頑張ろう。
この物語は、愛と勇気と耳と尻尾と死ぬ気の炎の物語である。
某日某所の並盛町のとある一軒家から物語は始まった。
「はぁ〜、疲れた〜。」
そうぼやきながら自室のベットに上向けに倒れる一人の少年がいた、彼の名は沢田綱吉。一見すると何処にでも居そうな人畜無害そうな少年であるが彼には一つ一般人とは大きく異なる点が一つあるそれは……。
「ダメツナ、起きろ。ママンが呼んでるぞ」
「んっ、リボーン。わかったよ……でも疲れたから少し寝てから……ぶっ!!」
ツナが言い終わる前に黒い影がツナの顔面に強烈な蹴りをお見舞いする、その蹴りをお見舞いしたのは先程リボーンと呼ばれていた人物である。
このリボーンと呼ばれた人物の背格好は実に奇妙なものである、見た目は赤ん坊にも関わらずスーツ姿をしているうえに中学生であるツナを蹴り飛ばす程の威力。
それもその筈彼は見た目こそ赤ん坊であるが中身は全くの別物、彼はヒットマン。つまり殺し屋なのだ。
そんな殺し屋が何故見た目は一般人のツナの家にいるのかといえばそれはツナのご先祖様、沢田家康ことジョット。彼の設立した組織、ボンゴレファミリーという組織が関係しているのだ。
ボンゴレファミリーは裏社会ではその名を知らぬものがいない程の巨大組織なのだ、その現ボスの九代目の甥が亡くなり次のボス候補としてツナに白羽の矢が立ったのだ。
そこでツナを立派なボンゴレファミリーのボスとして育てるために家庭教師として派遣したのがリボーンなのである。
リボーンが来てからのツナの日常は劇的に変わることになったのである、六道骸との戦いをえてボンゴレの血を覚醒させたり、ボンゴレ次期ボスの座を掛けてザンザスたちと命がけの戦いを繰り広げたり。
極めつけは仲間の一人の持つ特殊なアイテム十年バズーカにより十年後の未来での壮絶な戦いをえてツナたちは大きく成長することになったのだ。
そんな戦いから数日、ツナは大なり小なり騒動が起きてはいるが比較的に平和な日常を送ることができている。
「いきなり蹴るなよ!!」
「だが目は覚めただろ?早く降りてこいよダメツナ」
リボーンは言い終わると扉に向かい歩き出す、しかし、その時であった扉の前から騒がしい声が聞こえてき扉が乱暴に開けられた。
「死ね!!リボー、ぐびゃ?!」
扉を乱暴に開けた張本人はリボーンが何処からともなく出した棍棒の強烈な一撃で吹き飛び沈黙する、リボーンに襲い掛かった人物の正体はランボ。
ランボはボビィーノファミリーがリボーンを殺すために派遣したヒットマンである、しかし、毎度毎度ああいった感じで軽くあしらわれている。
ちなみに先程の話しで出てきた十年バズーカという特殊なアイテムは彼が所属するボビィーノファミリー秘伝のアイテムである。
「じゃ、俺は先に行くぞ。扉直しとけよな」
「えっ……ちょ!!リボーン!!」
リボーンはツナの言葉を無視して行ってしまう、ちなみに扉はランボが乱暴に開けたせいかドアノブが壊れていた。
「どうやって直すんだよ……。」
しかし、文句を言っても始まらないためツナは渋々ドアノブを直すことにした。しかし。
「リボーン!!しね!!」
先程吹き飛ばされたランボがツナの部屋の窓からバズーカを構えて入ってくる、しかし、そのバズーカは。
「ちょ!!待てランボ!!それ十年バズーカ!!」
ツナがいるのは先程までリボーンがいた場所、ランボの十年バズーカの銃口が向いているのも先程までリボーンはいた場所。つまり。
「狙われてるの俺だ!!」
ツナは気付く、しかし、遅かった。
カチッ、ランボが十年バズーカの引き金を引いたからである。
「んなーーーーーーー!!」
家中に響き渡るツナの悲鳴、しかし無情にもツナに十年バズーカが当たり辺り一面に白い煙が立ち昇る。
そして煙が晴れたその場所にツナの姿はなかった。
「あれ?ダメツナは?……ランボさんお腹空いたもんね!!」
ツナがいなくなったことに何の疑問を持たぬままランボはツナの部屋を後にする。
本来十年バズーカは十年後の自分と十年前の自分とを入れ替えるアイテムである、つまり今この場には十年後のツナがいないのはおかしいのである。
果たしてツナは何処に行ってしまったのか……。そしてこの出来事によってツナは思いがけない出会いはたすことになるのだった。
ツナの立ち位置どうしようかな?