セカンドだ。」

アサシンの妨害があり、柳洞寺の観光がおじゃんになった。

軽くショックを受けながらも霊体化して柳洞寺を去る。

 

しばらく日にちが経ち、最初の脱落者が出た。そいつはライダー・メデューサである。

次で、イレギュラーが発生した。

まず、衛宮士郎がアーチャーと同じ力を解放した。そして、セイバー・アルトリアがキャスターに攫われてしまった。ってキャスターはメディアかよ。

教会の地下でアーチャー陣営とキャスター陣営がぶつかり合う。

かと思ったらアーチャーはマスターを殴り飛ばした。アーチャーのマスターがキャスターのマスターにガントを放つも、失敗に終わる。なんせ、アーチャーが庇ったからだ。

「どういうつもり、アーチャー。」

「さて、彼女をここで殺すのは理想論だと思ってね。逃げるだけならば彼女は当代1位だ。何しろ逃亡の時に実の弟すら八つ裂きにする女だからな。」

「知った様な口を聞くのね?貴方には私の招待を知っての物言い?」

空中から降りたキャスターがアーチャーに聞く。

「竜の骨を利用した魔術はコルキス王の魔術と聞く。その娘、王女メディアは稀代の魔女だと聞いたが?」

「っ!!」

「まさかあいつ………」

キャスターが舌打ちし、いつの間にやら来ていた衛宮士郎が呟く。

アーチャーはそれを1目見て、

「さて、キャスター。一つ尋ねるがお前の許容量にまだ空きはあるのだろうな?」

「アーチャ………あんた…………」

「ふふふっははっ、当然よ。全ての英霊を扱えるほど貯蔵はあるわ。」

「ならば話は早い。以前の話、受けるとするよキャスター。」

なんと、アーチャーが突然裏切ります発言をした。その時点でこのあと何が起こるか分かったので、

「アルターエゴ、あとは頼む。」

「えぇ、沖田総司としての意識が怒っていますね。主を裏切るとは万死に値する。」

アルターエゴに頼んで俺はここを去る。

「あの時は断ったのに?」

「状況が変わった。セイバーがそちらにいるのならば勝てる方に着くのは当然だろ。」

キャスターは宝具を出しながら、

「私は裏切り者を信頼しない。」

「確かにな。私は私のために軍門に下るだけだ。そこに信頼も忠誠もありはしない。だが、サーヴァントとは元々そういうものでは無いのか?」

「ふん、いいでしょう。貴方1人御しえないのならば私の器も知れるというもの。貴方の思惑に嵌って上げましょう。」

そして、キャスターは宝具をアーチャーの胸に刺して、発動させた。

その事によってアーチャーの元マスターから令呪が失われ、それをキャスターのマスターは殺そうと動く。

そこで、

「遠坂!」

衛宮士郎が高台から飛び降りて遠坂の元に向かう。キャスターのマスターが遠坂に手を出した所を遠坂を押すことで庇い、強化した木刀で相対、しかし粉砕される。そのすぐに殴り飛ばされて遠坂にぶつかり転ける。衛宮士郎は直ぐに立ち上がり、

投影・開始(トレース・オン)!」

干将・莫耶を投影して、向かってきたキャスターのマスターを下がらせる。

が、まだうまく使えないのか解除して倒れる。

「バカ士郎!あんたなんでこんな所に!?」

それに遠坂は近づき、抱え上げる。しかし、竜の骨で出来た魔物に囲まれてしまう。

「そこまでのようね。貴方の乱入には驚いたけど、結果は変わらないわ。ここでお終いにしてあげる。」

「いいや、待てキャスター。お前の軍門に下るのに1つ条件を付けたい。」

「条件ですって?」

「無抵抗で自由を差し出したんだ。その代償としてこの場では奴らを見逃してやれ。」

「ふん、言動の割には甘いのね貴方は。」

「傷心の元マスターをこのまま見捨てるのは英霊としてどうかと思ってね。」

「裏切り者の癖によく言えたものね。」

そこで、沖田は乱入した。

「確かにその通りですよ、第五次アーチャー。3騎士を名乗るのならばそれ相応の忠誠を見せて下さいよ。」

その言葉と共に骨の魔物を一瞬で切り捨てる。

「何者だ?」

アーチャー達からしてみれば、アサシンの刀並みに大きい刀を片手に携えた人物だろう。

「私ですか?そこのセイバーと似た顔を持ちますが、純粋な日本人ですよ。まぁ、サーヴァントクラス・アルターエゴ。言い難いならアサシンでもいいですよ。」

「へぇ、英霊ねぇ。貴方も何か用?」

「いえ、私はセイバーに言いに来ました。貴方はそんなものでは無いでしょう。そのまま越えなければそれまでだったということです。我がマスターのオリジナルでもあるのですから、乗り越えてください。すいませんねお邪魔しちゃって。」

「ち、ちょっとセイバーがオリジナルのマスターってどういう事!?ってもう居ない。まぁいいわ。今回は見逃して上げましょう。でも次に見苦しい真似をしたら………」

「当然だ。勝ちもしない戦いに挑む愚か者であれば容赦なく切り捨てられる。」

「行きましょ、今はあいつの言う通りよ。」

遠坂と衛宮士郎はここで撤退する。そこで声がかかる。

「恨むのなら筋違いだぞ凛。マスターとしてこの女の方が優れているからだ。私は強い方をとる。」

「そうねぇ。けど、後悔するわよ?私は絶対に降りない。キャスターを倒してあんたを取り戻す。その時になったら、謝っても許さないんだから。」

遠坂は唇を噛みながら教会を去る。

 

次日

 

俺と沖田はアインツベルンの別荘の中にいる。そして、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンというバーサーカーのマスターの背後にいたりする。

そのイリヤスフィールは今、仕掛けに引っ掛かった遠坂を見て笑っている。

「引っ掛かった引っ掛かった。凛はほんとに面白いわ。打てば響くってこういう事なのね。でも、無事に辿り着けるかしら?トラップ幾つか外して置こうかな?」

「お嬢様、まさかあの者達をこのまま招き入れるのですか?」

「え、別にいいじゃない?話し合いに来たって言ってるんだし。それに、聞いてみたいこともあるし。」

「お嬢様!!」

「セラは心配性ね。何か企んでいてもバーサーカーには勝てっこないんだから」

「それは事実ですが、私は反対です。」

「うるさい!もう決めたの!」

「城主である私が言ったんだから従いなさ「城主であるならば尚のこと追い払うべきです。アインツベルンの姫たるもの、然るべき招待状を送りきちんと礼節を持って夜会を開かなければ「セラ、頑固。あと、その例えちょっと違う。」」」

「………もう、分かったわ。」

「わかって頂けましたか?」

「それなら2人を連行して来なさい。」

「…………ハイ?」

「だから、捕らえてきなさいって言ってるの!!」

「はぁー。」

ホムンクルスの3人が会話していたら、何者かが侵入して来る。

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?いっっ!?何処だよ此処!?彼奴人を連れ出しやがって!?本当にバーサーカーの居場所か!?」

セラとリーゼリットは素早く動いて対処に当たる。

「あれ、士郎、違う。」

「えぇ、人畜無害の子供ですね。さっさと片付けてしまいますか。」

「うぅん?お前達、もしかしてアインツベルンの召使いか?なら丁度いい。おい、バーサーカーの────」

 

ギィィィンッ!!

 

「うおぉぉぉ!?」

侵入したのはライダーの元マスターであるワカメだ。しかも、根性でリーゼリットが放ったハルバードの一突きを手で白刃取りをした。

「お黙りなさい。不意な来客に使う時間はありません。大人しく飛び降りて逃げ去るか、ここで鉄塊の餌食となるか、10秒の家に決めなさい。」

「10」

「え、」

「9」

「お、おい」

「8」

「おいおいおいおい」

「7」

「ち、」

「6」

「ちょいちょい」

「5」

「ちょいちょいちょいちょいちょいちょい」

「4、3、2、1」

「0」と言われる直前に一陣の風が吹き、ホムンクルスの2人はそこでもう1人が屋根の上にいることに気が付く。

「何かと思えばホムンクルスか。ふん、悪くない出来だ。人型でありながら自然の嬰児として成立している。良い柄型で作られたのだろう。」

「セラ、あいつ、凄く………」

「分かっています。私のことは気にせず貴方は逃げなさい。」

「そう怯えるな。その畏怖を以て不敬への冤罪とする。」

そう言ってもう1人の男は屋根に座る。

「命が惜しくば疾く失せよ。我がマスターを見逃した礼として10秒の猶予を与えてやる。」

「あの男がマスター?ではその言葉は聞けませんね。お嬢様を外敵から御守りするのが我らの役割。何処の王とお見受けしますが貴方のような血腥い男を通す訳には参りません。」

「そうか。花の様に散れ。貴様らの泣き声を聞けば聖杯の入れ物も駆けつけるだろうよ。」

「聖杯の入れ物……お前、イリヤの…………敵だ!!」

リーゼリットは、敵と決めつけて男に飛びかかる。が、ハルバードを持つ手を千切られた挙句、男の背後から黄金の波紋が幾つも展開される。そこから大量の宝具が出て来て……

「リーゼリット!!」

 

 

「魔術師共もまただめだ。道具に人の心を付けるなという。所詮お前らの純粋差に人間に報いられる。」

男が呟いてセラに近づく。

「この、…………め、……………に報いられなくても……」

「………そうか。」

男は黄金の波紋から1本の剣を出して、セラの首に剣を添える。

「では十分に役目を終えよ。」

そして、剣を振り下ろした。が、血が突如氷壁と化して庇う。そのうえ、すぐ横からバーサーカーに抱えられたイリヤがたどり着く。

イリヤから見たら、1人の男がセラを殺そうとしたが赤い氷の壁に阻止された構図だろう。

「っ………リズ、セラ。」

地面に着地して相対する。

「お前が聖杯の器を持つ人形か。ホムンクルスと人間の混ざりものとは、また酔狂なものを造ったな。」

「お前が…………2人を……………殺して。今すぐ彼奴を殺して、バーサーカー!!」

「フッ、だそうだ。来るがいい大英雄。貴様が相手なら俺の剣隊も晴れるというもの。神話の戦い。ここに再現するとしようか!!」

イリヤの命令でバーサーカーが構え、男が宣言する。

 

 

対決する事数刻が経ち、今はベランダに立つ。

男の背後にある黄金の波紋から大量の宝具が射出され、バーサーカーの肉体に弾かれる。バーサーカーはそれを意に返さずに堂々とする。

そこで、男は試しに1発放つ。

それは、剣で弾いた。

「そういうことか。」

男は何かに気づいたのか攻撃パターンを変えた。

今度は射出された剣の大半が貫いた。

「うっひょー!すげぇよ!今の全部宝具なのか!?」

ワカメが調子乗ってバーサーカーに近づく。が、男とイリヤは気にせず睨み合う。

「何だよお前ぇ、めちゃくちゃ強いじゃぁん!それに比べてこっちは見掛け倒しだったねぇ。これだからでかいの────」

「命が惜しくば下がっておけ道化。笑いを取るにはまだ早かろう。」

「───はぁ?フェ?」

男がワカメに警告すると同時にバーサーカーの身体から煙が上がる。そして、蘇った。

その間にワカメは安全地帯に逃げ込む。

「斬ろうが焼こうが倒れぬ英雄は見飽きたが、よもや本当に死から蘇る男がいたとわな。貴様の人生、逸話を宝具として昇華したものだろう。その宝具だけは俺の手には無い。これは俺も分が悪いか。……業腹だがその男には最上級の武具しか効かぬらしい。」

幾つかの宝具を放ち、バーサーカーは幾つか逸らすも2つ受けてしまう。

「曰く、ヘラクレスは十二の難行を乗り越え、その末に神の座に迎えられたと言う。まさに不撓不屈。人間の忍耐の究極よな。だが、俺の宝物庫はその真逆。無限にして圧制の究極だ。この通り英雄殺しの武器は有り余っている。子守りはそこまでだヘラクレス。本気にならねば貴様の試練、全て使い果たすことになるぞ?」

「バーサーカーは誰にも負けない。世界で1番強いんだから!!」

「GruAaaaaa!!!!」

バーサーカーは男に突撃して、男は刀剣類を射出する。

 

さらに数刻が経ち、広間にたどり着く。

因みに、俺と沖田はこの広間の廊下辺りで寝ていた。

天井を突き破って中に入ってきて、

「誰よりも強いんだから!!」

男の黄金の波紋がバーサーカーの背後にも展開されて刀剣類を射出される。

バーサーカーはイリヤを庇い、また試練を削った。

「貴様の敗北は決定した。どうだ?どうせ死ぬのならば最後に荷物を下ろすというのは?裸の貴様ならまだ俺を仕留める余地はあるぞ?」

男に誘われるが、バーサーカーはイリヤを庇う様に立ち塞がる。そして、姿を変える。

「そうか。では主共々死ぬがいい。」

男が刀剣類を射出して攻撃をするが、バーサーカーはそれを1人でに弾き、逸らして、言葉通り身を呈してイリヤを守る。

「………負けないで……………バーサーカー!!!!」

「Gruaaaaa!!!!!!!!」

イリヤに答えるように雄叫びをあげる。

「ならば、最大の試練をくれてやる!!」

男は万を越える刀剣類を射出して、バーサーカーは全て弾く。しかし、次が放たれており、受けてしまう。

「これで11、いよいよ後が無くなったなヘラクレス。」

そこで、バーサーカー・ヘラクレスが駆け出すが、真上から放たれた刀剣類を受けて、倒れる。

「早々に主を見捨てれば勝ち目はあったものを。所詮は犬畜生。戦うだけの者であったか。同じ半神として期待していたが、よもやそこまで阿呆とはな。」

男がヘラクレスに近づくと変化があった。既に十二の難行を全て失って尚、立ったのだ。

「ん?」

そして、仕留めようとしたが、それを辞めて空中に避けるも、鎖に雁字搦めにされてしまう。

「バーサーカー!?戻りなさい!バーサーカー!!」

イリヤが霊体化させようとしたが、出来なかった。

「なんで………私の中に帰れって言ったのに…………どぉして!?」

「無駄だ人形。天の鎖、この鎖に繋がれた者は神であろうと逃れられぬことは出来ん。いや、この男の様に神性が高いほど餌食となる。令呪での空間転移など、この俺が許すものか。」

そう言って、大型の槍を射出して心臓にぶっ刺さる。

「ひぃっ!?やだ!!やだよバーサーカー!!」

イリヤがバーサーカーの死を確認して、2、3歩ほど下がり、男は剣を取り出してイリヤに近づいて目を切りつける。が、ヘラクレスから流れ出た血から生えた鉄パイプ位の氷柱により、阻害される。

「えぇい、1度ならず2度までも!!他に誰かいるのではあるまいな!?」

男は周囲を確認するが見当たらない。

「確かにいるさ、ずっと霊体化して見てたぜ?」

そう、先程から氷で妨害していたのは俺である。

俺は霊体化を解除して廊下から出てくる。その時に、横の方で衛宮士郎と遠坂が俺のことを見ていたが無視。

「ほんと、あんたは鋭いのか頓珍漢なのか分からねぇな。そもそも、最初から警戒しとけよ。」

「貴様、王たる(オレ)を侮辱するとは、万死に値する!!」

ヘラクレスに放った大型の槍を射出して俺を穿つ。神性を持ち、Aランク以上の宝具なので俺を穿つ。

「ふん、我を侮辱した罪、その身で償わせてもらった。」

この時、衛宮士郎が飛び出そうとしたが遠坂に抑えられる。

「そうかい。なら良かったな。」

「何!?なぜ生きている!?」

「言い忘れてたが、9体目のサーヴァントクラスはセイバーだぜ?1人目のサーヴァント。第四次聖杯戦争アーチャー・英雄王ギルガメッシュ。」

「……………ほう、まさかヘラクレスの様に甦るか。だが、ならばまた殺すのみ!」

「…………静寂の終剣(イルシオン)

刀剣類が男、ギルガメッシュから大量に放たれるが俺にそれらが当たると全て霧散した。

「む、どういう原理だ、我が宝物が消えるなど……」

「そいつは俺の宝具の影響だ。」

俺は立ち上がりながら答える。その間に準備を始める。

準備とは、エルキドゥを生み出した様に人間の肉体を氷で精製して魔力糸で神経を造り定着させる。そうして、ホムンクルスより高性能な人間の身体を造り、イリヤの横に現して魂を移す。その事で、イリヤの元身体と新たな身体があり、イリヤの魂は新たな身体に定着した。

「………あれ、っ!?なんで私の身体が!?」

イリヤの驚きの声を無視してギルガメッシュに話す。

「俺の宝具は少々特殊でね。貴様に味合わせたるわ!!

第2宝具、不滅なる獄鎖の氷界(アブソリュート・アンスターブリゲイド)発動!!」

俺の心臓部が光輝き、アインツベルンの別荘から氷の世界へと変わった。

「ほう、まさか固有結界とは。だが、それがどうした?」

「あんた気づいてねぇのか?あんたの片脚、無くなってるぜ?」

「ふぁっ!?何故我の足が無い!?」

「何、俺が敵だと認識した相手はどんな存在だとしても凍る。そして砕ける。だから貴様はもうお終いだ。」

「おのれぇ!?雑種風情にこの剣を抜くとはな!!目覚めろ、エアよ!!」

俺の固有結界にギルガメッシュを封じ込めたせいでギルガメッシュは脚を失って倒れた。体細胞が凍る中、乖離剣エアを出して、

「この世界を破却せよ!!!天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!」

赤き旋風が固有結界内で荒れ狂う。が、一切砕けずに不発で終わった。

「な………に…………くだ……けな………かっ…………た………」

ギルガメッシュは氷と化して、俺はそれをイルシオンで砕く。

そして、固有結界を解く。直後、ヘラクレスが俺に攻撃を仕掛けてくるが、

「ケイローンに会いたくないか?」

その一言でヘラクレスの動きが固まる。イリヤはヘラクレスが生きていることを嬉しがって足に抱きつく。

俺はヘラクレスが伸ばした手を取り、魔力の供給をする。ヘラクレスの宝具のストックが満タンになったらそこを離れて、ホムンクルス2人の所に行く。その内1人はもうダメだが、もう1人、セラはまだ生きていたので、俺のストックの1つを与えて蘇生をする。

気絶しているので肩に抱えて戻ってくる。そこでは、遠坂と衛宮士郎がイリヤに話をしていた。

恐らく、協力してもらうために来たのだろう。

「話してるところ悪いんだが、此奴は何処に寝かしたらいい?此奴だけは間に合ったから蘇生したが………」

「あっ、それは───」

「お、おい!?彼奴は何処に行った!?」

「………慎二…………まだ諦めてなかったのか……」

「うるさい!?彼奴は僕のサーヴァントなんだぞ!!」

「何言ってんだこいつ?奴、ギルガメッシュのマスターは未だ言峰綺礼だろ。あと、イレギュラーは多方片付けたから俺は実家に帰る。やる事もあるしな。」

「そんな………馬鹿な…………」

ワカメは失意のもと崩れ落ちた。

「それじゃぁ俺は行くぜ。」

「待って、2人目のセイバーの名前は何?」

俺は去ろうとしたが、イリヤに呼び止められる。

「俺の名は、氷室泉奈。あぁ、俺は実家は埼玉の…………だ。そこで住んでるし、訳合って英霊が7体いる。知りたい事があったら2年以内に来な。教えてやっから。そうそう、そこのワカメの妹に紹介して置いてくれ。観上子市の伽藍の洞って言う事務所にあんたの中の膿を取れる奴がいるってさ。まぁ金が掛かるがな。それじゃ今度こそじゃあな。」

俺は今度こそあのアミューズメントパークがある家に帰った。


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